2023年、国内外主要のタイヤメーカーが軒並み「タイヤの値上がり」を行い、自家用車や事業用の車両を持つユーザーにとって、痛い出費となるニュースでした。
タイヤだけに限らず、日用品や食品の値上がりが続き、生活に大打撃を与えています。
そんな中、自動車ユーザーに更に追い打ちをかける悲報が飛んでまいりました。
フランスのメーカーである「ミシュランタイヤ」と、ドイツのメーカーである「コンチネンタルタイヤ」の両メーカーが、2024年に値上がりすることを発表しました。
今回は2024年、ミシュランタイヤとコンチネンタルタイヤが行うタイヤの値上げについてお話します。
今回のタイヤ値上がりの理由とは?
今回のタイヤ値上がりに対して、各社はタイヤの値上がりの理由について下記のように述べている。
日本ミシュランタイヤ
「すべてを持続可能に」を企業ビジョンとするミシュランの日本法人である日本ミシュランタイヤ株式会社(本社:群馬県太田市、代表取締役社長:須藤 元)は、ミシュラン、BFグッドリッチ、カムソ各ブランドの国内市販用タイヤのメーカー出荷価格を改定します。
弊社では生産性の向上と販売や物流におけるコスト削減に努めてまいりました。
しかしながら、製造にかかるエネルギー価格をはじめ、人件費や原材料価格の上昇が依然として製造費に大きな影響を与えています。それに対し自社の企業努力のみでこれを吸収することは困難な状況と判断し、今回の価格改定を決定しました。
日本ミシュランタイヤの値上げ時期と値上げ率、対象商品
ミシュランタイヤの値上げ開始時期は、「2024年2月1日(木)」になります。
値上げ率については、「6%~10%」となっており、商品によって改定率が異なります。
対象商品は、国内乗用車、ライトトラック、二輪車用市販タイヤ(夏・冬)、国内トラック、バス用市販タイヤ(夏)、国内鉱山・建設車両、産業車両、農業機械用市販タイヤ(夏・冬) ※チューブ・フラップ含む
となっております。
コンチネンタルタイヤ・ジャパン株式会社
タイヤの原材料価格に加えて生産や供給に関わるエネルギー費などが依然として高値で推移しています。当社では、引き続きコスト削減努力を行ってまいりましたが、企業努力のみでこれを吸収することは困難であると判断し、再度の価格改定を決定いたしました。
コンチネンタルタイヤ・ジャパン株式会社の値上げ時期と値上げ率、対象商品
コンチネンタルタイヤ・ジャパン株式会社の値上げ開始時期は、夏用タイヤ及びオールシーズンタイヤは「2024年3月1日(金)」、冬用タイヤは「2024年7月1日(月)」になります。
値上げ率については、「平均5%」となっており、商品、サイズによって改定率が異なります。
対象商品は、コンチネンタル乗用車用タイヤ(夏・冬・オールシーズン)、トラック用タイヤ(夏・冬・オールシーズン)、バイキング、ギスラベッド、ゼネラルタイヤブランド(夏・冬)
となっております。
さいごに
タイヤの値上げ、特に今回紹介したメーカーのタイヤが好きな方にとっては、かなり痛手となるものでした。
タイヤの履き替えを検討をしている方は、早めに交換をすることをおすすめします。
過去を振り返ると、2022年~2023年にかけて、大手メーカーの各社は2回もの値上げを行っていました。
もしかしたら、今回値上げを発表したメーカー以外にも値上げを敢行するかもしれませんので、情報が入り次第お伝えしたいと思います。
タイヤの原材料や、人件費や製造コストの上昇など、各メーカーにおいても同じことが言えると思うので、企業努力には感謝しつつ、今後の動向に注視していかなければなりません。
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