フォルクスワーゲン ティグアン(volkswagen Tiguan)は、2016年より2代目となる現行型となり、5年目を迎える2021年5月にマイナーチェンジを行った。
日本市場における、フォルクスワーゲンのSUVラインナップでもフラッグシップモデルとなっているが、全長×4,515mm・全幅×1,840mm・全高×1,675mmとコンパクトな部類に入り、丁度いいボディサイズから日本市場においても人気のあるSUVだ。
ここ最近、ティグアンよりもコンパクトなSUVがフォルクスワーゲンからラインアップされているが、これこそフォルクスワーゲンのSUVと指標となっているティグアンがマイナーチェンジを果たし、正統進化し生まれ変わりました。
今回は、フォルクスワーゲン ティグアンについてお伝えします。
ティグアンの価格は
| グレード | エンジン | 駆動方式 | 価格 |
| TSI Active | 1.5L 直4 インタークーラー付ターボ | FF | 407万9,000円 |
| TSI Active 純正ナビ Discover Pro | 1.5L 直4 インタークーラー付ターボ | FF | 423万3,000円 |
| TSI Elegance | 1.5L 直4 インタークーラー付ターボ | FF | 483万9,000円 |
| TSI Elegance レザーシートパッケージ | 1.5L 直4 インタークーラー付ターボ | FF | 512万5,000円 |
| TSI R-Line | 1.5L 直4 インタークーラー付ターボ | FF | 503万9,000円 |
| TSI R-Line レザーシートパッケージ | 1.5L 直4 インタークーラー付ターボ | FF | 535万8,000円 |
| TSI R-Line レザーシートパッケージ DCC | 1.5L 直4 インタークーラー付ターボ | FF | 557万8,000円 |
| TSI R-Line レザーシートパッケージ DCC ラグジュアリーパッケージ | 1.5L 直4 インタークーラー付ターボ | FF | 583万1,000円 |
| TSI First Edition | 1.5L 直4 インタークーラー付ターボ | FF | 524万9,000円 |
| TSI First Edition ラグジュアリーパッケージ | 1.5L 直4 インタークーラー付ターボ | FF | 550万2,000円 |
SUVらしさを全面に出したティグアンのデザイン。インテリアには充実装備によって利便性を際立たせる
これこそSUVとした堂々たる存在感を醸し出すティグアンは、マイナーチェンジによってフロントエンドのデザインが刷新され、ボンネットはラジエーターグリルよりさらに上に伸び、シンプルながらも圧倒されるフロントマスクへとなった。
フォルクスワーゲンのデザインはシンプルながらも、洗練されたデザインによって飽きのこない万人受けするデザインが特徴的だ。
大容量ラゲージルーム
コンパクトクラスといえど、ラゲージルームの使い勝手は二重○。
通常の状態でも、615Lと大容量のラゲージルームが広がっているが、多彩なシートアレンジによって最大1,655Lまで拡大します。
荷物のサイズや乗員によって、多くの荷物を積載しながら快適に過ごせるのはティグアンだからできることだろう。
パワーテールゲート Easy Open&Easy Close機能付
キーを持った状態で、パワーテールゲートスイッチを押すか、または荷物などで両手がふさがっている状態でも、リヤバンパー下に足を蹴るようにかざすと、自動でテールゲートが開きます。
また、テールゲートを閉じる際にも、同様のアクションで閉めることもできる。
テールゲートスイッチに加え、ジェスチャーで自動開閉できるシステムは様々なシーンで便利さを体験できるだろう。
インテリアアンビエントライト(カラー調整機能付)[TSI Elegance・TSI R-Lineに標準装備]
ナイトシーンを盛り上げるのは、このインテリアアンビエントライトだ。
ドアトリムなどに、30色の中からお好みのカラーを選ぶことができるので、その時の気分に合わせて車内の雰囲気を演出することができます。
プレミアムサウンドシステム Harman Kardon[TSI R-Lineにオプション設定]
ハイエンドオーディオブランドとしても定評の高い、ハーマンカードンのサウンドシステムをオプション設定している。
