ダウンサイジングが現代の流行ですが、それでもゆとりのある大排気量エンジン車に乗りたい!国産車の大排気量車ランキングTOP5

国産車の大排気量車ランキングTOP5 アイキャッチ 車の情報

近年、自動車業界は燃費規制強化やCO2排出削減目標への対応が求められていて、エンジンの排気量や気筒数を小さくすることで燃費や環境性能を向上させつつ、ターボチャージャーや直噴技術、電動アシストなどを組み合わせて必要なパワーを確保する「ダウンサイジング」へとシフトされています。

ダウンサイジングは、燃費改善・CO2排出削減、車両重量の軽減、排気量税や保険料などのコスト軽減に繋がるなど、大きいメリットもありますが、高負荷時の熱負担や耐久性への課題や、構造複雑化により整備コスト増であったり、実燃費が運転スタイルによっては伸びにくい場合があるなど、デメリットもあります。

逆に、排気量が大きいほど、一度に燃やせる混合気の量が多く、自然吸気でも高トルクを発揮できるため、高速道路での合流や追い越しがスムーズであったり、同じ速度でも低回転で走れるため、エンジン音や振動が少ないなど、長距離ドライブで疲れにくいです。

また、大型エンジンは冷却系や潤滑系がしっかりしていたり、低負荷で走れるため、エンジン内部の部品にかかるストレスが少なく、長寿命になりやすい傾向であり、耐久性の高さも魅力の1つです。

このように、小排気量車と大排気量車は、どちらも一長一短でありますが、ダウンサイジングが当たり前となった今、高排気量車の魅力を求めている方も少なくないかと思われます。

今回は、国産車における大排気量車ランキングTOP5をお伝えします。

※ランキングに登場する車種は、2025年8月8日現在の国産車ラインアップから掲載しています。

国産車の大排気量車ランキングTOP5

1位 トヨタ センチュリー セダン V8 5.0Lハイブリッド

国産車の大排気量車ランキングTOP5 センチュリーセダン

センチュリー セダンは、日本の自動車文化における最高級ショーファードリブンカーとして知られるフラッグシップモデルです。

1967年の初代誕生以来、半世紀以上にわたり「静粛性」「乗り心地」「品格」に徹底的にこだわり、国家行事や企業の重役送迎など、格式ある場面で選ばれ続けてきました。

現行型は5.0L V8ハイブリッドシステムを搭載し、大排気量ならではの余裕ある走りと、電動化による静粛性・環境性能を両立。

車体は高剛性と快適性を追求した専用設計で、後席は広大なレッグスペースと豪華なシート、上質な木目パネルやファブリック/本革内装が乗る人を包み込みます。

また、控えめながら威厳を放つ外観デザインは、代々受け継がれる「鳳凰エンブレム」や直線基調のシルエットを特徴とし、流行に左右されない普遍的な美しさを実現。静かで滑らかな走行フィール、乗員を第一に考えた設計思想、そして日本の職人技が生み出す仕上げが、センチュリーを単なる高級車以上の存在にしています。

センチュリー セダンの価格:20,080,000円

2位 トヨタ センチュリー SUV V6 3.5Lプラグインハイブリッド

国産車の大排気量車ランキングTOP5 センチュリーSUV

センチュリー SUVは、日本の最高級車「センチュリー」の名を冠した新時代のフラッグシップSUVで、伝統の品格と現代的な多用途性を融合させたモデルです。

センチュリーが培ってきた「静粛性」「乗員第一の設計」「職人による仕立ての良さ」を継承しつつ、SUVならではの存在感と走破性を加えています。

パワートレーンには高出力のPHEVシステムを採用し、力強い加速性能とEV走行による静粛かつ環境に優しい移動を実現。

路面状況に応じた安定感ある走りと、長距離移動でも疲れを感じにくい乗り心地を備えています。

外観は堂々としたプロポーションと重厚感あふれるデザインが特徴で、伝統の鳳凰エンブレムや直線基調のフォルムは、セダン同様の威厳を放ちます。

内装は広大な後席空間を中心に構成され、電動リクライニングシート、大型ディスプレイ、上質な素材をふんだんに使用。

ショーファードリブンとしても、自らステアリングを握っても満足できる仕上がりとなっています。

「センチュリー SUV」は、格式ある送迎車の新しい形として、日本国内外のラグジュアリーSUV市場において唯一無二の存在感を示しています。

センチュリー SUVの価格:27,000,000円

3位 トヨタ ランドクルーザー 300 V6 3.5Lツインターボガソリンエンジン V6 3.3Lツインターボディーゼルエンジン

国産車の大排気量車ランキングTOP5 ランドクルーザー300

ランドクルーザー300は、「どこへでも行き、生きて帰ってこられる」というランドクルーザー伝統の開発理念を受け継ぎつつ、最新技術と快適性を融合させたフルサイズSUVです。

