プジョー 3008(PEUGEOT 3008)は、2009年に初代モデルが登場し、2017年に現行型である2代目が登場した。
本国を含むヨーロッパでは、2代目の一般公開から約半年間で10万台のオーダーを獲得し、内訳としてその半数は過去にプジョー車を所有したことがない人達というデータが出ており、一気に頭角を表した形になった。
エクステリアやインテリアデザインには、プジョーのアイデンティティを多く継承し、本格派SUVとしての力強さが前面に出ており、ここ最近では日本国内でもよく見かけるほど人気のあるモデルとなっている。
今回は、プジョー 3008について紹介します。
3008の価格は
グレード | エンジンタイプ | 価格 |
3008 Allure | 1.6L PureTechツインスクロールターボエンジン | 377万7,000円~ |
3008 Allure LED Package | 1.6L PureTechツインスクロールターボエンジン | 396万1,000円~ |
3008 GT Line | 1.6L PureTechツインスクロールターボエンジン | 418万7,000円~ |
3008 GT BlueHDi | 2.0L BlueHDi ディーゼルターボエンジン | 458万6,000円~ |
3008 GT Line BlueHDi | 2.0L BlueHDi ディーゼルターボエンジン | 463万6,000円~ |
3008 CROSSCITY BlueHDi | 2.0L BlueHDi ディーゼルターボエンジン | 482万3,000円~ |
精密に造り込まれたディテールと、力強さと先進的な佇まいなエクステリアデザイン
全身から立ち上る圧倒的なエネルギーに、先進的な佇まいを兼ね備え、このクルマが時間軸の中ではるか先を走り始めたことを確信させるデザインは、プジョーのSUVとして確立するための仕上がりとなった。
フルLEDヘッドライト
張りつめたグラマラスなボンネットと多面体グリッドで構成されたグリルが形作るフロントフェイスは力感を漲らせ、フルLEDヘッドライトが鋭い眼光として見せつける。
※3008 Allureは、ハロゲンヘッドライト
パノラミックサンルーフ[Allure LED Package、GT Line、GT Line BlueHDi、GT BlueHDiにオプション設定]
リアシート頭上にまで及ぶ広大なパノラミックサンルーフは、前半分がオープンタイプで、四季を問わず爽快なドライビングをもたらします。
紫外線や熱線をカットする特殊ガラスを使用し、電動メッシュシェードを装備することで、陽射しが強くても室内の快適性を損なうことがありません。
LEDリアコンビネーションランプ
Lion’s Claw(獅子の鉤爪)と称される、プジョーのアイデンティティをあしらった印象的なテールライトの造形により、ひと目でプショー車と分かるデザインとしている。
ブラックダイヤモンドルーフ
ブラックダイヤモンドのツートーンルーフやブラックアウトされたテールエンドが、都市で映えるスタイリッシュなSUVスタイルを形作ります。
プジョー独自のi-Cockpitとともに、使いやすさと先進性を兼ね備えたインテリアデザイン
プジョー独自のコックピットレイアウトであるi-Cockpitは、4つのコンポーネントで構成される。
俊敏で直感的なステアリングフィールを生む小径スポーツステアリングホイールに、その上部には美しいグラフィックを持つ12.3インチデジタルヘッドアップインストルメントパネルが前方視界と連なるようにレイアウトされている。
この新しいインターフェイスは、カスタマイズによって運転者が求める多彩な情報を映し出します。
また8インチタッチスクリーンは、五感体験を操作する新機能も加わり、直感性、快適性、操作性すべての要素で格段の進化を遂げており、そして、軽快な操作感が特長の新世代のシフトレバー、エレクトリックオートマチックシフトコントロールに、センターコンソール上にはエアコンやナビゲーションなど、基本機能にアクセスするトグルスイッチが整然とレイアウトされており、使いやすいインターフェースに美しさを兼ね備えている。
シートマテリアル
外観のタフな印象とは対照的に、ダッシュボードやシートは高い質感を追求し、エレガンスな空気を演出します。
デジタルヘッドアップインストルメントパネル
12.3インチ大型ディスプレイによって、見やすく多彩な情報をわかりやすく表示します。
表示できるコンテンツは、標準的なメーターディスプレイモードから表示情報をカスタマイズできるパーソナルモードまで、4つのモードから自由に選べます。
