Honda e(ホンダ イー)は、日本市場では2020年10月30日に発売開始と、本田技研工業株式会社より発表があった。
2017年に、「アーバンEVコンセプト」として初登場し、そのデザインはユーザーに親しみを与えたいというコンセプトの基に作られた。
そのデザインは、ホンダの中でも代表的な車種でもある「シビック」の初代モデルを彷彿とさせる、シンプルなデザインが特徴的だった。
後の、2019年3月のジュネーブモーターショーにて「Honda e」と名称が決定され、世界デビューした。
2017年登場のアーバンEVコンセプトの進化系とも言えるHonda eは、さらにユーザーやファンに親しみのあるデザインとなり生まれ変わった。
今回、筆者が2020年8月29日(土)~9月13日(日)までの期間で、代官山T-SITE GARDEN GALLERYにて行われている、Honda e体感イベントに伺い、実際に試乗をして触れてきた経験を交えながら、Honda eについて、ご紹介していきます。
Honda eの価格は
グレード | 駆動方式 | 価格 |
Honda e | RR | 451万0,000円 |
Honda e Advance | RR | 495万0,000円 |
高度な機能を持ちながらも、シンプルで可愛らしいデザインで親しみやすいデザイン
随所に丸みを持たせながらも、台形のフォルムに愛着を感じるシンプルなデザインのヘッドライトとテールランプが特徴的なエクステリアデザインだ。
サイドビューでは、リアドアノブをCピラー内に配置しクーペを思わせるデザインが特徴的だ。
LEDヘッドライト
シンプルながらも、その丸形のデザインが個性を主張し、リング形状にLEDのデイタイムランニングランプが被視認性を高め、リング中央にはプロジェクター式のLEDヘッドライト、リング形状の一番外側にはLEDターンランプが備わり、全ての光源をLEDとしており、実用性と省電力化を図っている。
試乗の際にも、前方のクルマに映るHonda eはLEDデイタイムランニングランプによって主張していました。
フラッシュアウターハンドル
スマートキーを携帯しながら、Honda eに近づくと収納されているドアハンドルがポップアップし、乗り込んだあとには自動で収納する機構を備え、さらにハンドル内にはキーシリンダーとロックセンサー、手元を照らすウエルカムランプが内蔵されており、多機能なドアハンドルになっています。
ボディー全体にシンプルさを与えるグリルにハイテクを集約させている
フロントグリルにはブラックアウトされヘッドライトやミリ波レーダーのリッド、マルチビューカメラシステム(Honda e Advanceに標準装備)などの機能部品を集約しており、見た目からは想像のつかない便利機能が搭載されている。
フロントグリルと、テールランプのデザインがほぼ同一に感じ、統一感のある前後デザインは珍しいなと思いました。
タイプ別による2種類のアルミホイール
Honda eグレードには、16インチのアルミホイールを標準装備し、高剛性なストレート10スポークにナットを隠す大型センターキャップを採用し、軽量でシンプルなデザインとなっている。
Honda e Advanceグレードには、ブレーキローターをカバーするセンターディッシュに奥行きのあるリムに加え、特長的なスポークを採用した17インチアルミホイールを装備している。
16インチホイーのサイズは、フロント:185/60 R16 86H・リア205/55 R16 91V、17インチホイーのサイズは、フロント:205/45 ZR17 88Y・リア225/45 ZR17 94Yを装着しており、いずれも前後のサイズが違うものになっている。
世界初のワイドビジョンインストルメントパネルをはじめとする、楽しさや快適性を感じれるインテリア
Honda eのインストルメントパネルには、合計5つのスクリーンを水平配置した、世界初のワイドビジョンインストルメントパネルを採用している。
タッチパネルによる直感的な操作性が可能であったり、スマートフォンと連動するミラーリングシステムももちろん搭載している。
ワイドビジョンインストルメントパネル
運転席に乗り込むと、まず目を引くのがこのワイドビジョンインストルメントパネルだ。
