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早速ですが今回は2022年12月分のリコール情報についてお伝えします。
年内に春休み合宿免許を申し込んでクオカード3,000円をゲット!!- 2022年12月のリコール届出情報(国産車)
- 日野 日野レインボー 他 計5型式 計2車種を対象(1日)
- いすゞ フォワード 他 計44型式 計4車種を対象(1日)
- ニッサン キャラバン 他 計10型式 計2車種を対象(1日)
- ニッサン ノート 計1型式 計1車種を対象(1日)
- ダイハツ ハイゼットトラック 計2型式 計1車種を対象(1日)
- ヤンマー V2-3B 他 計2型式 計2車種を対象(8日)
- コマツ WA100-8 他 計5型式 計6車種を対象(8日)
- コマツ WA100-8 他 計2型式 計3車種を対象(8日)
- ホンダ CB1300 SUPER FOUR 他 計2型式 計3車種を対象(8日)
- カワサキ Z1000 計1型式 計1車種を対象(9日)
- カワサキ Ninja H2 SX 他 計1型式 計2車種を対象(9日)
- カワサキ Ninja H2 SX 他 計4型式 計6車種を対象(9日)
- カワサキ Ninja H2 計2型式 計1車種を対象(9日)
- スズキ ジクサー 計1型式 計1車種を対象(21日)
- ルクラ 計4型式 計4車種を対象(22日)
- クボタ KL31R 他 計9型式 計97車種を対象(23日)
- スズキ ハスラー 他 計13型式 計7車種を対象(23日)
- 2022年12月のリコール届出情報(輸入車)
- BMW BMW i4 eDrive40 他 計3型式 計3車種を対象(7日)
- ルノー メガーヌR.S. 他 計4型式 計2車種を対象(8日)
- ルノー アルピーヌA110 計6型式 計1車種を対象(8日)
- ハーレーダビッドソン ナイトスター 計1型式 計1車種を対象(9日)
- メルセデス・ベンツ C200 他 計31型式 計29車種を対象(13日)
- メルセデス・ベンツ E200 他 計17型式 計13車種を対象(13日)
- メルセデス・ベンツ A250 4MATIC セダン 他 計6型式 計6車種を対象(13日)
- メルセデス・ベンツ C220d 他 計3型式 計3車種を対象(13日)
- メルセデス・ベンツ GLS400d 4MATIC 他 計3型式 計3車種を対象(13日)
- メルセデス・ベンツ EQA250 計1型式 計1車種を対象(13日)
- ジープ グランドチェロキー 計3型式 計1車種を対象(20日)
- BMW BMW K1600B 他 計1型式 計3車種を対象(20日)
- プジョー リフター 計2型式 計1車種を対象(22日)
- ロールスロイス ドーン 計1型式 計1車種を対象(28日)
- 2022年12月の改善対策届出情報(国産車)
- さいごに
2022年12月のリコール届出情報(国産車)
日野 日野レインボー 他 計5型式 計2車種を対象(1日)
・不具合の部位(部品名)
原動機(EGRクーラ)
・状況及びその原因
排気ガス再循環装置のEGRクーラにおいて、フィンの材質が不適切なため、排気ガス通路(チューブ)にフィンがろう付けされていないものがある。
そのため、そのまま使用を続けると、チューブに亀裂が生じ、冷却水経路に排気ガスが侵入して冷却不良となり、最悪の場合、オーバーヒートに至るおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、EGRクーラを良品に交換する。
また、特定の故障コードが確認された場合は、エンジンを交換する。
日野 日野レインボー 他 計5型式 計2車種のリコール届出一覧表
日野 日野レインボー 他 計5型式 計2車種の改善箇所説明図
いすゞ フォワード 他 計44型式 計4車種を対象(1日)
・不具合の部位(部品名)
原動機(EGRクーラ)
・状況及びその原因
排気ガス再循環装置のEGRクーラにおいて、フィンの材質が不適切なため、排気ガス通路(チューブ)にフィンがろう付けされていないものがある。
そのため、そのまま使用を続けると、チューブに亀裂が生じ、冷却水経路に排気ガスが侵入して冷却不良となり、最悪の場合、オーバーヒートに至るおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、EGRクーラを良品に交換する。
また、特定の故障コードが確認された場合は、エンジンを交換する。
いすゞ フォワード 他 計44型式 計4車種のリコール届出一覧表
いすゞ フォワード 他 計44型式 計4車種の改善箇所説明図
ニッサン キャラバン 他 計10型式 計2車種を対象(1日)
・不具合の部位(部品名)
原動機(エンジン制御コンピュータ)
