アウディ Q2(Audi キューツー)は、2017年より日本市場で販売開始されたコンパクトSUVだ。
アウディのアイデンティティを踏襲したエクステリアデザインを持ち、ひと目でアウディと分かるエクステリアだが、ボディサイズは全長4,200mm×全幅1,795mm×全高1,500mmと扱いやすいボディサイズとなっており、日本の道路状況に適しているのはもちろん、立体駐車場など様々な駐車場に対応している部分はメリットが大きい。
先進技術や走行性能、取り回しの良さなど実用性を高くしつつ、内外装ではこれまでのプレミアムカーらしい洗練されたものとなっている。
今回は、アウディ Q2について紹介します。
Q2の価格は
グレード | 排気量 | 価格 |
Q2 30 TFSI | 1.0L | 312万0,000円 |
Q2 30 TFSI sport | 1.0L | 386万0,000円 |
Q2 35 TFSI cylinder on demand sport S tronic | 1.4L | 419万0,000円 |
2つのダウンサイジングエンジンで、燃費とパワーを両立する走行性能
Q2には、排気量を拡大することなく、燃費の向上とハイパワーを実現するTFSIエンジンを搭載しており、1.0Lの3気筒エンジン、1.4リッターの4気筒エンジンの2つのラインアップとなっている。
Q2のTFSIエンジンは、SUVに求められる強力なスタートトルクから、高速走行に必要なパワーまで、幅広い速度域でポテンシャルを発揮するのでどんな状況でもストレスのない加速フィールを実感できる。
Q2の燃費は
グレード | モード | 数値 |
Q2 30 TFSI | JC08モード | 19.8km/L |
Q2 30 TFSI sport | JC08モード | 19.8km/L |
Q2 35 TFSI cylinder on demand sport S tronic | JC08モード | 17.9km/L |
エンジンの性能を最大限まで引き出すSトロニック
スポーティで効率的なデュアルクラッチトランスミッションが、エンジンパワーを途切れさせることなく、瞬時にギアを切り替える。
Q2では、1.0Lと1.4リッターモデルともに7速のSトロニックが装備されています。
様々なシーンで活躍する、プログレッシブステアリング
Q2の最小回転半径は5.1mという小回りが可能な上、ステアリング操作が楽になるプログレッシブステアリングを標準装備することで、抜群の取り回しを実現しました。
このシステムはゆるやかなカーブや車線変更等の小さなステアリング操作では、穏やかで安定感のある操舵特性を持ち、狭い曲がり角や駐車時、曲がりの大きいカーブ等での大きなハンドル操作では、操舵特性がクイックになり、ハンドルの操作量を減らすことができる。
これにより車庫入れなど多くの切り返しを必要とするシーンでも、容易に車両のコントロールをすることが可能となっている。
面の組み合わせにより斬新で個性的なポリゴンデザインコンセプト
Q2は、多角形/多面性を組み合わせた、ポリゴンデザインコンセプトを採用している。
シングルフレームグリルから大きなルーフスポイラーのテールエンドまで、複雑な面の組み合わせで生まれた直線や曲線によって、コンパクトなサイズながら斬新で存在感のあるエクステリアに仕上げた。
リアビューにもこだわりのあるデザインで引き立てる
Q2のスタイリングの特徴は、リアエンドの造形にもしっかりと表現されている。
クーペのような曲線を描くルーフラインは、ボディ色と絶妙なコントラストを醸し出すカラーリングが施されたCピラーのブレードへと導かれ、力感溢れるリヤバンパーやリヤディフューザーとも融合してシャープな後ろ姿を完成させている。
Cピラーのブレードにはボディと同色か、あるいはアイスシルバーメタリック、マットチタングレーが用意されており、リヤビューにさらなるファッション性とアクセントをもたらし、ユーザーの個性を反映することができる。
高い安全性能誇るセーフティアシスタンス機能により、事故を未然に防ぐ
Q2には、前走車との車間を一定に保つアダプティブクルーズコントロールや、前方の車両や歩行者を検知して、必要に応じて自動的にブレーキを作動させる機能をはじめとした先進装備も充実しています。
アダプティブクルーズコントロール
アクセルペダルを操作しなくても設定した速度(30~250km/h)を維持するクルーズコントロールに加え、自動的に先行車との車間距離を保つ機能を追加した、アダプティブクルーズコントロールを搭載しています。
渋滞時などでは先行車にあわせて減速や制動を行い、先行車が停止したときは、車両を停車します。
アクティブレーンアシスト
走行中に運転者の不注意によってクルマがレーンをはみ出しそうになると、ステアリングホイールを振動させて運転者に警告するとともに、クルマをレーンに戻す方向にステアリングをアシストする。
運転者ははMMIからステアリングの介入タイミングを「早い」と「遅い」のどちらかを選ぶことが可能であり「早い」を選ぶと、システムは車両をレーンの中央に維持しようと常時ステアリングをアシストし、一方、「遅い」を選ぶと、車両がレーンから逸脱しようとしたときに、車両を戻すようにステアリングをアシストする。
トラフィックジャムアシスト
アクティブレーンアシストが作動しない中低速域で走行中でも、アクティブレーンアシストとアダプティブクルーズコントロールを同時に作動させることで、先行車との車間距離を維持するとともに、車線から逸脱しないようステアリング操作をサポートし、先行車に追従走行できる便利な機能です。
