2023年4月~9月までの乗用車の新車販売ランキングが発表されました。
前回お伝えした、軽自動車に引き続き、今回は2023年4月~9月までに新車販売された普通車のTOP10を紹介します。
- 2023年4~9月の乗用車販売台数ランキング10位~1位
- 第10位 トヨタ アクア 37,338台 142.8%(前年累計比)
- 第9位 トヨタ ルーミー 40,679台 87.6%(前年累積比)
- 第8位 日産 セレナ 43,252台 162.2%(前年累積比)
- 第7位 トヨタ ヴォクシー 45,020台 168.5%(前年累積比)
- 第6位 日産 ノート 46,144台 93.2%(前年累積比)
- 第5位 トヨタ ノア 49,587台 169.4%(前年累積比)
- 第4位 トヨタ プリウス 54,005台 382.7%(前年累積比)
- 第3位 トヨタ シエンタ 63,949台 252.0%(前年比)
- 第2位 トヨタ カローラ 67,724台 117.1%(前年累積比)
- 第1位 トヨタ ヤリス 94,443台 112.1%(前年比)
- さいごに
2023年4~9月の乗用車販売台数ランキング10位~1位
第10位 トヨタ アクア 37,338台 142.8%(前年累計比)
2021年にフルモデルチェンジを行い、TNGAの導入により、プラットフォームは4代目ヤリスシリーズにも採用されているGA-Bプラットフォームへ刷新され、ホイールベースは50mm拡大され、リアシートの居住空間や荷室空間の拡大に充てられた。
アクアはコンパクトカーのカテゴリーに属し、都市部での使い勝手に優れていて、狭い道路や駐車スペースでの運転が容易になります。
エンターテインメントシステム、安全運転支援システム、スマートフォン接続など、現代の便利な車内装備が備えられているので、利便性の高さも魅力的です。
第9位 トヨタ ルーミー 40,679台 87.6%(前年累積比)
ルーミーは、コンパクトなボディサイズに広い室内空間を持つコンパクトミニバンで、都市部での使い勝手が高く、家族や仲間を乗せての移動に適しています。
エクステリアでは、フロントフェイスは厚みのあるデザインのヘッドランプに、面を強調させたデザインのフロントグリルとメッキフロントアッパーグリルで構成されており、カスタムはフロントスポイラーを追加し、フロントグリルをメッキ化、メッキフロントアッパーグリルを専用デザインに変更していて、差別化を図っています。
インテリアには、座席の快適さや多彩な収納スペース、カーゴスペースが充実しており、長距離のドライブや日常の使い勝手が良い設計となっています。
第8位 日産 セレナ 43,252台 162.2%(前年累積比)
セレナは、ミニバンタイプの乗用車で、広々とした室内スペースに多彩なシートアレンジが可能で、快適性と利便性を兼ね備えています。
エクステリアには、新世代のグローバルデザインランゲージを導入されており、フロントグリルへの新世代の日産のデザインの象徴である「Vモーション」を採用をはじめ、「フローティングルーフ」も採用しました。
3代目から採用されているサイドウィンドー下端線の「シュプールライン」はより伸びやかなデザインとなって継承し、ランプシグネチャーはブーメラン型となるなど、先代モデルから大きな進化をもたらしています。
運転操作支援システムであるプロパイロットも搭載されており、運転者の疲労度を軽減させます。
第7位 トヨタ ヴォクシー 45,020台 168.5%(前年累積比)
ヴォクシーは、トヨタ自動車が製造・販売するミニバンタイプの自動車です。
2022年より販売されている、現行型(4代目)ではTNGAに基づいたGA-Cプラットフォームを採用しています。
パワートレインはハイブリッド車はエンジンは3代目から2ZR-FXE型を踏襲するものの、電動モジュールが刷新され、モーターやバッテリーの高出力化並びにシステムを高効率化させています。
インテリアには、快適なシート、便利な収納スペース、多くのカーゴスペースを備えており、家族や旅行者にとって便利な車種で、また、シートアレンジを変更することで、荷物を運ぶためのスペースを最適化できるのも魅力的です。
第6位 日産 ノート 46,144台 93.2%(前年累積比)
ノートは、ハッチバック型の乗用車です。
現行型である3代目は、パワートレインをe-POWERのみに絞り、日本国内では2代目キックスに次ぐe-POWER専用車種に移行しています。