・状況及びその原因
エンジン制御コンピュータにおいて、OBD診断の警告灯点灯の設定が不適切なため、特定の診断項目で異常判定時に警告灯が点灯しないおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、当該エンジン制御コンピュータのプログラムを修正する。
ニッサン キャラバン 他 計10型式 計2車種のリコール届出一覧表
ニッサン キャラバン 他 計10型式 計2車種の改善箇所説明図
ニッサン ノート 計1型式 計1車種を対象(1日)
・不具合の部位(部品名)
電気装置(リチウムイオンバッテリ内部ヒューズ)
・状況及びその原因
NISMO-S仕様のリチウムイオンバッテリ内部ヒューズにおいて、ヒューズの仕様設定が不適切なため、運転の仕方によっては早期に劣化が促進することがある。
そのままの状態で使用を続けると、最悪の場合、ヒューズが溶断し警告灯が点灯するとともに、モータへの電力供給が停止し走行不能になるおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、リチウムイオンバッテリ内部ヒューズを対策品に交換する。
ダイハツ ハイゼットトラック 計2型式 計1車種を対象(1日)
・不具合の部位(部品名)
排気管(マフラー)
・状況及びその原因
コンパクトテールリフト仕様車において、排気管の排気ガス出口位置の設定が不適切なため、連続した登坂走行等によって左側リヤコンビネーションランプが高温になることがある。
そのため、そのままの状態で使用を続けると、当該ランプの樹脂部分が溶損し、最悪の場合、不灯になるおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、排気管を対策品と交換する。また、左側リヤコンビネーションランプを新品と交換する。
ダイハツ ハイゼットトラック 計2型式 計1車種のリコール届出一覧表
ダイハツ ハイゼットトラック 計2型式 計1車種の改善箇所説明図
ヤンマー V2-3B 他 計2型式 計2車種を対象(8日)
・不具合の部位(部品名)
流体動力伝動部(油圧ホース)
・状況及びその原因
ショベルローダーに使用している油圧式無段変速機の油圧ホースおいて、フレームとの隙間が確保されていないため、振動によりフレームに干渉する。
そのまま使用を続けると干渉している部分から破損し、作動油が漏れ、最悪の場合は走行不能となるおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、ホースとフレームの隙間を確認し、隙間が小さい場合は取付を修正する。なおホースに干渉した痕跡が有る場合はホースを交換する。
ヤンマー V2-3B 他 計2型式 計2車種のリコール届出一覧表
ヤンマー V2-3B 他 計2型式 計2車種の改善箇所説明図
コマツ WA100-8 他 計5型式 計6車種を対象(8日)
・不具合の部位(部品名)
燃料装置(ヒーター付き燃料フィルタ)
・状況及びその原因
ショベル・ローダにおいて、ヒーター付き燃料フィルタの発熱体の組み付けが不適切なため、発熱体が傾いてクリアボールに接触する場合がある。
そのためそのまま使用を続けると、発熱体の熱でクリアボールが変形し、最悪の場合、クリアボールに穴が開き、燃料漏れに至るおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、ヒーター付き燃料フィルタのクリアボールと発熱体を対策品に交換する。
コマツ WA100-8 他 計5型式 計6車種のリコール届出一覧表
コマツ WA100-8 他 計5型式 計6車種の改善箇所説明図
コマツ WA100-8 他 計2型式 計3車種を対象(8日)
・不具合の部位(部品名)
原動機(排気管)
・状況及びその原因
ショベル・ローダの排気管において、排気管を繋いでいる接手部品(V 字接手)の強度不足のため、稼働時の振動等により亀裂が生じるものがある。
そのため、そのままの状態で使用を続けると、V 字接手が破断して隙間から排気ガスが漏れるおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、排気管接手部品一式を対策品へ交換する。
コマツ WA100-8 他 計2型式 計3車種のリコール届出一覧表
コマツ WA100-8 他 計2型式 計3車種の改善箇所説明図
ホンダ CB1300 SUPER FOUR 他 計2型式 計3車種を対象(8日)
・不具合の部位(部品名)
①電気装置(発電機)
②車体(アースナット)
・状況及びその原因
①発電機において、ステータコイルが組付けられている左側クランクケースカバー内側のリブ部高さ設定が不適切なため、当該コイル線がリブ部と干渉すると損傷して短絡することがある。
