2025年10月30日(木)~11月9日(日)まで、東京ビッグサイトで開催される「ジャパンモビリティショー2025」に参加してきました。
筆者は、11月4日(火)に現地に行ってきたのですが、今回は2年ぶりの開催、また出品社数も前回の2倍以上となる1,000社となっており、3連休明けの平日にも関わらず、多くの方々が参加されていて、とても盛況していました。
そんなジャパンモビリティショーに実際に参加してみて、筆者のおすすめする展示車を紹介します。
東京を皮切りに、名古屋、大阪、福岡、札幌(2026年開催)にて開催されるので、是非参考にしていただけると幸いです。
それでは、どうぞ。
ホームページを作るなら ロリポップレンタルサーバージャパンモビリティショー2025にて、見学するのにおすすめできる展示車を紹介
Honda 0 SALOON プロトタイプ

ホンダが発表した、次世代EVシリーズ「Honda 0 Series」のフラッグシップモデルとして位置づけられているのが、「0 SALOON」のプロトタイプモデルです。
「Thin, Light, and Wise.(薄い、軽い、賢い)」という開発アプローチが掲げられていて、EV専用アーキテクチャを用い、スポーティーなセダンスタイルながら、広い室内空間を確保していると説明されています。
次世代「ビークルOS」ASIMO OSが採用されると発表されており、ホンダの自動運転技術・車内IT化の柱になっている模様です。
エクステリアデザインは、低めの全高・ワイドスタンスという、セダンらしくかつ未来感あるプロポーションとなっており、インテリアデザインは、外観からは想像できないほどの室内空間を実現するという説明があり、快適性・実用性を重視している様子が確認できました。
自動運転・最先端技術では、レベル3の自動運転(Eyes-Off運転)への対応を目指しており、車載通信・SoC・OSなどハイテク要素も強調されています。
製品化モデルは北米市場を含め、2026年の投入を見込んでおり、グローバル展開を予定していて、日本国内でも「Honda 0シリーズ」の一環として、2026年以降順次投入が予定されているとの報道があります。
4ドアでありながら、全高が低く、シームレスなデザインにより、輸入車におけるスーパーカーのような見た目が強烈な印象でした。
CONCEPT AMG GT XX

Mercedes-AMGが発表した、電動ハイパフォーマンスカーとして将来を見据えたコンセプトカーが、CONCEPT AMG GT XXになります。
本モデルは、AMGの新電動アーキテクチャ「AMG.EA」の技術を先行して投入する技術プログラム的な位置づけであり、量産化を前提にした仕様となっています。

ファストバック風の4ドアクーペスタイルを採用し、エクステリアデザインには、リアウィンドウをあえて廃したデザイン要素も話題となっています。
インテリアにはレースカー由来のデザインを多用しており、3Dプリント座席パッド、バイオ素材(レザー代替)、高電圧を視覚化したオレンジ配線アクセントなど、注目すべき点が多くあります。
その他、外観カラー「サンセットビームオレンジ」や、可動ブレード付きホイール、垂直配置ヘッドライトなど先進演出があります。
このモデルは、AMGが「電動化後もスポーツパフォーマンスブランドとしてのアイデンティティを維持・進化させる」ことを強く打ち出しています。
特に、従来の内燃エンジンハイパーカーから完全に電動へシフトする局面で、その「走り」「圧倒的スペック」「ブランドのDNA」を失わないというメッセージが込められています。
電動モデルといえば、グリルレスデザインが一般的になっている中、本モデルはフロントバンパー下部にグリルを配置しており、従来の電動モデルとは一線を画すデザインが注目できます。
Performance-E STI concept