2021年にフルモデルチェンジを果たし、悪路走破性・信頼性・耐久性の面で世界トップクラスの性能を誇ります。

新開発のGA-Fプラットフォームを採用し、フレーム構造ながら軽量化と高剛性化を実現。

パワートレーンには3.5L V6ツインターボガソリンエンジンまたは3.3L V6ディーゼルツインターボを搭載し、余裕あるパワーと高い燃費性能を両立しています。

さらに、電子制御サスペンションやマルチテレインセレクト、マルチテレインモニターなどの先進オフロード支援システムにより、砂漠・雪道・岩場などあらゆる路面で安定した走行が可能です。

外観は威風堂々としたプロポーションと力強いフロントフェイスが特徴で、内装は上質な素材と最新のインフォテインメントシステムを採用し、長時間のドライブでも快適に過ごせます。

ランドクルーザー300は、レジャーからプロフェッショナルな現場まで、世界中の過酷な環境で信頼される「本物のSUV」として高い評価を得ています。

ランドクルーザー 300の価格:5,252,500~8,136,700円

4位 日産 フェアレディZ V6 3.0Lツインターボガソリンエンジン

国産車の大排気量車ランキングTOP5 フェアレディZ

フェアレディZは、半世紀以上にわたり世界中のスポーツカーファンを魅了し続ける、日本を代表するピュアスポーツカーです。

現行モデルは歴代ZのDNAを受け継ぎつつ、最新技術と現代的デザインを融合させ、走る楽しさを存分に味わえる1台に仕上がっています。

パワートレーンには3.0L V6ツインターボエンジンを搭載し、力強い加速と鋭いレスポンスを実現。

トランスミッションは6速マニュアルと9速ATを用意し、ドライバーの好みに合わせた走りを選べます。

前後重量配分の最適化や高剛性ボディ、洗練されたサスペンションセッティングにより、ワインディングからサーキットまで高い運動性能を発揮します。

デザインは初代S30型を彷彿とさせるロングノーズ&ショートデッキのプロポーションに、現代的なLEDライトやシャープなディテールを融合。

内装はスポーツドライビングに集中できるレイアウトとしつつ、デジタルメーターや高品質素材を採用し、日常使いでも快適な空間を提供します。

フェアレディZは、「誰もが楽しめるスポーツカー」という哲学を守りながら、時代に合わせて進化し続ける日産の象徴的存在です。

フェアレディZの価格:5,497,800~9,302,700円

5位 日産 スカイライン V6 3.0Lツインターボガソリンエンジン

国産車の大排気量車ランキングTOP5 スカイライン

スカイラインは、60年以上の歴史を誇る日本の名門スポーツセダンで、「走り」と「上質さ」を高次元で融合させたモデルです。

初代から受け継がれるスポーティな走行性能と洗練されたデザインは、現代のスカイラインにも息づいています。

現行モデルには3.0L V6ツインターボエンジンを搭載し、力強く滑らかな加速と高速域での安定性を両立。

さらに、日産の先進運転支援技術「プロパイロット2.0」を採用し、高速道路でのハンズオフ走行や自動車線変更など、長距離ドライブの負担を大きく軽減します。

外観は伸びやかで流麗なシルエットと精悍なフロントフェイスが特徴で、スポーティさと高級感を兼ね備えています。

内装は上質な素材と細部までこだわった仕立てにより、ドライバーを包み込む快適な空間を実現。

最新のコネクティビティ機能も備え、日常からロングツーリングまで快適にサポートします。

スカイラインは、スポーツドライビングを愛する人から上質な移動を求める人まで、多彩なニーズに応える日産の伝統的フラッグシップセダンです。

スカイラインの価格:4,569,400~9,479,800円

さいごに

以上が、国産車における大排気量車のランキングTOP5でした。

1位は、日本を代表する最高峰の高級セダン、センチュリーでした。

その排気量も、驚きの5.0Lです。

2位以降は、一気に下がって3.5L以下なので、今の時代に5.0Lがいかにすごいか分かります。

一昔前までは、4.0L以上の車種が結構存在していましたが、今や3.5Lあれば立派な大排気量車となっています。

現代は、環境規制の強化により、ダウンサイジングターボやハイブリッドとの組み合わせが増加し、排気量は小さくても高出力なエンジン設計が進み、大排気量一辺倒ではなくなっています。

高級車は電動化(PHEVやEV化)が加速しているため、大排気量エンジン車は次第に減少傾向にある中、今回紹介した大排気量車は貴重な存在となっています。

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