2022年も最終月の12月に入りました。
皆様は、2022年の1年はどのような1年になりましたか?
来年も、皆様が楽しく良い1年が送れることを祈っております。
今回は2022年11月分のリコール情報についてお伝えします。
- 2022年11月のリコール届出情報(国産車)
- 2022年11月のリコール届出情報(輸入車)
- メルセデスベンツ V220d 計2型式 計1車種を対象(1日)
- メルセデスベンツ メルセデス AMG GT S 他 計5型式 計5車種を対象(1日)
- メルセデスベンツ CLA200d シューティングブレーク 他 計5型式 計5車種を対象(1日)
- メルセデスベンツ G550 計1型式 計1車種を対象(1日)
- メルセデスベンツ C220d 他 計3型式 計3車種を対象(1日)
- メルセデスベンツ メルセデス AMG CLS53 4MATIC+ 他 計8型式 計7車種を対象(1日)
- メルセデスベンツ V220d 計1型式 計1車種を対象(1日)
- アウディ アウディ A1 25T 他 計3型式 計3車種を対象(2日)
- フォルクスワーゲン ゴルフ GTI 2.0/180kW 計1型式 計1車種を対象(2日)
- フォルクスワーゲン ゴルフトゥーラン 1.4/110kW 他 計4型式 計4車種を対象(2日)
- フォルクスワーゲン ゴルフ 1.5 / 110kW 他 計6型式 計6車種を対象(2日)
- ボルボ ボルボ V70 他 計17型式 計2車種を対象(11日)
- テスラ Model3 計9型式 計1車種を対象(15日)
- BMW BMW iX xDrive40 他 計6型式 計5車種を対象(21日)
- フェラーリ SF90 Stradale 他 計1型式 計2車種を対象(22日)
- プジョー 3008 HYBRID 4 他 計2型式 計2車種を対象(22日)
- フォード マスタング 計1型式 計1車種を対象(25日)
- KTM 1290SUPER DUKE R 計2型式 計1車種を対象(25日)
- BRP RYKER600 他 計4型式 計4車種を対象(29日)
- 2022年11月の改善対策届出情報(輸入車)
- さいごに
2022年11月のリコール届出情報(国産車)
三菱 ふそうスーパーグレート他 計114型式 計8車種を対象(21日)
・不具合の部位(部品名)
荷箱(コーナーレール部リベットカバー)
・状況及びその原因
大型冷蔵冷凍車の荷箱において、コーナーレール部リベットカバーのコーキングの塗布量が多く、接合が不十分なものがある。
そのため走行時の負荷により、リベットカバーの端部がコーナーレールより浮き上がり、最悪の場合、垂れさがり他の交通の妨げになるおそれがある。
・改善措置の内容
全車両のリベットカバーを点検し、浮き上がりが無いものはリベットカバーの最後端部にリベット締結を行い、浮き上がりが有るものについてはリベットカバーを交換の上、最後端部にリベット締結を行う。
三菱 ふそうスーパーグレート他 計114型式 計8車種のリコール届出一覧表
三菱 ふそうスーパーグレート他 計114型式 計8車種の改善箇所説明図
いすゞ エルガ 他 計5型式 計2車種を対象(24日)
・不具合の部位(部品名)
電気装置(バッテリケーブル)
・状況及びその原因
令和4年6月2日付け届出番号「5156」リコール作業において、バッテリケーブル点検・交換作業要領書の記載が不適切なため、当該ケーブルに異品の固定クリップが取り付けられている。
そのため、そのまま使用を続けると、エンジン振動により当該ケーブルの被覆が摩耗、素線が露出して短絡し、最悪の場合、エンジン始動ができなくなるおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、固定クリップを正規品に、バッテリケーブルを新品に交換する。
日野 日野レインボー 他 計4型式 計2車種を対象(24日)
・不具合の部位(部品名)
電気装置(バッテリケーブル)
・状況及びその原因
令和4年6月2日付け届出番号「5157」リコール作業において、バッテリケーブル点検・交換作業要領書の記載が不適切なため、当該ケーブルに異品の固定クリップが取り付けられている。
