Audi A3 Sportback(アウディ エースリー スポーツバック)は、A3シリーズにおける5ドアハッチバックモデルになる。
以前紹介した、A1より一回り大きいサイズのA3 スポーツバックだが、全長4,325mm×全幅1,785mm×全高1,450mmと狭い街中でも扱いやすいサイズとなっており、A1に比べ室内空間にも余裕を持たせている。
2020年3月より、欧州では4代目となるA3が販売されているが、今のところ日本市場では導入されていない。
今後、4代目の日本導入も待ち遠しい限りだ。
それでは、今回はアウディ A3 スポーツバックについてお伝えします。
A3 Sportbackの価格は
グレード | 排気量 | 駆動方式 | 価格 |
30 TFSI Signature Edition | 1.4L | FF | 330万0,000円 |
30 TFSI sport Signature Edition | 1.4L | FF | 363万0,000円 |
40 TFSI quattro Signature Edition | 2.0L | AWD | 441万0,000円 |
40 TFSI quattro sport Signature Edition | 2.0L | AWD | 467万0,000円 |
スポーティさと力強さを兼ね備えるエクステリアデザイン
アウディのアイコンの一つである、シングルフレームグリルに精悍な眼差しのLEDポジションランプ付きLEDヘッドライトが、さらにシャープにリデザインされている。
高い製造技術によって実現されたシャープなプレスラインは、作りの良さや存在感を醸し出し、無駄な線や装飾に頼らずに、完璧に計算されたボディラインによって、洗練された上質感や機能美を作り出しています。
シングルフレームグリルを核としたフロントマスクから、日本刀のような力強さを刻んだサイドビュー、LEDテクノロジーを搭載した鮮やかなテールライトが印象的な後ろ姿に至るまで、革新的なアウディの姿勢や高い技術が息づいているエクステリアデザインとなっている。
LEDヘッドライト/テールライト
太陽光に近い光源で路面を照射するLEDヘッドライトは、独特のデザインが特徴となっている。
ロービーム、ハイビーム、ポジショニングライト、ハイウェイライト、コーナリングライト、オールウェザーライトを装備することで、より高い安全性と利便性、かつ消費電力は少なく、長い耐用年数を誇ります。
LEDテールライトにはダイナミックターンインディケーターが備わります。
合理性と美しさを巧みに両立させたインテリアデザイン
伸びやかなルーフラインが印象的なA3 スポーツバックは、ハッチバックの合理性とワゴンの使い勝手に加えて、美しさまで巧みに両立しています。
さらに4,325mmという日本の街中でも扱いやすい全長に、広い室内を実現している。
室内における素材は、厳選されたものを使用し丁寧に仕立てられており、乗員を包み込むようにデザインされたコックピットに並ぶスイッチや、瞬時に読み取れるよう考え抜かれたメーターのフォントに至るまで、機能に裏打ちされたインテリアが広がります。
ダウンサイジングエンジンによる効率的なパフォーマンスに、それを効率よく伝達するトランスミッション
TFSIエンジン
排気量を大きくすることなく、燃費の向上と余裕あるパフォーマンスを実現するダウンサイジングコンセプトを具現化させたのが、TFSIエンジンになります。
TFSIエンジンは、シリンダーへガソリンを直接噴射することで燃焼効率を高めた直噴システム(FSI)と、シリンダー内に大量の空気を送り込むターボチャージャーを組み合わせたテクノロジーとなっている。
新型Audi A4と同じ技術を採用した新開発の2Lエンジンには、圧縮行程と膨張行程の実質容積を変えて、効率をさらに高める技術も搭載されている。
いずれのエンジンも優れた効率性と卓越したパフォーマンスを両立し、走り出しから驚くほどダイナミックなパフォーマンスを発揮するので、誰もが納得するドライビングフィールを実感できる。
7速Sトロニックトランスミッション
スポーティで効率的なデュアルクラッチトランスミッションが、推進力の途切れを感じさせることなく、瞬時にギアを切り替えることにより、高い走行性能と燃費性能の実現にも寄与している。
4WDシステムquattro
アウディ独自の4WDシステムquattroは、4輪すべての駆動力を駆使し、急カーブから直線道路まで、あらゆる路面においてスポーティなドライビングを実現する。
横置きエンジンレイアウトのA3 スポーツバックには、電子制御式油圧多板クラッチを採用することで、前輪へ常に駆動力を伝える一方、電子制御システムが走行状況を判断して、後輪に伝えるトルク量を瞬時に調整します。
