【リコール情報】2024年1月分の各メーカーのリコール・改善対策届出一覧【2024年1月】

車の情報

2024年を迎え、早くも1ヶ月が経ちました。

相変わらず、時が経つのが早く感じます。

寒い時期が続きますが、体調管理をしっかりしましょう!

それでは、今回は2024年1月分のリコール情報についてお伝えします。

2024年1月のリコール届出情報(国産車)

ヰセキ BF35 他 計8型式 計8車種を対象(9日)

リコール情報2024.1 ヰセキ BF35

・不具合の部位(部品名)

電気装置(車両制御ユニット)

・状況及びその原因

農耕トラクタの車両制御ユニット(ECU)において、制御プログラムが不適切なため、CAN通信を伴う作業機を使用した際に、通信異常が発生することがある。

そのため、適切な車両の制御が行えず、最悪の場合、発進時に片側の車輪にブレーキが作動したままとなり、安定した走行ができなくなるおそれがある。

・改善措置の内容

全車両、車両制御ユニットの制御プログラムを対策プログラムに書き換える。

ヰセキ BF35 他 計8型式 計8車種のリコール届出一覧表

ヰセキ BF35 他 計8型式 計8車種の改善箇所説明図

マツダ CX-60 計4型式 計1車種を対象(18日)

リコール情報2024.1 CX-60

・不具合の部位(部品名)

かじ取装置(電動パワーステアリングギヤボックス)

・状況及びその原因

電動パワーステアリングギヤボックスにおいて、ギヤ同士の噛み合わせ荷重設定が不適切なため、噛み合い部に塗布したグリースが押し出され、摺動抵抗が増加する。

そのため、ステアリングを操作するときの操作力が増大するおそれがある。

・改善措置の内容

全車両、ギヤを噛み合わせるためのスプリングを対策品に交換する。また、押し出されたグリースをウォームホイールの噛み合い部に塗り直す。

マツダ CX-60 計4型式 計1車種のリコール届出一覧表

マツダ CX-60 計4型式 計1車種の改善箇所説明図

いすゞ フォワード 他 計27型式 計6車種を対象(23日)

リコール情報2024.1 フォワード

・不具合の部位(部品名)

荷台(ウイング用油圧シリンダー)

・状況及びその原因

ウイング車の荷台において、油圧シリンダーのピストン部のシール構造が不適切なため、油圧が上げ側から下げ側(=ピストンロッド側)へ抜けることがある。

そのため、ウイング開放時にウイングが下がり、最悪の場合、荷物の積み降ろし時に負傷するおそれがある。

・改善措置の内容

全車両、油圧シリンダーを対策品に交換する。

いすゞ フォワード 他 計27型式 計6車種のリコール届出一覧表

いすゞ フォワード 他 計27型式 計6車種の改善箇所説明図

ダイハツ キャスト 他 計12型式 計2車種を対象(24日)

リコール情報2024.1 キャスト

・不具合の部位(部品名)

車枠及び車体(ドアロック)

・状況及びその原因

運転者席ドアにおいて、側面衝突時のドアロックの作動に関する検証が不十分であったため、衝突時にパワードアロックが作動することがある。

そのため、衝突時に全てのドアが施錠され、乗員の救出に時間を要するおそれがある。

・改善措置の内容

全車両、運転者席のドアロックを対策品と交換するとともに取扱説明書に記載のあるキーの操作方法を修正する。

なお、対策品の供給に時間を要することから、ご希望されるお客様にはドアロック操作にキーが使用できずリモコン操作のみに制限されるが、衝突時に施錠されない暫定措置を行い、部品の準備が整い次第、改めて案内し対策品に交換する。

ダイハツ キャスト 他 計12型式 計2車種のリコール届出一覧表

ダイハツ キャスト 他 計12型式 計2車種の改善箇所説明図

スズキ ハヤブサ 計1型式 計1車種を対象(25日)

リコール情報2024.1 ハヤブサ

・不具合の部位(部品名)

制動装置(ブレーキパイプ)

・状況及びその原因

ブレーキの配管において、ABSユニットにブレーキパイプを締結するフレアナットの締付作業が不適切なため、当該ナットの締付トルクが不足しているものがある。

そのため、そのままの状態で使用を続けると、最悪の場合、当該ナットが緩んでブレーキ液が漏れ、制動距離が伸びるおそれがある。

・改善措置の内容

全車両、当該フレアナットを正規のトルクで締付ける。なお、ブレーキ液が漏れている場合は、ブレーキ液量を点検し、不足していればブレーキ液を規定量まで補充する。

スズキ ハヤブサ 計1型式 計1車種のリコール届出一覧表

スズキ ハヤブサ 計1型式 計1車種の改善箇所説明図

三菱 デリカ 計1型式 計1車種を対象(25日)

リコール情報2024.1 デリカ

・不具合の部位(部品名)

原動機(排出ガス発散防止装置)

