2024年5月分のリコール情報についてお伝えします。
エンタープライズプランの詳細はこちら- 2024年5月のリコール届出情報(国産車)
- 2024年5月のリコール届出情報(輸入車)
- トライアンフ スピードトリプルRS 他 計2型式 計2車種を対象(8日)
- メルセデス・ベンツ A180 他 計55型式 計34車種を対象(16日)
- メルセデス・ベンツ A200d 他 計12型式 計8車種を対象(16日)
- メルセデス・ベンツ GLC220d 4MATIC 他 計41型式 計36車種を対象(16日)
- メルセデス・ベンツ GLE450 4MATIC 他 計14型式 計11車種を対象(16日)
- メルセデス・ベンツ V220d 計3型式 計1車種を対象(16日)
- メルセデス・ベンツ GLE450 4MATIC 計2型式 計1車種を対象(16日)
- メルセデス・ベンツ メルセデスAMG GT53 4MATIC+ 他 計8型式 計7車種を対象(16日)
- ポルシェ Cayenne GTS 他 計7型式 計3車種を対象(16日)
- ボルボ ボルボEX30 計1型式 計1車種を対象(21日)
- キャデラック CT5 計1型式 計1車種を対象(23日)
- フォルクスワーゲン ID.4 計1型式 計1車種を対象(30日)
- 2024年5月の改善対策届出情報(国産車)
- 2024年5月の改善対策届出情報(輸入車)
- さいごに
2024年5月のリコール届出情報(国産車)
トヨタ ノア 他 計10型式 計3車種を対象(8日)
・不具合の部位(部品名)
灯火装置(ライトコントロールコンピュータ)
・状況及びその原因
ライトコントロールコンピュータにおいて、点灯制御プログラムの設定を誤ったため、車幅灯が他の灯火器と同期して点灯・消灯すべきところ、方向指示器または非常点滅表示灯を操作した場合、正しく作動しないことがある。
そのため、保安基準第34条(車幅灯の基準)に適合しない。
・改善措置の内容
全車両、ライトコントロールコンピュータのプログラムを対策仕様に修正した前照灯に交換する。
ヤマハ アクシスZ LTS125 他 計2型式 計2車種を対象(14日)
・不具合の部位(部品名)
速度計(速度伝達用ケーブル)
・状況及びその原因
計器盤に取付けている速度伝達用ケーブルにおいて、速度計と当該ケーブル内のワイヤとの隙間の設定が不適切なため、走行時に当該ケーブルが屈曲して寸法が変化し、隙間が小さくなるものがある。
そのため、そのまま使用を続けると、隙間がなくなって速度計と当該ケーブル内のワイヤが接触し、最悪の場合、速度計が正しい速度を表示しなくなるおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、速度伝達用ケーブルを対策品と交換するとともに計器盤を新品と交換する。
また、計器盤を交換する際は、その時点の走行距離をメンテナンスノートに記録する。
ヤマハ アクシスZ LTS125 他 計2型式 計2車種のリコール届出一覧表
ヤマハ アクシスZ LTS125 他 計2型式 計2車種の改善箇所説明図
いすゞ エルフ 他 計141型式 計4車種を対象(16日)
・不具合の部位(部品名)
排出ガス発散防止装置(制御プログラム)
・状況及びその原因
小型トラックにおいて、開発時のエンジン制御プログラムの評価が不適切なため、上流NOxセンサの故障診断が確定した際にEGR(排気ガス再循環装置)が作動を停止し、設計意図と不一致となる。
そのため、保安基準第31条の細目告示第41条別添48の車載式故障診断装置(ディーゼル重量車J-OBDⅡ)の技術基準を満足しない。
・改善措置の内容
全車両、エンジン制御ユニットの制御プログラムを対策プログラムに修正する。
また、特定の故障コードが確認された場合は、DPD(粒子状物質除去装置)の再生を実施する。
いすゞ エルフ 他 計141型式 計4車種のリコール届出一覧表
マツダ CX-60 計1型式 計1車種を対象(16日)
・不具合の部位(部品名)
①原動機(エンジン制御コンピュータ)
②動力伝達装置(トランスミッション制御コンピュータ)
・状況及びその原因
①エンジン制御コンピュータにおいて、燃料蒸発ガス濃度の学習条件が不適切なため、パージバルブが開弁していない際に学習し、実際よりも低い濃度として判定することがある。そのため、走行直後など、燃料タンク内の燃料温度が高くなり、高濃度のガスがエンジンに取り込まれた場合に失火し、最悪の場合、エンストするおそれがある。
