「自転車だから」はもう許されない!2026年4月1日から、自転車の違反は「青切符」「反則金」の対象に

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警察庁は「自転車の違反行為」に対して、車やオートバイと同様に反則金の納付を通告するいわゆる「青切符」による取締りを2026年4月1日から行う方針を固めました。

昨今、SNSやテレビニュースでも取り上げられることが多くなった、自転車による交通違反やマナー違反ですが、筆者も車を運転していたり、街を歩いている時に自転車による違反行為を多く見ることがあります。

「青切符」による取締りを行う反則金制度を導入する背景には、交通事故全体の件数が減少傾向にある中で、自転車の交通違反が重大な事故につながるケースが相次いでいることがあります。

このような背景から、自転車の違反に対する罰則が強化される事になります。

今回は、2026年4月1日から導入される自転車の交通違反による青切符についてお話します。

ムームードメイン

2026年4月1日から導入される自転車の交通違反に対する取り締まりとは?

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自転車が関係する事故は増加傾向にあり、去年、成立した改正道路交通法では自転車の交通違反に対して車やオートバイと同様に反則金の納付を通告し、納めれば刑事罰が科されない、いわゆる「青切符」による取締りが導入されることになりました。

この制度について、警察庁は2026年4月1日から施行する方針を固め、「青切符」の対象となる113の交通違反について、反則金の額の案をまとめました。

警察庁は25日からパブリックコメントを実施したうえで政令の改正を行い、来年4月の施行後は重大な事故につながるおそれのある違反について重点的に取締りを行う方針となりました。

自転車の交通違反による事故は重大な事故につながっている

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交通事故全体の件数が減少傾向にある中で、実は自転車の交通違反が重大な事故につながるケースが相次いでいることがあります。

警察庁によると2024年の自転車が関係する事故は6万7,531件で、前年比4,808件減少しましたが、依然として高い水準が続いてると言えます。

内訳として、自転車乗車中の事故で死亡した324人のうち、82%あまりにあたる266人には、自転車側にも前方不注意や信号無視、一時不停止などの法令違反が確認されたということです。

また、去年1年間の自転車の交通違反での検挙件数は、一時不停止が2万1,833件で最も多く、信号無視が2万1,088件、遮断機が下りている踏切に立ち入る違反が3,220件、右側通行が1,251件、傘を差したりイヤホンを付けて音楽を聴いたりする、いわゆる、ながら運転など都道府県の公安委員会で定められた順守事項の違反が718件などとなっています。

このようなデータから、悪質で危険極まりない行為が横行されているのが事実です。

自転車の交通違反による反則金はどうなる?

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警察庁がまとめた主な自転車の交通違反に対する反則金の額の案が公表されています。

車やオートバイでも交通違反となる行為については、原動機付自転車と同じ額となり、また、自転車に固有の違反行為については、新たに反則金の額を設定するとされています。

携帯電話を使用しながら自転車を運転する、いわゆる「ながら運転」1万2000円
遮断機が下りている踏切に立ち入ること7000円
信号無視6000円
逆走や歩道通行などの通行区分違反6000円
一時不停止5000円
制動装置の不良(ブレーキが利かないなど)5000円
都道府県の公安委員会で定められた順守事項に違反する行為(傘を差したり、イヤホンを付けて音楽を聴いたりしながら運転するなど)5000円
無灯火5000円
並進禁止違反(並んで走行すること)3000円
2人乗り3000円

となっています。

今後は、自転車も自動車と同様に車両であり、基本的な交通ルールを順守する必要があることや、悪質で危険な違反行為については反則金の対象となることを周知し、自転車の安全な運転を促していくこと重要となってきます。

さいごに

自転車の交通違反に関する罰則が年々厳しくなっております。

2024年11月に施工された改正道路交通法に沿って、今回の自転車等に対する反則金制度が始まります。

自転車は、基本的には車道を走る、車両と同じという意識を持たなければなりません。

2026年4月1日からは反則金の対象になりますので、これを待たずに今からしっかりとルールを守り、安全に走行するようにしましょう。

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