この時点で、かなり未来的なものを筆者は感じた。
試乗の際に、同乗して頂いたスタッフさんからも、このシステムについて説明をして頂き、便利機能をはじめ遊び心のある機能なども教えて頂いた。
それでは、ワイドビジョンインストルメントパネルのそれぞれの役割を紹介していきます。
サイドカメラミラーシステム
エクステリアの、従来ドアミラーが装着されている部分にカメラユニットを搭載することで、後方視界を撮影し、ワイドビジョンインストルメントパネルの左右端に設置しているディスプレイに、表示させます。
量産車としては世界で初めて標準装備させている。
ディスプレイの下部には、ブラインドスポットモニターのインジケーターが備わり、死角に車両が入り込むと点灯し、その状態でウィンカーを出し車線変更などを行おうとすると、インジケーターランプが点滅し、注意を促します。
サイドカメラミラーシステムは、思った以上に見やすく、従来のドアミラーよりも安心して走行できると感じた。
ワイドスクリーン Honda CONNECTディスプレー
ワイドビジョンインストルメントパネルのやや左から中央にかけて、広がるのがワイドスクリーン Honda CONNECTディスプレーとなり、8:3の横長ディスプレーを活かし、6つのアイコンからアプリを起動することができる。
そのほか、アプリの使用履歴の表示や運転席と助手席側の画面の入れ替えや、さらには運転席側のアプリを助手席側で立ち上げることも可能となっている。
さらには、各アプリの配置を設定することも可能で、使用頻度に応じて自分好みのカスタムが可能となっている。
マルチタスク機能
例えば、運転席側ではナビのルート検索を表示しながら、一方で助手席側では音楽プレイリストの好きな曲を探して再生するなど、Honda eでは1つの画面では不可能だった2人での同時操作が、2つの画面によりできるようになりました。
使わないディスプレイには、SDカードやスマートフォンなどに記録してある好みの写真を取り入れ、まるでパソコンの壁紙のように、好きな写真を表示することもできる。
この機能は、とても遊び心のある機能だなと感じた。
Honda パーソナルアシスタント
Honda パーソナルアシスタントは、Ai技術から生まれた音声認識アプリとなっており、運転中などの手が離せない状況でも「OK,Honda」と声をかけると起動し、対話によって車両情報や、目的地、天気などの情報を教えてくれる。
実際に試してみたが、喋っていることの聞き取りも早く、全くストレスを感じることのない動作状況も魅力的だ。
シンプルで見やすいメーターに、様々な情報も表示するマルチインフォメーションディスプレー
ワイドビジョンインストルメントパネルの運転席、前方にはデジタルメーターを配置。
車速を中心に他の情報は最小限に絞り込むことで、走行時に見やすい表示となっており、Honda SENSINGなどの運転支援機能をONにした場合や、走行モードの切り替えなど、自車の設定状態をわかりやすく表現します。
好みのコンテンツをステアリングスイッチで簡単に選べるマルチインフォメーションディスプレーを装備することで、様々な情報を確認することができる。
EVならではの加速感が味わえる走行性能
走り始めた瞬間から最大トルクを生むモーターの特性に加え、さらに、315Nmの高トルクモーターを搭載することにより、ダイレクトな加速感を実現している。
発進や停止の多い市街地でも、これまでのエンジン車同様、スムーズに走行することができます。
走ることの楽しみも考えられて作られた、リアドライブ電動パワートレーン
シティーコミューターとして充分な一充電走行距離と、さまざまな充電環境における高い利便性を確保するために専用開発された電動パワートレーンは、ボンネットフード中央に充電/給電ポートを配置し、関連する部品をボンネット内へ集約している。
車両の床下にはバッテリーを格納する薄型IPU(インテリジェント・パワー・ユニット)を、リアにはコンパクトかつ大出力のモーターを配置し、駆動方式をRRとしている。
試乗の際に、スタッフの方とこの駆動方式について話しましたが、元々FFを採用するという話も出ていたが、走りの部分での楽しさや、前席の足元の居住性を高めるために、RRレイアウトとなったと聞きました。
