皆さんは、クルマを運転するときにどの様な靴を履いて運転をしていますか?
以前に、サンダルを履いての運転は交通違反になる可能性もあり、何より運転操作がしづらくペダルの操作ミスにより重大な事故に繋がる可能性もあるという内容の記事を書きましたが、今回はその逆で運転に適している靴があるのを御存知ですか?
その名も、「ドライビングシューズ」というもので、名前の通りクルマの運転のために作られた靴になります。
日頃、クルマを運転することが多い方はもちろん、休日しかクルマは乗らないよ。という日頃あまりクルマに乗らない方でも、ドライビングシューズを履いて運転することにより、ひと味ふた味も違う、快適なドライビングフィールが得られます。
今回は、ドライビングシューズについてお話します。
ドライビングシューズとは?
ドライビングシューズとは、クルマの運転を第一に考えて設計された靴のことですが、運転だけにしか使えないというわけではなく、スポーティでカジュアルなデザインのものや、スーツやシャツスタイルといったフォーマルな服装にも合わせやすいデザインを持ったモデルもあることから、クルマを運転するときだけに履くものではないというところも、ドライビングシューズの魅力である。
ドライビングシューズは、なぜ運転に適している?
ドライビングシューズが運転に適している理由は、その構造(設計)に秘密があります。
1つ目は、「靴底が平らである」ことです。
靴底が平らであることで、アクセルペダルやブレーキペダル、マニュアル車であればクラッチペダルを踏むときに、確実に踏むことができ、かかとも安定します。
2つ目は、「靴幅が細い」ことです。
靴幅が細いことにより、靴幅が太い靴よりも軽快に動かすことができます。
靴幅が細いことにより、アクセルとブレーキペダルの操作性を確実にする効果もあります。
3つ目は、「足首の可動域が広い」ことになります。
ドライビングシューズの基本設計には、ローカット仕様となっていることが殆どで、ローカットになっていることで、足首を動かしやすくしていることから、ストレスのないペダル操作が可能になります。
4つ目は、「滑りにくい靴底が採用されている」ことになります。
ドライビングシューズの靴底には、ラバーなどによって滑りにくいようにされています。
滑りにくいことによって、ペダル類の操作性も向上しながら、かかとまで覆っているラバーソールによってかかと部分が傷みにくい作りになっているのも特徴的です。
操作性と耐久性にも考えられた作りになっています。
5つ目は、「かかとが丸くなっている」ことです。
かかとが丸みを帯びていることで、アクセル操作時に右足の落ち着きをよくする効果があり、それにより足首が安定し、絶妙なアクセルワークが実現できます。
ドライビングシューズのメリット
ドライビングシューズのメリットは、運転時の操作性を向上させながら、高いファッション性を兼ね備える点が大きなメリットとなっています。
様々なデザインがあるため、様々な服装にもマッチしたモデルがあるので、クルマに乗り込む時、運転する時、そして出先である時、といったあらゆる場面で足元をカッコ良くオシャレに決めることができるのは魅力的である。
ドライビングシューズのデメリット
ドライビングシューズのデメリットは、靴底が薄いため日頃から靴底の厚めのものを履いていると、ドライビングシューズでは歩くのには足が疲れやすいといったデメリットはあります。
おすすめのカーメーカーコラボドライビングシューズ
ネグローニ ALPINE×NEGRONI SPH-G20 A1
日本発のドライビングシューズブランドとして、クルマファンを唸らせている「ネグローニ」からは、「ALPINE(アルピーヌ)」とのコラボレーションにより、特別なドライビングシューズである「SPH-G20 A1」を販売している。
本モデルのベースデザインに採用されたのは、ネグローニの数あるモデルの中でも特に洗練された履き心地と優れたペダルフィールを誇るモデル「スピアヘッド」というモデルとなっている。
アルピーヌをイメージして全体にバランスよく仕上げられたフレンチカラーチャートは、スポーティーなドライビングシューズとしての佇まいはもちろんのこと、日常にもすっと溶け込む心地の良いデザインを実現しています。
ALPINE×NEGRONI SPH-G20 A1の価格は、48,400円
商品ページ:https://www.negronistore.com/products/alpine-negroni-sph-g20-blanc
ネグローニ イデアコルサ×NISSAN Z
こちらは、日産自動車の「新型フェアレディZカスタマイズドプロジェクト」とのコラボレーションモデルとなっていて、新型「Z」の商品企画責任者である田村宏志氏の監修のもと、素材選び、カラーリング、ロゴマークや金具のデザインに至るまで徹底してこだわり、実車のムードを体現できるドライビングシューズに仕上げられているのが特徴的だ。
カラーバリエーションには、「イカヅチイエロー」、「セイランブルー」、「ホワイト」の3色を用意していたが、今回新色として「ネグローニオリジナルヘリテージオレンジ&カーボンファイバー」が追加された。
こちらのカラーは、Z432Rのスタイルを彷彿とさせるカスタマイズプロトの配色をトリビュートしたものになっており、シュリンクレザーの表面に熱プレス加工を加え、肌触りが滑らかでより深みのある特別な仕上げを実現している。
サイドエンブレムには最新技術でラミネートされたカーボンファイバーを採用し、トップラインにはメタルレザーでアクセントを効かせるとともにブラックのアイレットラインで強いコントラストを演出している。
イデアコルサ × NISSAN Zの価格は、46,200円
商品ページ:https://www.negronistore.com/products/collaboration-nissan-z-ideacorsa-blue
プーマ メルセデス MAPF1 スピードキャット スニーカー
ドライビングに最適な設計となっている、「メルセデス MAPF1 スピードキャット スニーカー」は、薄型のアウトソールで快適なペダルの踏み込みを実現します。
アッパー部は細身でタイトなフィット感ながら、プレミアムレザーを採用することで柔らかく快適な履き心地となっています。
またメルセデスのブランドロゴがさりげなく施されており、見た目のアクセントになっています。
かかと部分は丸みを帯びておりペダル操作時の支点となることで、ペダルの踏み分けがしやすい構造となっています。
運転用としてはもちろん、カジュアルシューズとしても取り入れやすい一足となっている。
メルセデス MAPF1 スピードキャット スニーカーの価格は、13,200円
さいごに
ドライビングシューズと聞いたら、運転専用の靴かと思いがちですが、ファッション性が高く様々なシーンで使えることが大きな魅力でしたね。
普段運転するときに履いている靴といえば、一般的にはスニーカーや革靴などが挙げられますが、一度ドライビングシューズを履いて運転してみてはいかがでしょうか?
ペダル類の踏みごたえがいつもと違って、繊細で確実性のある踏みごたえとなり、普段ではできないようなアクセルワークが可能となります。
筆者は、最初ドライビングシューズと聞いてレーシングカーに乗るレーサーが履いているような靴をイメージしましたが、調べてみるとファッション性の高いものが沢山あり、もはやドライビングシューズと言わないと分からないようなデザインのものばかりでした。
この際に、ファッション性も高くクルマの操作性を向上させる、ドライビングシューズを履いてドライブに行かれてはいかがでしょうか?
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