こんにちは、SCPです。
国産車において装着率が60%以上もあるクルマの定番オプション、それが「ドアバイザー」だ。※サイドバイザーとも言う。
このドアバイザーは、車を購入する際などの見積りに、高確率で記載されているオプションの1つでもある。
みなさんも、こんな経験したことないですか?
「これまでの購入車には必ず付けてて、今でも付けますよ。」って方や、「昔は付けていたけど今はオプションから外している。」など、これまで当たり前のように装着されていたドアバイザーが、現代では少なくなっているのが現状だ。
今回は、ドアバイザーに関するお話をしますので、参考にして頂ければと思います。
ドアバイザーの用途、メリット・デメリット
ドアバイザーとは、クルマのドア上部に付いている、樹脂製やアクリル製のカバーになります。
街中を走っていても、装着しているクルマが多く見られるだろう。
この、ドアバイザーは雨などが降っている状況でも、換気のために窓を開けたいというシーンで、車内に雨粒が入りにくくしてくれるための、優れものである。
換気という面では、高速道路を走行中に窓を開けると、ドアバイザーがないクルマでは窓を開けた瞬間にすごい勢いで風が入ってくるが、ドアバイザーを付けることにより、風の流れが複雑になるので風が勢いよく吹くのを少なくする効果もある。
他にも、暑い夏などの駐停車時に少しだけ窓を開けて駐車することができ、常に換気状態が保てるようになる。
ドアバイザー部だけ窓を開けることにより、外からパッと見ても窓が開いていることを確認しづらいし、もし車内への侵入を図られてもドアバイザーによって侵入経路を阻まれ、防犯にも役立つ。
ドアバイザーを付けることで、特に雨の多い日本では活躍する場面は多いと言える。
こんなに、優秀な機能を果たすドアバイザーですが、メリットもあればもちろんデメリットもある。
次では、ドアバイザーを付ける際のデメリットについてお話します。
ドアバイザーを付けるデメリット
ドアバイザーを付けると、どんなデメリットがあるのだろうか?
まずは、走行中の風切り音が大きく出ることです。
付いていない状態ですと、当然ドアバイザー取付部になにもないことから、風の抵抗を受けにくいので風切り音は少なくなります。
一方で、ドアバイザーを付けると風の抵抗を受けやすく、風切り音が大きく出てしまい静粛性にかけてしまうことです。
他にも、ドアバイザーがあることで洗車をする際に、窓の清掃をするときにドアバイザーが邪魔になり、ひと手間かかってしまうこともあります。
最近では少なくなってきてはいますが、大型のドアバイザーを付けることによって、視界を遮り視認性に影響が出てくるタイプのものもあります。
最後に、ドアバイザーを付けることによってクルマ本来のスタイリングが崩れることです。
これが原因で、輸入車を購入する層ではスタイリングを重視する方が多いため、装着率は約22.5%になるそうだ[某正規販売店による]
筆者も、ドアバイザーは便利で実用性の部分では大いに賛成するが、クルマはスタイリング主義であると考えているため、ドアバイザーを愛車には付けたことがない。
よくよく考えてみると、新車販売されているカタログ写真やHPに記載されている各車種のイメージ写真には「ドアバイザー」が装着している例は見たことがない。(見たことのある方がいらっしゃれば教えて下さい)
それだけ、本来のスタイリングを失うということは、各メーカーも分かっていてそうしているはずだ。
トヨタ純正、ヤリス専用のスポーツサイドバイザーになります。
空力性能に特化したドアバイザーになります。
ドアバイザーの今後
現代でも、ドアバイザー装着しているクルマが多いが、それでも2010年から2017年の装着率変化は「6%減」となっている。
減少傾向に多くの影響を与えているのは、「喫煙者」が少なくなっていることだ。
昔は喫煙者も多く、クルマの中でタバコを吸うことが当たり前となっていましたが、根本的に喫煙者が減っていることや、喫煙者でも、タバコを吸う時は「車外で」と考える方も多くなっているのも少なからず影響している。
ドアバイザーが装着されていると、いつでも窓を開けて換気できる利便性から、喫煙者のためと言えるほどの装備品であるが、喫煙者が減ったため装着率が減少していると言える。
しかし、2019年暮れから始まったコロナウイルスの拡大によって、換気という部分が感染拡大を抑えるひとつの行動になっているので、いつでも気軽に換気するためにはドアバイザーを装着したほうが、安全にクルマに乗ることができるだろう。
ゆるやかに装着率が減少しているが、やはりいつでも窓を開け換気できるのと、コロナウイルスの換気対策に有効的なので、またドアバイザーブームが来るかも?
それでは、最後まで読んで頂きありがとうございました。
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