②トランスミッション制御コンピュータにおいて、減速中のクラッチ制御が不適切なため、クラッチを解放するタイミングの遅れや、意図しないタイミングでのクラッチ締結が発生することがある。そのため、減速中にエンジン回転が低下し、最悪の場合、低車速時にエンストするおそれがある。
・改善措置の内容
①全車両、エンジン制御コンピュータの制御プログラムを対策プログラムに修正する。
②全車両、トランスミッション制御コンピュータの制御プログラムを対策プログラムに修正し、トランスミッションの初期学習を実施する。
いすゞ フォワード 他 計36型式 計2車種を対象(21日)
・不具合の部位(部品名)
電気装置(ウイング電源ハーネス)
・状況及びその原因
ウイング車のウイング電源ハーネスの配線配策箇所において、製造管理が不適切なため、ウイング電源ハーネスがシャシハーネスを押しつけてしまい、シャシハーネスの保護のない部分がシャシフレームに干渉することがある。
そのため、走行振動等でシャシハーネスの被覆が破れ短絡し、最悪の場合、エンジンが停止し火災にいたるおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、ウイング電源ハーネスの配策を変更し、シャシハーネスに損傷がある場合は新品に交換する。
いすゞ フォワード 他 計36型式 計2車種のリコール届出一覧表
いすゞ フォワード 他 計36型式 計2車種の改善箇所説明図
ダイハツ タント 他 計8型式 計2車種を対象(23日)
・不具合の部位(部品名)
緩衝装置(フロントスタビライザ)
・状況及びその原因
フロントスタビライザにおいて、製造工程の管理が不適切なため、パイプ内部に塗装前の化成液が多量に残留し、水素脆化によって強度が低下しているものがある。
そのため、そのままの状態で使用を続けると、走行中の捩じり力によってスタビライザが折損するおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、フロントスタビライザの識別ペイントを確認し、該当する生産工場製のものは良品と交換する。
ダイハツ タント 他 計8型式 計2車種のリコール届出一覧表
トヨタ RAV4 計2型式 計1車種を対象(29日)
・不具合の部位(部品名)
走行装置(アルミホイール)
・状況及びその原因
アルミホイール取付部において、ホイールの加工が不適切なため、締付面の寸法が不足してハブナットが底突きし、締結力が不足しているものがある。
そのため、そのままの状態で走行を続けると、異音が発生し、最悪の場合、タイヤが脱落するおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、アルミホイールの製造番号を点検し、該当する場合はホイールの取付部を確認して、寸法が不足しているものは当該ホイールを良品に、ブレーキディスク、ハブボルトおよびハブナットを新品に交換する。
ヨコハマ RY237 を対象(29日)
・不具合の部位(部品名)
サイドウォール部
・状況及びその原因
トラック用タイヤの一部において、製造時の不適切な処理により、タイヤのサイド部にピンホール(貫通孔)が発生している場合がある。
そのため、最悪の場合、エアー漏れに至り走行不能になるおそれがある。
・改善措置の内容
タイヤサイド部の製造年週コードを確認し対象タイヤの場合は、良品と交換する。
ニッサン セレナ 他 計10型式 計3車種を対象(30日)
・不具合の部位(部品名)
電気装置(ナビゲーションコントロールユニット)
・状況及びその原因
ナビゲーションコントロールユニットにおいて、制御プログラムが不適切なため、ナビゲーションシステムが正常に作動しなくなることがある。
そのため、直前直左確認用のカメラ映像が表示されないことがある。
また、一部の車種については、車載コントロールユニット間の通信制御装置(CANゲートウェイ)において、制御プログラムが不適切なため、ナビゲーションシステムの異常を検知した場合に、エンジン/e-POWERシステムの始動ができなくなるおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、ナビゲーションコントロールユニットの制御プログラムを修正する。
また、FE0型車、C28型車については上記に加えて、CANゲートウェイの制御プログラムを修正する。
ニッサン セレナ 他 計10型式 計3車種のリコール届出一覧表
ニッサン セレナ 計6型式 計1車種を対象(30日)
