チューニングをしたいけど、どこですればいい?メーカー公式のチューニングカーがあるってご存知ですか?~BMW M編~

BMW M アイキャッチ 車の情報

こんにちは、SCPです。

今回は、シリーズ化されているメーカー公式のチューニングメーカーのご紹介で、前回のAMGのライバルにあたるであろう、BMW M(ビーエムダブリュー・エム)についてお伝えしていこうかと思います。

こちらは、BMWのベース車両をBMW Mがエンジンや足回りなどにチューニングを施したモデルとなり、このモデルでは車名にも頭に「M」という文字が付く、特別な仕様となっております。

ただでさえ、スポーティさが評価されているBMWにさらにチューニングを施したBMWなんて、素敵に決まっている。

今回は、BMW Mについてお話していきます。

  1. BMW Mの概要と歴史
    1. BMW Mの歩み
    2. Mモデルには、Mを冠名する複数のグレードで構成されている
  2. 現行のMモデルのラインアップ
    1. M135i xDrive 5ドア 右 8速スポーツAT 306ps 633万円~
    2. M235i xDrive グラン クーペ 4ドア 右 8速スポーツAT 306ps 665万円~
    3. M240i クーペ 2ドア 右 8速スポーツAT 340ps 718万円~
    4. M2 2ドア 右 6速MT 410ps 898万円~
    5. M340i xDrive セダン 4ドア 右/左 8速スポーツAT 387ps 985万円~
    6. M340i xDrive ツーリング 5ドア 右 8速スポーツAT 375ps 1010万円~
    7. M4 クーペ 2ドア 右/左 6速MT 450ps 1213万円~
    8. M4 カブリオレ Competition 2ドア 右 7速 M DCT Drivelogic 450ps 1416万円~
    9. M5 Competition 4ドア 右/左 8速 Mステップトロニック・トランスミッション(Drivelogic付) 625ps 1867万円~
    10. M760Li xDrive 4ドア 右/左 8速スポーツAT 609ps 2582万円~
    11. M850i xDrive クーペ 2ドア 右/左 8速スポーツAT 530ps 1754万円~
    12. M8 クーペ 2ドア 右/左 8速 Mステップトロニック・トランスミッション(Drivelogic付) 625ps 2241万円~
    13. M850i xDrive カブリオレ 2ドア 右 8速スポーツAT 530ps 1882万円~
    14. M8 カブリオレ 2ドア 右/左 8速 Mステップトロニック・トランスミッション(Drivelogic付) 625ps 2349万円~
    15. M850i xDrive グラン クーペ 4ドア 右/左 8速スポーツAT 530ps 1723万円~
    16. M8 グラン クーペ 4ドア 右/左 8速 Mステップトロニック・トランスミッション(Drivelogic付) 625ps 2204万円~
    17. X2 M35i 5ドア 右 8速スポーツAT 306ps 701万円~
    18. X3 M40i 5ドア 右 8速スポーツAT 326ps 889万円~
    19. X3 M40d 5ドア 右 8速スポーツAT 326ps 901万円~
    20. X3 M 5ドア 右 8速 Mステップトロニック・トランスミッション(Drivelogic付) 510ps 1298万円~
    21. X4 M40i 5ドア 右 8速スポーツAT 360ps 1004万円~
    22. X4 M 5ドア 右 8速 Mステップトロニック・トランスミッション(Drivelogic付) 510ps 1330万円~
    23. X5 M50i 5ドア 右 8速スポーツAT 530ps 1361万円~
    24. X5 M Competition 右 8速 Mステップトロニック・トランスミッション(Drivelogic付) 625ps 1859万円~
    25. X6 M50i 5ドア 右 8速スポーツAT 530ps 1402万円~
    26. X6 M Competition 5ドア 右/左 8速 Mステップトロニック・トランスミッション(Drivelogic付) 625ps 1899万円~
    27. X7 M50i 5ドア 右 8速スポーツAT 530ps 1603万円~
    28. Z4 M40i 2ドア 右 8速スポーツAT 387ps 855万円~
  3. さいごに
    1. 関連

