シトロエン C5 AIRCROSS SUV(CITROEN シーファイブ エアクロス エスユーブイ)は、2017年、上海モーターショーにて初登場し、同年末に中国での販売が開始される。
その後2019年2月にヨーロッパで販売開始され、同年5月より日本でも販売が開始された、クロスオーバーSUVである。
シトロエン伝統のダブルシェブロンをフロントフェイスに、ボディサイド下部には衝撃吸収パネルのエアバンプを配し、シトロエンデザインが、このC5 AIRCROSS SUVにも息づいている。
上質で快適な、まるで魔法の絨毯に乗っている様な走行感覚を体感できる、プログレッシブ・ハイドローリック・クッションを採用していたり、高級ソファのような座り心地を実現するアドバンストコンフォートシートなど、快適さを追求し、もちろんSUVとしての力強さなど、感じることができるだろう。
それでは、今回はC5 AIRCROSS SUVについて紹介します。
C5 AIRCROSS SUVの価格は
グレード | 駆動方式 | エンジン | 価格 |
SHINE | FF | 直列4気筒 DOHC 1.6L ガソリンターボチャージャー付 | 420万0,000円 |
SHINE BlueHDi | FF | 直列4気筒 DOHC 2.0L ディーセルターボチャージャー付 | 439万0,000円 |
SHINE BlueHDi ナッパレザーパッケージ | FF | 直列4気筒 DOHC 2.0L ディーセルターボチャージャー付 | 476万0,000円 |
SUVらしい堂々とした風格に、シトロエンならではのユニークさを兼ね備えるエクステリアデザイン
ダブルシェブロンを組み込んだフロントグリルに、LEDヘッドライト&デイタイムライトが形成する精悍なライトデザインによって見た瞬間、シトロエンであることが分かるデザインとなっている。
ルーフラインからCピラーを経てウェストラインへ連なるC型のクロームラインが印象的なサイドビューに、3D効果を持つLEDテールランプユニットはワイドフォルムを強調している。
アクセントカラーのエアバンプは、フロントバンパーアクセント、ツートーンのルーフレールとともに明るく軽快な印象を醸し、C5 AIRCROSS SUVのユニークな存在感を際立たせている。
ユーザーインターフェイスの利便性や安定感を実現するインテリアデザイン
SUVらしい堅牢さと、柔らかなラウンドフォルムを織り交ぜたコックピットは、水平基調のダッシュボードにデジタルディスプレイや操作機能を整然とレイアウトし、大型のセンターコンソールに囲まれた高いシートポジションは、安定感と良好な視界をもたらし、心地よいコントロール感を生み出している。
ハーフレザーシート(スタンダード)
スタンダードのシートには、ライト&ダークグレーのバイトーンデザインとなっており、水平基調のデザインによって室内スペースを広く見せます。
ナッパレザーシート(パッケージオプション)
パッケージオプションとして、さらに上質なナッパレザーシート(ブラック&ライトグレー)をオプション設定している。
フロントシート2座にはシートヒーター、ドライバーズシートにはパワーシート、空気圧で肩から腰部をサポートするマルチポイントランバーサポートも備えたラグジュアリーな仕様となっている。
走行性能や乗り心地を快適にし、収納力も自慢な快適装備
プログレッシブ・ハイドローリック・クッション
路面変化や荷重移動による入力を吸収するショックアブソーバー内にセカンダリーダンパーを組み込むことで、従来のシステムでは吸収しきれなかったショックを抑制しフラットライドを実現します。
想像を超えたしなやかで滑らかな乗り心地は、まるで魔法の絨毯のような乗り心地で、乗員を至福のドライビング体験へと誘います。
アドバンストコンフォートシート
快適な乗り心地に大切な役割を果たしているのが、シトロエン独自のシート構造だ。
幅の広いクッションの中心部には高密度フォームが充填され、表層部の厚いテクスチャードフォームと組み合わされていて、中央部は柔らかく、サイドサポート部はしっかりとした感触で、快適さとホールド性を高いレベルで両立させており、長時間のドライブでも姿勢を保ちやすく、疲労を大きく軽減する。
さらに上質なナッパレザーパッケージオプションモデルでは、フロントシート2座にはシートヒーター、運転席には空気圧で肩から腰部をサポートするマルチポイントランバーサポートを装備。
3席独立式フルサイズリアシートと機能的で多彩な収納スペース
独立した3席のリアシートは同じサイズで、同じ快適さを与えます。
それぞれにリクライニング機能と、150mmの前後スライド機能が備えられており、好みに応じた調整が可能となっている。
