5月、ゴールデンウィーク真っ只中、皆さん楽しんでいますか?
今年のゴールデンウィークは最大10連休となっており、海外旅行に行かれる方も多いのではないでしょうか?
クルマで国内旅行をされる方も多いかと思いますので、安全運転で楽しい旅行にしてください!!
それでは、今回は2024年4月分のリコール情報についてお伝えします。
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タダノ GR-250N-5 他 計5型式 計6車種を対象(5日)
・不具合の部位(部品名)
座席(シートアジャスタ)
・状況及びその原因
ホイールクレーンの座席において、シートアジャスタの組立作業が不適切なため、ボルトの締付トルクが不足しているものがある。
そのため、そのままの状態で使用を続けると、走行振動等によりボルトが外れ、シートにガタつきが発生するおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、当該ボルトを点検し、規定トルクで締付けを行う。
タダノ GR-250N-5 他 計5型式 計6車種のリコール届出一覧表
タダノ GR-250N-5 他 計5型式 計6車種の改善箇所説明図
ヰセキ BF35 他 計3型式 計3車種を対象(10日)
・不具合の部位(部品名)
電気装置(メインハーネス)
・状況及びその原因
農耕トラクタのメインハーネスにおいて、配索方法が不適切なため、DPFと接触しているものがある。
そのため、そのままの状態で使用を続けると、当該ハーネスが損傷し、最悪の場合、走行中に動力伝達できなくなり走行不能に至るまたは前照灯が点灯しなくなる等のおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、メインハーネスとDPFの隙間を確認し、配索の修正並びに干渉防止のハーネスガードを追加する。
また、メインハーネスに損傷が認められるものについては補修する。
ヰセキ BF35 他 計3型式 計3車種のリコール届出一覧表
トヨタ プリウス 計5型式 計1車種を対象(17日)
・不具合の部位(部品名)
乗降口(後席ドアアウターハンドル)
・状況及びその原因
後席ドアハンドルの開スイッチの防水性能が不十分なため、洗車等で多量の水がかかるとスイッチ内部に浸入することがある。
そのため、そのままの状態で使用を続けると、スイッチ内部の回路が短絡して作動し、最悪の場合、走行中に後席ドアが開くおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、後席ドアハンドルの開スイッチを対策品と交換する。なお、対策品の準備が整うまで、暫定的にヒューズを取外して開スイッチの作動を停止し、ドア開を手動操作に限定する。
クボタ DR6130 他 計8型式 計8車種を対象(22日)
・不具合の部位(部品名)
旋回装置(ソレノイドバルブ)
・状況及びその原因
トランスミッションの左右旋回クラッチを制御する旋回装置において、以下の①及び②の内容により、旋回しようと操向レバーを操作しても、車両が直進する恐れがある。
①ソレノイドバルブの内部形状が不適切であるため、油圧作動油に混入した金属片等がソレノイドバルブ内部に入り込んだ場合、噛み込みが発生しソレノイドバルブが固着する。
②ソレノイドバルブの内部構造が不適切であるため、ソレノイドバルブ内に入り込んだ油がソレノイドバルブ内部から抜けずに密閉状態となり、バルブ内で圧力を保持してしまい、その状態でバルブが作動することで油の温度が上昇し、油の熱膨張によりソレノイドバルブが作動不良になる。
・改善措置の内容
全車両、対策したソレノイドバルブに交換する。
また、併せてトランスミッションオイルを新品に交換する。
クボタ DR6130 他 計8型式 計8車種のリコール届出一覧表
クボタ DR6130 他 計8型式 計8車種の改善箇所説明図
2024年4月のリコール届出情報(輸入車)
BMW BMW 740i 他 計8型式 計8車種を対象(1日)
・不具合の部位(部品名)
操舵装置(ステアリング ホイール)
・状況及びその原因
ステアリングホイール内にあるケーブル締結部のボルト穴の掘削深度が不適切であったため、ボルトが締め付けられた状態でケーブルが正しく圧着できていないものがある。