・不具合の部位(部品名)
電気装置(CANゲートウエイ)
・状況及びその原因
車載コントロールユニット間の通信制御装置(CANゲートウェイ)において、制御プログラムが不適切なため、車載コントロールユニットの通信不良に至ることがある。
そのため、走行中に警告灯が点灯し、運転支援システムが使用できなくなる、または、始動不良に至るおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、CANゲートウェイの制御プログラムを修正する。
2024年5月のリコール届出情報(輸入車)
トライアンフ スピードトリプルRS 他 計2型式 計2車種を対象(8日)
・不具合の部位(部品名)
原動機(エンジンコントロールモジュール)
・状況及びその原因
エンジンコントロールモジュールにおいて、制御プログラムが不適切なため、周囲の温度が高くなおかつ渋滞路を走行するとエンジンが異常に高温になる場合がある。
そのため、そのまま走行を続けるとオーバーヒートを起こし、走行不能となるおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、対策版エンジンコントロールモジュール用ソフトを再設定する。
メルセデス・ベンツ A180 他 計55型式 計34車種を対象(16日)
・不具合の部位(部品名)
かじ取装置(電動パワーステアリングコントロールユニット)
・状況及びその原因
右ハンドル車の電動パワーステアリングにおいて、制御プログラムが不適切なため、電動パワーステアリングシステムに故障が発生した場合、パワーアシストが作動しなくなることや、ステアリングに振動が発生することで、最悪の場合、操舵ができなくなるおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、電動パワーステアリングコントロールユニットの制御プログラムを対策プログラムに書き換える。
メルセデス・ベンツ A180 他 計55型式 計34車種のリコール届出一覧表
メルセデス・ベンツ A180 他 計55型式 計34車種の改善箇所説明図
メルセデス・ベンツ A200d 他 計12型式 計8車種を対象(16日)
・不具合の部位(部品名)
原動機(チャージエアディストリビュータ)
・状況及びその原因
4気筒ディーゼルエンジンのチャージエアディストリビュータにおいて、吸気経路を制御するクランクアーム機構への潤滑剤塗布が不適切なため、潤滑不良によるガイドの摩耗で接続が外れ、吸気経路が制御できなくなることがある。
そのため、システムがこれを検知してエンジン警告灯(MIL)が点灯し、出力が制限され、最悪の場合、排出ガスが悪化し、排出量が基準値を満足しなくなるおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、接続が外れないようにクランクアーム機構にブラケットを装着する。
メルセデス・ベンツ A200d 他 計12型式 計8車種のリコール届出一覧表
メルセデス・ベンツ A200d 他 計12型式 計8車種の改善箇所説明図
メルセデス・ベンツ GLC220d 4MATIC 他 計41型式 計36車種を対象(16日)
・不具合の部位(部品名)
電気装置(ヒューズ)
・状況及びその原因
電源ヒューズにおいて、製造が不適切なためヒューズエレメント部に亀裂が入っている、もしくははんだが剥がれているものがある。
そのため、亀裂が入っている場合は使用過程での走行振動等によりヒューズエレメントが断線し、SRSシステムの機能停止やメータパネル等が消灯する。
最悪の場合、駆動力が失われ走行不能になるおそれがある。また、はんだが剥がれている場合は、ヒューズ回路内に短絡が発生するとヒューズが機能しないため短絡箇所の周囲が溶損し、最悪の場合、火災に至るおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、当該ヒューズが含まれるヒューズボックスを対策品に交換する。
メルセデス・ベンツ GLC220d 4MATIC 他 計41型式 計36車種のリコール届出一覧表
メルセデス・ベンツ GLC220d 4MATIC 他 計41型式 計36車種の改善箇所説明図
メルセデス・ベンツ GLE450 4MATIC 他 計14型式 計11車種を対象(16日)
・不具合の部位(部品名)
電気装置(48V配線)
・状況及びその原因
