2020年6月分の各メーカーのリコール・改善対策届出一覧

車の情報

こんにちは、SCPです。

いつも見て頂けてる、ありがとうございます。

ついに7月に入り、夏の季節がやってまいりました。

コロナウィルス問題も、一時は終息に向かっている感じでしたが緊急事態宣言解除から、東京アラートも解除になりましたが、感染者数がまた若干ではありますが増えているという状況になってしまいましたね。

夏の暑い時期、マスクをするのはつらいかもしれませんが、感染しないさせないを意識してマスクをしててもこまめな水分補給をして、暑い夏を乗り切りましょう。

今回は、毎月恒例6月に届け出のあったリコール及び改善対策届出についてお伝えします。

5月のリコール情報はこちら

2020年6月のリコール届出情報(国産車)

ホンダ N-WGN他 計2車種 計2型式を対象(4日)

リコール2020.6 N-WGN

助手席側エアバッグモジュールにおいて、エアバッグの縫製が不適切なため、縫製部の強度が不十分なものがある。

そのため、衝突時にエアバッグが作動した際に縫製部が裂けて正常に展開せず、乗員保護性能が低下するおそれがある。

ホンダ N-WGN他 計2車種 計2型式のリコール届出

ホンダ N-WGN他 計2車種 計2型式の改善箇所説明図

ホンダ ステップワゴン他 計4車種 計16型式を対象(4日)

リコール2020.6 ステップワゴン

後部座席ベルトにおいて、組付設備の調整が不適切なため、ベルトリトラクタロック機構部のスプリングが屈曲して組付けられたものがある。

そのため、当該スプリングが構成部品と干渉し、シートベルトが素早く引き出された際にロックしないおそれがある。

ホンダ ステップワゴン他 計4車種 計16型式のリコール届出

ホンダ ステップワゴン他 計4車種 計16型式の改善箇所説明図

ヤンマー YT5113他 計13車種 計5型式を対象(16日)

リコール2020.6 YT5113

農耕トラクタにおいて、静油圧変速機の保護制御が不適切なため、重けん引作業時に保護制御が機能せず、当該変速機内部に過大な負荷がかかることがある。

そのため、そのままの状態で使用を続けると変速機が損傷し、最悪の場合、走行不能となるおそれがある。

ヤンマー YT5113他 計13車種 計5型式のリコール届出

ヤンマー YT5113他 計13車種 計5型式の改善箇所説明図

いすゞ フォワード他 計2車種 計42型式を対象(18日)

リコール2020.6 フォワード

中型トラックの交換修理用リヤバンパステーにおいて、識別記号が刻印されていないものがある。

そのため、保安基準第18条の2(突入防止装置の基準)の基準適合性の確認ができない。

いすゞ フォワード他 計2車種 計42型式のリコール届出

いすゞ フォワード他 計2車種 計42型式の改善箇所説明図

スズキ ワゴンR他 計7車種 計9型式を対象(18日)

リコール2020.6 ワゴンR

フロントサスペンションにおいて、コイルスプリングの鋼材に対する塗料の密着性が不足しているため、砂や小石を噛み込んだ場合に、塗膜が剥がれやすく、腐食が早期に進行するものがある。

そのため、そのまま使用を続けると、コイルスプリングが折損し、最悪の場合、タイヤと接触することでパンクして走行不能となるおそれがある。

スズキ ワゴンR他 計7車種 計9型式のリコール届出

スズキ ワゴンR他 計7車種 計9型式の改善箇所説明図

スズキ ワゴンR他 計10車種 計10型式を対象(18日)

リコール2020.6 ワゴンR2

エネチャージ仕様車のクランクプーリボルトにおいて、ねじ谷底の形状が不適切なため、耐久性が不足しているものがある。

そのため、締付け軸力が低い場合にクランクプーリボルトが折損してガタが生じ、クランクシャフト位相角度を正しく検出できず、適切なエンジン制御ができなくなり、エンストに至るおそれがある。

スズキ ワゴンR他 計10車種 計10型式のリコール届出

スズキ ワゴンR他 計10車種 計10型式の改善箇所説明図

トヨタ プリウス他 計4車種 計4型式を対象(24日)

