トヨタ シエンタ(TOYOTA SIENTA)は、2003年9月に初代モデルを発表・販売を開始した、今やトヨタのコンパクトサイズミニバンとして中核を担うモデルになる。2015年にフルモデルチェンジを行い、現行型モデルが発売されたが、2019年8月に日本自動車販売連合会の統計により、ミニバンとして新車販売台数月間1位を記録した、今では大人気モデルのひとつだ。テレビCMのキャラクターには、渡辺直美さんが採用されていてシエンタのキャッチフレーズである「アガる」を前面に出したCMでも印象的ですよね。
そんなシエンタの、人気の理由に迫っていきたい。
【GOM Mix】初心者でも簡単な動画編集ソフトコンパクトミニバンとしての進化の追及 ミニバンとは思えぬスマートなデザイン。5ナンバーサイズもうれしい
約12年ぶりにフルモデルチェンジした、シエンタは「ユニバーサルでクールなトヨタ最小ミニバン」として開発が行われ、エクステリアにはミニバン特有の「四角い箱型」とは、一線を画し、サイドビューはシアターレイアウトによってサイドシルエットやベルトラインによりキャビン全体を前傾に見せる手法を採っており、現代らしいスタイリングを持ち合わせている。
ボディサイズは、初代モデルに対して全長135mm、ホールベースは50mm延長し全高は5mm(4WD車は15mm)高くなり、居住性の向上やラゲッジスペースの拡大しコンパクトミニバンながら既存のミニバンに負けない使い勝手を向上させた。一方、全幅1,695mmは先代から変わらず5ナンバーサイズの維持を図り、コンパクトミニバンとしてのジャンルを崩すことなく、進化している。
現行型シエンタは、6/7人乗りと5人乗りの基本的なモデルの展開になっている。
価格は、180万9,500円~257万9,500円
乗員人数を確保しながら普段使いやアウトドアなどシーンを選ばない、多彩なシートアレンジ
現行型シエンタは、3列シートならではの座席数にゆとりを活かしたシートアレンジが魅力的だ。通常では最大7人まで乗車ができ、様々なシーンで大人数での移動が可能になっている。3列目を格納すれば十分なラゲージスペースが生まれるし、2列目の片側をフラットに、3列目を格納すると3人乗車プラス長尺物なども積載できる。更に2列目3列目を格納することにより、フラットラゲージモードになり荷室長は1,430mmとなる。
5人乗りモデルだと、2列目シートがフルフラット形状になるので荷室長は2,065mmと更に広大なラゲージスペースが生まれる。
Toyota Safety Senseによるあらゆるシーンでの事故回避や衝突被害の軽減をサポートする
現行型シエンタは、トヨタの先進安全機能の「Toyota Safety Sense」を搭載しており、前方の安全を見守る単眼カメラとレーザーレーダーを併用した検知センサーと、これに基づく制御によって、事故の回避や衝突被害の軽減を行う。
更に、インテリジェントクリアランスソナーによる8つのソナーが静止物を検知し、自動(被害軽減)でブレーキが作動し、低速時での衝突を未然に防ぐ。
毎日の使い勝手に応える燃費の良さ、扱いやすいボディサイズで細い路地に入る時や車庫入れなどの取り回しも楽々
現行型シエンタは、先代モデルにはなかったハイブリッドモデルのラインアップがあり、燃費性能を大幅に向上した。進化をしたのはハイブリッドモデルだけではなく、通常のガソリンエンジン車も既存のエンジンを改良させて、燃費の向上を図っている。
現行型シエンタの燃費は、WLTCモードで15.4km/L~22.8km/Lとなっている。
ハイブリッドモデルには、「エコドライブモード」と「EVドライブモード」の2モードがスイッチで簡単に切り替えができ、その場にあったシーンに即座に応える。エコドライブモードでは、アクセル操作に対する駆動力やエアコンの消費電力などを抑えた燃費優先の走りに切り替える。EVドライブモードでは、モーターのみでの静かな走行が可能になり、夜間でのエンジン音を抑えたい時や、ガレージでの排出ガスを抑えたい時に便利な走行モードである。
全長4,260mm、全高1,675mmと大きすぎず小さすぎないボディサイズで、子供の送迎やお買い物など、様々なライフシーンにぴったりなボディサイズに、最小回転半径5.2mと取り回しが軽快に行えます。
ちょうどいいボディサイズと使い勝手の良さ、安全先進技術の向上で安心感高めのクルマに進化した
現行型シエンタは、先代モデルからミニバンとは思えないスタイリッシュなデザインに変貌したり、トヨタのハイブリッドシステムをシエンタにも組み合わせることで、燃費性能の大幅な向上を図った。2015年にはJNCAPでファイブスター賞を受賞し、衝突安全性能について評価されるなど、基本な設計にも進化を遂げた。
このように、先進技術や安全なボディを手に入れたことで、消費者には安全・安心に乗れるクルマになったのだ。
5ナンバーサイズで、大きすぎず小さすぎずなサイズ感を持ち合わせることで、様々なシーンで活躍できる存在となった。
コンパクトミニバンのジャンルではトップ的な存在なので、今後も進化を続けてトップに君臨する可能性は高い。
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