スバル フォレスター(FORESTER)は、1997年に初代モデルが登場し、2018年には現行型である5代目が登場した。
フォレスターは、スバルのラインアップの中でも最量販車種と位置づけるグローバル戦略車となっており、フォレスターの主戦場であるアメリカで、2020年1~9月での新車販売は、新記録となる13万4,082台を販売し、前年同期比は2%増と、2年連続のプラスを維持する人気ぶりだ。
スバルといえば、1年毎に小規模な仕様変更を行うことで有名だが、今回はグレード体系や当初ラインアップされていた2.5L自然吸気エンジンモデルを廃止し、新たに1.8L直噴ターボ搭載の「SPORT」グレードを追加し、元々ラインアップのあった2.0L直噴+モーターのe-BOXERモデルの構成へとなった。
それでは、今回はフォレスターについて紹介します。
車名の由来は、英語の「森をはぐくむ者」に由来する。
フォレスターの価格は
グレード | エンジン | 価格 |
Touring | 2.0L+モーター | 291万5,000円 |
X-BREAK | 2.0L+モーター | 305万8,000円 |
Advance | 2.0L+モーター | 315万7,000円 |
SPORT | 1.8L直噴ターボ | 328万9,000円 |
- 走りを意識する精悍なエクステリアと、上質なインテリア
- 走行安定性や総合安全性能を引き上げるプラットフォームを軸に、走りへのこだわりを結集させた新開発のパワーユニット
- アイサイトをはじめとする、予防安全技術や万一の衝突の際にも乗員や歩行者を守る衝突安全性能
- 多彩な快適装備で、シーンを問わず快適な移動空間を
- 左右独立温度調整機能付フルオートエアコン
- シートヒーター(運転席+助手席+後席左右)[Touring(運転席+助手席)、X-BREAK、Advance、SPORTに標準装備。Touring(後席左右)はメーカー装着オプション]
- ステアリングヒーター[X-BREAK、Advance、SPORTに標準装備。Touringはメーカー装着オプション]
- 運転席シート自動後退機能[Advance、SPORTに標準装備。Touring、X-BREAKにメーカー装着オプション]
- 運転席&助手席8ウェイパワーシート[Advance、SPORTに標準装備。Touring、X-BREAKにメーカー装着オプション]
- 運転席シートポジションメモリー機能/ドアミラーメモリー&オート格納機能[Advance、SPORTに標準装備。Touring、X-BREAKにメーカー装着オプション]
- クリーンサイドシル
- リヤドアステップ
- マルチファンクションディスプレイ
- マルチインフォメーションディスプレイ付メーター
- キーレスアクセス&プッシュスタート
- 集中ドアロック(オートドアロック・アンロック機能付)
- 電動パーキングブレーキ
- オートビークルホールド
- SI-DRIVE
- パドルシフト
- LEDスポットマップランプ
- オーバーヘッドコンソールボックス
- センタートレイ&USB電源
- 前席カップホルダー
- フロアコンソールボックス
- リヤシートセンターアームレスト(カップホルダー付)
- ウェルカムライティング
- フロントドアカーテシーランプ
- ルーフレール[X-BREAKに標準装備。Touring、Advance、SPORTにメーカー装着オプション]
- 大型サンルーフ[Advance、SPORTにメーカー装着オプション]
- プッシュオープン式フューエルリッド
- 大容量はもちろん、機能性に長けたカーゴルーム
- さいごに
走りを意識する精悍なエクステリアと、上質なインテリア
次世代スバル(SUBARU)のデザインフィロソフィーである「Dynamic×Solid」を核に、SUVらしい力強さや信頼感をそのボディに凝縮し、逞しさを感じさせながらも躍動感のあるシャープさを兼ね備えたエクステリアデザインとなっている。
新たに追加された、「SPORT」グレードではブラック塗装+ブラック塗装加飾のフロントグリルや、ダークメタリック塗装のアルミホイール、ドアミラー、フロントフォグカバーなどディテールに黒基調を採用し、スポーティな装いとなっている。
