スマート(smart)は、スイスの時計会社である「スウォッチ」が、「ダイムラー・ベンツ(当時)」をパートナーとして開始された自動車事業として発足されました。
元々、2人乗りのマイクロカーを生産・販売することを目的としており、そのコンセプトに合う、スマート フォーツー(smart fortwo)〈以下フォーツーと記載〉が生まれました。
1998年に初代モデルが誕生し、2007年には2代目が登場、2014年より現行モデルとなる3代目が発売開始された。
現行型フォーツーは、ルノー社との共同開発車となっており、同社のトゥインゴと基本コンポーネンツを共用している為、全幅が先代モデルに比べ一気に105mm拡大されるなど、ボディのワイド化が行われた。
それでは、スマート フォーツーについてお伝えします。
スマート フォーツーの価格は
グレード | エンジン | 駆動方式 | 価格 |
スマート フォーツーBRABUS スポーツ | 0.9L 直列3気筒 ターボチャージャー付 | RR | 266万0,000円 |
スマート BRABUS フォーツー エクスクルーシブ | 0.9L 直列3気筒 ターボチャージャー付 | RR | 309万0,000円 |
ドライバーの意のままに駆け抜けるパワートレイン
フォーツーには、冒頭でお伝えしたとおりルノーのトゥインゴと共用している部分が大きいが、エンジンに至ってはメルセデスベンツ社製の直接3気筒DOHCターボエンジンを採用しており、強力なパワーと素早いレスポンスを発揮します。
トランスミッションには、デュアルクラッチ式の「twinamic(ツイナミック)」を採用しており、シフトチェンジの際に駆動力が途切れず、なめらかで快適、そして都市部における俊敏で高効率なドライビングを与えます。
シティドライブを自在に操るコンパクトボディ
フォーツーの最大メリットといえば、コンパクトボディだ。
全長2,755mm(ベースグレード)×全幅1,655mm×全高1,545mmと、取り回しのしやすいコンパクトボディとなっており、超ショートオーバーハングと大きく切れるステアリングと相まって、最小回転半径3.3mを実現しました。
また、高いシートポジションや大きな窓により視界も良好なので、狭い道や住宅街などでもスムーズに走ることができます。
小さなボディでも利便性と実用性の高い室内空間
コンパクトな全長にも関わらず、ラゲッジ容量は通常時で260Lを確保しており、さらにテールゲートには上下分割式を採用することにより、狭い場所でも荷物の積み下ろしがラクに行なえます。
さらに、積載能力を高めるテールゲート下部に収納スペースを設けたり、シートバックポケットなど、スペースを有効に使える工夫がされている。
メルセデスの安全思想が凝縮された安全機能
ボディには、強固な高強度スチール製のトリディオンセーフティセルが、あらゆる方向からの衝突時に乗員をしっかりと保護する。
さらに、レーダーセンサーによる衝突の危険を表示と音で警告してくれる衝突警告音機能や、突然の横風にも安定した直進性をサポートするクロスウィンドウアシストなど、最先端の予防安全装備を採用し、デジタル面でも安全性を向上させています。
ワンランク上のコンパクトカーにふさわしい快適装備
フロントウィンドウ上部のセンサーが雨滴の量を感知し、ワイパーの作動を自動調整するレインセンサーや、周囲の明るさを検知してヘッドライトを自動で点灯/消灯するオートライト、設定温度を自動で保つオートエアコンなど、プレミアムシティコンパクトらしい快適装備を数々採用しました。
参考URL:https://www.yanase.co.jp/smart/fortwo/turbo/
スマート フォーツーに適合するトランクマットになります。
トレイ型となっており、荷物が散乱するのを防ぎます!
さいごに
スマート フォーツーはいかがだったでしょうか?
スマートの歴史は長く、2名乗りのマイクロカーとして話題性に富んだクルマとして印象づけた。
1998年には、オリジナルモデルである「シティクーペ」(後の「フォーツークーペ」)が発売されたが、走行中に横転する問題が発覚し、設計を根本的に改善するために多額の費用が掛かるなど、苦境に立たせられ、設立以降12年に渡って赤字続きだったが、2007年には黒字へ転換できスマートの存在意義が確立された。
フォーツーはこれまで進化してきたが、アメリカ市場では2018年よりガソリンエンジン搭載車の販売を廃止しEVに一本化が始まっており、2020年以降はスマートの全車種が電動化されると発表されている。
電動化もテクノロジーの進化で環境にも優しく良いところが多いが、フォーツーのようなコンパクトボディに軽量でパワーの出ているエンジンの組み合わせのフィーリングが味わえなくなると寂しいものがありますね。
時代の流れで仕方のないことですが、これからはハイテク化されるフォーツーに期待したい。
参考URL:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%88_(%E8%87%AA%E5%8B%95%E8%BB%8A)
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