・状況及びその原因

EGR(排気ガス再循環装置)バルブの内部モーターにおいて、渋滞路走行等における作動頻度が想定を超えており、内部モーターの配電ブラシが早期に摩耗し、導通不良となり、EGRバルブが作動しなくなることがある。

そのため、エンジン警告灯が点灯し、排出ガスが規制値を満足しなくなるおそれがある。

・改善措置の内容

全車両、EGRバルブを対策品と交換する。

三菱 デリカ 計1型式 計1車種のリコール届出一覧表

三菱 デリカ 計1型式 計1車種の改善箇所説明図

ヤマハ XJR1300 計1型式 計1車種を対象(26日)

リコール情報2024.1 XJR1300

・不具合の部位(部品名)

燃料装置(燃料ポンプ)

・状況及びその原因

交換修理用部品の燃料ポンプのインペラ(樹脂製羽根車)において、成形条件が不適切なため、樹脂密度が低くなって、燃料により膨潤して変形することがある。

そのため、インペラがポンプカバーと接触して燃料ポンプが作動不良となり、最悪の場合、走行中エンストに至るおそれがある。

・改善措置の内容

全車両、燃料ポンプアセンブリを対策品と交換する。

ヤマハ XJR1300 計1型式 計1車種のリコール届出一覧表

ヤマハ XJR1300 計1型式 計1車種の改善箇所説明図

ホンダ Gold Wing 他 計3型式 計3車種を対象(26日)

リコール情報2024.1 ゴールドウィング

・不具合の部位(部品名)

燃料装置(低圧燃料ポンプ)

・状況及びその原因

低圧燃料ポンプのインペラ(樹脂製羽根車)において、成形条件が不適切なため、樹脂密度が低くなって、燃料により膨潤して変形することがある。

そのため、インペラがポンプカバーと接触して燃料ポンプが作動不良となり、最悪の場合、走行中エンストに至るおそれがある。

・改善措置の内容

全車両、低圧燃料ポンプを対策品と交換する。なお、部品が準備でき次第、部品交換を改めて案内する。

全車両、低圧燃料ポンプの製造番号を点検し、該当するものは、低圧燃ポンプを対策品と交換する。なお、部品が準備でき次第、部品交換を改めて案内する。

ホンダ Gold Wing 他 計3型式 計3車種のリコール届出一覧表

ホンダ Gold Wing 他 計3型式 計3車種の改善箇所説明図

スズキ クロスビー 他 計3型式 計2車種を対象(26日)

リコール情報2024.1 クロスビー

・不具合の部位(部品名)

燃料装置(燃料ポンプ)

・状況及びその原因

低圧燃料ポンプのインペラ(樹脂製羽根車)において、成形条件が不適切なため、樹脂密度が低くなって、燃料により膨潤して変形することがある。

そのため、インペラがポンプケースと接触して燃料ポンプが作動不良となり、最悪の場合、走行中エンストに至るおそれがある。

・改善措置の内容

全車両、低圧燃料ポンプを対策品と交換する。

スズキ クロスビー 他 計3型式 計2車種のリコール届出一覧表

スズキ クロスビー 他 計3型式 計2車種の改善箇所説明図

スバル XV 他 計22型式 計8車種を対象(26日)

リコール情報2024.1 XV

・不具合の部位(部品名)

燃料装置(低圧燃料ポンプ)

・状況及びその原因

燃料ポンプのインペラ(樹脂製羽根車)において、成形条件が不適切なため、樹脂密度が低くなって、燃料により膨潤して変形することがある。

そのため、インペラがポンプケースと接触して燃料ポンプが作動不良となり、最悪の場合、走行中エンストに至るおそれがある。

・改善措置の内容

全車両、低圧燃料ポンプを対策品と交換する。

スバル XV 他 計22型式 計8車種のリコール届出一覧表

スバル XV 他 計22型式 計8車種の改善箇所説明図

マツダ デミオ 他 計45型式 計15車種を対象(26日)

リコール情報2024.1 デミオ

・不具合の部位(部品名)

燃料装置(低圧燃料ポンプ)

・状況及びその原因

燃料ポンプのインペラ(樹脂製羽根車)において、成形条件が不適切なため、樹脂密度が低くなって、燃料により膨潤して変形することがある。

そのため、インペラがポンプケースと接触して燃料ポンプが作動不良となり、最悪の場合、走行中エンストに至るおそれがある。

・改善措置の内容

全車両、低圧燃料ポンプを対策品に交換する。

なお、修理部品の準備に時間を要することから、部品の準備ができ次第、改めて案内する。

マツダ デミオ 他 計45型式 計15車種のリコール届出一覧表

マツダ デミオ 他 計45型式 計15車種の改善箇所説明図

三菱 エクリプスクロス 他 計5型式 計3車種を対象(26日)

リコール情報2024.1 エクリプスクロス

・不具合の部位(部品名)

燃料装置(燃料ポンプ)