インテリアデザイン
「X-BREAK」グレードでは、鮮やかに躍動するレッドオレンジのステッチや加飾パーツによって冒険心を刺激し、乗る人のアクティブな気持ちを高ぶらせる。
「SPORT」グレードでは、エクステリア同様、黒を基調にシルバーのアクセントを効かせた洗練の空間とし、走りへの期待を高めるインテリアとなっている。
シートには、ホールド性などの機能性に優れたウルトラスエード本革シートを採用し、最上級スポーツグレードにふさわしい仕様となっている。
走行安定性や総合安全性能を引き上げるプラットフォームを軸に、走りへのこだわりを結集させた新開発のパワーユニット
SUBARUの次世代プラットフォームである「スバルグローバルプラットフォーム」を採用し、ステアリング操作に対する迅速かつ正確な反応により、深い走りの歓びを実現。
また、路面状況を問わず乗り心地が良いのに加え、不快な振動や騒音が少なく、静かな車内で会話や音楽を共有しながら、揺れの少ない快適なドライブを愉しめる。
さらに、スバルグローバルプラットフォームは総合安全性能のレベルを大幅に引き上げ、徹底した高剛性化とさらなる低重心化により、突然の危険に対してステアリングを切った時に、抜群の応答性と安定性を発揮し優れた危険回避性能を実現します。
豊かなトルクをもたらす1.8LBOXER 直噴ターボDITと、新感覚の走りの愉しさを実現するe-BOXERを支える電子制御デバイス
1.8LBOXER 直噴ターボDIT[SPORTに標準装備]
今回のマイナーチェンジによって新しくラインアップに加わった「SPORT」グレードには、新開発の「1.8L 直噴ターボエンジン」を搭載した。
日常での扱いやすさを重視し、低回転域から300N・mの高トルクを発生するので、アクセルを踏み込むとしっかりとした加速感が得られ、高速道路上での合流や追い越しなどもストレスなく行えます。
この、トルクフルな出力特性は、加速時のエンジン回転数を抑えることで騒音の低減に貢献し、また、専用設計のアルミマウントとの相乗効果により、静粛性が高く心地よい室内空間を実現している。
同時に、少ない燃料でより多くのエネルギーを生み出す最新技術リーン燃焼などの採用によって、優れた環境性能を実現し、また、レギュラーガソリン仕様により高い経済性も魅力だ。
e-BOXER(2.0L 直噴エンジン+モーター)[Touring、X-BREAK、Advanceに標準装備]
走りの愉しさと運転のしやすさを誰もが実感できる、水平対向エンジンと電動技術を組み合わせたパワーユニット「e-BOXER」は、効率を高めた2.0L直噴エンジンを筆頭に、コンパクトで高性能なモーターとバッテリーをシンメトリカルAWDレイアウトに統合しました。
優れた重量バランスと低重心を実現し、各部の最適化と燃費の向上を追求したリニアトロニックとあわせて、アクセルをひと踏みした瞬間からスムーズに加速する軽快な走りを実現し、さらに加速やブレーキの質感にもこだわり、発進と停止をくり返す市街地などでの扱いやすさも磨き上げている。
シーンに応じたe-BOXER専用制御
エンジン駆動をベースに、エンジンとモーターを最適に制御することで、街中から高速道路まで、様々なシーンで軽快な加速を体感できます。
制御の状況はマルチファンクションディスプレイで分かりやすく表示する。
機能に応じたe-BOXER専用制御
機能に応じてモーターアシストを活用する専用制御を備えている。
SI-DRIVE スポーツモード選択時:中速域において踏み込んだ瞬間から力強い加速を発揮しスポーティな走りに寄与します。
アイサイト 全車速追従機能付クルーズコントロール作動時:ステアリングのスイッチで「ECOクルーズコントロール」をONにすると、モーターアシストと回生ブレーキを最大限活用し、より燃費に配慮した追従制御を行う。
X-MODE作動時:モーターのトルクやレスポンスの良さを活かして脱出性を向上させ、圧倒的な走破性と安心感をさらに高める。
e-アクティブシフトコントロール[X-BREAKに標準装備]