まるでそれ自体がひとつのエンターテインメントのように、ドライビングに新しい楽しさをもたらす新時代のインストルメントパネルとなっている。
プジョーミラースクリーン(PEUGEOT MIRROR SCREEN)
お手持ちのスマートフォンと接続可能な、ミラースクリーンを搭載しています。
対応するスマートフォンをUSBケーブルで接続するだけで、マップ、通話、メッセージ、音楽などのスマートフォンアプリを車載のタッチスクリーンで利用することができます。
音声認識機能を使ったボイスコントロール操作も可能です。
ファーストクラスパッケージ[GT Line、GT BlueHDiに標準装備]
運転席メモリー付電動シート&マルチポイントランバーサポート、フロントシートヒーターなどの上級装備とパノラミックサンルーフをセットにしたファーストクラスパッケージ、さらにGT BlueHDiには、滑らかな質感が特徴の高級レザー仕様のナッパレザーを加えたパッケージをオプションとして用意しています。
環境性能と圧倒的なパフォーマンスを持つ2種類のエンジンに、EAT8を組み合わせた走行性能
1.6L PureTechツインスクロールターボエンジン[Allure、Allure LED Package、GT Lineに搭載]
軽量コンパクトで、優れた燃費性能を持ちながら、自然吸気2.0Lクラスのエンジンを凌ぐパワーとトルクを誇るプジョーの中核を成す1.6Lガソリンターボエンジンを3008に採用しています。
燃料を直接シリンダー内に噴射し燃焼効率を高めるダイレクトインジェクション、すべての回転域で効率の良い過給を行うツインスクロールターボチャージャーなど、数々の先進テクノロジーを搭載。
新たに施されたチューニングにより、出力、トルクともにアップし、最高出力133kW(180ps)/5,500rpm、最大トルク250Nm/1,650rpmを発揮します。
また、ガソリン専用微粒子フィルターGPFを採用しクリーン性能も向上させた。
1.6L PureTechツインスクロールターボエンジン搭載車の燃費は
モード | 数値 |
JC08モード | 15.0km/L |
WLTCモード | 13.4km/L |
2.0L BlueHDi ディーゼルターボエンジン[GT Line BlueHDi、GT BlueHDi、CROSSCITY BlueHDiに搭載]
ディーゼルエンジンを作り続けてきた長い経験と技術、そして革新的なクリーンテクノロジーの融合、それがプジョーが生み出したBlueHDiです。
エンジンの基本構造は、コモンレール式高圧直噴システムを持つ2.0L直列4気筒DOHCターボディーゼルとなっており、16.7という高圧縮比のシリンダー内に、コモンレールを介して2,000バールの高圧燃料を直接噴射し、可変ジオメトリーターボチャージャーの効果も併せて、最高出力130kW(177ps)/3,750rpm、最大トルク400Nm/2,000rpmという強力なパワースペックを誇っている。
特にその強力なトルクは、積載能力の高い3008を軽快に駆動し、さらには優れた加速性能も実現し、また同レベルの性能のガソリンエンジンに比べCO2排出量と燃費にも優れ、高度な環境性能を身につけています。
2.0L BlueHDi ディーゼルターボエンジン搭載車の燃費は
モード | 数値 |
JC08モード | 21.2km/L |
WLTCモード | 16.6km/L |
EAT8(8速エフィシェント・オートマチック・トランスミッション)
新設計による軽量コンパクト化とシフトバイワイヤ技術によりスムーズな変速と燃費の向上を実現した最新世代の8速オートマチックトランスミッション、EAT8は、電子制御化され向上したシフトクオリティ、ワイドでクロースしたギアレシオが、全速度域に渡りエンジンのパフォーマンスを最大限に引き出します。
先進のドライビングアシスト機能で、あらゆるリスクをカバーする
アクティブセーフティブレーキ/ディスタンスアラート
アクティブセーフティブレーキは、前方の車両や障害物を検知し、運転者が回避操作を行わない場合に自動的にブレーキを作動させる機能となります。
作動範囲は5~140km/hとなっており、80km/h以下では停止車両を、60km/h以下では歩行者も検知して追突事故などの危険を回避、あるいは衝突の被害を軽減し、安心で快適なドライブをサポートする。
ディスタンスアラートは、約5~140km/hの走行時に、フロントレーダーにより、前方車両との距離を検知し、接近しすぎている場合にはリスクに応じて、警告灯と警告音で運転者に注意を促す。
レーンキープアシスト
走行中に車載カメラが車線を検知し、ウィンカー操作をせずに車線からはみ出しそうになると、自動的にステアリングに反力を生じさせ、もとの車線へと戻す機能です。