そのため、バッテリが充電不足となり、そのまま使用を続けると、走行中にエンジンが停止して再始動できなくなるおそれがある。
②緊急自動車において、車体リヤ側アースナットねじ部の塗装時に使用する治具の選定が不適切なため、アースナットねじ部に塗装が付着しているものがある。
そのため、アースナットとアースボルト間に酸化被膜が発生し電気抵抗が上昇して導通不良となり、警光灯の不灯、サイレンの不吹鳴及び無線機が使用できなくなるおそれがある。
・改善措置の内容
①全車両、左側クランクケースカバーを対策品に交換するとともに、ステータコイルを新品に交換する。
なお、一部の車両においては、当該リブ部を修正する。
②全車両、車体リヤ側アースナットねじ部をねじ切り処理する。
ホンダ CB1300 SUPER FOUR 他 計2型式 計3車種のリコール届出一覧表
ホンダ CB1300 SUPER FOUR 他 計2型式 計3車種の改善箇所説明図①
ホンダ CB1300 SUPER FOUR 他 計2型式 計3車種の改善箇所説明図②
カワサキ Z1000 計1型式 計1車種を対象(9日)
・不具合の部位(部品名)
乗車装置(シートストラップ)
・状況及びその原因
乗車装置の運転席(運転者用シート)に取り付けられた後部座席握り手(シートストラップ)において、製造時の加工条件が不適切なため、強度が不足しているものがある。
そのため、そのままの状態で使用を続けると、走行中にシートストラップが破損し、同乗者の安全な乗車を確保できないおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、シートストラップを良品と交換する。
カワサキ Z1000 計1型式 計1車種のリコール届出一覧表
カワサキ Ninja H2 SX 他 計1型式 計2車種を対象(9日)
・不具合の部位(部品名)
速度計(メータユニット)
・状況及びその原因
速度計(メータユニット)において、制御プログラムが不適切なため、走行中に再起動するおそれがある。
そのため、再起動中は運転者が速度等運転に必要な情報を確認できなくなる。
・改善措置の内容
全車両、メータユニットの制御プログラムを対策プログラムに書き換える。
カワサキ Ninja H2 SX 他 計1型式 計2車種のリコール届出一覧表
カワサキ Ninja H2 SX 他 計1型式 計2車種の改善箇所説明図
カワサキ Ninja H2 SX 他 計4型式 計6車種を対象(9日)
・不具合の部位(部品名)
原動機(カムシャフトチェーンテンショナ)
・状況及びその原因
カムシャフトチェーンの張力を調整するテンショナにおいて、使用により内部の部品が劣化しプランジャが押し戻され、プランジャがロックすることがある。
プランジャがロックされた状態で使用を続けると、カムシャフトチェーンに張力が掛からずに異音が発生し、最悪の場合、カムシャフトタイミングがずれ、走行中にエンジンが停止することがある。
・改善措置の内容
全車両、カムシャフトチェーンテンショナを対策品と交換する。
カワサキ Ninja H2 SX 他 計4型式 計6車種のリコール届出一覧表
カワサキ Ninja H2 SX 他 計4型式 計6車種の改善箇所説明図
カワサキ Ninja H2 計2型式 計1車種を対象(9日)
・不具合の部位(部品名)
原動機(カムシャフトチェーンテンショナ)
・状況及びその原因
カムシャフトチェーンの張力を調整するテンショナにおいて、使用により内部の部品が劣化しプランジャが押し戻され、プランジャがロックすることがある。
プランジャがロックされた状態で使用を続けると、カムシャフトチェーンに張力が掛からずに異音が発生し、最悪の場合、カムシャフトタイミングがずれ、走行中にエンジンが停止することがある。
・改善措置の内容
全車両、カムシャフトチェーンテンショナを対策品と交換する。
カワサキ Ninja H2 計2型式 計1車種のリコール届出一覧表
カワサキ Ninja H2 計2型式 計1車種の改善箇所説明図
スズキ ジクサー 計1型式 計1車種を対象(21日)
・不具合の部位(部品名)
電気装置(イグニッションスイッチ)
・状況及びその原因
イグニッションスイッチにおいて、配線の固定位置が不適切なため、ハンドル最大操作時に強く屈曲する箇所がある。
そのため、そのまま使用を続けると、屈曲の繰り返しにより当該配線が断線し、最悪の場合、エンジンが停止し、再始動できなくなるおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、イグニッションスイッチの配線を対策品と交換し、配線の固定位置を変更して、結束バンドで右ハンドルスイッチの配線に固定する。
ルクラ 計4型式 計4車種を対象(22日)
・不具合の部位(部品名)
車枠
・状況及びその原因
車枠において構造強度の設計が不適切な為、車枠の強度が不足している箇所がある。
