こんにちは、SCPです。
現代のクルマ事情は、世界的に見てカーボンニュートラルに向けた動きで、自動車にも電動車(EV車)のラインアップが多く見受けられるようになりました。
各国では、2025~2040年の中でガソリン車・ディーゼル車の販売禁止を掲げており、最近のヨーロッパ車ではEV車が続々とニューラインアップしているのを見かけます。
日本においても、日産リーフなどEV車はありますが、ヨーロッパメーカーに比べると、ややEV車はまだマイノリティであると思います。
しかし、ここにきてトヨタとSUBARUが共同開発しているEV車が新たに発表されました。
これまで、EV車は日産が強かったものの、トヨタとSUBRUの共同開発EV車が発表されることで、日本にもEV車旋風が巻き起こるのではないでしょうか?
今回は、先日発表されたトヨタとSUBARU共同開発車について、お伝えします。
トヨタ bZ4X(ビーズィーフォーエックス)
トヨタは、2021年4月19日、上海モーターショー(中国)にて、新型EVのコンセプトカーTOYOTA bZ4X(トヨタ ビーズィーフォーエックス)を世界初披露しました。
このbZ4Xは、トヨタが新たに展開するEVシリーズ「TOYOTA bZ」の第一弾モデルとなるクロスオーバーSUVとなる。
ただし、面白いことにコンセプトモデルというものの、市販型と言えるほどデザインは完成しているのだ。
デザイン
エクステリアデザインを見てみると、トヨタの現行ラインナップSUVのイメージを取り入れ、トヨタらしいデザインが見受けられるが、これは完全に新しいSUVだ。
フロントから見てみると、薄型LEDヘッドライトによって近未来のイメージながら、グリルレスのハンマーヘッドデザインが本格的なSUVらしい迫力あるものと同時に、トヨタの新EVモデルラインへの強いこだわりを感じる。
インテリアデザインも同様、現実的なデザインとなっており、広大な5人乗りの空間を備え、コクピットデザインやシートレイアウトに至っても、市販車型に近い作り込みが図られている。
インテリアを見てみると、思わず2度見してしまうようなステアリングのデザインが特徴的だ。
従来の円型ではない、異系ステアリングホイールは、「ステアリングバイワイヤ」技術を象徴する形となっている。
ステアリングバイワイヤとは、ハンドルと操舵機構を切り離し、電子制御することで、スムーズかつ心地よいステアリング操作を可能とするものであり、操舵時に持ち替えることがなく操作できる新しいシステムとなっている。
こちらも、コンセプトにとどまらず、最初の市場である中国で実装するとされている。
メカニズム
プラットフォームには、トヨタとSUBARUが共同開発した「e-TNGA」EV専用プラットフォームを採用することで、ロングドライブやSUVに求められる高い走破性、快適な移動空間が実現されている。
駆動システムには、AWDシステムで評価が高いSUBARUと共同開発した新AWDシステムが搭載されるのも大きな特徴である。
SUBARU SOLTERRA(ソルテラ)
SUBARUは、2021年5月11日にトヨタと共同開発を進めているEV車の名称を「ソルテラ」に決めたと発表がありました。
ソルテラは、ラテン語で、ソルは太陽、テラは大地を意味しており、その2つの造語からなるソルテラと命名している。
SOLTERRAのスペルから、海外では「ソルテッラ」と発音しそうで、よりラテン的なノリが伺えるのは私だけでしょうか?(笑)
ソルテラは、SUVの仲間として位置づけており、日本市場でのXV、フォレスター、アウトバック、さらに北米市場専売のアセントに次ぐ、新型SUVとなる。
モーターの出力や、搭載する電池容量、満充電での航続距離、加速性能など技術な数値やボディ寸法などについては今回未発表だったが、唯一公表されたのは、プラットフォームに「eスバル・グローバル・プラットフォーム」を採用するということだ。
これは、bZ4Xに採用されている「e-TNGA」に相当するという。
また、SUBARUが長年培ってきたAWD性能をEVでも継承し、スバルらしい優れた操縦安定性や高い走破性をソルテラでも発揮する。
デザイン面などは、ティザーイメージしか出ていないため全貌は明らかになってはいないが、ヘッドライト周りには現行のスバル車のアイデンティでもある、ボクサーエンジンのピストンをイメージしたコの字型のクリアランスランプがスバルらしさを主張している。
さいごに
トヨタとスバルの共同開発車であるbZ4Xと、ソルテラについてお伝えしてきましたがいかがだったでしょうか?
どちらも、トヨタの強みとスバルの強みが合わさって、リリースされたら国内で大きな支持を得るのではないかと率直に感じました。
bZ4Xについては、ステアリングバイワイヤによる新しいメカニズムによって、運転の操作自体が従来とは変わり、より利便性を感じるシステムで、見た目も近未来的なイメージとなっている。
ソルテラは、全貌は明らかになっていないとはいえ、これまでの硬派なスバルらしいSUVデザインの中に、近未来的なエッセンスが加わり、新時代の乗り物と言わんばかりのイメージが印象的である。
両車もトヨタとスバルのいいとこ取りをしているため、車自体のポテンシャルは高いと見える。
但し、スバルは、他社との差別化として大きかった「水平対向エンジン」を無くしてしまう傾向となるため、苦渋の決断をいつかはしなくてはならなくなってしまうだろう。
筆者も、現在フォレスターに乗っているので水平対向エンジンのフィーリングが味わえなくなると、寂しい気持ちだ。
しかし、やはり走りのスバル。EV車となっても、走りの愉しさを継承してクルマづくりをしてもらいたいです。
それでは、最後まで読んで頂きありがとうございました。
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