BMW Mの概要と歴史

BMW M(ビーエムダブリュー・エム)は、ドイツの自動車メーカー、BMWの研究開発などを担当するグループ会社であり前身はBMWモータースポーツ社で、かつてはモータースポーツ関連の研究開発やモータースポーツ用車両の生産を行っていたが、今現在では高性能スポーツモデルであるMモデルの開発やモータースポーツ用パーツの研究開発、特別注文モデルの生産、限定モデルの企画、顧客向けトレーニングスクールの運用等を主な業務としている。

なお、以前はMモデルの生産も行なっていたが、現在はBMW本社がMモデルの生産を行い、BMW Mは「BMWインディビデュアル」と呼ばれる特別注文モデルを主に生産している。

BMWインディビデュアルとは、特別に用意されたボディカラーやインテリア素材でオーダーメイド可能なプログラムである。

BMW Mの歩み

1972年にBMWモータースポーツ社として設立され、翌年にはヨーロッパF2選手権およびヨーロッパ・ツーリングカー選手権においてタイトルを獲得した。

1977年には、今現在BMWドライビング・エクスペリエンスとして活動しているBMWドライバートレーニングプログラムの運用を開始した。

BMW M M1

1979年には、初のMモデル市販車である、M1(E26)が発表された。

1980年にはF1エンジン開発を開始し、1983年にはネルソン・ピケがブラバムBMWにてF1シリーズチャンピオンを獲得した。

BMW M M3
M3

1985年には、初代M3(E30)と初代M5(E28)を発表した。

1993年には、今現在のBMW M社に改称された。

BMW M MロードスターZ4
Z4 Mロードスター

その後、1998年にはMクーペ/Mロードスター(E36/E37/E38)発表、2005年初代M6(E63)発表、2006年Z4 Mロードスター/Mクーペ(E85/E86)発表。

BMW X5 M
X5 M(E70)

2009年には、初のSUVモデルの初代X5 M(E70)、初代X6 M(E71)発表した。

BMW M M4

2014年には初代M4(F82)、2016年には初代M2(F87)を発表するなどと、1990年代後半から現在の基本となるべくMモデルのラインアップが拡充していった。

Mモデルには、Mを冠名する複数のグレードで構成されている

Mモデル/グレードをさらに細かく掘り下げていくと、同じMが付く車種があってもそれぞれのMの特徴が変わってくる。

BMW M 4シリーズカブリオレ
440i カブリオレ Luxury

今回は、2ドアクーペや2ドアカブリオレ、4ドアクーペのラインアップのある4シリーズをベースにお伝えしていくが、4シリーズのラインアップは「420i クーペ M Spirit」・「420i グラン クーペ M Spirit」・「440i カブリオレ Luxury」・「M4 クーペ」・「M4 カブリオレ Competition」と5グレード構成となるが、420iにはクーペ/グランクーペにもM SpiritとMの名前が冠されており、M4にはクーペ/カブリオレで分けられている。

それぞれ、Mが付いていても中身の性質は全くと言っていい程異なる。

分かりやすくお伝えするとM SpiritはMの血を受け継いだもの、M4はBMW M社が手掛けたチューニングカーという事で、明らかに違うモデルだという事だ。

価格面においても、420i クーペ M Spiritは587万円~、420i グラン クーペ M Spiritは616万円~に対して、M4 クーペは1,213万円~、M4 カブリオレは1,416万円~と全く異なる性質が与えられている事がお分かり頂けるだろう。

その他にも2シリーズでは、「M240i」と「M2」というモデルがあり、同じ3.0L直列6気筒ターボエンジンでもM240iは340馬力、M2は410馬力とチューニングの度合いが多少異なる部分があり性質が異なる。