そのため、そのまま使用を続けると、エンジン振動により当該ケーブルの被覆が摩耗、素線が露出して短絡し、最悪の場合、エンジン始動ができなくなるおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、固定クリップを正規品に、バッテリケーブルを新品に交換する。
日野 日野レインボー 他 計4型式 計2車種のリコール届出一覧表
日野 日野レインボー 他 計4型式 計2車種の改善箇所説明図
クボタ M7-152 他 計4型式 計12車種を対象(28日)
・不具合の部位(部品名)
電気装置(方向指示器の電球)
・状況及びその原因
農耕トラクタの方向指示器において、側面方向指示器に使用している電球の選定が不適切なため、前面及び後面に備える方向指示器の点灯操作状態及び作動状態を運転者席の運転者に正しく表示出来ないため、保安基準に適合しない。
・改善措置の内容
全車両、側面方向指示器に使用している電球を対策品に交換する。
クボタ M7-152 他 計4型式 計12車種のリコール届出一覧表
クボタ M7-152 他 計4型式 計12車種の改善箇所説明図
UDトラックス クオン 他 計32型式 計2車種を対象(29日)
・不具合の部位(部品名)
原動機(ラジエータ)
・状況及びその原因
大型トラックの冷却装置において、樹脂製ラジエータの強度が不足しているため、使用過程においてアッパータンク表面のリブ(突起状の物)を起点に亀裂が入り、冷却水が漏れるおそれがある。
そのままの状態で使用を続けると、冷却水量低下の警告メッセージ表示及びブザーが吹鳴する。
・改善措置の内容
全車両、ラジエータアセンブリを材質変更した対策品に交換する。
また、サブタンクキャップが1.2kgf/cm2のタイプが装着されている場合は、0.95kgf/cm2のタイプに交換する。
UDトラックス クオン 他 計32型式 計2車種のリコール届出一覧表
UDトラックス クオン 他 計32型式 計2車種の改善箇所説明図
レクサス IS300h 他 計19型式 計17車種を対象(30日)
・不具合の部位(部品名)
燃料装置(燃料蒸発ガス排出抑制装置)
・状況及びその原因
燃料タンクに組み付けられている燃料蒸発ガス排出抑制装置において、ケース上面(樹脂製)の形状が不適切なため、使用過程で当該ケースに微小な亀裂が発生することがある。
そのため、長期間使用を続けると亀裂が貫通し、満タン時に燃料が漏れて、燃料臭がするおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、燃料蒸発ガス排出抑制装置を対策品に交換する。
レクサス IS300h 他 計19型式 計17車種のリコール届出一覧表
レクサス IS300h 他 計19型式 計17車種の改善箇所説明図
TMUK アベンシス 他 計10型式 計2車種を対象(30日)
・不具合の部位(部品名)
エアバッグ装置(インフレータ)
・状況及びその原因
運転者席用二段展開制御式エアバッグのインフレータ(膨張装置)において、ガス発生剤の吸湿防止が不適切なため、温度変化による吸放湿の繰り返しによりガス発生剤が劣化することがある。
そのため、エアバッグ展開時にインフレータ容器が破損するおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、エアバッグアッセンブリを対策品に交換する。
TMUK アベンシス 他 計10型式 計2車種のリコール届出一覧表
TMUK アベンシス 他 計10型式 計2車種の改善箇所説明図
2022年11月のリコール届出情報(輸入車)
メルセデスベンツ V220d 計2型式 計1車種を対象(1日)
・不具合の部位(部品名)
後写鏡等(画像表示装置)
・状況及びその原因
画像表示装置(カーナビのモニタ)において、MBUXマルチメディアシステムの制御プログラムが不適切なため、起動時に何も表示しない、あるいは、起動後に再起動し数秒間画像表示が途絶えることがある。
そのため、画像表示装置による直前直左視界の確認ができないおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、MBUXマルチメディアシステムの制御プログラムを対策仕様に書き換える。
メルセデスベンツ V220d 計2型式 計1車種のリコール届出一覧表
メルセデスベンツ V220d 計2型式 計1車種の改善箇所説明図