リコール2020.6 プリウス

ハイブリッドシステムにおいて、異常判定時の制御プログラムが不適切なため、極低速から急加速するような高負荷走行時等に昇圧回路の素子が損傷した場合、フェールセーフモードに移行できないことがある。

そのため、警告灯が点灯し、ハイブリッドシステムが停止して、走行不能となるおそれがある。

トヨタ プリウス他 計4車種 計4型式のリコール届出

トヨタ プリウス他 計4車種 計4型式の改善箇所説明図

トヨタ クラウン他 計2車種 計8型式を対象(24日)

リコール2020.6 クラウン

オーディオアンプにおいて、回路構成が不適切なため、異物混入の影響を配慮できていない回路で短絡が発生した場合、既存の保護回路が機能せず、基板が焼損することがある。

そのため、可燃性ガスが発生し、最悪の場合、火災に至るおそれがある。

トヨタ クラウン他 計2車種 計8型式のリコール届出

トヨタ クラウン他 計2車種 計8型式の改善箇所説明図

トヨタ クラウン他 計1車種 計5型式を対象(24日)

リコール2020.6 クラウン2

前照灯において、タクシー用途等で使用する際、想定を超えて長時間点灯し続けると、バルブからの熱と紫外線により反射板のアルミ蒸着が剥離することがある。

そのため、そのまま使用を続けると、集光不足となり、光度が徐々に低下し、最悪の場合、保安基準第32条(前照灯の基準)を満足しなくなるおそれがある。

トヨタ クラウン他 計1車種 計5型式のリコール届出

トヨタ クラウン他 計1車種 計5型式の改善箇所説明図

スズキ ワゴンR他 計6車種 計6型式を対象(25日)

リコール2020.6 ワゴンR3

ISG(モーター機能付発電機)の故障診断プログラムが不適切なため、使用過程でアース端子に酸化被膜が発生することで電気抵抗が上昇すると、ISGの電気回路の故障と判定することがある。

そのため、警告灯が点灯するとともにISGが発電を停止し、そのまま使用し続けると、鉛バッテリが上がり、エンストや始動不能に至るおそれがある。

スズキ ワゴンR他 計6車種 計6型式のリコール届出

スズキ ワゴンR他 計6車種 計6型式の改善箇所説明図

2020年6月のリコール届出情報(輸入車)

BMW BMW740e iPerfomance他 計6車種 計6型式を対象(16日)

リコール2020.6 BMW7シリーズ

ヘッドエアバッグ装置のインフレーター(膨張装置)において、製造時の湿度管理が不適切なため、ガス発生剤が吸湿している可能性がある。

そのため、ヘッドエアバッグ作動時にインフレーターの圧力が高くなりすぎて、インフレーターから点火装置が外れたり、ヘッドエアバッグが正常に作動しなかったりして、乗員が負傷するおそれがある。

BMW BMW740e iPerfomance他 計6車種 計6型式のリコール届出

BMW BMW740e iPerfomance他 計6車種 計6型式の改善箇所説明図

シトロエン C3 計1車種 計1型式を対象(18日)

リコール2020.6 C3

テールゲートラバーストップにおいて、防水性評価が不十分なため、取付部からテールランプ内に水が浸入することがある。

そのため、電気回路がショートして、方向指示器及び後退灯が点灯しなくなるおそれがある。

シトロエン C3 計1車種 計1型式のリコール届出

シトロエン C3 計1車種 計1型式の改善箇所説明図

2020年6月の改善対策届出情報

メルセデス・ベンツ メルセデスAMG G63他 計3車種 計4型式を対象(18日)

リコール2020.6 G63

後席左右のドアのチャイルドセーフティロックにおいて、当該機構の所在を示すマークの打刻位置が不適切なため、操作レバーのロック状態を示しているものと使用者が誤認することがある。

そのため、ロック状態にしたつもりがロックされておらず、車内からドアが開けられて、最悪の場合、後席の乗員が車外に出て負傷するおそれがある。

メルセデス・ベンツ メルセデスAMG G63他 計3車種 計4型式の改善対策届出一覧表

メルセデス・ベンツ メルセデスAMG G63他 計3車種 計4型式の改善箇所説明図

さいごに

2020年6月中に届け出のあったリコールですが、2020年5月に比べたら若干ではありますが数は少ない結果となりました。

リコール対象車を所有の方、早めのリコール改善を行って安全運転で走りましょう。

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