システムが作動速度を超えた場合は、従来どおりアクティブレーンアシストとアダプティブクルーズコントロールとして作動します。
アウディサイドアシスト
運転者の死角となって並走する車両を検出して、事故を未然に防ぐシステムです。
走行中にレーダーセンサーが後方の並走車を検出すると、該当する側のドアミラー内側のLEDを点灯して運転者に注意を促す。
さらに、LED点灯中にその向きのウィンカーを出すと、LEDが点滅して事故の危険を知らせます。
アウディパーキングシステム(APS)
前後バンパーに設置されたセンサーが車両の前方または後方の障害物を検出し、カラーディスプレイの表示や警告音で知らせます。
また、リヤビューカメラが装着された車両では、MMIディスプレイで後方を確認することも可能で、リヤビューカメラの映像には、駐車をアシストするガイドラインも表示されるので、スムーズに駐車をすることが可能です。
アウディバーチャルコックピット
メーターパネル全体を12.3インチの高精細液晶モニターで構成しており、スピードメーターなどの運転に必要な計器とともに、オーディオ・電話の操作画面やナビゲーションの地図などを見やすく表示します。
画面のレイアウトはステアリングのスイッチで切り替えることができ、運転に集中しながら、必要な情報を瞬時に得ることができる。
アウディスマートフォンインターフェイス
iOS、Android搭載のスマートフォンとAudiをUSBケーブルを介して接続することで、AppleCarPlayやAndroid Autoのアプリを通じて、スマートフォンのコンテンツをMMIディスプレイに表示します。
車載のMMIディスプレイに使い慣れたスマートフォンの特定のアプリが表示され、電話や選曲なども迷うことなく操作が可能だ。
Audi connect(アウディ コネクト)
インターネットを始めとするネットワークとAudiが接続することで、目的地をオンラインで検索したり、専任オペレーターによる、レストランなどの予約手配サービス利用することができる。
車両に異常が発生した際には、オンラインロードサイドアシスタンスコールセンターと通話しつつ、車両位置および車両状態のデータを送信することで、最適な対応方法をアドバイスし支援します。
万一の事故の際には、手動または状況により自動的に緊急のSOSコールを発信し、事故現場の位置データおよび車両状態がAudi SOSコールセンターに送信され、コールセンターアドバイザーが迅速・的確にサポートします。
アウディプレセンスベーシック
システムが事故の危険を察知すると、前席のシートベルトを電動モーターで巻き上げたり(リバーシブルベルトテンショナー)、ハザードランプを点灯させることで、万一の事故に備える。
また、大きな横滑りを検知したときは、サイドウインドーやスライディングルーフウインドウを閉じ、乗員の車外放出や、飛散物の車内への侵入を防ぐ。
アウディプレセンスフロント
車載カメラとフロントのレーダーセンサー、さらにレーザースキャナーの情報をもとに、システムが前方の歩行者や先行車に衝突する恐れがあると判断すると警告を行い、必要に応じて衝突被害軽減ブレーキを作動する。
アウディ Q2に適合するトランクマットになります。
装着するだけで、汚れるのを気にしなく置くことができ、その後のお手入れも水洗いできるのでいつでも清潔にしておけます。
上質さとアクティブを両立したインテリア
Q2に採用された斬新なデザインはエクステリアだけにとどまることなく、ダッシュボードには、水平方向に段違いの太いアクセントラインが走る立体的な形状で、鮮やかなコントラストを見せる個性的なデザインを採用しました。
また、エアコンの吹き出し口の下部やドアパネル等に面を強調した造形は、多角形/多面体で構成されたエクステリアデザインにも共通するQ2のデザインコンセプトを感じることができます。
そして、前後席ともにゆとりのあるヘッドクリアランスとフットエリアが確保された室内は、高い質感を持つとともにアクティブな空間に仕上がっている。
ボディサイズから想像できない広大な室内空間を実現
全長4,200mm、全幅1,795mmというAudiのSUV史上最もコンパクトなボディを持つQ2ですが、丁寧に煮詰めた設計によってその室内空間はひと回り大きなボディを持つQ3にも通じる居住性の良さと広い室内空間を実現しました。
また、5名分のシートスペースの背後には通常時405L、最大1,050Lという容量を確保し、リアゲートの開口部は大きく、ラゲッジスペースの床面は低く抑えられているため、大きな荷物を出し入れする際の負担も軽減してくれる。
さいごに
アウディ Q2はいかがだったでしょうか?
近年SUV人気が続いている中、今回紹介したQ2も街中でよく見かける機会がありますよね。
特に、このQ2に人気があるのはなんと言っても扱いやすいボディサイズが大きいウエイトを持っていると思います。
それだけではなく、価格帯も安全技術をはじめ、あらゆる快適なシステムが多く装備されているので決して高くはないと個人的には思います。
コンパクトSUVの人気もまだまだ衰えないと思いますので、輸入車でコンパクトSUVを検討されている方は、Q2を選択肢のひとつとしてあってもいいだろう。
この記事の参考URL:https://www.audi.co.jp/jp/web/ja/models/q2/q2.html
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