2022年9月から各タイヤメーカーが価格の値上げを発表。値上げ前タイヤ交換がおすすめ!

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2022年に入り、ウクライナとロシアの戦争は未だに終りが見えなく、はたまた原油価格の高騰や急激な円安などの影響を受け、我々日常における必需品をはじめ、ありとあらゆるものが値上げとなり、懐のダメージを大きくしています。

そんな中、クルマ業界の中にも影響が大きく関わっており、2022年4月にも一度タイヤの値上がりがされたのにも関わらず、2022年9月にタイヤの値上げが発表されました。

前回の値上がりから、わずか半年ほどで値上げを発表する事態となっているので、前回の4月の値上げ時に購入を検討していた方だったり、そういえばそろそろタイヤ交換の時期かなという方は、8月中の交換をおすすめします。

今回は、2022年9月からはじまるタイヤの値上げについて、お話します。

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今回のタイヤの値上げが起きる背景とは?

タイヤ値上げ 原油工場

タイヤの値上げの原因には、複数の理由が重なりこれまで見たことのない早さで値上げがされることになりました。

主な原因には、タイヤの原材料となる「天然ゴム」や「ナフサ」と呼ばれる、原油を石油精製プラントで異なる温度や圧力で蒸留・分離して得られる石油製品などの価格高騰に加え、世界的な原油高による生産コストや輸送費の上昇等が挙げられます。

この原油高に加え、ウクライナ情勢をはじめとする世界情勢の不安定さなどを背景にしたインフレと、円安などによる景気の後退などが複雑に絡み合って、企業努力だけでは生産コスト上昇を処理できなくなったことも原因の1つになっています。

いつから、どのくらいの値上げになるのか?

タイヤ値上げ 値上がりチラシ

2022年9月1日(木)からは、ブリヂストンと住友ゴム工業の2社が値上げが行われます。

ブリヂストンでの、値上げとなる対象商品は、国内市販用タイヤ(夏/冬)、チューブ、フラップとなり、値上げ率は3~8%(商品により改定率が異なります)となっています。

住友ゴム工業での、値上げとなる対象商品は、国内市販用タイヤ(夏/冬・オールシーズン)、チューブ、フラップとなり、値上げ率は2~8%となっています。

続いて、2022年10月1日(土)からは、横浜ゴムが値上げを実施します。

値上げとなる対象商品は、国内市販用タイヤ(夏/冬・オールシーズン)、チューブ、フラップとなり、値上げ率は最大8%(商品により改定率が異なります)となっています。

翌年、2023年1月1日(日)からは、トーヨータイヤが値上げを実施します。

値上げとなる対象商品は、国内市販用タイヤ全商品となり、値上げ率は最大10%(商品により改定率が異なります)となっています。

各社を均して1割程度の値上げとなることから、単価が安いとは言えない商品なので、タイヤ交換を積極的に検討している方は8月中に交換するのをおすすめしたい。

値上げが発表された今、どのタイミングでタイヤ交換をしたほうが良い?

タイヤ値上げ タイヤ交換

値上がりをするとはいえ、全てが一気に値上がりするというわけではなく、現在の在庫がなくなり次第、新価格に置き換えられ、実際の値上げについては2022年秋からの新しいモデルのタイヤは値上がり傾向になるかと思います。と、東京都内のタイヤ専門店に勤務する従業員の方は話します。

続いて、交換時期についても話してくれました。

現在使っているタイヤが2年以上経過、または2万km以上走行しているなら、値上がり前に交換をしたほうが良いとのこと。

逆に、1年程度経過で走行距離が1万km未満であれば、よほど過酷な状況下で使用していない限り、現状のタイヤを使い続けても問題ないとのこと。

ただし、タイヤのトレッドやサイドウォールにヒビが入っていたり、何らかの接触で表面に著しく擦れた傷などがあったりする場合は、タイヤバーストなど最悪のアクシデントを抑止することも考えて、値上げ前に交換しておくのが良いようです。

タイヤ値上げ スリップサイン

一般的には、溝のすり減りで、新品のタイヤの場合は7~9mm程度の溝の深さがありますが、タイヤの摩耗が進んで溝の残りの深さが1.6mmになると「スリップサイン」が露出します。

このスリップサインが出ている場合には、早急にタイヤ交換をするべきだろう。

是非、この機会に愛車のタイヤの状況を確認し、値上げ前に交換するべきなのか判断してほしい。

タイヤを長持ちする方法とは?

現在付けているタイヤに限らず、交換後のタイヤを長持ちさせるテクニックをご紹介。

今後も値上がりが続くかもしれませんので、少しでもタイヤを持たせたいですよね。

タイヤ値上げ 空気圧

1つ目は、「適正な空気圧を保つこと」です。

空気圧の調整はガソリンスタンドに設置してある空気入れを利用したり、ディーラーや整備工場でも調整が可能です。

ガソリンスタンドでは、セルフ式でも従業員の方が空気を入れてくれるサービスもあるので、ガソリンスタンドで授業員の方にお願いすれば、やってくれるところも少なくないです。

タイヤ値上げ ローテーション

2つ目は、「タイヤのローテーション」を行うことです。

前後のタイヤが同サイズの場合、5,000km程度でタイヤのローテーションをしておくと、偏摩耗や片減りといった不均衡なタイヤの減り方を抑制でき、長持ちをさせることができます。

ローテンション費用も、1,000円程と安価なので、タイヤのコンディションチェックも含めてローテーションをするのも、長持ちさせる方法です。

こういった、日々のチェックを怠らないことも含め、無理な据え切りをしない、駐車場などの車輪止めに強く当てない、縁石などにタイヤ側面が擦れないように注意するなど、タイヤを労わる運転も心がけると、自ずとタイヤ保護に繋がり、長持ちさせることができるでしょう。

さいごに

タイヤの値上げ、消費者としてはつらいですよね。

ただでさえ、日常生活に必要なものが値上がりしている中、さらに追い打ちをかけてきました。

クルマもれっきとした日常生活に必要なものなので、痛い出費となりそうです。

しかし、クルマの中でもタイヤは重要な部品の1つとなっていますので、値上がりがするからと言って危険な状態で使用を続けるのも非常に危ないので、交換時期でしたら必ず交換をしましょう。

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