こんにちは、SCPです。
8月も、残すところわずかとなってきました。
本当に時が経つのが早いですね。考えてみると、もう2020年もあと3ヶ月弱で終わってしまいますからね。
夏が終わって、秋が来て、冬が来たらもう年末です。いやぁ、本当に早い。。。
前回のPart.1を書かせてもらった時から1週間経ちましたが、その辺り(8月20日)猛暑続きで昼間は危ない暑さが続いてましたが、なんとなく今は日中に関しては暑いですが、夜になるとグッと気温が下がって、厳しい暑さからは開放された感じであります。
しかし油断は禁物で、水分補給や塩分補給など引き続き行って頂き、未然に防いでいただければと思います。
外出した際にも、人と離れた場所でマスクを外すなど無理をなさらずにしてください。
それでは今回は、必ず自動車に取り付けられている、そのメーカーの顔とも言える「メーカーエンブレム」について、外国車メーカーを中心にお伝えしていきます。
明日の話題としても使えると思うので、是非知って頂ければと思います。
メルセデス・ベンツ(Mercedes-Benz)
現代の日本市場では、当たり前のように走っているメルセデスベンツですが、一昔前までは「THE・高級車」や「THE・外車」というイメージが強いメーカーで当時は、あの見覚えのあるエンブレムは羨望の眼差しを受けるクルマでしたよね。
今では、街中を走っていたら1台以上は必ず見ると言ってもいいほど見慣れたクルマのなりましたね。
さて、メルセデスベンツに付いている、あのエンブレム(マーク)には名称がありまして、その名も「スリーポインテッド・スター」という名称が付いております。
この、スリーポインテッド・スターには、「陸・海・空」を表現しており、あらゆるモビリティ(空間的移動をする能力のこと)において、頂点を極めるという意志が込められています。
現在でも、その高い性能が支持され続け、スリーポインテッド・スターに込められた想いが、今現在にも通じてると言える。
評判の高い有名なメーカーなので、これは知っている方が多いと思われます。
メルセデスベンツのフロントブラックエンブレムになります。
BMW(ビーエムダブリュー)
「BMW」こちらもメルセデスベンツと同様、日本では馴染みのある自動車メーカの1つですよね。
メルセデスベンツ同様、こちらも街中で見る機会が多いと言えるメーカーの1つだ。
BMWのエンブレムは、BMW社は元々「航空機エンジン」を製造していたメーカーであり、その円の中に青と白に塗り分けられた4分円からなるデザインから、航空機のプロペラをモチーフにしている。という解釈が有名なので、ファンのみならず雑学として聞いたことがある方も多いかもしれません。
しかし、実は少し異なっているとBMW社は伝えております。
このエンブレムに使われている、白と青というのはBMWの故郷である「バイエルン」を表現されており、バイエルン州を象徴する白と青のカラーを使用しリスペクトが込められている。
しかし、当時の商標法では、州や君主の紋章を民間企業が使用することを禁じられていたため、BMWのエンブレムには、紋章ルールの逆順の青と白のデザインを使用している。
これまで、プロペラを意味し表現されてきたことについても、BMW社は本当の意味を正そうとはせずに、「90年もの間繰り返し語られてきたこの解釈が、やがて都市伝説としてある程度正当化されるようになったのも事実なのです。」と、BMWグループ・クラシックのフレッド・ジェイコブズ氏は、こう語っている。
2020年にBMWは新エンブレム(ロゴ)へ進化
2020年に、BMWは新たなエンブレムデザインを発表しました。
青と白のイメージカラーは、もちろん継承しつつも、円の中の色合いが透明に近く全体的に薄い色に変更された。
今回、刷新されたデザインには、「透明バージョンの新たなロゴによって、お客様にはBMWの世界の一部となっているような親しみをより強く感じていただけたらと思います。また、ブランドのデジタル化に対応した新しいデザインは、私たちにさらなるチャレンジとチャンスをもたらすことでしょう。視覚的にも抑制の効いたグラフィックは、BMWがオンラインでもオフラインでもコミュニケーションのさまざまな接点において、その存在を示せるよう柔軟に対応します。新たなコミュニケーション・ロゴは、未来のモビリティと駆けぬける歓びを目指すブランドの意義と関連性を象徴しています。」と、上級副社長のイェンス・ティーマー氏は説明しました。