そのため、接触不良となり、ハンズオフ警告や緊急停止が正しく作動しないおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、ステアリング ホイール内にあるケーブルのボルト締結部を点検し、必要に応じてワッシャーを取り付けて再組付けを行う。
BMW BMW 740i 他 計8型式 計8車種のリコール届出一覧表
BMW BMW 740i 他 計8型式 計8車種の改善箇所説明図
マセラテイ MC20 計1型式 計1車種を対象(4日)
・不具合の部位(部品名)
リアアクスルシャフト
・状況及びその原因
リアアクスルシャフトにおいて、接続部に使用するシールガスケットの設計が不適切なため、駆動トルクが激しく変動するような状況の際、接続部内部のシールガスケットが回転方向にわずかにずれ動くことがある。
そのため、接続部のボルトに負荷がかかり、最悪の場合、そのボルトが折損して脱落するおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、シールガスケットを対策品に変更したリアアクスルシャフトに交換する。
また、取付ボルトを新品に交換する。
マセラテイ MC20 計1型式 計1車種のリコール届出一覧表
ランボルギーニ ウルス 計2型式 計1車種を対象(11日)
・不具合の部位(部品名)
停止表示器材(三角停止表示板)
・状況及びその原因
三角停止表示板において、製造管理が不適切なため、反射性能の技術基準を満たさないおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、三角停止表示板の部品番号を確認し、該当するものは良品と交換する。
ランボルギーニ ウルス 計2型式 計1車種のリコール届出一覧表
キャデラック エスカレード 計1型式 計1車種を対象(12日)
・不具合の部位(部品名)
その他の装置(ボディコントロールモジュール)
・状況及びその原因
ボディコントロールモジュールのプログラムの一部に不具合があるため、オートライト使用時にトンネルなどの一時的にすれ違い用前照灯が自動点灯する状況下において、すれ違い用前照灯の自動点灯タイミングが数秒遅れる。
そのため、保安基準不適合となる。
・改善措置の内容
全車両、ボディコントロールモジュールをアップデートする。
キャデラック エスカレード 計1型式 計1車種のリコール届出一覧表
キャデラック エスカレード 計1型式 計1車種の改善箇所説明図
プジョー 3008 他 計8型式 計7車種を対象(16日)
・不具合の部位(部品名)
排出ガス発散防止装置(粒子状物質浄化装置(DPF))
・状況及びその原因
ディーゼルエンジンの粒子状物質浄化装置(DPF)において、内部の緩衝材の形状が不適切なため、セラミックフィルターが過熱して亀裂が発生するおそれがある。
このため、粒子状物質の浄化性能が低下し、排出ガス規制値を満足しなくなるおそれがある。
・改善措置の内容
全車両、粒子状物質浄化装置(DPF)を対策品に交換する。
プジョー 3008 他 計8型式 計7車種のリコール届出一覧表
2024年4月の改善対策届出情報(国産車)
三菱 ふそうスーパーグレート 他 計47型式 計2車種を対象(4日)
・不具合の部位(部品名)
車体装置(キャブボトムブラケット)
・状況及びその原因
大・中型トラックにおいて、キャブボトムブラケット※の取付ボルトの締付けが不適切なため、そのままの状態で使用を続けると、当該ボルトが脱落するおそれがある。
※キャブブリッジ側の緩衝用ゴム(バッファーラバー)が着座する金具
・改善措置の内容
全車両、キャブボトムブラケットの取付ボルトを規定トルクで締付ける。
三菱 ふそうスーパーグレート 他 計47型式 計2車種のリコール届出一覧表
三菱 ふそうスーパーグレート 他 計47型式 計2車種の改善箇所説明図
2024年4月の改善対策届出情報(輸入車)
対象車両なし
さいごに
以上が、2024年4月分のリコール及び改善対策届出情報についてまとめたものとなります。
対象となる車両をお持ちの方は、早めの対応をおすすめします。
リコール対象に限らず、日常の点検を怠らずに安全な状態で運行できるようにしましょう。
この記事の参照URL:https://renrakuda.mlit.go.jp/renrakuda/top.html
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