フロントセンタースピーカーを含む合計9個のラウドスピーカーに加え、リヤサブウーファーを配置することによって、臨場感あふれるサウンドを実現させ、ドライブをより快適で楽しく過ごせる空間へとします。
新開発の1.5Lエンジンによる余裕の走りと環境を考えたシステム
1.5L TSI Evoエンジン
先進のエンジンテクノロジーを投入した、新型4気筒直噴ターボガソリンエンジンは、効率的なコモンレール直噴技術を採用し、ターボチャージャーの過給により最高出力150PSを発揮し、また250Nmの最大トルクを1,500rpmの低回転域から発生させるため、余裕のある走りを実現しています。
1.5L TSIエンジンの燃費は、WLTCモード 14.3km/L
アダプティブシャシーコントロール DCC[TSI Elegace・TSI R-Lineにオプション設定]
アダプティブシャシーコントロールは、ダンパーの減衰力や電動パワーステアリングの特性を瞬時にコントロールする先進のサスペンションシステムとなっており、3種類のモードから選択が可能でその時のシュチュエーションに合わせた走行特性を実現します。
ノーマルモード：日常走行に適している
コンフォートモード：快適な乗り心地を維持する
スポーツモード：俊敏性を高める
BlueMotion Technology
環境性能や無駄なエネルギーを無くすためのシステムにもぬかりありません。
自動的にアイドリングをストップし、燃費を良くするStart/Stopシステムと、バッテリーへの充電を効率良く行うブレーキエネルギー回生システムによって、無駄な燃料消費を抑制しながら、よりエネルギーを無駄なく効率的に利用する。
様々な安全システムによって、日常の安心を守り疲労軽減にも寄与する先進技術
LEDマトリックスヘッドライト iQ.LIGHT(ダイナミックターンインジケーター付)[TSI Elegance・TSI R-Lineに標準装備]
フロントカメラで対向車や先行車を検知し、マトリックスモジュールに搭載された32個のLEDを個別にON/OFFの制御をすることで先行者や対向車を幻惑することなく、最適な配光を行います。
さらに、ステアリングの切れ角に応じて配光を変更するダイナミックコーナリングライト機能も装備することで、いち早く道路の状況を把握することができます。
ウインカーには、ダイナミックターンインジケーターを採用することで、右左折時の被視認性が向上しています。
同一車線内全車速運転支援システム Travel Assist
時速210kmまでの速度域で、運転者があらかじめ設定した車速内において前走車との一定の間隔および走行レーンの維持をサポートする機能です。
安全性を向上させるとともに、長距離移動などでの運転者の疲労低減に寄与します。
また、このシステムは渋滞などの低速度域でも作動し、先行車が完全に停止するまでの範囲で制御し、ステアリングホイールには静電容量式センサーを採用することで、軽く手を添えるだけで同システムの継続的な作動が可能となり、渋滞時にも快適な運転をサポートする。
作動速度：0～210km/h
レーンキープアシスト Lane Assist
運転者の意図しない車線の逸脱を、フロントガラス上部のカメラによって、車線をモニタリングし、車線の逸脱を検知すると警告とともにステアリング補正を行い、運転者のサポートをします。
起動速度：60km/h以上
作動速度：55km/h以上
アダプティブクルーズコントロール ACC(全車速追従機能付)
従来のクルーズコントロールに加え、高感度なレーダースキャンが行えるレーダーセンサーを組み合わせることによって、先行者を測定し、あらかじめ設定されたスピードを上限に自動で加減速を行い、一定の間隔を維持することで長距離走行などでのドライバーの疲労低減につながります。
また、このシステムは渋滞などの低速度域でも作動し、先行車が完全に停止するまでの範囲で制御が可能で、作動状況はメーターディスプレイ確認することができるので、安心してシステムを利用することができる。
作動速度：0km/h以上
緊急時停車支援システム Emargency Assist
万が一、運転者が意識を失うなど運転操作を行えない状態をシステムが検知すると、警告音と警告表示により注意を喚起します。
