劇的に運転がしやすくなり疲労軽減にも繋がる、正しいドライビングポジションを紹介

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クルマの免許を取得する際に、大半の方が自動車教習所へ通うかと思いますが、教習所では交通ルールの基本や運転操作については学ぶかもしれませんが、意外にも「正しいドライビングポジション(シートポジション)」については、しっかりと教わる機会がないのが現状です。

筆者も、教習所に通っていたときのことを思い出すと、少しはシートポジションについて指導があったと思いますが、自身が運転しやすいと思う、正に自己流でシートポジションを設定してたと思います。

正しいドライビングポジションを理解し設定するだけで、今まで以上にない運転のしやすさと、長距離乗っても疲労軽減に繋がり、もしも事故にあった際に被害を軽減するなど、多くのメリットがあります。

今回は、正しいドライビングポジションについてお話します。

正しいドライピングポジションの設定

正しいドライビングポジションの設定する際には、これから紹介する順序に沿っていくことで、しっかりとしたドライビングポジションを設定することができます。

1.シートに深く座る

正しいドライビングポジション シートに深く座る

まず、クルマに乗り込む際にはシートに座ることから始まります。

座る際には、「深く座る」ようにしましょう。

深く座ることにより、腰の位置が動かず、緊急時にはしっかりと急ブレーキが踏めるようになり、さらに腰痛を防ぐ効果もあります。

2.座面の高さを調整する

正しいドライビングポジション 座面の高さ

深く座った状態で、次に座面の高さを調整します。

高さは、快適な範囲で、目の位置をなるべく高めにします。

目の位置を高くすることで、死角が減り、周囲の多くの情報を得ることができます。

高すぎても良くないので、最低でも天井と頭の間に、握りこぶし1個以上の間隔を取ると良いでしょう。

3.シートの前後を調整する

正しいドライビングポジション シートの前後

シート前後の調整は、左足をフットレストに乗せて、強く踏ん張ってひざが曲がっている状態の位置に調整しましょう。

これにより、カーブでも体が安定し、衝突時には足のけが防止にも繋がります。

4.リクライニングの調整

正しいドライビングポジション リクライニングの調整

背中をシートの背もたれに押し付け、ステアリング(ハンドル)の頂点(12時の位置)を片手ずつ持ったときに、肩がシートから離れず、ひじが少し曲がった状態になるように調整します。

ステアリングの位置が調整できるクルマは、それも合わせて使うとより、正しいドライビングポジションに近づくでしょう。

背もたれに体が密着することで、安定した運転操作が可能になります。

5.ヘッドレストの調整

正しいドライビングポジション ヘッドレストの調整

クルマの衝突時に、頚椎を守ってくれるのが、ヘッドレストです。

ヘッドレストの上端を頭頂部と同じ高さに調整しましょう。

運転中はヘッドレストから頭を数㎝離すと、揺れの影響を受けることなく運転することができます。

以上のように順に調整することで、正しいドライビングポジションが取れます。

正しいドライビングポジションが取れたら、ルームミラーやドアミラーの調整をするようにしましょう。

番外編1.ルームミラーの調整

正しいドライビングポジション ルームミラーの調整

正しいドライビングポジションが決まったら、ルームミラーの調整をします。

ルームミラーの上下の枠を持ち、左右に動かしながら調整すると、上下も合わせやすくなります。

正しいドライビングポジションのときに、左右中央が自然に見える位置にします。

この位置にすることで、自車が車線の真ん中を走っているか、また後続車がどのくらいの位置にいるかを確認することができます。

番外編2.ドアミラーの調整

正しいドライビングポジション ルームミラーの調整

ドアミラーの調整は、意外にベストポジションにされていない方がいらっしゃいます。

左右は自車の側面が少し映るように、上下は路面を約2/3を映すように調整します。

この位置にすることによって、隣の車線の車がどのくらいの位置を走行しているかを把握することができます。

さいごに

ドライビングポジションを正しくすることにより、安定した姿勢で運転できるので、正しい運転操作ができ、緊急時にも素早い操作ができます。

短距離、長距離に関わらず運転の疲労度も軽減に繋がります。

今回紹介したドライビングポジションを取ると、慣れないうちは多少窮屈に感じるかもしれませんが、体をしっかり安定させていることで確実な運転操作が可能になります。

ぜひ、今回の記事を参考に正しいドライビングポジションにしましょう。

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