スバルが、ジャパンモビリティショー2025で世界初公開した「Performance-E STI concept」は、Sti名を冠するパフォーマンス領域の次世代BEV(バッテリー電気自動車)コンセプトモデルです。
スバルはこのモデルを「パフォーマンスシーンの未来を表現するモデル」と位置づけています。
駆動方式は、BEV(バッテリー式電気自動車)ベースにして、AWD(全輪駆動)構成とされており、少なくとも前後にモーターを搭載するという情報があります。
「低重心・低ハイト・高空力」にこだわっており、円筒形バッテリーを床下に低く配置する構想が紹介されています。
デザインは、スバルのヘリテージを想起させつつ、「運動性能と実用性の両立」を狙っており、ワイド&ローなプロポーション、空力を意識した造形が特徴で、ドアハンドルのフラッシュ化、ホイールアーチの大きさ、ルーフの低さなど、空力性能追求がデザインに反映されており、低重心設計も並行して行われています。
コンセプト表現は、「Everyday Supercar(毎日乗れるスーパーカー)」というキーワードで、日常利用も想定しつつ高性能を目指す姿勢が語られています。
コンセプト表現通り、スーパーカーのごとくワイド&ローなデザインで、車格も大きく、スバルの本気を感じさせるデザインとなっていました。

LEXUS SPORT CONCEPT

LEXUS SPORT CONCEPTは、レクサスが次世代スポーツカー、クーペ領域においてどのようなデザイン・プロポーション・方向性を描いているかを示すビジョンモデルです。
エクステリアデザインは、幅広いスタンスと低車高、長いボンネット、流麗なルーフライン、そしてリアにはフルワイドライトバー+アクティブスポイラー的演出が確認されていて、「スポーツカーらしさ」を強く印象づけます。
インテリアデザインは、ドライバー側にフォーカスされたコックピット構造、先進的な操作インターフェース、ヨーク型ステアリングを採用するなど、先進的な印象を受けます。
「次世代のスポーツカー」というメッセージを通じて、デザイン・走り・電動化・ブランドイメージの4軸においてレクサスがどの方向に進むかを示しています。
現時点では「コンセプトモデル」であり、量産仕様・価格・発売時期は未公表ですが、レクサスがスポーツカー、高性能車セグメントにどれだけ本腰を入れるのか、インフラ・販売体制・マーケット需要ともに注目点となっています。
Century Coupe Concept

トヨタが誇る高級ブランド「Century(センチュリー)」を、単なるモデル名からブランド化し、トップエンドのラグジュアリーマーケットを狙う動きの中で発表されたにおが、「Century Coupe Concept」です。
Centuryブランドを「Lexus(レクサス)を超える「最上位」ラグジュアリーブランドとして位置づける動きの中で開発されたモデルとなっています。

ボディタイプは、2ドア、クーペスタイル+クーペライクなクーペ-SUV要素を兼ね備えたプロポーションで、注目すべき点はドア構造にあります。
Bピラーを持たず、スライディングドア+リア側の小ドアというユニークな構造が採用されています。
インテリアは、手作業仕上げの塗装(60層以上とも言われる)や、高級素材の使用など、限定・特別仕様的な演出が強調されています。
トヨタが英国のRolls-RoyceやBentleyといった世界最高峰ラグジュアリーマーケットに挑む姿勢を明示しており、Centuryブランドのグローバル展開、及び「One of One」(ひとつだけの)というカスタム、限定仕様の方向性が打ち出されています。
圧巻のボディサイズに、ユニークな助手席側のスライドドアは、これまでにないラグジュアリーの追求が見られます。
さいごに
以上が、筆者のジャパンモビリティショー2025における、見学するのにおすすめの展示車両です。
これらが、次世代のクルマのあり方と思うと、非常にワクワク感が高まる車両ばかりでした。
個人的には、CONCEPT AMG GT XXと、Century Coupe Conceptに共通する、「リアガラスがない」モデルは、斬新なスタイリングだと思いました。
カメラ機能が発達しているため、このようにリアガラスがなくとも、視認性に問題がなく、デザイン性を高められるのに付与しているんだなと思いました。
是非、現地で見てほしいので、ジャパンモビリティショーに参加してみてください。
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