メルセデスベンツ メルセデス AMG GT S 他 計5型式 計5車種を対象(1日)
・不具合の部位(部品名)
動力伝達装置(プロペラシャフト)
・状況及びその原因
カーボン製プロペラシャフトと金属製フランジの接着作業が不適切なため、結合部の接着力が低いものがある。
そのため、エンジントルクでプロペラシャフトとフランジの接着が剥がれ、エンジンからトランスミッションへ動力が伝わらなくなり、最悪の場合、走行不能になるおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、プロペラシャフトの部品番号を点検し、交換が必要な場合は対策品と交換する。
メルセデスベンツ メルセデス AMG GT S 他 計5型式 計5車種のリコール届出一覧表
メルセデスベンツ メルセデス AMG GT S 他 計5型式 計5車種の改善箇所説明図
メルセデスベンツ CLA200d シューティングブレーク 他 計5型式 計5車種を対象(1日)
・不具合の部位(部品名)
動力伝達装置(軸受カバー)
・状況及びその原因
変速機のケースにある軸受穴において、鋳型が不適切なため穴径が大きく、軸受カバーのしまりばめによる嵌め合いが緩いものがある。
そのため、軸受カバーが脱落することでオイル漏れが発生するおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、軸受カバーを対策品に交換する。
メルセデスベンツ CLA200d シューティングブレーク 他 計5型式 計5車種のリコール届出一覧表
メルセデスベンツ CLA200d シューティングブレーク 他 計5型式 計5車種の改善箇所説明図
メルセデスベンツ G550 計1型式 計1車種を対象(1日)
・不具合の部位(部品名)
原動機(エンジンコントロールユニット)
・状況及びその原因
エンジンコントロールユニットにおいて、制御プログラムが不適切なため、外気温によっては冷間時に失火が発生することがある。
最悪の場合、シリンダの燃焼を休止させることでエンジン警告灯(MIL)が点灯し、排出ガスが基準値を超えるおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、エンジンコントロールユニットの制御プログラムを対策プログラムに書き換える。
メルセデスベンツ G550 計1型式 計1車種のリコール届出一覧表
メルセデスベンツ G550 計1型式 計1車種の改善箇所説明図
メルセデスベンツ C220d 他 計3型式 計3車種を対象(1日)
・不具合の部位(部品名)
電気装置(エンジンコントロールユニットの配線)
・状況及びその原因
エンジンルーム内にあるエンジンコントロールユニットの配線において、配索指示が不適切なため、配線がエンジンフードと干渉して被覆が摩滅し、短絡が発生することがある。
そのため、MILが点灯すると共に、エンジンの不調が発生して排ガス値が悪化し、最悪の場合、走行不能に至るおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、エンジンコントロールユニットの配線を点検し、配線が長い場合は配索を修正する。
なお、配線やエンジンフードに損傷がある場合は、修理する。
メルセデスベンツ C220d 他 計3型式 計3車種のリコール届出一覧表
メルセデスベンツ C220d 他 計3型式 計3車種の改善箇所説明図
メルセデスベンツ メルセデス AMG CLS53 4MATIC+ 他 計8型式 計7車種を対象(1日)
・不具合の部位(部品名)
電気配線(コネクタ配線)
・状況及びその原因
トランスミッションの電気配線において、配索設計が不適切なためコネクタ配線のシール部に強い力がかかり、シール部を変形させているものがある。
そのため、シール性能が保てずコネクタに雨水等が浸入することで短絡が発生し、駐車中にバッテリ上がりが発生することがある。
最悪の場合、短絡により発熱することで、周囲の部品を溶損させて火災に至るおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、配索を変更するブラケットを装着し、配索しなおす。
また、配線の点検を行いシール部の変形や水分の浸入があるものは、関連部品を新品に交換する。
