いつも通りの洗車がNGになる?もはや春の風物詩となっている「黄砂」がボディへ付着したときの洗車方法を紹介します。

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もはや春の風物詩となっている「黄砂」の飛来ですが、ここ最近テレビやSNSでも黄砂に関する話題が多く、外に洗濯物を出せなかったり、換気のために窓を開ける際にも黄砂が室内に入ってきてしまったり、愛車のボディが黄砂だらけになってしまうなど、この時期になると黄砂の話題に頭を抱えてしまう方も多くいらっしゃると思います。

そんな悩みの種である黄砂の飛来ですが、ご自身の愛車にも黄砂が付着していて、すぐに洗いたいと思う方も多くいらっしゃると思います。

ここで注意してもらいたいのが、黄砂が付着して汚れたボディと、普段の雨や埃によって付着する汚れの性質は全く違うもので、黄砂が付着したボディやガラスを洗うには、普段の洗車方法にひと工夫することで、黄砂をきれいに洗い流すことができます。

今回は、ボディに付着した黄砂を洗い流すための「洗車方法」についてお話します。

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そもそも黄砂とは?黄砂は有害な物質?

黄砂時の洗車対策 黄砂の大きさ

そもそも「黄砂」とは何なのかというと、主に中国やモンゴルなどの乾燥地帯で発生する砂嵐が日本や韓国などに到達し、大気中を浮遊する微小な砂塵粒子のことを指します。

しかし、最近では太平洋を越えて北米や、ごくわずかではありますがアルプスまで達するものもあり、年々黄砂の飛来量が多くなってきてると言われます。

黄砂の名前の通り、これらの微小な粒子は黄色や褐色をしており、時には太陽光を遮るほどの濃い霧状のものになることもあります。

飛来してくる黄砂は、元々は「ただの砂」なのですが、舞い上がって飛来する過程で、汚染物質などが付着していくため、健康に悪影響を与える可能性があり、特に呼吸器系に影響を及ぼすことが知られています。

また、黄砂が降り積もることで、農作物にも影響を与えることがあります。

特に黄砂の飛来量が多い場合には、マスクや保護メガネで対策し、外出から帰宅する際にも黄砂を払うなどのひと手間で、室内に持ち込むことを減らすことができます。

黄砂が及ぼすクルマへの影響は?

黄砂が及ぼすクルマへの影響ですが、ボディに付着して汚れるというのは当たり前で、実は黄砂が付着していることによって、ボディが傷だらけになってしまう懸念があります。

その理由として、黄砂には硬くて粒子の大きな鉱物が含まれており、車についたまま放置するとヤスリのようにボディをこすることになります。

また、黄砂が雨水などの水分を含むことにより、粘土のようにボディへこびりつくこともあり、黄砂がボディに付いたままでは、よりキズが付きやすくなってしまいます。

黄砂がボディへ付着した場合の対処法、洗車方法とは?

黄砂時の洗車対策 たっぷりの水

まずはじめにクルマに黄砂が付着したら、ボディに黄砂がこびりつかないうちに、「早めに洗車をする」ことが挙げられます。

洗車を後回しにしてしまうと、ボディに傷が付きやすくなる原因となります。

とにかく、たっぷりの水を使い黄砂を落としてから洗車するのがコツ

黄砂が付着した際には、とにかく「たっぷりの水を使いボディの黄砂を落とす」ことが大切になってきます。

ご自宅などで洗車する場合はホースからの水道水を使っても構いませんが、コイン洗車場にある洗車ガンの高圧水流であればキズを付けずに勢いよく黄砂を洗い流せます。

また、ご自宅に高圧洗浄機がある場合は、そちらを使うのも効果的です。

黄砂が付着したボディの洗車の基本は、たっぷりの水を惜しげなく使い、砂ボコリや汚れをきれいに洗い流すことです。

黄砂を水で洗い流した後の洗車方法

黄砂時の洗車対策 スポンジ洗い

水洗いで黄砂を落としたら、シャンプー水を含ませたスポンジで残った汚れを落とします。

このときに注意してもらいたいのが、洗車時にも黄砂が舞っている可能性があるので、スポンジをつぶさず表面を滑らせるようソフトタッチを意識することが重要です。

ソフトに洗い流すことにより、ボディへの傷を付きにくくします。

このときボディやウインドウガラスに加え、ガラスの汚れを拭き取るワイパーにも黄砂が付着していて、そのまま使用するとフロントガラスに傷が入ってしまうことがありますので、ワイパーの拭き取り面の汚れを落としておく事も大切です。

黄砂の傷を防ぐには、プロショップにお願いするのも効果的

黄砂時の洗車対策 屋内ブース

黄砂を防ぐためには、やはりこまめな洗車が重要ですが、こまめな洗車をすることに加えボディを保護するためのコーティングをしておけば、黄砂の影響を最小限に抑えることができるでしょう。

DIYでもボディコーティングを行うことは可能ですが、コーティングの効果を確保するためには、しっかりとした下地処理が肝心で、特に砂ボコリなどの粒子は磨きキズの原因となるため、黄砂の季節はより慎重に処理しなければなりません。

日光や風などの影響を受けない屋内でコーティングできれば言うことなしなのですが、環境が整っているのはごく一部の人や、プロショップに限られます。

これらを考えると、黄砂の季節に敢えてDIYでコーティングをかけるメリットはあまりありませんし、冬の作業環境は過酷で、前年の秋にコーティングしておくのは不安に思う人もいるでしょう。

黄砂対策の視点でコーティングをするのであれば、専門店に依頼するのが無難かもしれません。

専門店であれば、キズを付けずに黄砂を洗い流すスキルやノウハウが豊富なだけでなく、黄砂によるキズを防ぐコーティングの技術も高いという特徴があります。

ただし、専門店の中でも用意している設備などに差があるため、屋内ブース設備を持っているショップに任せるのが吉だろう。

さいごに

黄砂が付着した際の洗車方法についてお話してきましたが、参考にしていただけたでしょうか?

ポイントは、たっぷりの水でまずは黄砂を落とすことが大事です。

洗車機などを利用する際にも、予備洗いとしてたっぷりの水を使い、黄砂を落としてから洗車機に入れるのがポイントになります。

黄砂がボディにこびりつかないように、こまめな洗車をすることによって黄砂によるボディへのダメージも少なくなるので、ソフトにたっぷりの水を使い洗車することが黄砂が付着したときの洗車方法になります。

こちらの記事を参考にしていただけたら幸いです。

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