それでも操作が再開されない場合には、ハザードランプやホーンなどで周囲への注意喚起を行うとともに、同一車線内において車両を減速させ、最終的に停車させる機能です。
プロアクティブ・オキュパント・プロテクション
急制動や極端なオーバーステアやアンダーステアによって発生しうる事故の可能性を検出すると、即座にシートベルトのテンションを高め、同時にウインドーを閉じることで、万が一の事故が起きた際に、各エアバッグが最大限の効力を発揮できるよう備えるので、被害を最小限に抑えます。
現代に対応するフォルクスワーゲンテクノロジー
モバイルオンラインサービス We Connect[TSI Elegnce・TSI R-Lineに標準装備。TSI Activeにオプション設定]
新モバイルオンラインサービスとなる、We Connectは常時オンライン化となる、Discover Proと連携し、ドライブ中をはじめ運転する前からクルマを降りたあとまで、いつでも快適なネットワークとのつながりを楽しむことができる機能だ。
例えば、スマートフォンのWe Connectアプリを介してドアロックの開閉などの遠隔操作や、検索した目的地をクルマのナビゲーションに送信することも可能となり、毎日のドライブを快適と安心さをユーザーに与えます。
純正インフォメイトシステム Discover Pro[TSI Elegnce・TSI R-Lineに標準装備。TSI Activeにオプション設定]
9.2インチと大画面になったスクリーンには、全面タッチスクリーンとなり、まるでスマートフォンを操作するような、直感的に行えます。
さらに、画面に手のひらをかざして左右にスワイプすることで画面操作を行えるジェスチャーコントロールにも対応することで、瞬時に操作をすることも可能となった点は進化している。
大画面の特徴を活かし、最大8つの画面を同時に表示させることも可能で、様々な情報を常時把握することができる部分も新しさを感じる機能となっている。
デジタルメータークラスター Digital Cockpit Pro[TSI Elegance・TSI R-Lineに標準装備]
今回のティグアンには、従来のアナログメーターに代わり、大型ディスプレイによるフルデジタルメータークラスターを採用している。
基本の速度計とタコメーターの表示に加え、ナビゲーションモードを選択すると、画面中央にマップが大きく映し出されるので、利便性が高く、先進さを感じることができる。
ヘッドアップディスプレイ[TSI Elegance・TSI R-Lineに標準装備]
ダッシュパネルより少し前方に配置されたスクリーンに仮想の画像を投影し、速度情報や警告情報の他、ドライバーアシスタンスシステムの情報やナビゲーションシステムと連動した矢印等を表示することで、運転者の視線移動を少なくし、安全な運転に寄与します。
コネクティビティ機能 App-Connect
お持ちのスマートフォンと、純正インフォテイメントシステムと連携させるミラーリング機能で、対応するアプリケーションを車載器の画面上で閲覧したり、音声で操作することが可能なので、日頃使い慣れているスマートフォンの機能を車内で楽しむことができます。
フォルクスワーゲン ティグアンに適合するTVキャンセラー&デイライト化キットになります。
専門知識などなく、簡単施工で快適な車内空間にします。
デイライト化で日中の視認性が高まり、安全性とドレスアップ効果があります。
さいごに
ティグアンは、いかがだったでしょうか？
まさに、正統派SUVのエクステリアを持ちながら、その力強いタフなイメージとは裏腹に、先進技術の詰まったティグアンはオールマイティなSUVといっていいだろう。
進化したLEDヘッドライトによって、暗い夜道をサポートしダイナミックターンインジケーターによって視認性を確保しながら、現代らしい演出も兼ね備えている。
インテリアでは、純正のナビゲーションの利便性や先進性に加え、スマートフォンと連携し遠隔操作やアプリを使えるのは、現代に合わせた進化になる。
SUVらしいフォルムと先進装備が充実したティグアンは、誰が乗っても快適に過ごせるクルマと言えるだろう。
それでは最後まで読んで頂きありがとうございました。
この記事の参考URL：https://www.volkswagen.co.jp/ja/models/tiguan.html
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