エクステリアデザインは、ヘッドランプがフロントグリルと一体の薄型デザインとなり、その下には「Vモーションクローム」が配され、リアコンビランプは横一文字のシグネチャーデザインと大きく刷新されました。
ノートには高度な安全運転支援システムが備えられており、衝突回避技術や駐車支援システムなどが安全性を向上させます。
第5位 トヨタ ノア 49,587台 169.4%(前年累積比)
ノアは、第7位のヴォクシーとの兄弟車になります。
ノアは広々とした室内スペースを提供し、シートアレンジを変更することができ、異なるシート配置で乗員や荷物を運ぶことができます。
安全面では、高度な安全運転支援システムが備えられており、衝突回避技術や駐車支援システムも含まれており、ドライバーと乗員の安全を向上させています。
第4位 トヨタ プリウス 54,005台 382.7%(前年累積比)
プリウスは、1997年から製造・販売されている世界初の量産ハイブリッド専用車となっており、現行型は5代目となっています。
5代目は「モノフォルムシルエット」を継承しつつ、第2世代のTNGAプラットフォームの採用による更なる低重心化がなされています。
プリウスは燃費効率が非常に高く、燃料費を節約するための選択肢として人気があります。
ハイブリッドシステムにより、電気モーターが低速走行や渋滞時にエンジンを補完し、燃費を向上させます。
第3位 トヨタ シエンタ 63,949台 252.0%(前年比)
シエンタは、日本国内の道路事情に即した5ナンバーサイズのミニバンとして開発されました。
2022年より販売されている、現行型(3代目)のエクステリアには、フロントドアとスライドドアのウィンドゥを上下方向に広げられ、バンパーコーナーやルーフの角を丸めた「シカクマルシルエット」とし、バンパーの先端部には掠り傷程度であれば目立たないプロテクションモールを採用し、デザインに織り込まれています。
インテリアデザインにも、ドアポケット、サイドレジスター、メーター、シフトなどを「シカクマル」のフォルムで統一され、ドアポケットやカップホルダーなどの収納スペースには収納する中身を分かりやすくするためピクトグラムのサインを配しています。
プラットフォームはTNGAに基づいたGA-Bプラットフォームをベースに新たな設計が組まれ、主要骨格を連結させた環状骨格構造とすることで結合部の剛性を高めています。
第2位 トヨタ カローラ 67,724台 117.1%(前年累積比)
カローラは、トヨタ自動車が製造・販売するコンパクトカーで、世界中で広く提供されている自動車モデルの1つです。
カローラは長らくトヨタの主力モデルの一つであり、その歴史は非常に長いもので、初代モデルは1966年に登場しました。
これまでのカローラは、世界の仕向地ごとに仕様を大きく作り変えておりプラットフォームも異なっていたが、2018年より販売されている現行型(12代目)では、全てにTNGA(GA-Cプラットフォーム)が導入され、全世界でほぼ統一されたカローラとなります。
カローラにはエンターテインメントシステム、ナビゲーション、スマートフォン接続、快適なシートなど、現代の車内装備が充実しています。
第1位 トヨタ ヤリス 94,443台 112.1%(前年比)
ヤリスは、2018年の売上33万7000台のうち6割超の21万9000台を欧州で、2割超の8万7000台を日本で売り上げるという偏った市場構成となっており、トヨタの世界戦略車の中では日本市場も重視した車作りがされているモデルです。
コンパクトカーのカテゴリーに属し、都市部での運転に適していて、その小型の外観にもかかわらず、室内は広々としているので、利便性の高い車種です。
高度な安全運転支援システムを備えており、衝突回避技術、車線維持支援、自動緊急ブレーキなどが安全性を向上させています。
さいごに
以上が、2023年4~9月の乗用車販売台数ランキングTOP10になります。
世界的にSUV人気ではありますが、TOP10には入っていませんでした。いよいよSUV人気もピークを迎えたのかもしれません。
乗用車TOP10では、コンパクトカーをはじめ、ミニバン、ハイブリッドカーなど実用性の高い車種が目立ちました。
1位のヤリスは、2位のカローラに約3万台差をつけるほど、人気が突出しております。
ヴィッツ時代も含めると、ロングセラー商品になりますので、ヤリスに対する信頼度の高さが伺えますね。
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