「SI-DRIVE」のスポーツモード選択時に、スポーティな走りをサポートするe-アクティブシフトコントロールは、コーナー進入時に、アクセルやブレーキの操作状況などからスポーティな走行と車両が判断した場合に制御を開始し、高いエンジン回転数によるコーナリングを維持し、コーナー脱出時にはモーターアシストを作動させ力強い加速を実現するなど、ダイレクトな変速感覚が味わえます。
リニアトロニック
リニアな加速フィールと優れた燃費性能に寄与するリニアトロニックは、大幅な軽量化と静音化により、加速の気持ち良さと燃費性能を両立しました。
また、発進時はよりパワフルに、高速巡航時はより低燃費に走れるよう、変速範囲を拡大している。
アクセルが高開度になるとステップ変速に切り替わる「オートステップ変速」も搭載し、ダイレクトな加速感が走りの歓びを高める。
フォレスターの燃費は
エンジン | モード | 数値 |
e-BOXER(2.0L 直噴エンジン+モーター) | WLTCモード | 14.0km/L |
1.8LBOXER 直噴ターボDIT | WLTCモード | 13.6km/L |
本格的SUVならではの走破性
様々な道路状況でも圧倒的な走破性を実現し、ユーザーの行動範囲を広げる走破性能を引き出しています。
シンメトリカルAWD
水平対向エンジンと左右対称(SYMMETRY)のパワートレーンで構成された独自のAWDシステムを採用しています。
重心位置が低く、前後左右の重量バランスに優れたその構造は、さまざまな道で安定した走りと深い安心感を提供し、路面や走行状況に応じて前後輪に最適なトルクを配分する「アクティブトルクスプリットAWD」を採用することで、優れた走行性能を発揮します。
X-MODE
4輪の駆動力やブレーキなどを適切にコントロールすることで、悪路からのスムーズな脱出を実現するX-MODEを搭載し、フォレスターでは2モードタイプを採用した。
雪道や砂利道など滑りやすい道を走行する時は「SNOW・DIRT」モード、深雪やぬかるみといったタイヤが埋まってしまうような道では「DEEP SNOW・MUD」モードを設定している。
路面を見てモードを選択するだけの簡単操作で、さまざまな道を安心して走ることが可能で、また、下り坂などで車速が急に上がってしまうような場面では「ヒルディセントコントロール」が作動し、ブレーキ操作に気をつかう雪道や砂利道の下り坂などでも、常に一定の車速を維持しながら下ることができます。
ロードクリアランス
SUVとして十分な最低地上高を確保しただけでなく、斜面に乗り上げる時や斜面から平坦地に降りる時のアプローチアングル/ディパーチャーアングル、斜面や丘部の頂上を越える時のランプブレークオーバーアングルなども最適化しています。
シンメトリカルAWDがもたらす走行安定性に優れた走りやX-MODEが高める悪路走破性と相まって、乗る人の行動範囲を広げる本格的な性能を備えている。
アイサイトをはじめとする、予防安全技術や万一の衝突の際にも乗員や歩行者を守る衝突安全性能
アイサイトがさらなる進化を遂げ、高速道路などでの疲れやストレスを大幅に軽減する先進機能「ツーリングアシスト」を全グレードに搭載するとともに、安全運転の支援や視界の拡張を目指したアイサイトセイフティプラスをメーカー装着オプションとして設定しました。
最新のテクノロジーに、万一の衝突の際でも被害を最小限に抑える衝撃安全ボディなどで安心感を高めます。
アイサイト コアテクノロジー
アイサイトは、主な機能を「ステレオカメラ」による認識と制御によって実現している。
このカメラは常に前方を監視し、人の目と同じように距離を測ることが可能で、さらにクルマや歩行者、白線などを識別できるほか、広い視野角と視認距離、カラー画像によるブレーキランプの認識など、高い認識性能を誇ります。
その情報と走行状況をもとに、頭脳にあたるソフトウェアが必要な制御を判断し、状況に合わせてクルマの各ユニットを手足のように適切に制御します。
SUBARUは、ステレオカメラのポテンシャルをベースにさまざまなセンサーを組み合わせ、あらゆるシーンでより高度な運転支援を実現している。
自動車アセスメント(JNCAP)による予防安全性能評価(2019年度)で最高ランクを獲得
