セダン離れの加速が止まらず、日産のセダンは絶滅に向かっていく?

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ここ近年のクルマ事情で、人気のボディタイプといえば圧倒的に「SUV」となっており、街中でもほとんどがSUVといっても過言ではないほど、人気の高さが続いている状況である。

10年以上前のSUV(この当時、SUVというジャンル分けよりもRV車というほうがしっくりくるかも)は、筆者のイメージだと無骨で4WDならではの悪路走破性を兼ね備えているワイルドなイメージだったが、現代では街乗りがメインの高級SUVから小型SUV、さらには軽SUVと一昔前のSUVとは違う印象だ。

そんな中、日本経済新聞に「日産はセダンとして『スカイライン』は次期型の開発をおこなっておらず、現行型で絶版になるという」と2021年6月12日に報道した。

記憶の新しいとこでいうと、トヨタはクラウンのセダンを出さないというニュースもあったが、日産に限らず各メーカーでセダンの絶版化が進行している。

今回は、日産のセダンが廃止される理由についてお話します。

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各メーカーの動向似合わせるように、日産のセダンは廃止に向けている

日産セダン廃止 Q50

日産からの公式コメントはないものの、スカイラインの次期型については開発を行っていないというのは事実であろう。

すでに、トヨタが国産セダンのベンチマーク的存在だった「クラウン」の次期セダン型は出さないと言った発表だったり、マークⅡの後継車であった「マークX」は、すでに絶版となっている。

こうした流れを受けた影響もあるのか、日産もセダンの生産終了へのカウントダウンに入っている。

スカイラインは、北米市場では日産の高級車チャンネルのインフィニティが「Q50」という車名で販売されており、10年くらい前までセダン市場が残っており、現行モデルを含みセダンの主戦場は北米となっていた。

しかし、5年くらい前からセダン市場の規模が急減しており、Q50も採算が合わないほど販売台数が落ち込んでしまっている。
スカイラインに限らず、フーガやシーマの高級セダンも同じくこのまま市場に出し続けていても赤字となることは確実ということから苦渋の決断に至ったに違いない。

今後のセダン市場はどうなっていく?

現在、現行ラインナップの中で、次期型が決まっているセダンは、トヨタではレクサス「LS」や、アメリカや中国で人気の「カムリ」や「カローラ」と、やはり少ないイメージ。

今のところ、生産終了すること無くラインアップし続けるセダンは、マツダでは「マツダ3」と「マツダ6」、スバルは「G4」と「WRX」を残していく方向だ。

WRXのような少し特殊なセダンは残っていくことは個人的にうれしいが、スタンダードなセダンは今の状況を見ると生き残りがだいぶキツイ状況に入っている気もする。

しかし、アメリカ市場や中国市場で人気の高いセダンがラインアップし続けているので、日本市場で日の目を当たることがないかもしれないが、諸外国で活躍するセダンにエールを贈りたい!

さいごに

日産セダン廃止 さいごに

いかがだったでしょうか?

すでに、何年も前からセダンタイプの絶版が年々進んでいて、各メーカーのラインアップを見てもセダンの車種は明らかに少ないし、ホームページやテレビCMなどでもセダンを前面に出していることはほとんど無く、冒頭でもお伝えしたとおり様々なタイプのSUVが前面に出ている状況が、SUV人気を司っている状況だろう。

個人的にはセダンタイプが好きなので、どんどん名車が無くなっていくとなると寂しくもなる。

今後の展望を考えると、電気自動車がメインになってくるのを想像すると、これまで絶版となった名車の名称が、新型の電気自動車に命名することにより、「全く新しくなった○○」といったように、名車復活!という感じで電気自動車を出すのか、はたまた、これまでにない近未来的で新しい名称をつけてくるのか分かりませんが、もし昔の車種名をインスパイアするなら、それ相応のボディタイプのイメージに合った名称をつけるのを期待する。

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