2023年(1~12月)年間販売台数ランキング、50位~41位を発表

2023年年間販売台数ランキング(50位~41位) アイキャッチ 車の情報

2023年は、新型コロナウイルスに関する規制などが撤廃され、徐々に通常通りの生活が戻ったことにより、コロナ禍に問題となっていた、クルマの製造に必要不可欠であった、半導体不足も解消しつつあり、各メーカーの生産状況は回復されていくという方向性になりました。

これにより、日本メーカーのクルマが国内外流通しやすくなったことにより、活性化されていくのが嬉しい限りです。

コロナ禍の終焉により、2023年の新車登録台数には、どのような変化があったのでしょうか?

今回は、2023年の新車登録台数ランキング50位~41位について紹介します。

2023年、年間販売台数台数ランキング50位~41位

第50位 トヨタ カムリ 8,825台 153.5%(前年比)

2023年年間販売台数 カムリ

カムリは、トヨタ自動車が製造・販売する中型セダンです。

世界的にSUVブームとなっており、各メーカーがセダンタイプの車種の生産終了を軒並み行っている中、カムリは50位にランクインしました。

10代目となる現行型のカムリは、TNGAプラットフォームに基づき、エクステリアは低重心シルエットを実現し、インテリアでは部品の小型化やレイアウトの見直しにより、視界を改善するなど大きな進化を遂げています。

しかし、2023年12月下旬をもって、日本国内モデルおよび、日本国内で生産した香港・マカオ向けの輸出用モデルの製造終了が発表されました。

ただでさえ、セダンタイプのラインアップが少ない中、カムリの生産終了はセダン好きには寂しいですね。

第49位 レクサス RX500h 9,260台 5,787.5%(前年比)

2023年年間販売台数ランキング(50位~41位) RX500h

RX500hは、トヨタ自動車が展開する高級車ブランドであるレクサスが販売する大型高級クロスオーバーSUVになります。

5代目となる現行型は、2022年より販売されており、このモデルからV型6気筒が廃止され、ベースエンジンが歴代初の全車直列4気筒となりました。

RX500hはRX350と同じ2.4L直噴ターボエンジンT24A-FTS型に、リアモーターにはRX450h+用よりも出力・トルク共に高く、水冷式によりドライ路での旋回時でもフルタイムAWD並みの前後駆動力配分を実現させる「eAxle」が搭載され、AWDシステムはモーター駆動式の「DIRECT4」が採用されています。

エクステリアには、スピンドルグリルからメッキ枠が外されたスピンドルボディが採用され、マーク下端までボディカラー同色とすることでボディとグリルの融合を図ったシームレスグリルを採用するなど、大きなエクステリアデザインの変更が行われました。

第48位 トヨタ GR86 9,796台 73.4%(前年比)

2023年年間販売台数ランキング(50位~41位) GR86

GR86は、トヨタ自動車がスバルと共同開発したスポーツカーになります。

2代目となる現行型は、同社のGRスープラ、GRヤリスに続く「GR」のグローバルモデル第3弾として発表され、車名も「GR86」へと改められました。

エンジンは先代から引き続き水平対向4気筒ガソリン直噴エンジンが搭載されるが、排気量を2.4LにアップしたFA24型に換装したことで、先代の課題であった中回転域の「トルクの谷」の改善を図り、加速性能やレスポンスが向上しています。

プラットフォームは、初代86から継承されているが、スバル・グローバル・プラットフォームの知見を盛り込むことでねじり剛性を50%向上させています。

第47位 日産 リーフ 10,026台 78.7%(前年比)

2023年年間販売台数ランキング(50位~41位) リーフ

リーフは、、日産自動車が2010年から販売しているCセグメントクラスに属する5ドアハッチバック型の二次電池式電気自動車(BEV)です。

世界初の量産電気自動車であり、2019年にはEVとして史上初の累計販売台数40万台を達成しています。

現行型となる2代目は、2017年より販売されており、2代目のフルモデルチェンジにより、バッテリースペース確保が行われ、40kWh駆動用バッテリーを搭載したことにより、JC08モードで400km、WLTCモードで322kmの航続距離を実現しています。

また、アクセルペダルのみの操作で、発進、加速、減速、停止保持が可能な「e-Pedal」や、国産車初の本格的自動駐車システムでアクセル、ブレーキ、ハンドル・シフト、パーキングブレーキまでを自動制御する「プロパイロット パーキング」を搭載しています。

第46位 レクサス UX250h 10,172台 250.9%(前年比)

2023年年間販売台数ランキング(50位~41位) UX250h

UX250hは、トヨタ自動車が展開する高級車ブランドであるレクサスが販売するコンパクトサイズクロスオーバーSUVです。

トヨタブランドのコンパクトクロスオーバーSUVであるC-HRをベースに開発された、LX、GX、RX、NXに続く末弟のSUVにあたり、同時にレクサス最小のSUVでもあり、レクサスSUVのエントリーモデルとしての役割を担っています。

