こんにちは、SCPです。
2022年2月2日に発表した1月31日時点での全国レギュラーガソリン平均価格は170円90銭と、4週連続値上がりとなり、政府は価格高騰を抑えるため石油元売り会社へ補助金を出すという事態までガソリン価格の高騰が止まりません。
資源エネルギー庁によると、レギュラーガソリンの全国平均小売価格は、2021年1月と比べると約35円の値上がりとなっており、非常にガソリン価格が高くなっていることが分かります。
皆様も、この影響で車に乗ることを控えたり、クルマでの遠出にも躊躇している方が少なからずいらっしゃるかと思います。
ガソリン価格を、ユーザーが変更することはできませんが、クルマの燃費を向上させる運転方法やメンテナンスによって自分のクルマの燃費を向上させることが可能です。
ガソリン価格が高騰してても、クルマを使用しなければいけなかったりレジャーの際にも使用する方も多いと思います。
そこで、今回はクルマの燃費を向上させる運転方法やメンテナンスについてお話します。
燃費向上に向けたエコドライブを心がけよう
燃費向上させるには、運転方法によって大きな違いがあります。
そんな燃費向上の運転方法についてお話します。
発進時はゆっくりとアクセルを踏んでいく
信号待ちや、一時停止などクルマが止まった状態から発進する際には、アクセルをゆっくりと踏み込んでいくことで、無駄な燃料をなくすことができます。
目安としては、最初の5秒間で時速20kmくらいまで、ゆっくりと踏み込んでいくのがコツになります。
発進するときに毎回意識することで、燃費が10%も向上すると言われているので、すぐに始められる運転方法になります。
加速・減速の少ないアクセルワーク
クルマの走行中には、一定の速度で走り続けるほど燃費が向上されます。
なるべく、加速と減速の回数をを減らすことで、無駄な燃料を減らすことが可能です。
例えば、車間距離に余裕をもたせることで、状況を把握する事ができるため、加速・減速にも余裕ができ燃費の向上に繋がります。
加速・減速の回数が減るだけで、市街地では2%、郊外では6%も向上するので大きな燃費向上に適した走り方であろう。
減速時にはエンジンブレーキを多用しよう
先行車が止まっているのが確認できたり、信号が変わりそうで停車するなと分かった時点で、アクセルを離してエンジンブレーキを効かせましょう。
停車するギリギリまでアクセルを踏んで、ブレーキのタイミングでブレーキを掛けるような運転はしていないでしょうか?
クルマにはON(アクセルを踏む)OFF(ブレーキをかける)の操作が基本的ですが、このON・OFFの間的な位置づけに、アクセルを離してエンジンブレーキをかけるという操作をするだけで、アクセルを踏んでいる時間が短くなるため、約2%の燃費改善につながると言われています。
燃費の向上だけではなく、運転自体にも余裕ができるのでおすすめの運転方法です。
不要なアイドリングをなくそう
駐停車時には、なるべくエンジンを切るようにしましょう。
駐停車時のアイドリング(エンジンを無負荷で稼働させている状態)をすることで、エンジンや排気量によっても異なるが、10分間のアイドリングをするだけで、平均130ccのガソリンを消費することになります。
その時の気候や状況によって、臨機応変に対応するしかないが、なるべくエンジンを止めるように心がけましょう。
クルマのメンテナンスによっても燃費向上が期待できる
クルマの燃費を向上させるには、運転方法以外でも身近な部分のメンテナンスをすることで、燃費向上に繋がります。
適正なタイヤ空気圧の調整
前回、空気圧をチェックしたのはいつだったかなぁ?と思っている方、すぐに空気圧チェックをしましょう。
空気圧チェックはどのようにしたらいい?というお言葉も多いと思いますが、空気圧チェックを気軽に行える場所がガソリンスタンドだろう。
ほとんどと言っていいほど、ガソリンスタンドには空気を入れる機械(空気圧計)が備わっています。
様々なタイプの空気圧計があるのは事実ですが、使い方が分からなければガソリンスタンドの店員さんに使い方を教われば、難しい操作はほとんどなく、簡単に空気圧をチェックすることができます。
※頼めば店員さんが空気圧をチェックしてくれるところもあります。
もちろん、空気の出し入れもできるのでご自身のクルマの適正空気圧を確認し、それに準じた空気圧にすることにしましょう。
