新型コロナウイルスの影響も落ち着いてきており、新車の納期に関しても通常化に向かい、長期的な納期が避けられつつあります。
この2,3年は、車業界にとって先の見えない苦しい状況が続いていましたが、これからまた盛り上がってくることを期待します。
そこで、今回は2023年4月~9月に販売された軽自動車のTOP10を紹介します。
- 2023年4~9月の軽自動車販売台数ランキング10位~1位
- 第10位 ダイハツ タフト 22,707台 85.6%(前年累計比)
- 第9位 日産 ルークス 25,583台 73.6%(前年累積比)
- 第8位 ダイハツ ミラ 30,049台 105.6%(前年累積比)
- 第7位 スズキ ワゴンR 33,842台 88.7%(前年累積比)
- 第6位 スズキ アルト 33,916台 108.8%(前年累積比)
- 第5位 スズキ ハスラー 40,542台 119.3%(前年累積比)
- 第4位 ダイハツ ムーヴ 51,518台 117.3%(前年累積比)
- 第3位 スズキ スペーシア 57,224台 117.0%(前年比)
- 第2位 ダイハツ タント 73,493台 189.7%(前年累積比)
- 第1位 ホンダ N-BOX 100,409台 189.7%(前年比)
- さいごに
2023年4~9月の軽自動車販売台数ランキング10位~1位
第10位 ダイハツ タフト 22,707台 85.6%(前年累計比)
タフトはコンパクトSUVとなっており、アウトドアシーンはもちろん都市部など、シーンを問わないスタイリングを持っています。
小さなボディサイズにもかかわらず、広々とした室内を提供し、高い乗り心地を実現しています。
タフトの最大の特徴は、前席上に「スカイフィールトップ」と呼ばれる大型ガラスルーフが全車標準装備されており、開放感が得られます。
ガラスルーフには、スーパーUV&IRカットガラスを採用しており、さらに開閉式のシェードも備えていることから、強い日差しの時でも避けることができます。
力強さと都会派を併せ持つ車種になります。
第9位 日産 ルークス 25,583台 73.6%(前年累積比)
ルークスは、軽トールワゴンです。
2代目デイズで採用された運転支援技術「プロパイロット」はミリ波レーダーを追加し、より遠くの先行車の状況を検知してスムーズな制御を可能にした改良型が採用されていて、安全性が飛躍的に向上しています。
2023年4月発表のマイナーチェンジではフロントフェイスが刷新され、標準仕様は「Vモーション」のデザインを変更するとともに、グリルとヘッドランプを一体化しています。
第8位 ダイハツ ミラ 30,049台 105.6%(前年累積比)
ミラは、ダイハツ工業が1980年から2018年まで生産・販売していたハッチバック型軽自動車で、現在は低燃費かつエントリー志向のミライース、上級志向のミラトコットにそれぞれ受け継がれています。
ミライースは昨今の環境意識や低価格志向の高まりを受け、誰もが気軽に乗れる『第3のエコカー』をコンセプトに開発され、25.0km/L(WLTCモード)という低燃費が魅力的な車種です。
上級志向である、ミラトコットは軽自動車では初採用となる装備もあり、パノラマモニターとコーナーセンサーを同時に設定したほか、SRSサイドエアバッグ(運転席・助手席)&SRSカーテンシールドエアバッグ(前/後席)は全車標準装備されています。
ボディは角に丸みを持たせたスクエア基調となっており、飽きのこないデザインが魅力的です。
第7位 スズキ ワゴンR 33,842台 88.7%(前年累積比)
ワゴンRは、軽トールワゴンとなっており、誕生当時、軽自動車の弱点であった室内の狭さを、全高を高く取ることで克服し、軽自動車市場に革命をもたらしたモデルです。
安全性能においては、4代目スイフトで初採用した単眼カメラ+赤外線レーザーレーダーを組み合わせた衝突被害軽減システム「デュアルセンサーブレーキサポート」やヘッドランプのロービーム/ハイビームを自動で切り替えるハイビームアシスト機能をスズキの軽自動車で初採用したほか、運転席前方のダッシュボードには、前方衝突警報/自動ブレーキ作動状況、車線逸脱警報、車速、シフトポジションなどを表示する軽自動車初のヘッドアップディスプレイも採用されています。
6代目である現行型は、初代モデルを現代風にアレンジしたデザインとなっていて、老若男女に指示されるデザインが特徴的です。
第6位 スズキ アルト 33,916台 108.8%(前年累積比)
アルトは、ハッチバック型軽自動車で、アルトシリーズ累計生産台数は480万台以上となっており、2019年5月に初代モデルの発売開始から40周年を迎えており、同年6月現在においてもハッチバック型の主力車種として生産・販売され2016年12月12日に、国内累計販売台数(ラパンを除く)がスズキ車で初となる500万台を達成した、ロングセラー商品になります。
エクステリアは8代目のコンセプトを基本としながらも、ラパンのような丸みを帯びたフォルムに楕円形のモチーフが取り入れられたスタイルとなり、フロントフェイスは一部のグレードにメッキフロントバンパーガーニッシュが採用され、ヘッドランプも一部のグレードにLEDが採用されています。