国土交通省と独立行政法人 自動車事故対策機構(NASVA)が2019年度に行った安全性能評価試験「予防安全性能アセスメント」で、アイサイト搭載車が最高ランクを獲得した。
アイサイトの優れた予防安全性能が高く評価され、「予防安全性能評価 ASV+++」を獲得し、安全性の高さを実証している。
アイサイトの多彩な機能
プリクラッシュブレーキ
衝突の危険があるとシステムが判断した場合、運転者に注意を喚起し、それでも回避操作がない場合はブレーキ制御を行い、自動的に減速または停止する。
前方車両との速度差が約50km/h以下なら衝突回避、または被害を軽減します。
後退時ブレーキアシスト
後退時、車体後部に装着されたソナーセンサーが障害物を検知し、衝突の可能性がある場合は、警報音と警告表示で、段階的に注意を喚起します。
回避操作がない場合は自動的にブレーキをかけ、衝突回避または被害を軽減します。
AT誤発進抑制制御&AT誤後進抑制制御
駐車スペースから出る時などの、シフトレバーやペダルの誤操作による急な飛び出しを抑制します。
「発進」だけでなく「後進」への対応も実現している。
全車速追従機能付クルーズコントロール
高速道路や自動車専用道路で、0km/h~約120km/hの幅広い車速域で先行車に追従走行します。
高速巡航からノロノロ運転が続く渋滞時まで、アクセルとブレーキ操作のわずらわしさを軽減し、快適で安全なロングドライブに寄与します。
車線逸脱抑制
ステレオカメラで走行車線両側の区画線を認識し、自動車専用道路などを約60km/h以上で走行している場合、車線からはみ出しそうになるとステアリング操作のアシストを行い、車線からの逸脱を抑制し安全運転をアシストする。
警報&お知らせ機能
自車のふらつき(高速走行時・約60km/h以上)や車線逸脱(約40km/h以上)を検知した場合、警報音と警告表示で運転者に注意を促します。
また、先行車の発進に気づかず停止状態のままでいる場合には、音と表示でお知らせします。
アイサイトセイフティプラス
スバルリヤビークルディテクション(後側方警戒支援システム)[Advance、SPORTに標準装備。Touring、X-BREAKにメーカー装着オプション]
車体後部に内蔵されたセンサーによって、自車の後側方から接近する車両を検知し、衝突の危険があるとシステムが判断した場合、ドアミラー内側のLEDインジケーターや警報音で運転者に注意を促します。
アダプティブドライビングビーム[Advance、SPORTに標準装備。Touring、X-BREAKにメーカー装着オプション]
アイサイトのステレオカメラで前方車両を検知し、ヘッドランプに内蔵されたシェードによって前方車両に当たる部分を遮光、そのほかの部分はハイビームで照射します。
前方車両に眩しさを与えることなく、常に明るい夜間視界を確保します。
スマートリヤビューミラー[全車にメーカー装着オプション]
リヤゲートガラスの内側に取り付けられたカメラの映像を、ルームミラーに表示することができます。
乗員や荷物で後方視界が遮られてしまう時や、夕方や夜間・悪天候などで後方が見えにくくなる場合でも、安全な後方確認をサポートします。
フロントビューモニター[全車にメーカー装着オプション]
フロントグリルに装着されたカメラの映像を、マルチファンクションディスプレイに表示し、死角を低減し、安全運転をアシストします。
サイドビューモニター[全車に標準装備]
助手席側ドアミラーに装着されたカメラの映像を、マルチファンクションディスプレイに表示することで死角を低減し、安全運転をアシストします。
ドライバーモニタリングシステム[Advance、SPORTに標準装備。Touring、X-BREAKにメーカー装着オプション]
ドライバーがクルマに乗り込むと、インパネセンターバイザーに内蔵されたカメラがドライバーの顔を認識し、安全運転を支援するだけでなく、おもてなしも提供する先進機能です。
警報機能
走行中、一定時間以上目を閉じていたり、顔の向きを前方から大きく外したりするなど、運転者に眠気や不注意があるとシステムが判断した場合、警報音や警告表示で注意を喚起します。
クルマが運転者を常に見守り、安全運転をサポートします。
おもてなし機能
ドライバーが乗車すると、あらかじめ設定しておいたシートポジションやドアミラー角度を自動的に再現します。
