ホンダ グレイス(GRACE)は、今の現代には希少な5ナンバーサイズのセダンである。
主に、アジアやオセアニア向けに販売されている既存の4代目シティとボディを共有しつつ、日本市場に投入されていることから、グローバル戦略車として担っている側面もある。
2014年から販売開始され、一部改良を施してきたがこれまでの年数を考えたらフルモデルチェンジやビッグマイナーチェンジが行われてもおかしくない年月が経っているが、タイなどの東南アジアで売られているシティと共通している部分が大半なので、これから新モデルが出てくるという期待もある。
今回は、ホンダ グレイスについてお伝えします。
車名の由来は、英語で「上品」や「上質」という意味
グレイスの価格は
LX | ガソリン | 180万1,800円(FF) | 202万1,800円(4WD) |
HYBRID DX | ハイブリッド | 201万6,300円(FF) | 223万6,300円(4WD) |
HYBRID LX Honda SENSING | ハイブリッド | 227万8,100円(FF) | 249万8,100円(4WD) |
HYBRID LX Honda SENSING 特別仕様車 ブラックスタイル | ハイブリッド | 233万8,600円(FF) | 255万8,600円(4WD) |
HYBRID EX Honda SENSING | ハイブリッド | 239万6,900円(FF) | 261万6,900円(4WD) |
HYBRID EX Honda SENSING 特別仕様車 ブラックスタイル | ハイブリッド | 242万9,900円(FF) | 264万9,900円(4WD) |
低燃費とスポーティな走りを両立した、高い走行性能
グレイスには、より少ない燃料で大きなパワーを引き出すために、アトキンソンサイクル採用の1.5L i-VTECエンジンと高出力モーターを組み合わせ、低燃費とパワフルさを両立している。
燃料を直接シリンダー内に噴射することで、より大きなパワーを効率的に引き出している。
ガソリン車には、低速から高速まで変速ショックのないスムーズな走りを実現するとともに、燃費性能にも貢献するCVTを採用しており、さらにアクセルペダルを踏み込んだ瞬間から力強い加速が続く、スポーティーな制御をグレイスに施している。
ハイブリッド車には、Sモードが搭載しておりスイッチオンにすると、エンジンのトルク感を活かしたレスポンスの良い走りを実現できる。
グレイスの燃費は
ガソリンエンジン車 | JC08モード | 22.0km/L(FF) | 19.6km/L(4WD) |
ハイブリッド車 | JC08モード | 34.8km/L(FF) | 29.6km/L(4WD) |
先進安全運転支援システムのHonda SENSINGの機能
事故に遭わない社会の実現を目指し多彩な機能で、より快適で安心なドライブをサポートする先進の安全運転支援システムHonda SENSINGにより、事故を未然に防ぎ快適な運転が楽しめる。
9つの先進機能で、走行時や停車時などのあらゆるシーンで安心・快適に
衝突軽減ブレーキ(CMBS) | 車両や歩行者との衝突回避を支援 |
誤発進抑制機能 | 不注意による急発進を防止し注意喚起する |
歩行者事故低減ステアリング | 歩行者との衝突回避を支援 |
路外逸脱抑制機能 | 車線を検知し、はみ出さない様に支援 |
渋滞追従機能付アダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC) | 適切な車間距離を保ち、運転負荷を軽減 |
車線維持支援システム(LKAS) | 車線内を走行できるようにステアリング操作を支援する |
先行車発進お知らせ機能 | 停車時に、先行車が発進したことをお知らせ |
標識認識機能 | 標識の見落とし防止を図り、安全運転を支援 |
オートハイビーム | ハイ/ロービームを自動で切り替えします。 |
万一の衝突に備えたエアバッグにも安全確保する工夫を
さまざまな体格や衝突状況に対応するHonda独自の運転席用i-SRSエアバッグを、助手席用SRSエアバッグとあわせて全タイプに標準装備している。
フロント3点式ロードリミッター付プリテンショナーELRシートベルト
運転席/助手席のシートベルトは、前方向からの強い衝撃を感知すると瞬時に巻き取り、乗員をシートにしっかり固定しその後、一定以上の荷重がかかると少し送り出し、胸などへの負担を軽減する。
頚部衝撃緩和フロントシート&頭部衝撃保護インテリア
万一の際、乗員の頭部への衝撃を緩和するよう室内のルーフサイドなどを衝撃吸収構造にしておりまた、後方から低速で追突された際に、首への負担を軽減する頚部衝撃緩和フロントシートを採用している。
i-Sizeチャイルドシート対応 ISOFIXロアアンカレッジ+トップテザーアンカレッジ
衝突時、チャイルドシートの前方への移動を効果的に抑制するために、汎用型ISOFIXチャイルドシートを確実・容易に装着できる固定金具(アンカレッジ)をリア左右席に装備させ、さらにi-Sizeチャイルドシートにも対応している。
ハイブリッド車とは思えない、大容量のトランクルームで様々な荷物に対応している
大容量のトランクルームは、走りへのこだわりもつまっていて、キビキビとしたハンドリングを実現するための、後席—トランク間の隔壁の強化を図り、単に補強材を追加するのではなく、補強材を「環状」構造にすることで中心部に空間を設け、トランクスルーを可能にしており、使い勝手と走りを同時に高めている。
バッテリー位置や開口部形状を工夫し、ハイブリッド車ながら430Lの大容量かつ荷物の出し入れがしやすいトランクルームを実現している。
長尺物の積載が可能なトランクスルー機構
後席を簡単操作で前方に倒せるため、カーペットや釣り竿など長尺物を余裕で収納でき、さらに左右別々に倒せる2分割式のため、3人乗車時もトランクスルーが可能となっている。
ホンダ グレイスなどに適合する、ドアミラーカバーになります。
ブラックドアミラーでスポーティに演出します。
さいごに
ホンダ グレイスはいかがだったでしょうか?
以前、グレイスのような5ナンバーサイズセダンでトヨタのアリオンについて記事にしたことがありましたが、正にグレイスも同様5ナンバーサイズセダンだが、これまた希少な存在に入る。
この手のクルマは、限られたスペースの中で室内空間を利便性の高い空間を作らないといけないし、セダンであることから優れた積載能力も兼ね備えてこそ、セダンとしての使い勝手の良さや上質な乗り心地を実現しなければならない。
中々、全てを両立することが難しい中グレイスは高次元で、この手のクルマを選ぶユーザーにクルマの高いポテンシャルを見せつけてくるのが逞しい。
まだ、1代目にあたるグレイスが、必ず新しく生まれ変わったグレイスとなってくるのも、非常に楽しみである。
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