それぞれ、スペック面で異なることがあるがMの意志を持って生まれたクルマに変わりはない。

現行のMモデルのラインアップ

今現在、ラインアップされているMモデルについて紹介します。

M135i xDrive 5ドア 右 8速スポーツAT 306ps 633万円~

BMW M M135i xDrive

M235i xDrive グラン クーペ 4ドア 右 8速スポーツAT 306ps 665万円~

BMW M M235i xDrive

M240i クーペ 2ドア 右 8速スポーツAT 340ps 718万円~

BMW M240i クーペ

M2 2ドア 右 6速MT 410ps 898万円~

BMW M M2

M340i xDrive セダン 4ドア 右/左 8速スポーツAT 387ps 985万円~

BMW M M340i xDrive セダン

M340i xDrive ツーリング 5ドア 右 8速スポーツAT 375ps 1010万円~

BMW M M340i xDrive ツーリング

M4 クーペ 2ドア 右/左 6速MT 450ps 1213万円~

BMW M M4 クーペ

M4 カブリオレ Competition 2ドア 右 7速 M DCT Drivelogic 450ps 1416万円~

BMW M M4 カブリオレ Competition

M5 Competition 4ドア 右/左 8速 Mステップトロニック・トランスミッション(Drivelogic付) 625ps 1867万円~

BMW M M5 Competition

M760Li xDrive 4ドア 右/左 8速スポーツAT 609ps 2582万円~

BMW M M760Li xDrive

M850i xDrive クーペ 2ドア 右/左 8速スポーツAT 530ps 1754万円~

BMW M M850i xDrive クーペ

M8 クーペ 2ドア 右/左 8速 Mステップトロニック・トランスミッション(Drivelogic付) 625ps 2241万円~

BMW M M8 クーペ

M850i xDrive カブリオレ 2ドア 右 8速スポーツAT 530ps 1882万円~

BMW M M850i xDrive カブリオレBMW M M850i xDrive カブリオレBMW M M850i xDrive カブリオレBMW M M850i xDrive カブリオレ

M8 カブリオレ 2ドア 右/左 8速 Mステップトロニック・トランスミッション(Drivelogic付) 625ps 2349万円~

BMW M M8 カブリオレ

M850i xDrive グラン クーペ 4ドア 右/左 8速スポーツAT 530ps 1723万円~

BMW M M850i xDrive グラン クーペ

M8 グラン クーペ 4ドア 右/左 8速 Mステップトロニック・トランスミッション(Drivelogic付) 625ps 2204万円~

BMW M M8 グラン クーペ

X2 M35i 5ドア 右 8速スポーツAT 306ps 701万円~

BMW M35i

X3 M40i 5ドア 右 8速スポーツAT 326ps 889万円~

BMW M X3 M40i

X3 M40d 5ドア 右 8速スポーツAT 326ps 901万円~

BMW M40d

X3 M 5ドア 右 8速 Mステップトロニック・トランスミッション(Drivelogic付) 510ps 1298万円~

BMW M X3 M

X4 M40i 5ドア 右 8速スポーツAT 360ps 1004万円~

BMW M X4 M40i

X4 M 5ドア 右 8速 Mステップトロニック・トランスミッション(Drivelogic付) 510ps 1330万円~

BMW M X4 M

X5 M50i 5ドア 右 8速スポーツAT 530ps 1361万円~

BMW M X5 M50i

X5 M Competition 右 8速 Mステップトロニック・トランスミッション(Drivelogic付) 625ps 1859万円~

BMW M X5 M Competition

X6 M50i 5ドア 右 8速スポーツAT 530ps 1402万円~

BMW X6 M50i

X6 M Competition 5ドア 右/左 8速 Mステップトロニック・トランスミッション(Drivelogic付) 625ps 1899万円~

BMW M X6 M Competition

X7 M50i 5ドア 右 8速スポーツAT 530ps 1603万円~

BMW M X7 M50i

Z4 M40i 2ドア 右 8速スポーツAT 387ps 855万円~

BMW M Z4 M40i

以上となっています。

さいごに

Mモデルのラインアップを見ると、600psオーバーのクルマが形状にとらわれることなくラインアップされている事が凄いと思います。

スポーティなチューニングは、今やセダンやクーペスタイルに限らず、コンパクトやSUVにも供給されユーザーの選択肢も増えることに繋がるので、メーカーとユーザーの需要と供給のバランスがうまく成り立ってると言えますね。

今後も、驚くようなスペックを出すモデルが出てくることを期待します。

個人的には、ハンドルポジションの右/左が選べる選択肢をもう少し増やしてほしいと思いました。
あと、左ハンドルのみという設定がないのには驚きました。

それは、もう時代の流れからなのでしょうが、本国仕様で乗りたい筆者の様に考えがある人も、いらっしゃると思うので左ハンドルの選択肢が多ければ、もう少し良かったのではないかと思う。

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