※適正空気圧は、運転席のドアを開けたところにシールで貼っているケースが多いので、確認するといいでしょう。
空気圧が不足していると、燃費を悪くするのはもちろん、パンクやバーストの原因にもなりかねないので、こまめなチェックが必要です。
エンジンオイルの交換
クルマの内燃機関に重要なのが、エンジンオイルです。
エンジンオイルは、エンジン内の潤滑剤としての役目を果たしていますが、走り続けるとエンジンオイルは汚れてきて適正な潤滑ができなくなります。
エンジン内の潤滑がうまく行われないと、燃費の低下に繋がるのはもちろん、クルマ自体の能力を発揮することができない状態になります。
エンジンオイル交換の目安は走行距離5,000キロ、もしくは半年を目安などと言われています。
エンジンオイルは新しければ新しいほどクルマへの影響が良いため、出来れば3カ月に1回は点検してもらうのが最良といえるでしょう。
エアクリーナーの清掃
エアクリーナーは、車のエンジンに入れる空気の砂やゴミなどの異物を取り除いてくれる部品になります。
エアクリーナーのメンテナンスを怠り続けることで、エアクリーナーは砂やゴミなどで、目詰まりを起こしていきます。
目詰まりが起こることによって、空気を吸い込む力が悪くなってしまい、燃費が低下してしまいます。
エアクリーナーを新品に交換する方法もありますが、エアクリーナーを清掃するだけでも効果がありますので、定期的にメンテナンスするのが良いでしょう。
ご自宅でできる、電動空気入れになります。
クルマはもちろん、オートバイや自転車、ボールや簡易プールなどレジャー時にも対応しています。
ワイヤレスなので持ち運び簡単で、空気を入れるシーンを問いません。
燃費向上のための簡単にできる裏技
ここまで、運転方法やメンテナンスによって燃費向上させるテクニックをお伝えしましたが、ここでは簡単に誰でもできる裏技的な方法をお伝えします。
不要な荷物を載せたままにしない
出すのがめんどくさくて、クルマに荷物を置いたままにしている方も筆者を含めて多いと思います(笑)
しかし、すぐに使わない荷物などを載せているだけで、重量が増えてしまいますので燃費が低下します。
約10kgの荷物を積んで100km走ると、余計に必要になるガソリンは21ccとなり、排気量が小さい車や軽い車の場合には、さらに影響がでます。
今一度、クルマの中にある荷物を整理し、余計なものは積みっぱなしにしないようにしましょう。
エアコンを適切に使う
真夏では、エアコンをかける方がほとんどかと思いますが、実はクーラーを使うとエンジンに負担がかかり、最大で20%燃費が低下するそうです。
燃費を重視するには、窓を開けて外気を取り込むことで暑さをしのぐようにしましょう。
※筆者は暑がりのため、夏場はエアコンがないとキツイです(笑)
逆に冬場では、クルマのA/C(エアコン)をOFFにし、送風の状態にすることで、エンジンの予熱を使い車内に温かい風を取り込むことができるので、A/Cを使わなくても快適に過ごすことができ、燃費の向上にも寄与します。
※筆者ももちろん、このようにしていますが車内の窓が曇りやすい場合もあるので、曇ってしまったらA/Cを使い視界を確保しましょう。
クルマのエアコンファブリーズになります。
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さいごに
燃費向上する方法はいかがだったでしょうか?
紹介した中には、メンテナンスや空気圧チェックなど特定の場所でしか行うことのできないものもありますが、裏技の部分では誰もがすぐに簡単に行えるテクニックとなっているので、すぐに燃費向上に繋がるでしょう。
メンテナンスなども、定期的に行っているとは思いますが、燃費向上はもちろん、クルマの寿命を伸ばすことにも繋がりますので、一石二鳥になります。
冒頭でお話した、政府が石油元売り会社へ補助金を出していますが、即ガソリンが安くなることはないそうなので、燃費向上に対する意識を持ち続けるのが良いでしょう。
それでは、最後まで読んで頂きありがとうございました。
この記事の参考URL:https://www.autobacs.com/static_html/spg/mini-column/28.html
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