ドライバーアテンションアラート
フロントウィンドウに設置されたカメラにより、車線に対するふらつきを検知し、居眠り防止の警告を発します。
さらに平均速度65km/h以上での連続運転が2時間を超えると、コーヒーカップマークが点灯し警告音とともに休憩を促します。
インテリジェントハイビーム
ヘッドライトユニットは、ポジションランプ、ハイビーム、ロービームすべてLEDで構成され、優れた照度、反応速度、省エネルギー性能を発揮します。
また、フロントウィンドウに設置された小型カメラで前方の状況を分析し、対向車や前方車両を感知した場合は、ハイビームとロービームを自動で切り換えて、最適な前方視界を確保し、他車を眩惑することなく、夜間走行の安全性を高めます。
スピードリミットインフォメーション
走行中、車載カメラが道路標識の制限速度を認識して、ヘッドアップインストルメントパネルに表示し、運転者が見落としがちな表示を認識することができます。
アクティブクルーズコントロール(ブレーキサポート付)[Allure LED Package、GT Line、GT Line BlueHDi、GT BlueHDi、CROSSCITY BlueHDiに標準装備]
フロントバンパーのレーダーが前方車両の速度と距離を検知し車間距離を一定に保つアクティブクルーズコントロールは、アクセル、ブレーキ、エンジンブレーキの自動制御によって設定された車間距離を保ち、前方車両が停止した場合には車間距離を保ちながら自動停車します。
このシステムは30~180km/hの速度域で作動します。
SUVらしい走破性をアシストする機能と、冒険の楽しみを広げる機能
アドバンスドグリップコントロール[GT Line、GT Line BlueHDi、GT BlueHDi、CROSSCITY BlueHDiに標準装備]
優れた走破性を生み出すアドバンスドグリップコントロールは、重量増加とハイコストを強いられる4WDではなく、トラクションコントロールをベースにプログラミングされた最新のシステムになっています。
路面状況に応じて5つの走行モード(ノーマル(舗装路)、スノー(雪道)、マッド(ぬかるみ)、サンド(砂地)、オフモード)を切り替えることで、トラクションコントロールとブレーキが駆動輪を最適に制御します。
急斜面の下り坂でも走行安定性を保つヒルディセントコントロールは、5%以上の勾配の下り坂を走行する際にシステムを作動させると速度を約5km/h未満に抑えることができ、ドライバーはブレーキングをすることなく、ステアリング操作に集中することができます。
ラゲッジスペース
ラゲッジスペースの容量は通常時520Lを確保し、6:4分割可倒式のリアシートバックをすべて折りたためば、1,482Lという大容量が広がります。
「マジックフラット」とプジョーが呼ぶ、レバーワンタッチでリアシートバックを折りたたみ、フラットなスペースが出現する機構を採用し、大容量と使い勝手の良さを両立している。
さらに助手席のシートバックも前方にフラットに折りたためるため、長い荷物でも積載することが可能です。
ハンズフリー電動テールゲート[GT Line、GT Line BlueHDi、GT BlueHDi、CROSSCITY BlueHDiに標準装備]
ダッシュボードやスマートキーのボタン、またはバンパーの下で足を少し動かすだけでテールゲートが自動的に開く、ハンズフリー電動テールゲートを装備している。
低く大きな荷室開口部と合わせて、さまざまなシーンで高い利便性をもたらします。
プジョー3008に適合するラゲッジマットになります。
多彩なカラーバリエーションからお選び頂けます。
さいごに
プジョー 3008はいかがだったでしょうか?
現在は、SUV人気が長く続いており近年でも新登場してくるSUVは小型SUVがメインとなっております。
3008は、その流れと相まって日本の道路状況にもマッチしている扱いやすいサイズから、ここ最近でも都心部で個人的によく見る気がします。
実際にドライバーの姿を見ると、30代~40代の男女が多く見受けられ誰もが乗っても楽しく安全に運転できるのが受けている原因の1つでもあると思う。
i-Cockpitによる、ドライバーズファーストなコクピットデザインも、SUVらしからぬ走りを意識させるレイアウトも素晴らしいと思う。
2020年9月1日には、マイナーチェンジした新型3008を発表しており、2020年末にヨーロッパで発売予定とアナウンスがありました。
日本での発売に関して情報を追い続け、発信していきたいと思います。
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