その他にも、RRレイアウトにしたことで最小回転半径を4.3mとし、街中でも扱いやすい驚きの小回り性能も手に入れることができました。
NORMALとSPORTの走行モードを用意
スムーズな走りでコントロールがしやすい「NORMAL」モードと、レスポンスがよくさらに力強い加速が楽しめる「SPORT」を設定している。
シングルペダルコントロールと組み合わせれば、さらに様々なシーンに合わせた走りが可能となる。
シングルペダルコントロール
アクセルペダルのみで、加速も減速、停車までも可能とする、シングルペダルコントロール機能を設定している。
減速セレクター
ステアリングを握ったまま扱えるセレクターで、アクセルオフ時の減速度を4段階に変更可能。
旋回や右左折の手前、降坂路、前走車との車間をあけたい時などに効果を実感でき、また、シングルペダルコントロールがONの際には、3段階で調節することができる。
実際に、走行モードをSPORTモード、シングルペダルコントロール、減速セレクターを駆使し走行してみたが、SPORTモードに変更した際には、NORMALモードよりもさらに出足にトルク感を感じ、ロケットスタートのような感覚になりました。
シングルペダルコントロールは、使い始めは減速度も一番強い状態になっており、慣れていないせいかギクシャクしましたが、減速セレクターによって減速度を一番弱くして走り出したら、減速度も当然緩やかになり、思った通りの加減速が可能となり、シングルペダルコントロールの快適さを実感することが出来ました。
十分な航続距離の確保と、環境性能も考えたシステム
航続距離
35.5kWhの高出力型リチウムイオンバッテリーを搭載し、必要充分な一充電走行距離を実現している。
Honda eの満充電時の航続可能距離は
グレード | WLTCモード | JC08モード |
Honda e | 283km | 308km |
Honda e Advance | 259km | 274km |
優れた急速充電性能
高出力型リチウムイオンバッテリーを搭載していることにより、30分程度の急速充電において、満充電量の約80%充電を達成します。
無駄な電力消費を抑えるバッテリーコントロール
寒冷地でもバッテリーの性能を低下させないために、水加熱ヒーターを採用することにより、バッテリーを加温します。
航続距離の改善や出力低下を防ぐことができ、遠隔操作によるエアコン設定にも連動し、運転開始時間に合わせてムダな電力消費を抑えた効率のよいバッテリー温度のコントロールを行います。
国際標準規格の「CHAdeMO」に対応
普通充電に加えて、急速充電の国際標準規格「CHAdeMO」に対応しています。
また、ACコンセントには標準装備の普通充電用ケーブルを使うことが可能です。
充電中でも車内で快適に過ごせます
充電中でも走行以外の車両全機能を利用可能なので、エアコンやオーディオ、100V AC電源(Honda e Advanceに標準装備)などを使うことができるので、車内で快適な時間を楽しむことが可能となっている。
充電スタンドを簡単に検索が可能
バッテリー低下時など、充電が必要な場合はナビで充電スタンドを簡単に探すことができます。
ルート案内はもちろん、リアルタイムの利用状況や最新の営業時間を表示します。
実際に、ナビ上に充電スタンド検索アイコンがあり、ワンタッチで近くの充電スタンドが近い順に検索していたので、非常に便利だと思いました。
なお、急速充電設備、普通充電設備の2つから選択する事が可能です。
質感と使いやすさをともに追求した充電/給電ポート
質感の高いガラスを採用したリッドは?使いやすさを考慮し、ボンネットフード中央に配置しています。
また、ポートの上部には充電状況をお知らせする大型のLEDインジケーターを装備しています。
充電時間や充電量をスマートにコントロール
電気料金の安い時間帯まで充電を待機させられる充電待機時間タイマー設定や、100%から80%の間で最大充電量を5%刻みで選択可能など、毎日使うエネルギーをディスプレーでマネジメントすることが可能となっている。
Honda eなどホンダ車汎用のシリコンスマートキーケース。
多彩なカラーバリエーションよりお選び頂けます。