そのため、走行時の負荷により亀裂や変形が生じ、最悪の場合走行性能が失われ走行不能となる恐れがある。
・改善措置の内容
全車両、車枠に補強鋼材を取り付ける。
なお、当該部位を点検し、亀裂や変形が発生している場合は、補修を行った後、補強鋼材を取り付ける。
クボタ KL31R 他 計9型式 計97車種を対象(23日)
・不具合の部位(部品名)
電気装置(ワイヤハーネス)
・状況及びその原因
エンジンルーム内バッテリ周辺のワイヤハーネスにおいて、取り回しが不適切なため、当該ワイヤハーネスが周辺部品と接触しているものがある。
そのため、走行時や作業時の振動により当該ワイヤハーネスの被覆が損傷して、ワイヤハーネス内の配線が短絡、発熱、焼損することがあり、最悪の場合車両火災に至る恐れがある。
・改善措置の内容
全車両、ワイヤハーネスに固定用のコードクランプを追加し、ワイヤハーネスの経路を変更するとともに周辺部品に保護材を追加する。
また、ワイヤハーネスの損傷状況を点検し、必要に応じて補修またはワイヤハーネスを新品に交換する。
クボタ KL31R 他 計9型式 計97車種のリコール届出一覧表
クボタ KL31R 他 計9型式 計97車種の改善箇所説明図
スズキ ハスラー 他 計13型式 計7車種を対象(23日)
・不具合の部位(部品名)
エアバッグ装置(エアバッグコントローラ)
・状況及びその原因
エアバッグコントローラにおいて、バックアップ電源用コンデンサの製造不良により、内部ショートが発生することがある。
そのため、コントローラの電源が衝突時に遮断されると全てのエアバッグ及びシートベルトプリテンショナーが展開しないおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、エアバッグコントローラを良品に交換する。
スズキ ハスラー 他 計13型式 計7車種のリコール届出一覧表
2022年12月のリコール届出情報(輸入車)
BMW BMW i4 eDrive40 他 計3型式 計3車種を対象(7日)
・不具合の部位(部品名)
電気装置(高電圧バッテリー)
・状況及びその原因
高電圧バッテリーのセルモジュールの製造不良により、高電圧バッテリーが誤作動するおそれがある。
そのため、稀にではあるが高電圧バッテリーが放電し、最悪の場合、火災につながる可能性がある。
・改善措置の内容
全車両、高電圧バッテリーのセルモジュールを良品に交換する。
BMW BMW i4 eDrive40 他 計3型式 計3車種のリコール届出一覧表
BMW BMW i4 eDrive40 他 計3型式 計3車種の改善箇所説明図
ルノー メガーヌR.S. 他 計4型式 計2車種を対象(8日)
・不具合の部位(部品名)
過給機(オイルパイプ)
・状況及びその原因
ターボチャージャーの潤滑オイルパイプに亀裂が生じてオイル漏れが発生し、車内でのオイル臭や警告灯が点灯することがある。
また最悪の場合、発煙に至るおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、ターボチャージャーの潤滑オイルパイプを対策品に交換する。
ルノー メガーヌR.S. 他 計4型式 計2車種のリコール届出一覧表
ルノー メガーヌR.S. 他 計4型式 計2車種の改善箇所説明図
ルノー アルピーヌA110 計6型式 計1車種を対象(8日)
・不具合の部位(部品名)
燃料装置(燃料ポンプ)
・状況及びその原因
燃料ポンプのインタンクユニットにおいて、樹脂製インペラーとカバーのクリアランス設計が不適切なため、燃料温度の上昇によって樹脂製インペラーが変形することがある。
そのため、カバーと接触し、燃料ポンプモーターが作動不良となり、最悪の場合、走行中エンストに至るおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、インタンクユニットを対策品に交換する。
また、外-3203未実施車については、更にエンジン制御 ユニットのプログラムを最新バージョンに書き換える。
ルノー アルピーヌA110 計6型式 計1車種のリコール届出一覧表
ルノー アルピーヌA110 計6型式 計1車種の改善箇所説明図
ハーレーダビッドソン ナイトスター 計1型式 計1車種を対象(9日)
・不具合の部位(部品名)
ハンドルバー
・状況及びその原因
車両のハンドルバーにおいて、溶接加工が不適切なため、十分な強度が保てていないものがある。
そのため、走行中にハンドルバーの溶接部分からひびが入り、最悪の場合、グリップの部分が外れて走行中にバランスが取れなくなり、転倒するおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、ハンドルバーを良品に交換する。
ハーレーダビッドソン ナイトスター 計1型式 計1車種のリコール届出一覧表