レクサス初の女性チーフエンジニアの主導によって開発が進められており、女性にも乗り降りしやすく、小回りが利く車をめざして開発が進められました。

そのため、燃費が良く、またSUVでありながら立体駐車場での駐車などを考慮し、UXの車高は1540mmに抑えられているので、都市部での使い勝手に大きく貢献しています。

第45位 ダイハツ トール 10,220台 88.7%(前年比)

2023年年間販売台数ランキング(50位~41位) トール

トールは、ダイハツ工業が製造・販売していたトールワゴン型のコンパクトカーです。

コンパクトな外形寸法とすることで小型乗用車でありながら軽自動車と同等の取り回し性と広い室内空間を実現しており、同社の軽乗用車であるムーヴやタントなどでも採用されている高剛性ボディや、Dサスペンションなども採用されています。

Dサスペンションは高速直進時の安定性や操舵時のロール抑制を図るためトール用に新たに調整されたほか、全車にフロントスタビライザーを標準装備し、ターボ車はリアにもスタビライザーを装備しています。

2023年12月20日に、不正問題の調査で対象がこれまで判明していた6車種からほぼ全ての車種に拡大することが明らかとなり、国内外の全ての車種の出荷が停止されています。

第44位 トヨタ ハイエースワゴン 11,102台 121.0%(前年比)

2023年年間販売台数ランキング(50位~41位) ハイエースワゴン

ハイエースは、トヨタ自動車が製造・販売するキャブオーバー型の商用車及び乗用車です。

現行型である5代目は、2004年から販売されています。

先代型からのフルモデルチェンジは、15年ぶりに行われているが、現行型は20年経ってもフルモデルチェンジは行われていません。

商用車としても使われることが多く、コスト面の兼ね合いから、多くのメーカー・車種で統一された汎用デザインのスチールホイールを装着することが多いが、5代目では全車ホイールキャップ付きスチールホイールを標準装備とし、乗用車に近い印象を与えた外観としているのが特徴的です。

第43位 トヨタ ヴェルファイア 13,218台 588.3%(前年比)

2023年年間販売台数ランキング(50位~41位) ヴェルファイア

ヴェルファイアは、トヨタ自動車が製造・販売する大型ミニバンです。

同社のアルファードと兄弟関係にある車種になります。

上品さや洗練さを謳うアルファードに対し、ヴェルファイアでは力強さや先進性を謳っており、フロントマスクも上下2分割のヘッドライトを採用するなどアルファードより尖鋭なデザインとなっています。

2023年には、3代目へフルモデルチェンジされ、プラットフォームはGA-Kプラットフォームとなり、ミニバンへの最適化に加え、ロッカーをストレート構造とし、車体底部後方にV字型のブレースを設けた。

相変わらずの人気車種で、納車までは1年以上かかることもあります。

第42位 ホンダ シビック 13,258台 151.1%(前年比)

2023年年間販売台数ランキング(50位~41位) シビック

シビックは、従来のモデルから大幅に変更され、よりスポーティで洗練された外観や高性能なパワートレインが採用されています。

エクステリアには、先代モデルよりも一回り大きくなったボディに、鋭角的なラインやダイナミックなデザインが特徴的です。

内装は、従来よりも高品質な素材を使用し、よりスポーティなデザインとなっています。また、マルチメディアシステムは、新しくデザインされた9インチのタッチスクリーンディスプレイを採用し、スマートフォンとの接続機能やカーナビなどの機能も充実しています。

スポーティで洗練された外観や高性能なパワートレイン、充実した装備が特徴的で、安全面にも配慮された最新の安全技術が採用されており、高い安全性能を発揮しています。

第41位 スズキ クロスビー 13,356台 108.5%(前年比)

2023年年間販売台数ランキング(50位~41位) クロスビー

クロスビーは、全長3,700mm、全幅1,660mm、全高1,715mmと、コンパクトなボディサイズであるため、狭い路地や駐車場でも取り回しがしやすく、都市部での使用に適しています。

クロスビーのエクステリアは、ユニークなデザインが施されていて、特に、縦に伸びるヘッドライトや、ブラックアウト処理が施されたフロントグリルなどが印象的です。

また、カラフルなボディカラーのラインアップも魅力的です。

ンパクトなボディサイズやユニークなデザイン、高い燃費性能、快適な室内空間、先進の安全技術の採用など、都市部での使用に適した魅力的な車種となっています。

さいごに

以上が、2023年(1~12月)の新規登録台数ランキング50位~41位でした。

50位のカムリは生産終了となってしまいました。

また、45位のトールは不正問題で、出荷停止となってしまったのも残念ですね。

新車供給が落ち着いてきていますが、一部の車種では未だ長い納期となっているため、販売店へ直接お問い合わせください。

この記事の参考URL:http://www.jada.or.jp/

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