Honda SENSINGによる最新の予防安全技術を、Honda eにも
ミリ波レーダー及びカメラと前後のソナーセンサーにより、さらに進化したHonda SENSINGをHonda eに搭載。
駐車時や夜間などでのドライブにおいても、安全運転をサポートします。
Honda SENSINGの主な内容
衝突軽減ブレーキ(CMBS):車両や歩行者との衝突回避を支援
誤発進抑制機能:不注意による急発進を防止し注意喚起する
後方誤発進抑制機能:不注意による急な後退を防止し注意を喚起する
近距離衝突軽減ブレーキ:壁などの障害物の見落としによる衝突回避・被害の軽減を支援
歩行者事故低減ステアリング:歩行者との衝突回避を支援
路外逸脱抑制機能:車線を検知し、はみ出さない様に支援
渋滞追従機能付アダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC):適切な車間距離を保ち、運転負荷を軽減
車線維持支援システム(LKAS):車線名を走行できるようにステアリング操作を支援する
先行車発進お知らせ機能:停車時に、先行車が発進したことをお知らせ
標識認識機能:標識の見落とし防止を図り、安全運転を支援
オートハイビーム:先行車や対向車を検知し、ハイ/ロービームを自動で切り替えます
Honda パーキングパイロット[Honda e Advanceに標準装備]
ステアリングやアクセル、ブレーキ、シフト操作を自動で制御し、駐車時の運転をアシストする。
運転者は必要に応じてブレーキによる速度調整を行い、クルマがどのように進もうとしているのか、周囲の状況がどうなっているのかをわかりやすく画面に表示します。
後退出庫サポート
バックで出る際に、側方の見えにくい位置から近づいてくる車両を検知し、警報音とナビ画面上の矢印表示で、注意を促します。
パーキングセンサーシステム
ナビ画面上の表示と音などで障害物の接近を知らせ、駐車・出庫時などでの安心感を向上させます。
マルチビューカメラシステム[Honda e Advanceに標準装備]
クルマの周囲を映像で確認できるので、駐車場や見通しの悪い交差点など、状況に応じた映像をナビ画面に映し出します。
VSA(ABS+TCS+横すべり抑制)
ブレーキ時の車輪ロックを防ぐEBD付ABS、加速時などでの車輪空転を抑えるTCS、旋回時の横すべり抑制の3つの機能をトータルに制御し、クルマの姿勢の安定化を図る。
VSA:Vehicle Stability Assist(車両挙動安定化制御システム)
ABS:4輪アンチロックブレーキシステム
TCS:トラクションコントロールシステム
ヒルスタートアシスト機能
坂道発進時、ペダルを踏み替える瞬間のクルマの後退を約1秒間抑制し、安心感のある発進をサポートします。
全席シートベルト非着用警報(シートベルトリマインダー)
運転席/助手席に加えて、後席乗員のシートベルトの非着用もメーター表示と警告音でお知らせします。
すべての基本は、強い骨格づくりから。相手車両や歩行者に優しいボディ骨格
すべての基本となるボディー骨格は、各所に軽量かつ強度に優れた素材を配置することで、衝突安全性能に貢献しています。
また、相手車両や歩行者の安全まで視野に入れ、相手車両に与えるダメージも軽減する「コンパティビリティー対応ボディー」とともに「歩行者傷害軽減ボディー」を採用している。
運転席用i-SRSエアバッグシステム&助手席用i-SRSエアバッグシステム。前席用i-サイドエアバッグシステム+サイドカーテンエアバッグシステム〈前席/後席対応〉
様々な体格や衝突状況に対応するHonda独自の「内圧保持タイプ」運転席用i-SRSエアバッグシステムに加えて、さらに、万一の側面衝突に備えて、胸部へのダメージを低減するサイドエアバッグと、頭部や頚部への衝撃を緩和するサイドカーテンエアバッグも標準装備しています。
ポップアップフードシステム
歩行者との衝突を感知すると、ボンネットフードの後部を持ち上げ、歩行者の頭部への衝撃を低減します。
i-Sizeチャイルドシート対応 ISOFIX下部取付金具+トップテザー取付金具
汎用型ISOFIXチャイルドシートを確実・容易に装着できる取付金具を、リア席に標準装備している。