加えて、前回イグニッションOFFした際のマルチファンクションディスプレイ表示や、メーターディスプレイ表示、エアコン設定を再現するほか、登録したドライバーごとの平均燃費も表示します。
登録は最大5人まで行うことが可能となっており、一人一人に合わせたおもてなしを提供します。
衝突安全性能
衝突安全ボディ
スバルグローバルプラットフォームを採用したフォレスターは、車体強度の大幅な向上やフレームワークの最適化などにより、衝突エネルギー吸収率が一段と向上しました。
前面・側面・後面すべての方向における衝突安全性能を高めており、キャビンを強固なピラーやフレーム類で囲むように結合することで、衝突によるキャビンの変形防止を目指した「新環状力骨構造ボディ」と相まって、世界トップレベルの衝突安全性能を目指している。
また万一の前面衝突の際、水平対向エンジンは全高が低いためフロア下にもぐり込みやすい構造となっており衝撃吸収に有利なほか、エンジンがキャビンに侵入しにくく乗員に与えるダメージも低減する。
歩行者保護エアバッグ
世界的に見ても歩行者の死亡事故が多い日本の交通環境に合わせて、フォレスターでは「歩行者保護エアバッグ」を全車に標準装備しています。
歩行者との衝突を検知した場合、ピラーやフロントガラス下部といった硬いパーツを覆うようにエアバッグが展開し、歩行者の頭部への衝撃を緩和します。
7つの乗員保護エアバッグ
万一の前面衝突時に、シートベルトとの組み合わせで前席乗員の被害の軽減を図るデュアルSRSエアバッグはもちろん、側面衝突時に乗員を保護するためのSRSサイドエアバッグ+SRSカーテンエアバッグを標準装備している。
それに加え、前面衝突時に下肢へのダメージを軽減する運転席SRSニーエアバッグも採用し、合計7つのエアバッグを標準装備することで、トップクラスの乗員保護性能をもたらします。
ロッキングタング付シートベルト(前席&後席左右)
衝突時、腰が前方へ移動しないようベルトをロックする「ロッキングタング」を採用することで、乗員の胸部にかかる負担を軽減します。
エマージェンシーストップシグナル
走行中、自車の急ブレーキを検知すると、ハザードランプが高速で点滅し、後続車に注意を促すとともに追突回避を図ります。
多彩な快適装備で、シーンを問わず快適な移動空間を
左右独立温度調整機能付フルオートエアコン
足元に均一な風を送るとともに、好みの空調を4つのモードから簡単に選択できます。
さらに後席ベンチレーションを採用したほか、ドアの開閉などによって乗員の有無を判断する機能を備え、状況に応じて最適に空調をコントロールすることで、すべての席で快適に過ごせます。
シートヒーター(運転席+助手席+後席左右)[Touring(運転席+助手席)、X-BREAK、Advance、SPORTに標準装備。Touring(後席左右)はメーカー装着オプション]
フロントだけでなくリヤにもシートヒーターを装備しています。
早朝や寒い季節でも素早くシートを温め、快適にします。
AdvanceとSPORTのフロントは3段階で温度調整が可能となっている。
ステアリングヒーター[X-BREAK、Advance、SPORTに標準装備。Touringはメーカー装着オプション]
冬季や寒冷地で便利なステアリングヒーターを採用し、素早く手を温めます。
30分後に自動的にOFFになるタイマー機能付です。
運転席シート自動後退機能[Advance、SPORTに標準装備。Touring、X-BREAKにメーカー装着オプション]
乗車時、ドアを開けると運転席のシートを自動的に後退させる機能を採用しています。
シート位置が大きく前方に寄っている場合に手動で後退させるわずらわしさをなくし、スムーズな乗車をサポートする。
運転席&助手席8ウェイパワーシート[Advance、SPORTに標準装備。Touring、X-BREAKにメーカー装着オプション]
シートリフター、前チルト、前後スライド、リクライニングの調整を電動化し、ひとりひとりに合った適切なシートポジションを実現します。
運転席シートポジションメモリー機能/ドアミラーメモリー&オート格納機能[Advance、SPORTに標準装備。Touring、X-BREAKにメーカー装着オプション]
