2019年暮より流行し、未だ収束の見えないパンデミックにより、我々の生活や行動意識というものが大きく変化しつつあります。
政府は感染拡大を抑えるために、様々な行動規範を設定することで、仕事やレジャーなどの生活様式が変化しつつあります。
その中でも、クルマを使ったレジャーが一目置かれるようになり、密を避けられるキャンプや車中泊が空前絶後のブームとなっています。
その中でも車中泊は、移動するにも公共の乗り物に比べ他者と接触するリスクを減らせるし、宿泊施設と比べても自分だけのスペースで完結するので、感染リスクを大幅に下げながら楽しめるレジャーとして、年々注目度が上がっているレジャーとなっている。
そこで、今回はこれから車中泊を楽しみたいと思っている方に、車中泊の出来る場所や、車中泊する場所を選ぶ際に役立つポイントなどをお話しますので、是非こちらの記事を参考にして楽しい車中泊ライフを送って頂ければ幸いです。
車中泊が可能な場所について
車中泊をするにあたり、一番気をつけなければいけないのが、車中泊をする際に施設や駐車場が、公式に車中泊を認めている場所かどうかを事前に確かめる必要があります。
その中でも、公式に車中泊が許可されている場所として「RVパーク」や「オートキャンプ場」、または一部の「道の駅」などがあります。
それぞれの特徴について述べていきますので、自分に合った車中泊ポイントが見つかると幸いです。
RVパーク
RVパークとは、日本RV協会が『快適に安心して車中泊が出来る場所』を提供するために定めた条件を満たす車中泊施設となっている。
全国各地に温泉、旅館、道の駅、遊園地等々の様々な施設でRVパークの設置が進んでいることから、今最も注目されている施設の1つと言っていいだろう。
RVパークの大きな魅力は、以下の7つの項目を満たしていることによって、安全で快適に車中泊をすることができます。
1.4m×7m程度の余裕のある駐車スペース
2.1週間程度の滞在が可能
3.24時間利用可能なトイレ
4.100V電源が使用可能
5.入浴施設が施設内又は15km圏内にある
6.ごみ処理が可能
7.入退場制限が緩やかで予約が必須ではないこと(ほとんどのRVパークは予約が不要ですが、一部のRVパークでは予約が必須となっているところもあるので注意が必要)
利用案内
現地に到着したら、受付を行いましょう。
各施設ごとに、異なる料金設定やルールがありますので、その施設のルールに沿って利用するようにしましょう。
自分のスペース内においては、車外へイスとテーブルを持ち出すことも可能。
キャンピングカー以外のクルマでも利用することが可能となっています。
施設利用料については、無料のものから1泊あたり1万円前後のものまで場所や時期によって利用料金は様々ですが、ドッグランや温泉施設、公園が併設されていたりとバラエティに富んでいますので、一緒に利用する家族や友人などに合わせて使い分けることも可能となっている。
利用する際の禁止・注意事項
RVパークを利用する際の禁止・注意事項について以下の6つありますので、施設や周囲の方とトラブルを防ぐために必ず守っていただきたい。
1.車外での調理は禁止となっている。
2.直火は禁止で、焚き火やバーベキューなども禁止されています。
3.駐車中のアイドリング禁止。
4.発電機の使用及び騒音等、周辺(車中泊客)に迷惑のかかる行為は禁止です。
5.ゴミ・吸い殻などのポイ捨て、不要物の置き去り禁止。
6.排水については、利用される施設ごとに可否を含め確認し、その処理方法については、必ずその施設のルールに従ってください。例えグレータンクでも、その場での排水は絶対にお止めください。
と記されているので、ご利用の際はその場所毎でルールをしっかり守って利用したい。
オートキャンプ場
コロナ禍の現代で流行しているキャンプですが、オートキャンプ場でも車中泊が可能な場所であります。
キャンプが流行しているのも助けがあり、最近のキャンプ場ではトイレやシャワー、コインランドリーなどが設置されている場所が多いのはもちろん、RVパークでは基本的に禁止されている、焚き火やバーベキューなども行えるのも、オートキャンプ場ならでは。
夜は車内で虫や雨風を凌ぎながら眠ることができるため、キャンプ初心者の方にもおすすめと言える。
但し、すべてのオートキャンプ場で車中泊が可能とは限らないので、利用する前にオートキャンプ場に問い合わせるのが良いだろう。
道の駅
全国に多く存在し駐車場やトイレが24時間使用できる道の駅で車中泊をすることができると、とても便利だと思いませんか?
