「リセールバリュー」とは、購入したものを再販売するときの価値のことを示しており、もともと、中古車を販売するときの価格であったが、それ以外の場合にも、再販価値を指す言葉として広く使わるようになりました。
リセールバリューが高い=クルマを手放し売るときに、高く売れやすい。ということになります。
特に乗りたいクルマが無かったり、自身のライフスタイルに合わせて、乗る期間が決まっているなどであれば、リセーリバリューの高い車を選び購入するのも、賢い選択肢だと思います。
今回は、新車で購入し最初の車検がくる3年後、その後の車検時期のくる5年後、7年後と年数別によるリセールバリューの高い車種のランキングをご紹介します。
3年後のリセールランキング
新車購入から3年後は、初めての車検を迎える時期となっており、クルマを手放す方も意外と多く、特にリセールを気にする方は、このタイミングで手放す方が多くいらっしゃる傾向にあります。
新車から3年しか経っていなことから、クルマ自体の真新しさもあり、価値が下がりにくい時期であることは間違いないでしょう。
ランキング | 車種 | 残価率 |
1位 | ジムニーシエラ(スズキ) | 106% |
2位 | ジムニー(スズキ) | 105% |
3位 | ラングラー(ジープ) | 90% |
4位(同率3位) | ランドクルーザー(トヨタ) | 90% |
5位(同率3位) | ハイラックス(トヨタ) | 90% |
6位 | アルファード(トヨタ) | 85% |
7位 | フォレスター(スバル) | 84% |
8位 | GT-R(日産) | 80% |
9位 | シビック タイプR(ホンダ) | 79% |
10位 | WRX S4(スバル) | 76% |
新車から3年落ちのクルマは、新し目ということもあり、70%以上の残価率を持つ車種が少なくありません。
個体のグレードや付帯しているオプションの有無により、価格の上下はありますが、十分購入総額費用から大きなマイナスがなく売れるケースが期待できるでしょう。
5年後のリセールランキング
クルマのリセールにおいて、新車から5年経過は大きな節目と言えます。
5年を超えることで、リセールが一段落ちるクルマが多く存在するので、このタイミングで手放す事が多くなる傾向にあります。
ランキング | 車種 | 残価率 |
1位 | ランドクルーザー(トヨタ) | 109% |
2位 | シビック タイプR(ホンダ) | 82% |
3位 | ラングラー(ジープ) | 76% |
4位 | ケイマン(ポルシェ) | 70% |
5位 | GT-R(日産) | 69% |
6位 | RX(レクサス) | 67% |
7位 | Gクラス(メルセデスベンツ) | 66% |
8位 | アルファード(トヨタ) | 65% |
9位 | LX(レクサス) | 62% |
10位 | ヴェルファイア(トヨタ) | 61% |
新車から5年経過したクルマは、大きく均すことで残価率は50%が平均的なところにあります。
ただし、未だに人気のあるSUVやミニバンは、リセールが高く上位に居ます。
逆に、輸入車やリセールバリューの比較的低いセダンなどは50%を切ってくるものもあります。
7年後のリセールランキング
7年経過のクルマは、5年経過の次にリセールの節目になる年です。
7年経過すると、多くのクルマがフルモデルチェンジするので、乗っているクルマが型落ちする可能性が高くなり、リセールがグッと落ち込みやすくなります。
ランキング | 車種 | 残価率 |
1位 | GT-R(日産) | 74% |
2位 | ランドクルーザー(トヨタ) | 65% |
3位 | ラングラー(ジープ) | 62% |
4位 | ケイマン(ポルシェ) | 59% |
5位 | マカン(ポルシェ) | 54% |
6位(同率5位) | RAV4(トヨタ) | 54% |
7位 | 86(トヨタ) | 53% |
8位(同率7位) | NX(レクサス) | 53% |
9位(同率7位) | Gクラス(メルセデスベンツ) | 53% |
10位 | ジムニー(スズキ) | 52% |
7年経過することによって、ランキング上位でも残価率50%前後になります。
逆に、7年経過して残価率50%以上あるのは優秀なので、長く乗って高く売りたいと思う方は、参考にすると良いでしょう。
また一般的にリセールが高いと思われている軽自動車ですが、7年経過した殆どの車が残価率40%を切っており、そこまで高くはないので注意が必要です。
さいごに
今回紹介した車種は、いわゆる「人気車」であり、新車で購入するのも困難であったり、納車時期がものすごく長い車種であったりします。
そういった人気車種は、中古市場を見ても、ほとんど値下がりをせずに売っているパターンが多く見受けられます。
そして、このような人気車種はエクステリアデザインからインテリアデザインが良いのはもちろん、クルマの性能も高い車種がほとんどなので、リセールが高くなる要因の1つになっています。
性能が良く、手放すときには高く売れるクルマは、一石二鳥なので今回紹介したクルマを購入するのも賢い手段なのかもしれません。
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