あらかじめ登録しておいたシートリフター、前チルト、前後スライド、リクライニングの各ポジションとともに、ドアミラーの角度を自動的に再現します。
さらにドアの解錠と施錠に連動して、ドアミラーを自動で展開・格納する機能も備え、乗降時の手間を省きます。
クリーンサイドシル
サイドシルをドアで覆うクリーンサイドシルを採用しているので、ボディについた泥や水滴などの汚れを気にせず乗り降りできます。
リヤドアステップ
リヤドアの開口部には、幅が広くフラットな形状のステップを装着し、小さなお子様や高齢者の方でも乗り降りしやすいだけでなく、ルーフレールへのアクセスにも役立ちます。
マルチファンクションディスプレイ
ヘッドランプや先進安全機能の作動状況、各種の燃費情報など、車両のさまざまな情報を6.3インチの大型ディスプレイに表示します。
運転中でも視認しやすく、またグラフィカルな表示によって情報を直感的に把握することができる。
マルチインフォメーションディスプレイ付メーター
クリーンで視認性に優れたホワイトの照明や、精緻な文字盤が先進感を演出するメーターとなっています。
中央の大型液晶画面にはさまざまな車両情報を表示するほか、状況に応じて割り込み表示を行い、より安全なドライブをサポートします。
画面の切り替えスイッチはステアリングに配置していることで、ステアリングから手を放すことなく安全に操作できます。
キーレスアクセス&プッシュスタート
アクセスキーを携帯して運転席か助手席のドアハンドル内側に触れるだけで解錠、ドアハンドルのセンサーに触れるだけで施錠が可能です。
エンジン始動はプッシュエンジンスイッチから行い、またキーが無くてもドアの解錠ができる暗証コード機能も採用している。
集中ドアロック(オートドアロック・アンロック機能付)
走行開始時、約20km/h以上になると自動で全席のドア、リヤゲートおよびフューエルリッドを施錠する車速感応式オートドアロック機能を採用している。
また降車時、運転席のドアハンドルを引くことで解錠できるオートドアアンロック機能も採用しています。
電動パーキングブレーキ
パーキングブレーキをスイッチひとつで作動・解除できる電動パーキングブレーキ。
発進時はアクセルを踏むだけで解除できるので、わずらわしさをなくしています。
オートビークルホールド
停車した際、ブレーキペダルから足を離しても停止状態を維持する装備で、信号待ちや渋滞、坂道など、日常のさまざまなシーンで運転者の運転負荷を軽減します。
SI-DRIVE
気分やシーンに合わせて走行性能を使い分けられるSI-DRIVE。
穏やかな出力特性によって燃費に配慮した運転ができる「インテリジェントモード(I)」と、リニアで気持ち良い加速を愉しめる「スポーツモード(S)」から選べます。
パドルシフト
ステアリングから手を放さずにMT感覚のシフト操作が愉しめる。
Dレンジ走行中でもパドルの操作によって一時的にマニュアルモードに移行できるので、便利です。
LEDスポットマップランプ
LEDを採用し、室内をよりクリアに照らし省電力にも寄与します。
オーバーヘッドコンソールボックス
運転席と助手席から出し入れしやすい位置に設置している小物の収納に便利です。
センタートレイ&USB電源
小物の収納に便利なセンタートレイとスマートフォンなどの充電が可能なUSB出力電源(DC5V)や電源ソケット(DC12V)を備えている。
前席カップホルダー
運転席、助手席のどちらからでも使いやすく、左右席間のゆとりも確保する横置きレイアウトを採用している。
フロアコンソールボックス
十分な容量を確保するとともに、コインホルダーとして使えるトレイ(着脱式)や電源ソケットを備えた、機能的なコンソールボックスで、使い勝手が良いです。
リヤシートセンターアームレスト(カップホルダー付)
後席にも快適なドライブを提供する、カップホルダー付のセンターアームレストです。
ウェルカムライティング
ヘッドランプ内のポジションランプやテールランプなどがアクセスキーと連動して点灯し、乗降時のおもてなしを演出するとともに、車両周囲の視界を確保します。
フロントドアカーテシーランプ