助手席の下にある48Vのアース配線において、製造時の組み付けが不適切なため、ナットが適切なトルクで締め付けられていないものがある。
そのため、走行中の振動等により導通不良が発生し、警告灯が点灯すると共に増加した電気接触抵抗により発熱して、最悪の場合、火災に至るおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、ナットの締め付けトルクを点検する。緩みや溶損がある場合は、損傷部分を新品に交換して適切な締付けトルクで固定する。
メルセデス・ベンツ GLE450 4MATIC 他 計14型式 計11車種のリコール届出一覧表
メルセデス・ベンツ GLE450 4MATIC 他 計14型式 計11車種の改善箇所説明図
メルセデス・ベンツ V220d 計3型式 計1車種を対象(16日)
・不具合の部位(部品名)
原動機(エンジンコントロールユニット)
・状況及びその原因
4気筒ディーゼルエンジンのエアマスセンサにおいて、制御プログラムが不適切なため、低回転・低負荷での限られた条件下で故障を誤検知することがある。
そのため、エンジン警告灯(MIL)が点灯し、出力が制限され、最悪の場合、排出ガスが悪化し、排出量が基準値を満足しなくなるおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、エンジンコントロールユニットの制御プログラムを対策プログラムに書き換える。
メルセデス・ベンツ V220d 計3型式 計1車種のリコール届出一覧表
メルセデス・ベンツ V220d 計3型式 計1車種の改善箇所説明図
メルセデス・ベンツ GLE450 4MATIC 計2型式 計1車種を対象(16日)
・不具合の部位(部品名)
動力伝達装置(トランスミッションコントロールユニット)
・状況及びその原因
トランスミッションコントロールユニットにおいて、制御プログラムが不適切なため、冷間時の特定の条件下で7速での緩やかな減速走行から緩やかに再加速すると、トランスミッション内部の油圧が意図した通りに上がらないことがある。
そのため、シフトダウンができず、システム保護の制御に伴う負荷変動によりエンストするおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、トランスミッションコントロールユニットの制御プログラムを対策されたプログラムに書き換える。
メルセデス・ベンツ GLE450 4MATIC 計2型式 計1車種のリコール届出一覧表
メルセデス・ベンツ GLE450 4MATIC 計2型式 計1車種の改善箇所説明図
メルセデス・ベンツ メルセデスAMG GT53 4MATIC+ 他 計8型式 計7車種を対象(16日)
・不具合の部位(部品名)
電気装置(48V配線)
・状況及びその原因
左ハンドル車のエンジンルーム内にある48Vのアース配線において、製造時の組み付けが不適切なため、ナットが適切なトルクで締め付けられていないものがある。
そのため、走行中の振動等により導通不良が発生し、警告灯が点灯すると共に増加した電気接触抵抗により発熱して、最悪の場合、火災に至るおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、ナットの締め付けトルクを点検する。緩みや溶損がある場合は、損傷部分を新品に交換して適切な締め付けトルクで固定する。
メルセデス・ベンツ メルセデスAMG GT53 4MATIC+ 他 計8型式 計7車種のリコール届出一覧表
メルセデス・ベンツ メルセデスAMG GT53 4MATIC+ 他 計8型式 計7車種の改善箇所説明図
ポルシェ Cayenne GTS 他 計7型式 計3車種を対象(16日)
・不具合の部位(部品名)
運転支援装置(ドライバーアシストシステムコントロールユニット)
・状況及びその原因
ドライバーアシストシステムコントロールユニットにおいて、ソフトウェア開発時の検証が不十分だったため、アクティブレーンキープアシスト機能を使用してコーナリングした際、想定した速度を超過することがある。
そのため、最大横加速度が協定規則第79号の技術的な要件(かじ取装置試験の基準)に適合しない。
・改善措置の内容
全車両、ドライバーアシストシステムコントロールユニットのコーディングを正しい仕様に修正する。
また、コーディングのバージョンを一致させるため、電子制御パワースステアリングコントロールユニットのコーディングも同時に書き換える。
ポルシェ Cayenne GTS 他 計7型式 計3車種のリコール届出一覧表