メルセデスベンツ メルセデス AMG CLS53 4MATIC+ 他 計8型式 計7車種のリコール届出一覧表
メルセデスベンツ メルセデス AMG CLS53 4MATIC+ 他 計8型式 計7車種の改善箇所説明図
メルセデスベンツ V220d 計1型式 計1車種を対象(1日)
・不具合の部位(部品名)
電気装置(補助バッテリのプラス電源配線)
・状況及びその原因
助手席下にある補助バッテリにおいて、プラス電源配線の配索設計が不適切なため、シートフレームに干渉しているものがある。
そのため、被覆が摩滅して短絡が発生することで、最悪の場合、火災に至るおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、プラス電源配線の損傷の有無を点検した上で、配索を修正する。
損傷がある場合は、当該配線を新品に交換する。
メルセデスベンツ V220d 計1型式 計1車種のリコール届出一覧表
メルセデスベンツ V220d 計1型式 計1車種の改善箇所説明図
アウディ アウディ A1 25T 他 計3型式 計3車種を対象(2日)
・不具合の部位(部品名)
座席ベルト等(ダッシュパネルインサートコントロールユニット)
・状況及びその原因
ダッシュパネルインサートにおいて、コントロールユニットのプログラムが不適切なため、ある一定の条件下において、助手席および後部座席のシートベルト非着用の警告表示および警告音が作動しないおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、ダッシュパネルインサートのコントロールユニットのプログラムを対策プログラムに書き換える。
アウディ アウディ A1 25T 他 計3型式 計3車種のリコール届出一覧表
アウディ アウディ A1 25T 他 計3型式 計3車種の改善箇所説明図
フォルクスワーゲン ゴルフ GTI 2.0/180kW 計1型式 計1車種を対象(2日)
・不具合の部位(部品名)
冷却装置(ラジエーター)
・状況及びその原因
冷却装置のラジエーターにおいて、生産工場での組付作業が不適切なため、正しく固定されていないものがある。
そのため、正規位置から後方に傾くことにより、冷却ホースがVベルトと接触し、損傷するものがある。
最悪の場合、冷却水が漏れ警告灯が点灯し、そのまま使用を続けると走行不能になるおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、ラジエーターの組付状態を点検し、正しく固定されていないものは修正する。
また、冷却ホースとVベルトを点検し、損傷が認められた場合は交換する。
フォルクスワーゲン ゴルフ GTI 2.0/180kW 計1型式 計1車種のリコール届出一覧表
フォルクスワーゲン ゴルフ GTI 2.0/180kW 計1型式 計1車種の改善箇所説明図
フォルクスワーゲン ゴルフトゥーラン 1.4/110kW 他 計4型式 計4車種を対象(2日)
・不具合の部位(部品名)
前照灯洗浄器(オンボードサプライコントロールユニット)
・状況及びその原因
前照灯洗浄器において、オンボードサプライコントロールユニットのプログラムが不適切なため、洗浄効率の技術基準に満たないものがある。
・改善措置の内容
全車両、オンボードサプライコントロールユニットのプログラムを対策プログラムに書き換える。
フォルクスワーゲン ゴルフトゥーラン 1.4/110kW 他 計4型式 計4車種のリコール届出一覧表
フォルクスワーゲン ゴルフトゥーラン 1.4/110kW 他 計4型式 計4車種の改善箇所説明図
フォルクスワーゲン ゴルフ 1.5 / 110kW 他 計6型式 計6車種を対象(2日)
・不具合の部位(部品名)
座席ベルト(フォースリミッター付シートベルトテンショナー)
・状況及びその原因
前席シートベルトのフォースリミッター付シートベルトテンショナーにおいて、製造管理が不適切なため、構成部品の組付け力が不十分なものがある。
そのため、衝突時にフロントエアバッグが展開した場合、シートベルトの拘束力が足りなく、最悪の場合、乗員が負傷するおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、前席シートベルトを良品に交換する。