夜間の乗降時に足元を明るく照らして安心感を高めるとともに、車両周囲や後続車に注意を促す。
ルーフレール[X-BREAKに標準装備。Touring、Advance、SPORTにメーカー装着オプション]
機能的でスタイリッシュなデザインのルーフレールは、X-BREAKとAdvanceにはロープやベルトを直接結べるロープホールを採用し、フックポイントを増やすことで多彩な積載方法を提供します。
大型サンルーフ[Advance、SPORTにメーカー装着オプション]
大きな開口部により、前席はもちろん後席にも豊かな開放感を与えます。
ワンタッチで開閉が可能で、反転装置も備えています。
プッシュオープン式フューエルリッド
車外からワンプッシュで開閉できるプッシュオープンタイプにより、ドアの施錠と解錠に連動する、電動ロック/アンロックシステムも採用しています。
大容量はもちろん、機能性に長けたカーゴルーム
VDA法で509L(SPORTは520L)という大容量を確保するとともに、幅広い開口部を実現したカーゴルームは、大きな荷物も傾けることなく積み降ろしできるほか、ベンチ代わりに大人2人がゆったりと並んで座れるなど多彩なシーンで活躍します。
またカーゴルームの側面には、傷が目立ちにくいテクスチャー素材を採用することで、汚れもふき取りやすいため、アウトドアで使用した荷物も気軽に積み込める。
さらに床下には、かさばる小物をスマートに収納しておけるカーゴフロアマルチボックスを備えている。
シートアレンジ
大きな荷物や長尺物を積みたい時は、6:4分割可倒式リヤシートによって荷室を自在に拡張することが可能となります。
リヤシートはカーゴルームからのスイッチ操作で、簡単に前へ倒すことができ、段差の少ないフラットフロアや、開口部から奥までまっすぐ伸びたスクエア形状と相まって隅々まで効率良く使えます。
パワーリヤゲート[全車にメーカー装着オプション]
電動で開閉できるパワーリヤゲートを装着すると、荷物などで手がふさがっている時や離れた場所からでも、スイッチひとつでカーゴルームにアクセスできます。
また、リヤゲートを閉めると同時に全ドアを施錠するロックシステムを採用しているので「閉める」と「施錠」の操作が一度にできて便利です。
さらに、リヤゲートの開度を任意で設定できるメモリー機能も備えており、後方にスペースがない場所など、リヤゲートが外部に干渉するようなシーンで役立ちます。
さいごに
フォレスターはいかがだったでしょうか?
マイナーチェンジによって、1.8Lターボエンジンが搭載されるモデルが登場すると言われていましたが、その話を聞いて、1.8Lターボモデルがメインとなり2.0L e-BOXERモデルが上位グレードとなるのかと個人的に予想していたが、その逆で1.8Lターボエンジン搭載の「SPORT」が最上位グレードの設定には驚きました。
筆者が購入した時は、2.5L自然吸気モデルメインでe-BOXERが上位グレードでしたので、その流れを汲むかと思いきや、良い意味で裏切られた感覚です(笑)
5代目となる現行型が登場したときには、上記で書いている通り自然吸気モデルしかラインアップされていなかったので、今回のターボモデルの「SPORT」は人気が出ること間違いなしと感じる。
実際に乗ってみて、もう少しで1年が経とうとしているが、フォレスターはとにかく走りが良くSUVとは思えないコーナリング性能を魅せてくれます。
頭はすっと入っていくし、立ち上がり時にも嫌な横揺れがなくキレイに立ち上がっていく走りには感心しました。
走りももちろんですが、アイサイトをはじめとする予防安全やツーリングアシストによって高速道路での快適さは舌を巻くレベルです。
ただ、一般道などで敏感に反応してしまう部分は個人的には好みではありませんが、ぶつかってからじゃ遅いと言わんばかりに反応するので、安全面では良いことなのだろう。
今回は、グレード体系が刷新されたのでビッグマイナーチェンジという形にはなったが、2.5Lモデルの廃止によって自動車税などのランニングコストも抑えられるラインアップとなったので、フォレスターの勢いはこれからかもしれない。
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