フォルクスワーゲン T-Cross(volkswagen ティークロス)は、2020年1月28日より販売が開始され、2019年11月末に発表され、予約受注が1,800台を超え、幸先の良いスタートを切った。
T-Crossは、フォルクスワーゲンのSUVシリーズの中で最も小さなSUVで、。全長4,115mm、全幅1,760mm、全高1,580mmとコンパクトなボディサイズでありながら広々とした居住性に加えて、クラストップレベルの広大な荷室容量を備え、高い実用性も有しているのが特徴だ。
各自動車メーカーが小型SUVを続々発表し、好調な売り出しを成功している中、フォルクスワーゲンも最も小さいコンパクトSUVのT-Crossをラインアップさせた。
2020年上半期(2020年1月~6月)の外国メーカー車モデル別新車登録台数順位では、4,865台で4位となり販売後も好調だ。
今回は、フォルクスワーゲン T-Crossについてお伝えしていきます。
T-Crossの価格は
TSI 1st | 303万9,000円 |
TSI 1st Plus デザインパッケージ(オレンジ) | 339万9,000円 |
TSI 1st Plus デザインパッケージ(グリーン) | 339万9,000円 |
TSI 1st Plus デザインパッケージ(ブラック) | 339万9,000円 |
コンパクトエンジンと感じさせないパワフルなエンジン
T-Crossに搭載されるエンジンは、新開発の1.0L TSIエンジンで最高出力は116PSを絞り出し、とても1.0Lとは思えないほどのパワフルさで、多くの荷物を載せても余裕の走りを実現した。
組み合わせられるトランスミッションには、7速DSGでシームレスな加速を実現し、シーンを選ばない気持ちのいい走りをもたらす。
T-Crossの燃費は、WLTCモード 16.9km/L
小さくてもSUVらしいフォルムに、自分らしさを叶える8色のボディカラー
クルマのボディカラーは、ユーザーの個性や感性を表現する為に、必要不可欠な事となっている。
T-Crossには、ダークぺトロール・フラッシュレッド・ピュアホワイト・エナジェティックオレンジM・ライムストーングレーM・マケナターコイズM・リーフブルーM・ディープブラックPEの8色展開により、ユーザーが求めるカラーリングが必ず見つかるであろう。
さらに、SUVらしいボリューム感のあるスクエアなスタイルに、LEDヘッドライトやコの字型に点灯するテールランプなど、フォルクスワーゲンならではの充実の装備が個性を際立たせている。
デザインパッケージ
デビュー記念特別仕様車のTSI 1st Plusでは、ドアミラー、ホイール、ダッシュパッド、シートが3つのカラーコンビネーションから選択可能な、デザイン性をプラスしたスペシャルなパッケージとなっている。
快適性と安全を提供する、安心のテクノロジー
レーンキープアシストシステム(Lane Assist)
フロントガラス上部に設置されたカメラにより走行中の車線をモニタリングし、運転者の意図しない車線の逸脱を検知すると、ステアリング補正を行い運転者に警告し、ステアリング操作をサポートする。
ハイビームアシスト
ハイビームアシストは、他の車両が検知されるとハイビームとロービームを自動的に切り替えるので、夜間の視界を確保するとともに操作の煩わしさをなくします。
ブラインドスポットディテクション
リヤバンパーに内蔵されたレーダーセンサーを使用し、側面および後方車両との車間距離と車速の差を測定し、運転者の死角となる後方側面に車両を検知した際、運転者が方向指示器を操作すると、ドアミラーに内蔵された警告灯が点滅しドライバーに注意を促す。
駐車支援システム(Park Assist)
縦列駐車・車庫入れの駐車時に、駐車可能スペースの検出とステアリング操作を自動で行い、駐車をサポートするシステムで、さらに縦列駐車からの発進の際も、同様に車両が自動でステアリング操作を行い、発進をサポートする。
運転者はシステムのガイドに従い、アクセル、ブレーキ、シフト操作を行います。
アダプティブクルーズコントロール(ACC)[全車速追従機能付]
クルーズコントロールにレーダーセンサーを組み合わせたシステムで、高感度なレーダースキャンにより先行車を測定し、あらかじめ設定されたスピードを上限に自動で加減速を行い、一定の間隔を維持することで、長距離走行などでの運転者の疲労を低減させる。
またこのシステムは渋滞などの低速度域でも作動し、先行車が完全に停止するまでの範囲で制御が可能で、作動状況はメーターディスプレイで視覚的に確認できる。
スマホ感覚で直感的に操作できるナビゲーションシステムをはじめ、ドライブに欠かせない快適装備を充実させた
volkswagen純正インフォメイトシステム(Discover Pro)
8インチのタッチスクリーンに、センサーボタンとダイヤルを採用することで高い視認性とスムーズな操作性を実現している。
センサーボタン採用により、まるでスマートフォンのような感覚での操作が可能で、ボリューム調整や地図縮尺変更にはダイヤル操作を採用することで、好みに合わせた微調整を可能とした。
モバイルオンラインサービス(volkswagen Car-Net)
オンラインVICSによる全国の交通情報、ガソリンスタンドや駐車場などのインフラ情報、ニュースや天気などの生活情報など、ステアリングを握ったまま、いつでも最新の情報が手に入るシステムで、運転者と対話するコンシェルジュが同乗しているような、サービスの行き届いたドライブを体感できる。
コネクティビティ機能(App-Connect)
インフォテイメントシステムとスマートフォン間の通信を可能とする機能で、App-Connectを使用して、対応するアプリケーションを車載器の画面上で閲覧したり、音声で操作することが可能です。
スマートフォン ワイヤレスチャージング
ワイヤレス充電に対応するスマートフォンであれば、エアコン操作パネルの下にある充電スペースに置くだけで充電できる。
ゆとりのある室内に、多彩なシートアレンジによる広大なラゲージスペースを確保
T-Crossのインテリアは少し高めのシートポジションとゆとりのスペースで心地よい開放感をもたらす。
ラゲージスペースは、455Lの大容量を確保し、さらにリヤシートをすべて倒すと最大1,281Lまで拡大します。
さらに、リヤシートには分割可倒式を採用しているので、長尺物の積載にも対応するので、様々なシーンに応える使い勝手の良さを満載している。
バックランプをLED化し、被視認性の向上とバックモニターの映り込みも良好になります。
さいごに
日本市場における、フォルクワーゲンの主力はゴルフやポロなどのコンパクトクラスとなっているが、フォルクワーゲン社は、今回紹介したT-Crossの投入により、さらに日本市場での支持を大きく得た形となった。
フォルクスワーゲン ポロの記事はこちら
冒頭でお伝えした、ボディサイズは日本の道路状況にマッチするサイズとなっており、誰もが楽しく運転できるパッケージも魅力だ。
T-Crossに採用されているプラットフォームは、ポロでも採用しているMQBでコンパクトと言えど走りの質感や先進安全技術も上級モデルと遜色のないクオリティを実現しているのも、ユーザーにとって安心できるポイントのひとつである。
T-Crossは、今後フォルクスワーゲンの中心を担うクルマとなっていく事を期待する。
この記事の参考URL:https://www.volkswagen.co.jp/ja/models/t-cross.html
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