吸い付くような走りにハンドリングの安定感、ダイナミズム、敏捷性はすべて、quattroならではの増大したトラクションと優れた推進力によるものである。
高剛性で軽量を果たしているボディ
ボンネットとフロントフェンダーには軽量なアルミを使い、ボディシェルにはドイツの高度な鉄鋼技術が誇る、薄くても強度の高い超高張力鋼板をふんだんに使用しています。
組み立てにはレーザー溶接を始めとする最先端の溶接・接着技術を投入して、他の追随を許さない精度と強度を追求している。
フロントウインドウ両端の柱と、ボンネット/フロントフェンダーパネルとの境目が柱の根本ですっきりと分割するなど、デザインの美しさへのこだわりも両立しています。
そうして作られたきわめて軽量・高剛性なボディは、妥協なく最適化された車両全体の重量バランスと相まって、サスペンションの正確な動きを引き出し、欧州の古い石畳の路面でも快適な乗り心地と、アウトバーンの超高速走行でも高い安心感と心地よい手応えが味わえる質の高い走りは、運転していても同乗していても疲れず、安全なドライブにも貢献している。
高い安全性能誇るセーフティアシスタンス機能による、高度な運転支援機能
アダプティブクルーズコントロール
約0-200km/hで⾛⾏中に、車両前部のレーダーセンサーが前走車との距離を感知し、アクセルとブレーキを電子制御するインテリジェントシステムです。
コントロールレバーであらかじめ設定した車間距離より短くなると、エンジンの回転数を下げるとともにブレーキをかけ、⼀定の車間距離を確保し、一方、車間距離が長くなると、再び自動的に設定速度まで加速します。
アウディサイドアシスト
運転者の死角を並走する車両を検出して、事故を未然に防ぐシステムです。
走行中にレーダーセンサーが後方の並走車を検出すると、該当する側のドアミラー内側のLEDを点灯して運転者に注意を促す。
さらに、LED点灯中にその向きのターンシグナルを出すと、LEDが点滅して事故の危険を知らせます。
アウディアクティブレーンアシスト
走行中に運転者の不注意によってクルマがレーンをはみ出しそうになると、ステアリングホイールを振動させて運転者に警告するとともに、クルマをレーンに戻す方向にステアリングをアシストする。
運転者ははMMIからステアリングの介入タイミングを「早い」と「遅い」のどちらかを選ぶことが可能であり「早い」を選ぶと、システムは車両をレーンの中央に維持しようと常時ステアリングをアシストし、一方、「遅い」を選ぶと、車両がレーンから逸脱しようとしたときに、車両を戻すようにステアリングをアシストする。
トラフィックジャムアシスト
高速道路などでの渋滞した状況で約0km/h〜65km/h走行時に、運転者のステアリング操作をアシストします。
走行区分線や周囲の建物、隣車線や前方を走る車両を感知し、その情報からシステムが走行路を判断し、車両を導きます。
アウディプレセンスフロント
約10-65km/hで歩行者を、約10-250km/hでクルマを検知。
警告を発し、必要であれば自動的にブレーキを作動し、さらに状況に応じて、フルブレーキにより、衝突スピードを抑えるため最大限の減速を行います。
リヤクロストラフィックアシスト
駐車スペースからバックで出る場合に、車両後方のクルマをレーダーで検知し、近づいてくるクルマをMMIディスプレイに表示する。
アウディプレセンスベーシック
万一の事故の場合に、システムが危険を察知すると必要に応じた機能が乗員を保護するために自動的に作動します。
例えばフロントのシートベルトを巻き上げて拘束力を強め、乗員の体が前方や左右に投げ出されるのを防止し、同時に、ハザードランプを点滅させ、開いているウインドウを閉じます。
他の車載システムと連携することで、どのような運転状況にあるのか判断し自動的に対応します。
アウディA3スポーツバック専用設計のラゲッジマット(トランクマット)になります。
ラバー製となっているので、汚れても水洗い可能なのでお手入れもラクラク!
さいごに
アウディ A3 スポーツバックはいかがだったでしょうか?
扱いやすいボディを持ちながら、室内空間はゆとりのあるパッケージングになっており、安全装備も充実しており300万円台から購入できるA3 スポーツバックはコストパフォーマンスにも富んでいると感じる。
アウディらしい、シンプルなエクステリアデザインの中にも「シングルフレームグリル」によってアウディと分かるデザインにしている部分も、よりアウディの魅力を引き出している。
冒頭でもお話ししたとおり、2020年モデルは既に欧州で発表しているので、日本導入もする可能性が高いので、進化したA3も気になるところだ。
コメント