・状況及びその原因

燃料ポンプのインペラ(樹脂製羽根車)において、成型条件が不適切なため、樹脂密度が低くなって、燃料により膨潤して変形することがある。

そのため、インペラがポンプカバーと接触して燃料ポンプが作動不良となり、最悪の場合、ガソリン車においては走行中エンストに至り、PHEV車においてはバッテリー残量が無くなり、走行不能となるおそれがある。

・改善措置の内容

全車両、燃料ポンプモジュールの製造番号を確認し、対象のものは、燃料ポンプを対策品と交換する。

なお、部品が準備でき次第、部品交換を改めて案内する。

三菱 エクリプスクロス 他 計5型式 計3車種のリコール届出一覧表

三菱 エクリプスクロス 他 計5型式 計3車種の改善箇所説明図

2024年1月のリコール届出情報(輸入車)

テスラ Model S 他 計4型式 計2車種を対象(15日)

リコール情報2024.1 Model S

・不具合の部位(部品名)

乗降口(ドアラッチ)

・状況及びその原因

ドアラッチにおいて、作動の制御プログラムが不適切な為、衝突時等の衝撃で発生する電気的なノイズによって、ドアラッチアクチュエータが誤作動することがある。

そのため、衝撃時にドアラッチの保持機能が解除され、最悪の場合、扉が開くおそれがある。

・改善措置の内容

全車両、対策がなされたプログラムの配信を行う。

テスラ Model S 他 計4型式 計2車種のリコール届出一覧表

テスラ Model S 他 計4型式 計2車種の改善箇所説明図

スカニア スカニア(LPGRS シリーズ トラック) 計14型式 計1車種を対象(19日)

リコール情報2024.1 スカニアトラック

・不具合の部位(部品名)

コントロールユニット(CUV3)

・状況及びその原因

灯火類を制御するコントロールユニットのプログラムが不適切なため、リモコンキーにある灯火チェック機能ボタンを操作すると制動灯・後退灯等の全ての灯火が順次、自動的に点灯と消灯を繰り返す。

また、アプローチライト機能ボタンを操作すると方向指示器が点灯したままとなり保安基準に抵触する。

・改善措置の内容

全車両、ソフトウエアを更新版にアップデートし、当該機能を無効化する。

スカニア スカニア(LPGRS シリーズ トラック) 計14型式 計1車種のリコール届出一覧表

スカニア スカニア(LPGRS シリーズ トラック) 計14型式 計1車種の改善箇所説明図

ボルボ FH 計21型式 計1車種を対象(23日)

リコール情報2024.1 ボルボ FH

・不具合の部位(部品名)

前照灯(すれ違い用前照灯の初期傾斜指定値表示シール)

内圧容器及びその附属装置(空気圧力計目盛のSI単位換算表示シール)

・状況及びその原因

すれ違い用前照灯の初期傾斜指定値表示において、車両に貼付する表示の確認が不十分なため、誤った表示になっている。そのため、道路運送車両の保安基準第32条にかかるすれ違い用前照灯の初期傾斜指定値表示の規定に適合しない。

液晶ディスプレイに表示される空気圧力計の単位表示において、国内における作業指示が不適切なため、SI単位に換算する表示の貼付がされていない。そのため、道路運送車両の保安基準第47条の2にかかる内圧容器圧力表示の規定に適合しない。

・改善措置の内容

全車両、フロントパネル内右側パワーケーブル接続カバーに1.0%の適正シールを貼付する。

全車両、インストルメントクラスタ右下部にkPa×100の換算表示シールを貼付する。

ボルボ FH 計21型式 計1車種のリコール届出一覧表

ボルボ FH 計21型式 計1車種の改善箇所説明図①

ボルボ FH 計21型式 計1車種の改善箇所説明図②

ランドローバー DEFENDER 110 他 計17型式 計13車種を対象(23日)

リコール情報2024.1 ディフェンダー

・不具合の部位(部品名)

発電機(スタータ ジェネレータ コントロール モジュール)

・状況及びその原因

ハイブリッド車両のスタータ ジェネレータ(※)において、当該システムを制御するコントロールモジュールの制御プログラムが不適切なため、原動機始動時に異常を誤検知しフェールセーフモードとなり充電異常の警告灯が点灯することがある。

そのため、そのまま走行を始めると、補器バッテリーへの充電が行われないことにより、走行不能になるおそれがある。
(※)一体型の始動機並びに発電機

・改善措置の内容

全車両、スタータ ジェネレータ コントロール モジュールの制御プログラムを書換える。

ランドローバー DEFENDER 110 他 計17型式 計13車種のリコール届出一覧表

ランドローバー DEFENDER 110 他 計17型式 計13車種の改善箇所説明図

2024年1月の改善対策届出情報(国産車)

対象車両なし

2024年1月の改善対策届出情報(輸入車)

対象車両なし

さいごに

以上が、2024年1月分のリコール及び改善対策届出情報についてまとめたものとなります。

対象となる車両をお持ちの方は、早めの対応をおすすめします。

リコール対象に限らず、日常の点検を怠らずに安全な状態で運行できるようにしましょう。

この記事の参照URL:https://renrakuda.mlit.go.jp/renrakuda/top.html

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