2025年1月17日、国土交通省が、新たに交付する5地域の地方版図柄入りナンバープレートのデザインを決定し、2025年4月頃から事前申し込みの受付を開始し、2025年5月頃より交付開始することを発表しました。
地方版図柄入りナンバープレートは、地域振興・観光振興に活用する観点から、平成30年9月10日(月)より受付を開始し、平成30年10月1日(月)から地方版図柄入りナンバープレートの交付が開始され、現在73地域において交付されています。
今回、新たに2025年5月頃から交付開始される5地域の概要と、ナンバープレートのデザインについてお話します。
新たな5地域の地方版図柄入りナンバープレートのデザインについて
今回交付される、新たな5地域の地方版図柄入りナンバープレートのデザインが決定されたのは、「十勝」「日光」「江戸川」「安曇野」「南信州」になります。
また、青森県田舎館村が「弘前」ナンバー地域に編入され、同地域の地方版図柄入りナンバープレートの交付を開始することが新たに決定されました。
新たな地方版図柄入りナンバープレートのデザインと、対象区域について
それでは、上記の地方版図柄入りナンバープレートのデザインと、対象区域について紹介します。
十勝「十勝の価値満載」
十勝の地方版図柄入りナンバープレートのデザインは、「十勝の価値満載」です。
導入地域は北海道の十勝(北海道音更町等)で、対象区域は「河東郡(音更町、士幌町、上士幌町、鹿追町)」、「上川郡(新得町、清水町)」、「河西郡(芽室町、中札内村、更別村)」、「広尾郡(大樹町、広尾町)」、「中川郡(幕別町、池田町、豊頃町、本別町)」、「足寄(足寄町、陸別町)」、「十勝郡(浦幌町)」になります。
空から見下ろす十勝の町が描かれた、十勝の価値が満載されたデザインになっており、空から見下ろす構図が珍しくかっこいいですね。
日光「陽明門、しめ縄、尚仁沢湧水」
日光の地方版図柄入りナンバープレートのデザインは、「陽明門、しめ縄、尚仁沢湧水」です。
導入地域は、栃木県の日光(栃木県日光市等)で、対象地域は「日光市」、「塩谷郡(塩谷町)」になります。
デザインには、日光東照宮の陽明門、塩谷町の特産品であるしめ縄、名水百選の認定を受けた尚仁沢湧水の3つが描かれた、歴史を感じるデザインになっています。
江戸川「煌(きら)めく夜空と靡(なび)く金魚」
江戸川の地方版図柄入りナンバープレートのデザインは、「煌(きら)めく夜空と靡(なび)く金魚」です。
導入地域は、東京都の江戸川区になります。
江戸川区特産の金魚や、多くの人でにぎわう江戸川区花火大会の花火がメインモチーフになっており、地元愛が描かれたデザインになっています。
安曇野「安曇野の風景」
安曇野の地方版図柄入りナンバープレートのデザインは、「安曇野の風景」です。
導入地域は、長野県の安曇野(長野県安曇野市等)で、「安曇野市」「東筑摩郡(生坂村)」「北安曇野郡(池田町、松川村)」になります。
「日本の原風景 安曇野」と題した図柄で、安曇野から見た有明山を始めとする山々や、地域に数多く残る道祖神などが描かれているデザインになっています。
南信州「水引で表現した南信州の自然」
南信州の地方版図柄入りナンバープレートのデザインは、「水引で表現した南信州の自然」です。
導入地域は、長野県の南信州(長野県飯田市等)で、「飯田市」「下伊那郡(松川町、高森町、阿智村、平谷村、根羽村、下條村、売木村、天龍村、泰阜村、喬木村、豊丘村、大鹿村)」になります。
「美しい大地」と題して、地域を流れる天竜川や南アルプスの山々を、特産の水引で表現しているデザインになっています。
さいごに
新たな地方版図柄入りナンバーは、どれもその地域らしさが前面に出ている、地元愛に溢れたユニークなデザインばかりでしたね。
地方版図柄入りナンバーが取り付けられる対象車両は、 新車や中古車の購入時だけでなく、現在お乗りの車も番号を変更することなく、地方版図柄入りナンバープレートに交換できます。
交付料金のほか、1,000円以上の寄付をすると、フルカラー版を選択することができます。
※寄付金無しの場合は、モノトーン版となります。
この寄付金は、導入地域における地域交通のサービス改善、観光振興等に充てられます。
筆者は以前、東京オリンピックパラリンピック記念ナンバープレートを取り付けていましたが、断然フルカラー(寄付金あり)をオススメしますので、ご検討ください。
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