予防安全技術「スズキ セーフティ サポート」は8代目から強化され、衝突被害軽減ブレーキは夜間の歩行者も検知可能なステレオカメラ方式の「デュアルカメラブレーキサポート」となり、他の装備を含め、全グレードに拡大して標準装備されるなど、安全性も高い車種です。
第5位 スズキ ハスラー 40,542台 119.3%(前年累積比)
ハスラーは、軽トールワゴンとSUVの双方の要素を融合させた新ジャンルの軽自動車で、アウトドアやスポーツといったレジャーを好むユーザー、または轍や雪道といった起伏のある路面を走行する機会が多いユーザーを想定した、「アクティブなライフスタイルに似合う軽クロスオーバー」をコンセプトに開発されました。
初代モデルは月間販売台数目標の5,000台を遙かに超えるバックオーダーを抱えることになり、グッドデザイン賞やオートカラーアウォードなどの受賞も相まって、高い評価を得ています。
最低地上高は初代モデルと同じ180mmを確保し、アプローチアングルを1°拡大して29°に、デパーチャーアングルを4°拡大して50°にすることで走破性が向上されています。
第4位 ダイハツ ムーヴ 51,518台 117.3%(前年累積比)
ムーヴは、軽トールワゴンでダイハツの看板車種です。
6代目となる現行型では、ボディ骨格構造や足回りの改良など基本性能の向上を重点に置いており、サイドアウターパネルの全面ハイテン化や、構造断点を低減して骨格全体で力を受け止める構造とし、外板樹脂化も相まって20kg軽量化すると同時に従来と同レベルの衝突安全性の確保を両立しています。
エクステリアは厚みのある造形を採用し、フロントデザインはヘッドランプを大型化し、グリルを新デザインに変更、バンパーは平面ラウンドを強調したデザインとなり、サイドはシャープで流れる造形とした。ムーヴカスタムはフロント・サイド・リアでXを用いた意匠を採用し、バックドアは樹脂化によって可能となったデザインの自由度を活かしてベルトラインスポイラーをイメージするデザインとしています。
第3位 スズキ スペーシア 57,224台 117.0%(前年比)
スペーシアは、軽トールワゴンでコンパクトなボディサイズに広い室内空間を持ち、都市部での使い勝手が高く、家族や仲間を乗せての移動に適しています。
スペーシアは、「スペーシア」・「カスタム」・「ギア」・「ベース」の4タイプから構成されており、それぞれ違ったテイストとなっており、ユーザーのライフスタイルに合った選択ができます。
社名の由来には、英語で「空間」を表す「Space」より。
当初は2代目パレットとして開発されていたが、試作車を社内のあらゆる人に見てもらった結果、「広さがネーミングから連想出来るようになれば」という意見が多かったため、「広いスペースを名前からも分かるように」とスペーシアに変更された。
第2位 ダイハツ タント 73,493台 189.7%(前年累積比)
タントは、軽スーパーハイトワゴンで、初代登場時は、FFレイアウトながら2,000mmの長い室内長と、軽自動車のなかで最長となる2,440mmのロングホイールベースが特長であった。
同社で発売されている「ムーヴ」よりもキャビンの拡大を図っており、結果として全高1,700mmを超え「軽スーパーハイトワゴン」というジャンルを確立させました。
軽自動車では初の装備として、助手席ドアが半ドア時に自動で全閉する助手席イージークローザー、パワースライドドアが閉まりきる前にフロントドアハンドルのリクエストスイッチに触れることで事前にドアロックを予約することが可能なタッチ&ゴーロック機能、降車の際インパネに設置されたスイッチを押すことで、車両に戻る際にパワースライドドアの自動オープンを予約することが可能なウェルカムオープン機能が採用されるなど、最新の装備が魅力的です。
第1位 ホンダ N-BOX 100,409台 189.7%(前年比)
第1位には、ホンダのN-BOXとなりました。
N-BOXは、トールワゴン型の軽自動車となっており、不動の人気を誇る車種となっています。
2022年(1~12月)の販売台数が202,197台を記録し、軽自動車新車販売台数において8年連続の第1位獲得、登録車を含めた新車販売台数では2020年以来2年ぶりの第1位奪還となり、人気の高さが伺えます。
2023年10月6日よりフルモデルチェンジ版が販売開始され、さらなる人気が期待されます。
さいごに
以上が、2023年4~9月の軽自動車販売台数ランキングTOP10になります。
10位~2位までは、ダイハツ、スズキ、日産の車種で構成されていましたが、1位にホンダのN-BOXが入るなど販売台数も含めて不動の人気を誇っているクルマだと再認識できました。
この記事の参考URL:https://www.zenkeijikyo.or.jp/statistics/tushokaku/tushokaku-half-9601
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