ハーレーダビッドソン ナイトスター 計1型式 計1車種の改善箇所説明図
メルセデス・ベンツ C200 他 計31型式 計29車種を対象(13日)
・不具合の部位(部品名)
緩衝装置(エアコンプレッサ)
・状況及びその原因
エアサスペンションのエアコンプレッサにおいて、減圧バルブの材質が不適切なため、錆が発生して作動不良を起こすことがある。
そのため警告灯点灯と共に車高調整ができず、最悪の場合、走行中に車高が低下するおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、エアコンプレッサを対策品に交換する。
メルセデス・ベンツ C200 他 計31型式 計29車種のリコール届出一覧表
メルセデス・ベンツ C200 他 計31型式 計29車種の改善箇所説明図
メルセデス・ベンツ E200 他 計17型式 計13車種を対象(13日)
・不具合の部位(部品名)
車枠及び車体(バッテリの固定)
・状況及びその原因
12Vバッテリにおいて、固定方法が不適切なため、事故などの衝突時の負荷に耐えられず、固定場所から動く可能性がある。
そのため、バッテリ配線が外れることで、最悪の場合、衝突後の安全機能(緊急通報サービス、電動シート調整、非常点滅表示灯、自動ドアロック解除)が適切に作動しないおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、12Vバッテリの固定部位に追加の固定具を装着する。
メルセデス・ベンツ E200 他 計17型式 計13車種のリコール届出一覧表
メルセデス・ベンツ E200 他 計17型式 計13車種の改善箇所説明図
メルセデス・ベンツ A250 4MATIC セダン 他 計6型式 計6車種を対象(13日)
・不具合の部位(部品名)
緩衝装置(フロントアクスルの一体型キャリア)
・状況及びその原因
フロントアクスルの一体型キャリアにおいて、防錆処理が不適切なため腐食に対する耐用年数が低いものがある。
そのため、年数が経過すると強度が低下することで部分的な破損が発生し、最悪の場合、操舵が不能になるおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、一体型キャリアの錆を点検する。錆が基準よりも生じている場合は一体型キャリアを交換し、基準以下の場合は、防錆剤を塗布する。
メルセデス・ベンツ A250 4MATIC セダン 他 計6型式 計6車種のリコール届出一覧表
メルセデス・ベンツ A250 4MATIC セダン 他 計6型式 計6車種の改善箇所説明図
メルセデス・ベンツ C220d 他 計3型式 計3車種を対象(13日)
・不具合の部位(部品名)
燃料装置(燃料供給ホース)
・状況及びその原因
ディーゼルエンジンの燃料供給ホースにおいて、製造指示が不適切なため、製造時に使用する分離剤に誤りがある。
そのため、ホース内壁の摩擦力が低くなっているため、接続ノズルとのクランプ締結が適切に行われているにも係わらずラバーホースの抜けが発生して燃料漏れを起こし、最悪の場合、警告灯点灯と共にエンジンが停止するおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、燃料供給ホースの製造時期を確認し、交換が必要なものは良品に交換する。
メルセデス・ベンツ C220d 他 計3型式 計3車種のリコール届出一覧表
メルセデス・ベンツ C220d 他 計3型式 計3車種の改善箇所説明図
メルセデス・ベンツ GLS400d 4MATIC 他 計3型式 計3車種を対象(13日)
・不具合の部位(部品名)
座席(バックレストロック)
・状況及びその原因
3列目シートのバックレストロックにおいて、生産管理が不適切なため、背もたれの固定に必要な左右2か所のシートバックレストロックのリターンスプリングの片側が装着されていないものがある。
そのため事故等で衝突した際に、背もたれが倒れることで、最悪の場合、乗員が負傷するおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、左右にリターンスプリングが装着されていることを点検する。
リターンスプリングがない場合は、シートを新品に交換する。
メルセデス・ベンツ GLS400d 4MATIC 他 計3型式 計3車種のリコール届出一覧表
メルセデス・ベンツ GLS400d 4MATIC 他 計3型式 計3車種の改善箇所説明図
メルセデス・ベンツ EQA250 計1型式 計1車種を対象(13日)
・不具合の部位(部品名)
原動機(電気配線)
・状況及びその原因
フロントモータの電気配線において、配索指示が不適切なため、フロントモータのサポートフレームに干渉し、被覆が摩滅することで短絡し、警告灯が点灯して出力が低下する等の不具合が発生することがある。
