前回は、マツダ・SUBARU・三菱の新車でマニュアル設定のある車種を紹介しました。
今回は、前回に引き続き、スズキ・ダイハツの新車でマニュアル車の設定がある車種をご紹介します。
マニュアル車の設定のある車種(スズキ・ダイハツ)
スズキ
ジムニー XG XL XC
ジムニーは、1970年(初代モデル)から市販している軽自動車のオフロード四輪駆動車です。
ジープ以来の伝統的な四輪駆動車の構成を固持する、小型で軽量のパートタイム4WD車で、低級振動や重量増などの不利をおして、今なお強度と耐久性を重視したはしご型フレーム(ラダーフレーム)を使い続け、サスペンションも前後とも固定軸を用いています。
現代の自動車技術において、乗用車のみならずオフロード車であっても車台のモノコック化、サスペンションの独立懸架化が進んでいる状況の中で、独自かつ稀有な存在です。
そのため、本格オフロード車として日本のみに留まらず、世界中でも高い評価が得られています。
現行型は4代目となり、2018年より販売されています。
当初月間目標販売台数は3000台であったが、予想に反して受注が1万5,000台を上回り、今なお納車待ちが発生する事態となっています。
ジムニーの価格は、「XG」は155.54万円、「XL」は168.19万円、「XC」は180.4万円となります。
ワゴンR FX(2WD・4WD)
ワゴンRは、1993年(初代モデル)より販売されている軽トールワゴンです。
誕生当時、軽自動車の弱点であった室内の狭さを、全高を高く取ることで克服し、軽自動車市場に革命をもたらしたモデルです。
「男性にも受ける軽自動車を作ろう」というコンセプトの下で開発が開始され、1987年頃に原型は完成していたが、紆余曲折を経て1993年に発売されました。
現行型である6代目は、初代モデルを現代風にアレンジしたデザインとなった原点回帰したものとなっています。
ワゴンRの価格は、「FX(2WD)」は129.47万円、「FX(4WD)」は141.79万円となります。
ジムニーシエラ JL JC
ジムニーシエラは、上述で紹介したジムニーの普通車バージョンで、先代モデルから排気量がアップされ、同社の海外専売車種の2代目エルティガに先行搭載された出力・トルク共に向上が図られた1.5Lの直列4気筒DOHC16バルブのK15B型となりました。
ボディサイズは、2代目から全長を50mm短くした一方、全幅を45mm拡幅されています。
また、ジムニーシエラ特有の特徴として、材料着色樹脂製のオーバーフェンダーとサイドアンダーガーニッシュが追加で装備されています。
ジムニーシエラの価格は、「JL」は186.34万円、「JC」は198.55万円となります。
スイフト HYBRID MX
スイフトは、ハッチバック型のコンパクトカーです。
2000年に初代モデルが販売され、現行型である5代目は2023年より販売されています。
パワートレインはエンジンが刷新され、1.2L・直列3気筒の高効率エンジンであるZ12E型へ換装されました。
エクステリアはフロントグリルが大きなハニカムメッシュデザインのピアノブラック調となり、フロントのSマークエンブレムはグリル外のミリ波レーダーの真上に移動されました。
リアドアのアウタードアハンドルは3代目以来となるボディ上に戻されました。
初代モデルから一貫してMT車を継続設定しており、5代目では日本国内のスズキ車で初、日本国内メーカーの乗用車の中でも珍しいマイルドハイブリッドのMT車が設定されました。
スイフトの価格は、「HYBRID MX」192.28万円となります。
スイフトスポーツ 6MT 6MT(全方位モニター用カメラパッケージ装着車)
スイフトスポーツは、スイフトをベースとしたスポーツモデルとなります。
現行型は4代目となり、2017年より販売されています。
エンジンは、先代のM16A型1.6L自然吸気エンジンからダウンサイジングコンセプトのK14C型1.4 L直列4気筒直噴ターボ「ブースタージェットエンジン」に変更されました。
搭載される6MTは、日本/豪州仕様に限りローレシオ化されたものが与えられ、欧州仕様に比べて加速性能が向上しています。
ベースとなるスイフトは5代目へとフルモデルチェンジしていますが、当面の間は4代目モデルベースのままで継続販売されます。
スイフトスポーツの価格は、「6MT」は216.48万円、「6MT(全方位モニター用カメラパッケージ装着車)」は221.76万円となります。
ダイハツ
コペン Robe Robe S XPLAY XPLAY S Cero Cero S GR SPORT
コペンは、軽自動車規格のオープン型スポーツカーです。
ダイハツとしては1993年に生産中止となったリーザスパイダー以来のオープンカーであり、軽市販車では初となる電動油圧ポンプの開閉式ルーフのアクティブトップ仕様がラインアップされています。
2002年に初代モデルが販売され、現行型は2代目で2014年より販売されています。
グレード構成は、「ローブ」「エクスプレイ」「セロ」「GR SPORT」で全く異なるパーツを使用しています。
また、新たな骨格構造「D-Frame」と、脱着構造「Dress-Formation」が、主な特徴です。
「D-Frame」は、フロント・サイド・リア・フロアを切れ目なくつないだ構造としたことで曲げ剛性やねじれ剛性を高め、高い走行性能とルーフオープン時の剛性確保を行っています。
また、骨格だけで強度を担保する構造となったことでドアを除くボディ外板の一部を樹脂製にすることが可能となっています。
車両後端をダックテール形状にすることで高速走行時の揚力を大幅に低減し、走行安定性を高める優れた空力性能を実現した。
「Dress-Formation」は、ボディ外板の一部を樹脂化し着脱が可能な構造となり、購入後でもユーザーの好きなタイミングで、ボンネットフード、トランクフード、バンパー(フロント/リア)、フェンダー(フロント/リア、左右各1個ずつ)、ロッカー(左右各1個ずつ)、フューエルリッドの樹脂外板11パーツとヘッドランプ・リアコンビランプを着せ替えできるようになっています。
コペンの価格は、「Robe」は188.87万円、「Robe S」は209.22万円、「XPLAY」は、188.87万円、「XPLAY S」は209.22万円、「Cero」は194.37万円、「Cero S」は214.72万円、「GR SPORT」は238.22万円となります。
さいごに
今回は、スズキ・ダイハツの新車でマニュアル設定のある車種について紹介しました。
それでは、ぜひ参考にして頂けたら幸いです。
コメント