我が国、日本の自動車メーカーから販売されているクルマたちは海外でも人気があり、日本で販売されている台数を圧倒的に超えるほど支持されているクルマもあるほどです。
このように海外で、人気のある日本車たちですが、実は海を超えると普段から聞き慣れている車名をガラリと変えて、日本では聞き慣れない車名で活躍しているクルマも多数あるのはご存知ですか?
ただ、最近ではトヨタの「ヤリス」やスバルの「クロストレック」のように、元々海外で呼称されている車名を、全世界共通にする流れもあることから、今後もこのような流れが一般的になってきそうです。
しかし、それでもまだまだ日本国内モデルと海外モデルで車名の違うクルマは存在しているので、今回は日本国内モデルと海外モデルで車名の異なるクルマについて紹介します。
海外モデルの車名を知っていることで、今後車名が世界共通になる際に知っていれば、違和感なくスっと受け入れられるかもです。
カーセンサーnetトヨタ(TOYOTA)
ハリアー(HARRIER)×Venza(ヴェンザ)
トヨタの大人気SUVといえば「ハリアー」が挙げられるが、先日も半導体の供給遅れなどによる生産の滞りにより、今夏納車待ちのオーナーすべてに「一部改良するので契約を取り直した」と連絡して騒ぎになり、一部店舗では引き続きオーダーが受けられない状況が続いているほど、人気の高い車種だ。
その、国内で人気の高いハリアーだが、米国トヨタのラインアップを見てみると、ハリアーのようなフォルム、デザインを持っているクルマがあるが、車名は「Venza(ヴェンザ)」となっているのに違和感を感じざるを得ません。
この聞き慣れない「Venza(ヴェンザ)」は、2008年~2017年まで初代モデルがあり、このモデルは日本仕様ではない車種だったが、2020年にはハリアーのアメリカ向けモデルとして、3年ぶりに復活しました。
初代モデルは完全オリジナルの車種ではあったが、3年ぶりの復活にハリアーベースをそのまま「Venza」として販売することになり、デザイン面やボディサイズもメインマーケットの北米で通用するように、洗練されたものになっている。
日本国内でハリアーという名称が、染み付いているため名称の変更はなさそうだが、もしかしたらいずれ統一されるかもしれない。
ちなみに、「Venza(ヴェンザ)」の意味はベンチャー(venture)とモンツァ(Monza)の組み合わせからなる造語となっている。
日産(NISSAN)
エクストレイル(X-TRAIL)×Rogue(ローグ)
日産の代表するSUVといえば、お馴染み「エクストレイル(X-TRAIL)」だろう。
2022年に4代目となるフルモデルチェンジを果たし、本来のSUVらしい本格的な悪路走破性能は磨き上げられ、安全面にも抜かりない装備で生まれ変わった。
そんなエクストレイルだが、北米モデルでは「Rogue(ローグ)」という車名で販売されている。
ローグの初代こそ、エクストレイルとは別の全くオリジナルだったが、エクストレイルの3代目モデルから北米では2代目ローグとして、同一車種でラインアップされている。
Rogueの車名の意味は、英語で「お茶目な」または「悪戯な」という意味を持つことから決定されたが、他にも「悪漢」や「はぐれ者」という意味もあることから、アメリカでは不評とされている。
それならば、是非このローグは、日本で呼ばれているエクストレイルに世界共通するのが良いのではないだろうか?笑
スズキ(SUZUKI)
エスクード(ESCUDO)×VITARA(ビターラ)
エスクードは、1988年に初代モデルを販売開始し、2015年に現行モデルである4代目が販売されている。
貝殻形状のボンネットフードや5分割形状のフロントグリルをデザインモチーフとして、今後新たに投入される車種の方向性を示すパーソナルコンパクトクロスオーバーSUVとして発表された重要なモデルとなっている。
このエスクードは、英国、アイルランドなどのヨーロッパ諸国で発売されており、車名は「VITARA(ビターラ)」になります。
2022年1月には、ストロングハイブリッドを持つビターラハイブリッドが発売されている。
ちなみに、VITARA(ビターラ)の意味は、命の、元気な、生き生きとする、などとの意味の「vital(ヴァイタル)」に由来した造語になっている。
マツダ(MAZDA)
ロードスター(ROADSTER)×MX-5 MIATA(エムエックスファイブ ミアータ)
マツダの人気スポーツカーである、ロードスターも海外仕様ではMX-5 MIATA(エムエックスファイブ ミアータ)と呼ばれていて異なる車名を持ちます。
マツダのラインアップでは、ほとんどが記号と数字だけの組み合わせにより形成されているので、日本と海外での共通部分は多いですが、唯一このロードスターだけが日本では名前らしい名前が付いているが、北米仕様ですとMX-5とマツダの車名らしい、記号と数字による組み合わせだが、さらにMIATAという名前がついているのは、ロードスターの海外版だと分かりやすい感じになっている。
ロードスターにミアータ。
どちらも親しみやすいネーミングであることは確かだ。
さいごに
海外旅行など、街中を見ると日本では見ない日本車も走ってたり、あの名前日本とは違うと思うときも良くあります。
ただ、車名の統一化が進んでいるのが現代のトレンドなので、今回紹介したクルマもいずれ統一されてしまうかもしれません。
ただ、これまでの統一化された名前には海外仕様の名前で統一されるケースが多いので、ぜひ日本仕様の名前で統一されるの車種が出てくるのを期待したいと思います。
海外の人達に、日本の人はこのような名前で呼ばれてるんだ。って思わせたら面白いですよね!
それでは、今回紹介できなかった車種についてもお話できればと思いますので、お楽しみにしてください!
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