進化し続ける、モビリティ業界に対する未来への進化にも対応し続けるという、強い想いが感じられますね。
マジカルカーボンエンブレムになります。
フロント・リア・ステアリングの3箇所のセットになります。
■適応車種■
・X1 E84(2010.4~)
・5シリーズ F10(2010.3~)
・523iツーリング F11(2010.9~)
・1シリーズ F20(2011.9~)
・5シリーズ F01/02/04(2009.3~)
ボルボ(VOLVO)
ボルボも、日本市場では人気の高い自動車メーカーの1つですよね。
個人的に一昔前のボルボのデザインは、無骨でいかにも頑丈そうなクルマだなというイメージですが、実際にボディ剛性がとても優れている、頑丈なクルマであることは有名です。
このボルボに使用されているエンブレムですが、円の中にVOLVOと社名が書かれ、円の右上には矢印が付いているデザインは見たことのある方も多いと思いますが、これを「アイアンマーク」と名前があります。
ボルボの母体となる、世界的ベアリングメーカーのSKF社が、ボルボを譲り受けたことにより自動車メーカーとしてスタートしたことがきっかけとなり、ベアリングを表現する「円」と右上に矢印のマークは、スウェーデンでは古くから「製鉄」を意味するシンボルとして使われてきたものを合わせたのが、今でも使われている、アイアンマークとなっている。
「頑丈で信頼性が高い」というイメージをこのエンブレムに表現しているのだ。
キャデラック(Cadillac)
アメリカ合衆国を代表する、キャデラックは長い間アメリカ大統領の専用車(公用車)としても使われている、アメリカを代表する高級車メーカーで有名です。
キャデラックのエンブレムは、アメリカの開拓時代に、デトロイトの町を開いたフランスの探検家「アントワーヌ・ド・ラ・モス・キャデラック」を、デトロイトの父として親しまれている彼に敬意を表し、高級乗用車に彼の名前が付けられたのがネームの由来であり、さらにエンブレムにも伯爵家であるキャデラック家の紋章を基に、ヨーロッパのアーティスト、ピートモンドリアンによってアレンジされたものとなっている。
伝説が由来となっている、キャデラックのエンブレムも深い理由があったのですね。
シボレー(Chevrolet)
キャデラックに次ぐ、日本でも知名度の高いシボレーのエンブレムは、正に偶然からの産物であり、その当時の社長であったデュラント氏が、旅行先のフランスのホテルの壁紙からインスピレーションを受け、エンブレムにしたのが由来である。
その形が蝶ネクタイに似ていることから、「ボウタイ」と呼ばれるようにもなった。
プジョー(PEUGEOT)
プジョーは、自動車メーカーを始める前に、製造業を営んでいました。
コーヒーミルや工具などを販売する中で、特に売れ筋で人気が高かったのが「ノコギリ」だったのです。
このノコギリの品質の良さを人々に分かりやすく伝えるには、百獣の王であるライオンを広告に用いるのが相応しいと判断されたことから、プジョーがブランドアイコンにライオンを使い始めたと言われています。
もうひとつは、ライオンは「守り神」として世界的にも大切に扱われていた存在でもあり、プジョーが創業したコンテ地方も同様で、ライオンは「守り神」として人々から崇められていたこともあり、ライオンを採用したと言われています。
ちなみに、製造業を行っていた時代の、自社製品にもライオンのマークを付けて販売されていました。
さいごに
いかがだったでしょうか?
今回は、外国車メーカーをメインにお伝えしてきましたが、日本国内メーカーのように歴史や、企業を発足するにあたっての意気込みを感じるところからの由来や、BMWのような第三者の思い込みから広がり、それを公式に否定してこなかったというのも、面白い内容ですよね。
シボレーのような、偶然からのインスピレーションや、プジョーのように「守り神」であるというスピリチュアル的な考え方も、非常に興味深い内容でした。
今後も、エンブレムの由来について、お伝えしていきますので宜しくお願いします。
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