こんにちは!SCPです。
クルマを購入するときの際の条件として、燃費の良し悪しは誰もが気になっている項目の一つではないだろうか?
現代では、ハイブリッドカーをはじめフルEV車などの燃費が良くランニングコストの低減、さらに環境保全にもつながるということは、皆様も周知しはじめてきているのではないかと感じます。
政府も自動車分野においては、燃費・電費の一層の向上(燃費規制の活用)やユーザーによる電動車の選択・利用の促進を通じ、カーボンニュートラルを進めていくことが必要とされていると発表しています。
※カーボンニュートラル:地球上の炭素(カーボン)の総量に変動をきたさない、CO2の排出と吸収がプラスマイナスゼロになるようなエネルギー利用のあり方やシステムの社会実装を指す概念。
このように、クルマの燃費性能の向上により地球に優しくなるのも事実です。
それでは、令和2年度末時点での燃費の良いクルマランキング10についてお伝えします。
1位 トヨタ ヤリス
2020年、ヴィッツの名称からヤリスに変更され新型車として登場したヤリスが、堂々の第1位を獲得しました。
ヤリスの燃費はWLTCモード36.0km/Lで、「HYBRID X 1.5L 2WD」グレードの数値になります。
これまでのトヨタを代表するコンパクトカーの1つでもあり、燃費の良さからヤリスはユーザーからの支持を受け、街中でもよく見る車種ですよね。
2位 トヨタ プリウス
1997年、初代モデルが世界初の量産ハイブリッド専用車として劇的なデビューを果たしたプリウスは、当時では驚異的な燃費性能(10・15モードで28.0km/L)で世間を驚かせたクルマになります。
以降、フルモデルチェンジを幾度と行い4代目モデルとなる現行型で、第2位を獲得しました。
プリウスの燃費はWLTCモード32.1km/Lで、「E」グレードの数値になります。
これまで、燃費が一番良い車といえば「プリウス」というイメージでしたが、それでもベスト3入りしているので、今後も燃費の良いクルマのイメージを保持してほしい。
3位 トヨタ ヤリスクロス
ヤリスのクロスオーバー型であるヤリスクロスが、第3位を獲得
ヤリスのSUV派生車となるクルマがヤリスクロスになります。
ヤリスクロスの燃費はWLTCモード30.8km/Lで、「HYBRID X 1.5L 2WD」グレードの数値になります。
コンパクトカーのヤリス、SUVのヤリスクロスが1位と3位を獲得したことで、これからもヤリスには注目していきたいですね。
4位 トヨタ カローラスポーツ
2018年より販売開始されている、カローラスポーツが第4位を獲得しました。
カローラスポーツの燃費はWLTCモード30.0km/Lで、「HYBRID G X」・「HYBRID G」・「特別仕様車 HYBRID G Style Package」の3グレードの数値になります。
通算12代目となるカローラスポーツは、トヨタの新プラットフォーム、TNGAを採用された車種でもあり、走りの質感の向上はもちろん、燃費性能にも多く貢献し、第4位を獲得しました。
通常のカローラにはないスポーティなイメージで、さらに燃費も良いとなると人気が出るのも分かりますね。
5位 トヨタ アクア
2011年より販売開始されているアクアが、第5位を獲得しました。
アクアの燃費はWLTCモード29.8km/Lで「L」グレードの数値になります。
1位~4位までの車種より、車両重量が一番軽いアクアだが結果は第5位となりました。
プリウスの弟分的存在であるアクアですが、かつて2013年11月の改良モデルによってJC08モードでの燃費が37.0km/Lとなり、2015年に登場した新型プリウスに抜かれてしまったが、一時は「世界で最も低燃費な乗用車」として君臨している時期がありました。
6位 日産 ノート
第1位から第5位までトヨタが占めていましたが、日産ノートが第6位を獲得しました。
ノートの燃費はWLTCモード29.5km/Lで「F」グレードの数値になります。
今や、日産を代表するコンパクトカーとなったノートは、初代モデルはもちろん先代モデルである2代目から、ノートの快進撃が始まり、2018年には約13万6300台と、乗用車(軽自動車除く)ブランド通称名別新車販売台数で首位となるなど、輝かしい功績を持つノートの現行型である3代目は、走行性能はもちろん燃費性能を向上し、他メーカーを追従する形となった。
7位 ホンダ フィット
第7位には、ホンダフィットが登場しました。
フィットの燃費はWLTCモード29.4km/Lで「e:HEV BASIC(2WD)」グレードの数値になります。
「トヨタヤリス」、「日産ノート」と、同セグメントに位置するフィットが惜しくも3車種の中では最下位となってしまいました。
この3車種は各国内メーカーでも主力商品の一つでありますが、燃費の部分では微々たるものではありますが、少し及びませんでした。
次回作はまだまだ先にはなりそうですが、世間をあっと驚かすような燃費性能を持つスペックを期待します。
8位 トヨタ カローラ
トヨタの中でも歴史のある、乗用車のカローラが第8位になりました。
カローラの燃費はWLTCモード29.0km/Lで「HYBRID G-X 2WD」、「HYBRID S 2WD」、「特別仕様車 HYBRID G-X PLUS 2WD」グレードの数値になります。
4位を獲得したカローラスポーツ発表後、登場したカローラのセダンタイプとなる車種です。
このモデルから、TNGAが採用されたモデルでボディサイズも拡大し3ナンバー化するなど、これまでのカローラとは別物のように変貌を遂げた車種でもあります。
しかしボディが拡大されても、燃費は向上し車内空間にもゆとりが出るなど多くのメリットを受けるクルマであります。
9位(8位) トヨタ カローラ ツーリング
第8位には、カローラと同順位となる、カローラのステーションワゴン版、カローラ ツーリングが獲得しました。
カローラ ツーリングの燃費はWLTCモード29.0km/Lで「HYBRID G-X 2WD」、「HYBRID S 2WD」、「特別仕様車 HYBRID G-X PLUS 2WD」グレードの数値になります。
カローラよりも、荷室の広さやシートアレンジによって日々の生活から、週末のお出かけなどに便利なワゴンタイプのカローラ ツーリングは、燃費の高さによって今後も堅調な売上をみせるだろう。
10位 ホンダ インサイト
第10位は、ホンダのハイブリッドカーのパイオニア的存在である、インサイトが獲得しました。
インサイトの燃費はWLTCモード28.4km/Lで「LX」グレードの数値になります。
初代、2代目とハッチバックで5ナンバーサイズというボディ規格であったが、一転現行型の3代目ではファストバックスタイルのクーペ風4ドアセダンにより一気に高級感が増す進化を遂げた。
ハイブリッドカーらしく、燃費性能も高く大きく変貌を遂げたインサイトのこれからの活躍に注目だ。
さいごに
令和2年度末、燃費性能のランキングについてお伝えしてきましたがいかがだったでしょうか?
ランキングインした、10台中7台がトヨタ車となり大半を占めています。
トヨタ車でランキング入りしている車種は、ほぼ主力車種となっており販売が好調である理由の背景に、燃費の良さというのも後ろ盾になっている。
もちろん、クルマのクオリティも高く支持されるのも分かります。
今後も、燃費性能というのは決して顔を背けることのできない項目となっているので、全社が切磋琢磨し、これからも驚くような燃費性能のクルマをリリースしてほしい。
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