実は、道の駅は安全で快適に道路を利用するための休憩施設であり宿泊施設とは異なるため、基本的には道の駅で車中泊をすることを許可されていません。
もちろん、全ての道の駅で車中泊を禁止しているというわけではないが、オートキャンプ場が併設されている道の駅であったり、道の駅単体で車中泊を可能としているところもあるので、ご自身が行きたい道の駅を調べるのが良いだろう。
車中泊をする際のワンポイントアドバイス
これまで、ご紹介した車中泊スポット全てに共通している、もっと車中泊を快適にするワンポイントアドバイスです。
止める場所が平坦であるか
車内で寛いだり、寝るにしても止めている場所が平坦であるかが重要です。
足場の悪い場所に駐車してしまうと、車体が傾いてしまい、傾斜があるとくつろぎにくいのはもちろん、揺れやすくなってしまうことも考えられます。
また、不安定な足場は安全の面から見ても避けなければいけないのです。
平坦で安定した場所へ止めるようにしましょう。
トイレが近くにあるか
駐車した場所とトイレの距離感も大切な要素です。
特に日が沈んで暗くなってからトイレに行きたくなった際に、クルマからの距離があるのは安全とは言えず、何より慣れていない場所で、足場が悪い場合も大いに考えられます。
防犯の点からも長距離を移動するのは危険です。
周囲に街灯がない場合も十分考えられるので、安心・安全の為にもできる限りトイレから近い場所に駐車することがポイントです。
クルマをすぐに移動することができるか
駐車場所を決め、いざ車内で過ごし始めてみたところ騒音や車体の傾きなどが気になり始めてしまった、というケースも多いですし、または何らかの事情でクルマを移動しなくてはならないケースがあります。
そういったイレギュラーな場面も想像し対策することで、すぐに対応することが出来るだろう。
マナーを守りお互いに楽しく快適な車中泊を楽しもう
車中泊をする際に忘れてはいけないのが、周囲への配慮です。
近年高まりつつある車中泊人気に伴い、マナーや周囲への配慮がなかったことでトラブルに発展するケースも増加しました。
悪気なくやってしまっているケースも考えられるため、以下の点に十分ご注意下さい。
エンジンを切りましょう
車中泊中は車のエンジンを切るのがマナーです。
排気ガスなどによる環境破壊はもちろん、エンジン音は騒音になってしまうため、車を駐車したらすぐにエンジンを切ることが鉄則になります。
夏場や冬場には冷暖房欲しさについついエンジンを切らなかったというケースも多いので、あらかじめ電源を用意したり、電源が必要ないタイプの冷暖房設備を用意したりと事前にしっかりと備えておくことが必要です。
騒音問題や駐車スペースの使い方
道の駅やRVパークではオートキャンプ場とは異なり、アームチェアなどを車外に広げる行為は禁止されているので、勝手な行動はトラブルの原因となりますので避けましょう。
多くの人が配慮しあって共有している公共の場ということを十分意識して過ごすことが大切です。
また、窓を開けたまま音楽や映画を大音量で流してしまいトラブルになってしまったケースもあり、会話や人通りが少ない夜間には自分で思っている以上に遠くまで響くこともありますので、イヤホンを利用したり声量を抑えたりと、なるべく静かに時を過ごしましょう。
のんびりと寛ぐのは車中泊の醍醐味ですが、周囲への配慮も忘れないことで、利用しているお互いが気持ちよく楽しめます。
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さいごに
これで、車中泊に行く想像が出来たのではないでしょうか?
また、ベテランの車中泊をしている方も、初心を思い出す良いきっかけになったのではないでしょうか?
RVパークやオートキャンプ場、道の駅など利用するのにハードルが低いことも。
年々、人気が出てきて利用する方も多くなってくると、一部ではマナーの悪いユーザーも見かけることになりますが、トラブルを避けるためにも、今回ご紹介したマナーなどを守って頂き、楽しく寛げる車中泊ライフを送って頂ければ幸いです。
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