さらに、i-Sizeチャイルドシートにも対応。
リビングにいるような心地の良い室内空間をコンセプトに
めざしたのは運転するための「移動体の価値」を超えたクルマ。リビングルームで使用されるような肌触りのよい布素材や、落ち着いた色調によるコーディネートで、居心地のよい空間に仕上げている。
スマートフォンとの連携はもちろん、様々な電化製品を使えるジャックを多数用意
デジタル機器の映像を再生できるHDMI入力端子や、1名につき1つ、USBジャックをご用意。さらに、Honda e Advanceにはさまざまな電化製品を使用できるAC電源を装備しています。
スイッチ配置から、コンセプトにこだわったインテリアライト
さまざまな場所に照明を配置し、特に後席のルーフには4つのLEDリアダウンライトを装備することで、車内をやわらかな光で照らします。
また、手の届きやすい場所にスイッチを設置することで使いやすさにも配慮している。
リアシートリマインダーで、後席の状況をいつでも把握できる
リアシートリマインダーをHondaとして国内で初めて設定した。
走行終了時、後席ドアの開閉履歴をもとに、荷物の置き忘れや乗員の存在をメーター表示と警告音でお知らせします。
暑い夏でも快適な室内を保つ、紫外線・赤外線カットガラスを採用
紫外線(UV)とジリジリした暑さを生む赤外線(IR)をカットするガラスをスカイルーフを含むすべての窓に採用。
日差し対策を忘れたときも安心してドライブできるとともに、車内の不快な暑さも軽減する。
開放感溢れるスカルーフ
紫外線や赤外線をカットするガラスを採用したサンシェード付きのスカイルーフを装備し、前席の開放感を向上させ、より快適な空間でドライブを楽しめる演出が施されている。
寒い日でもドライブを楽しくする、ステアリングヒーター&シートヒーターを標準装備
温度を3段階で調節できる運転席&助手席シートヒーターに、全周があたたまるステアリングヒーターを標準装備しているので、寒い日や寒冷地でも快適に運転することができます。
クリアで広がりのあるサウンドを実現
Honda e Advanceにはプレミアムサウンドシステムを設定しています。
専用設計されたスピーカーと外部アンプに加え、センタースピーカー、大容量サブウーファーを装備し376Wの大容量出力で映画館のような臨場感が味わえる。
さいごに
Honda eはいかがだったでしょうか?
エクステリアのかわいい見た目からは想像もつかない、ハイテクを身にまとった近未来的なクルマだと感じました。
それでいて、走りに関してもどっしりとしていて程よい重厚感を感じられた。
筆者は電気自動車に乗るのは初めてだったが、これまでのクルマ同様の感覚で普通に乗りこなせるので誰もが安心して楽しく走れるだろう。
試乗したHonda e Advanceにはドアミラーもルームミラーも全てデジタルを採用しているので、実際に見やすさと言った部分はどうなのかと思いましたが、どちらも見やすく全て車内だけの視線移動になるので、長時間乗っても疲労軽減につながるレイアウトだなと感じました。
しかし、やはりこのクルマの最大の魅力的なところは、ワイドビジョンインストルメントパネルだろう。
すべてが液晶となっているので、コクピットに座った時に今までにない景色が広がっていることに近未来的だと感じた。
便利機能はもちろん、全ての指示をこのなかで直感的に操作できるのと、2画面で運転者と助手席の乗員が、別々の操作をお互いが好きな時に操作できるのも、これまでにない便利な機能だと感じた。
デメリットと感じた部分が1つだけあり、航続距離が少し少ないのではないかというところだ。
ただ、Honda eは街中の移動をメインにすることがコンセプトにあるので、そこにボディサイズをコンパクトにしていたりと、もちろんバッテリーの大きさもコンパクトにしなくてはならないので、仕方のないことだが、遠出で使うとなると航続可能距離に少し難点を感じるだろう。
親しみやすいデザインとは裏腹に、走りの面や最先端のテクノロジーが詰まった、Honda eはこれからの未来のクルマのあり方を見せてくれた気がしました。
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