フォルクスワーゲン ゴルフ 1.5 / 110kW 他 計6型式 計6車種のリコール届出一覧表
フォルクスワーゲン ゴルフ 1.5 / 110kW 他 計6型式 計6車種の改善箇所説明図
ボルボ ボルボ V70 他 計17型式 計2車種を対象(11日)
・不具合の部位(部品名)
エアバッグ装置
・状況及びその原因
運転席エアバッグのインフレーター(膨張装置)について、長期間にわたり高温多湿な環境下にさらされると、当該インフレーターに湿気が蓄積することがある。
そのため、エアバッグ展開時にインフレーター内圧が異常上昇し、インフレーター容器が破損して飛び散り、乗員が負傷するおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、運転席エアバッグを対策品に交換する。
ボルボ ボルボ V70 他 計17型式 計2車種のリコール届出一覧表
ボルボ ボルボ V70 他 計17型式 計2車種の改善箇所説明図
テスラ Model3 計9型式 計1車種を対象(15日)
・不具合の部位(部品名)
座席ベルト、座席ベルト取付装置
・状況及びその原因
後席の左座席バックルと中央席の座席ベルト取付装置において、サービス修理時における固定が不適切なものがある。
そのため、衝突時に座席ベルトが設計通りに機能しないおそれがある。
・改善措置の内容
全車両当該部品の固定状況を確認し、固定方法が不適切なものについては正しい固定方法に修正を行う。
テスラ Model3 計9型式 計1車種のリコール届出一覧表
BMW BMW iX xDrive40 他 計6型式 計5車種を対象(21日)
・不具合の部位(部品名)
操舵装置(ステアリング ホイール エレクトロニクス)
・状況及びその原因
ステアリングホイールエレクトロニクスのプログラムが不適切なため、ステアリング&レーンコントロールアシスト(LSA)とレーンチェンジアシスト(SWA)は、HOD(ハンズオフディテクション)に関する信号が正しく取得出来ない可能性がある。
そのため、ステアリングホイールヒーターまたは車内暖房が有効の場合に、システムはドライバーの手がステアリングホイール上にあるかどうかを明確に検出できないおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、ステアリングホイールエレクトロニクスを対策品と交換する。
BMW BMW iX xDrive40 他 計6型式 計5車種のリコール届出一覧表
BMW BMW iX xDrive40 他 計6型式 計5車種の改善箇所説明図
フェラーリ SF90 Stradale 他 計1型式 計2車種を対象(22日)
・不具合の部位(部品名)
エンジン制御装置(ECU)
・状況及びその原因
エンジン制御装置(ECU)において、排気管の温度をモニターする温度センサーの閾値が、誤って200℃に設定されているため、この閾値を超えた場合、チェックエンジンランプが点灯し、エンジン性能の出力を低下させる。
また、停車後、アイドリング状態が続くと90秒後にエンジンが停止する。
エンジン停止後、エンジンの再始動が出来ず、かつ電動機走行もできなくなるおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、エンジン制御装置(ECU)の温度センサーの閾値を変更するため、ソフトウェアを書換える。
上記の制御装置に関連するイオン制御装置、ギアボックス制御装置も書換える。
フェラーリ SF90 Stradale 他 計1型式 計2車種のリコール届出一覧表
フェラーリ SF90 Stradale 他 計1型式 計2車種の改善箇所説明図
プジョー 3008 HYBRID 4 他 計2型式 計2車種を対象(22日)
・不具合の部位(部品名)
①原動機(エンジンコントロールユニット)
②動力伝達装置(リアドライブシャフト固定ナット)
・状況及びその原因
エンジンコントロールユニットのソフトウエア及びリアドライブシャフト固定ナットの締付トルクが不適切なため、特定の走行条件下で開発時の想定を上回るねじり応力がリアドライブシャフトに発生し、リアドライブシャフトが破断するおそれがある。
このため、異音の発生とともに警告灯が点灯するおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、