ポルシェ Cayenne GTS 他 計7型式 計3車種の改善箇所説明図
ボルボ ボルボEX30 計1型式 計1車種を対象(21日)
・不具合の部位(部品名)
その他(センター コンソール ディスプレイ用制御コンピュータ)
・状況及びその原因
DHU(ディスプレイ ヘッド ユニット)において、制御プログラムが不適切なため、EVシステム始動時に、ディスプレイの画面がテストパターン(カラーバー)になることがある。
そのため、後退時車両直後確認画像、速度計及び警告灯等が表示されないおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、DHUのプログラムを対策プログラムに書き換える。
ボルボ ボルボEX30 計1型式 計1車種のリコール届出一覧表
キャデラック CT5 計1型式 計1車種を対象(23日)
・不具合の部位(部品名)
灯火装置(乗降支援灯)
・状況及びその原因
左右車室外後写鏡の車室外乗降支援灯において、取り付け位置が悪いため、車室外後写鏡を格納した際にランプの照明部が観察領域から直接見える。
そのため、保安基準不適合となる。
・改善措置の内容
全車両、乗降支援灯照明の配線を切断したうえで取りはずし、ダミーキャップに交換する。
キャデラック CT5 計1型式 計1車種のリコール届出一覧表
フォルクスワーゲン ID.4 計1型式 計1車種を対象(30日)
・不具合の部位(部品名)
座席(シートフレームとバックレスト締結ボルト)
・状況及びその原因
運転席及び助手席のシートフレームとバックレストの締結ボルトにおいて、製造管理が不適切なため、正しいトルクで締め付けられていないものがある。
そのため、衝突時にバックレストへ強い力がかかった場合、当該ボルトが破損し、バックレストが正しい位置を保持できず、最悪の場合、乗員が負傷するおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、運転席及び助手席のシートフレームとバックレストの締結ボルトを新品に交換し、適切なトルクで締め付ける。
フォルクスワーゲン ID.4 計1型式 計1車種のリコール届出一覧表
フォルクスワーゲン ID.4 計1型式 計1車種の改善箇所説明図
2024年5月の改善対策届出情報(国産車)
マツダ CX-60 計2型式 計1車種を対象(16日)
・不具合の部位(部品名)
安全運転支援システム(車両制御コンピュータ)
・状況及びその原因
車両制御コンピュータにおいて、スマート・ブレーキ・サポートの制御プログラムが不適切なため、道路横に斜めの金属壁などがあった場合に、前進時左右接近物検知機能が誤作動することがある。
そのため、衝突の可能性がないにもかかわらず障害物との接近を知らせる警報音が鳴り、ディスプレイに警告表示が出て、最悪の場合、衝突被害軽減ブレーキが作動し、急制動がかかるおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、車両制御コンピュータの制御プログラムを対策プログラムに修正する。
2024年5月の改善対策届出情報(輸入車)
ジープ ラングラーアンリミテッド 他 計4型式 計2車種を対象(23日)
・不具合の部位(部品名)
電気装置(ハイブリッド制御モジュール)
・状況及びその原因
ハイブリッド制御モジュールにおいて、プログラムが不適切なため、冷却水温が-16℃以下でガソリンエンジンが停止してモーター走行する場合に、デフロスタから温風が出ない。
このため、フロントウィンドシールドの氷結が速やかに除去できないおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、ハイブリッド制御モジュールのプログラムを対策仕様に更新する。
ジープ ラングラーアンリミテッド 他 計4型式 計2車種のリコール届出一覧表
ジープ ラングラーアンリミテッド 他 計4型式 計2車種の改善箇所説明図
さいごに
以上が、2024年5月分のリコール及び改善対策届出情報についてまとめたものとなります。
対象となる車両をお持ちの方は、早めの対応をおすすめします。
リコール対象に限らず、日常の点検を怠らずに安全な状態で運行できるようにしましょう。
この記事の参照URL:https://renrakuda.mlit.go.jp/renrakuda/top.html
ムームーサーバー
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