また、豊かで機能的な収納スペースは、シトロエンのコンセプト、「アドバンストコンフォート」のなかでもインテリジェントストレージは大切なテーマのひとつです。
センターアームレスト下には、1.5Lのペットボトルも入る大型の収納スペースが設けられており、またグローブボックスやドアポケットも十分なスペースを備えている。
包み込まれるような心地よさを与えるコクーンインコンフォート
ゆとり溢れる室内では、入念に仕立てられた快適なシートが乗る人を出迎え、アドバンストコンフォートの名にふさわしいラウンジのソファのような座り心地を体感できます。
さらに快適さへの配慮は、音や空気にまで及び、2重ラミネート構造のフロントサイドガラスは外界の騒音やロードノイズを最小限に抑え、エアクオリティシステムは不純物を取り除き室内を清浄に保つ。
まるで繭(コクーン)の中に包み込まれているような安心感と心地よさに身を委ねていただきたい。
ミラースクリーン&スマートフォンワイヤレスチャージャー
Apple CarPlayや、Android Auto対応スマートフォンをケーブル接続するだけで、タッチスクリーンにアプリを表示することが可能です。
マップ、通話、メッセージ、ミュージックなどの機能をシームレスに活用することができ、音声コントロールにも対応し、安全、快適に操作ができる。
また、タッチスクリーン下部のセンターコンソールには、置くだけで充電が可能なスマートフォンワイヤレスチャージャーも装備しています。
先進のドライバーアシスト機能により、安全と疲労軽減に寄与
ハイウェイドライブアシスト
トラフィックジャムアシスト付きのアクティブクルーズコントロールとレーンポジショニングアシストを統合したシステムで、白線が明確な高速道路などにおいて、運転者に代わってアクセル、ブレーキ操作を自動制御します。
前走車との車間距離を一定に保つとともに、車線内のポジションもキープするので、長距離などで疲労軽減に繋がります。
※約30~180km/hの速度域で作動します。
トラフィックサインインフォメーション
走行中、車載カメラが道路標識の制限速度を認識して、インストルメントパネルに状況を表示します。
運転者はクルーズコントロール及びスピードリミッターの速度設定に、任意で連動させることができ、また進入禁止も認識します。
インテリジェントハイビーム
フロントウィンドウに設置された車載カメラで前方の状況を分析し、対向車や前方車両を感知した場合は、ハイビームとロービームを自動で切り替え、最適な前方視界を確保します。
他車を眩惑することなく夜間走行の安全性を高める。
軽量コンパクト化を図る2種類のエンジンと、全速域をカバーするEAT8
軽量コンパクトで優れた燃費性能を持ちながら自然吸気2.0Lクラスのエンジンを凌ぐパワーとトルクを誇る1.6Lガソリンターボエンジンと、革新的なクリーンテクノロジーを凝縮しダイナミックな加速性能を実現した2.0Lディーゼルターボエンジンが、爽快なドライビングプレジャーを与えます。
C5 AIRCROSS SUVの燃費は
エンジン | モード | 数値 |
1.6Lガソリンターボエンジン | WLTCモード | 15.0km/L |
2.0Lディーゼルターボエンジン | WLTCモード | 17.1km/L |
EAT8
新設計による軽量コンパクト化とシフトバイワイヤ技術により進化した最新世代の8速オートマチックトランスミッションを採用している。
電子制御化され向上したシフトクオリティ、クロースしたギアレシオが、全速度域にわたりエンジンのパフォーマンスを最大限に引き出し、ワイドスプレッド化の恩恵により、トップギアでの高速クルーズ時における燃費を向上させている。
アクセルオフ時にクラッチを切るフリーホイール制御を備えたECOを選択すれば、さらに優れた燃費をもたらす。
シトロエン C5エアクロス専用設計のラゲッジマットになります。
16色から選べる、多彩なカラーバリエーション!
さいごに
シトロエン C5 AIRCROSS SUVはいかがだったでしょうか?
現時点(2021年4月15日)で、ラインアップの中でもフラッグシップモデルとなっているだけあって、とにかく快適性を追求し、移動やアクティビティを楽しいものに変えてしまうのがC5 AIRECROSS SUVの特徴だろう。
ダイナミックなフォルムに、シトロエンのアイデンティティが惜しみなく投入されたディティールは、これまでのシトロエンファンのみならず、ポップでユニークなデザインが、新しいファンを取り込み、上質さや快適性に虜になってしまう1台だ。
参考URL:https://www.citroen.jp/car/c5aircross/#_150_20
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