①エンジンコントロールユニットのソフトウエアを対策プログラムに書き換える。
②リアドライブシャフト固定ナットを新品に交換し、規定トルク値で締め付ける。
プジョー 3008 HYBRID 4 他 計2型式 計2車種のリコール届出一覧表
プジョー 3008 HYBRID 4 他 計2型式 計2車種の改善箇所説明図
フォード マスタング 計1型式 計1車種を対象(25日)
・不具合の部位(部品名)
灯火装置(制動灯)
・状況及びその原因
ブレーキペダルにおいて、ゴム製のブレーキペダルバンパーの材質が不適切なため、耐久性が不足している。
そのため、使用過程おける劣化等によりブレーキペダルバンパーが破損し、脱落することがある。
その場合、ブレーキランプが継続的に点灯する。
また、ブレーキペダルを踏まなくてもエンジンが始動できてしまい、パーキングからシフトできるため、意図せずに車両が動き、最悪の場合、事故に繋がるおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、ブレーキペダルバンパーを対策品に交換する。
フォード マスタング 計1型式 計1車種のリコール届出一覧表
KTM 1290SUPER DUKE R 計2型式 計1車種を対象(25日)
・不具合の部位(部品名)
配線(メインワイヤーハーネス)
・状況及びその原因
メインワイヤーハーネスにおいて、配索が不適切だったため、走行振動によりフレームなどの車両構成部品と接触することがある。
このため、当該ハーネスの被膜が破れ、ハーネス内の配線が短絡し、最悪の場合走行中にエンジンが停止し再始動できなくなる、または火災に至るおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、メインワイヤーハーネスの接触部 3 箇所にハーネスを保護する為の対策部品を取り付ける。
なお、メインワイヤーハーネスの損傷状況を点検し、必要に応じて修正を行う。
KTM 1290SUPER DUKE R 計2型式 計1車種のリコール届出一覧表
KTM 1290SUPER DUKE R 計2型式 計1車種の改善箇所説明図
BRP RYKER600 他 計4型式 計4車種を対象(29日)
・不具合の部位(部品名)
ハンドルバーステムボルト(舵取り装置)
・状況及びその原因
ハンドルステムを締め付けているボルト長さの選定が不適切なため、締め付ける工程でボルトが損傷しているものがある。
そのため、使用過程による振動等により、ボルトが折損し、ステアリングの制御を失ってしまい、最悪の場合、衝突するおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、ステアリングコラムのネジ山を清掃し、新しいハンドルバーステムボルトを取り付ける。
BRP RYKER600 他 計4型式 計4車種のリコール届出一覧表
BRP RYKER600 他 計4型式 計4車種の改善箇所説明図
2022年11月の改善対策届出情報(輸入車)
メルセデスベンツ メルセデス AMG G63 他 計4型式 計4車種を対象(1日)
・不具合の部位(部品名)
原動機(点火コイル)
・状況及びその原因
エンジンの点火コイルにおいて、内部メモリの制御が不適切なため、エコストップの時間が極端に短いエコスタート時において作動せず、自動でエンジンを再始動できないおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、点火コイルを対策品に交換する。
メルセデスベンツ メルセデス AMG G63 他 計4型式 計4車種の改善対策届出一覧表
メルセデスベンツ メルセデス AMG G63 他 計4型式 計4車種の改善箇所説明図
さいごに
以上が、2022年11月分のリコール及び改善対策届出情報についてまとめたものとなります。
対象となる車両をお持ちの方は、早めの対応をおすすめします。
リコールもそうですが、12月に入り雪が降る等、クルマにとってもシビアなコンディションになっていきますので、日々の車の点検は怠らず、未然に故障などしないように準備をしましょう。
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