短絡する電気配線の種類によっては、最悪の場合、走行不能に至るおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、電気配線を点検する。サポートフレームと干渉している場合は、配線に保護材を装着する。
なお、配線に損傷がある場合は、修理を行ったうえで保護材を装着する。
メルセデス・ベンツ EQA250 計1型式 計1車種のリコール届出一覧表
メルセデス・ベンツ EQA250 計1型式 計1車種の改善箇所説明図
ジープ グランドチェロキー 計3型式 計1車種を対象(20日)
・不具合の部位(部品名)
制動装置(ABS制御プログラム)
・状況及びその原因
制動装置においてABSの制御プログラムが不適切なため、ブレーキプレッシャーセンサーからの信号に過敏に反応してしまうことがある。
そのため、ブレーキペダルを踏んでないにも関わらず、制動灯が点灯および、エンジンが始動可能となるとともにPレンジからシフト操作が可能となり、車両が動き出すおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、ABSの制御プログラムを対策プログラムに書き換える。
ジープ グランドチェロキー 計3型式 計1車種のリコール届出一覧表
ジープ グランドチェロキー 計3型式 計1車種の改善箇所説明図
BMW BMW K1600B 他 計1型式 計3車種を対象(20日)
・不具合の部位(部品名)
緩衝装置(ピボットストラット)
・状況及びその原因
リアサスペンション下部とフレーム間を連結しているピポッドストラットにおいて、製造工程が不適切なため、硬度が不足しているものがある。
そのため、当該部品が破損し、車両後部の車高が降下し、最悪の場合、リアタイヤとホイールカバーが接触することで大きな減速が発生し、走行安定性を損なうおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、ピポッドストラットを良品に交換する。
BMW BMW K1600B 他 計1型式 計3車種のリコール届出一覧表
BMW BMW K1600B 他 計1型式 計3車種の改善箇所説明図
プジョー リフター 計2型式 計1車種を対象(22日)
・不具合の部位(部品名)
車体(アンダーエンジンプロテクター)
・状況及びその原因
アンダーエンジンプロテクターにおいて、設計が不適切な為、オフロード走行の際にプロテクター内に草が堆積する場合がある。
このため、堆積した草が排気管と接触して火災に至るおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、アンダーエンジンプロテクターを対策品に交換する。
ロールスロイス ドーン 計1型式 計1車種を対象(28日)
・不具合の部位(部品名)
インジェクター
・状況及びその原因
インジェクターにおいて、製造時の溶接工程に不備があったため、インジェクターの弁が完全に閉じないものがある。
そのため、燃料過多となり、最悪の場合、適切に燃焼が行われなくエンジンの振動が大きくなり、排出ガスが基準値を超える恐れがある。
・改善措置の内容
対象車両のインジェクターを OBD 診断にかけ、燃料圧力と失火のテストを実施する。
基準に満たないインジェクターを対策品に交換する。
ロールスロイス ドーン 計1型式 計1車種のリコール届出一覧表
2022年12月の改善対策届出情報(国産車)
三菱 ふそうキャンター 他 計26型式 計2車種を対象(13日)
・不具合の部位(部品名)
車体(運転席側ドアパネル)
・状況及びその原因
小型トラックにおいて、運転席側ドアパネル内のインパクトビームの製造が不適切なため、後側ブラケットに溶接不良があるインパクトビームを組付けたものがある。
そのため、運転席側ドアが強度不足となり、最悪の場合、衝突時の安全性が損なわれるおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、運転席側のドアパネルを良品に交換する。
三菱 ふそうキャンター 他 計26型式 計2車種の改善対策届出一覧表
三菱 ふそうキャンター 他 計26型式 計2車種の改善箇所説明図
さいごに
以上が、2022年12月分のリコール及び改善対策届出情報についてまとめたものとなります。
対象となる車両をお持ちの方は、早めの対応をおすすめします。
新しい年を安全なクルマで運行できるように、リコール以外にも日常点検を怠らず、安心して乗れるクルマになるように心がけましょう!
そして、2023年も当サイトを宜しくお願いします。
この記事の参照URL:http://www.mlit.go.jp/jidosha/recall_R4.html
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