DS7 CROSSBACK(ディーエスセブン クロスバック)は、フランス パリに本社を置DSオートモビルズ(DS Automobiles)より販売されるクロスオーバーSUVとなり、DSオートモービルズとして独立してからの最初に販売した車種になる。
DS7 クロスバックは、フラッグシップモデルらしくボディサイズにゆとりがあり、同社のエントリーモデルのDS3 クロスバックが全長4,120mm×全幅1,790mm×全高1,550mmに対しDS7 クロスバックは全長4,590mm×全幅1,895mm×全高1,635mmと、大柄なボディを持つ。
大きいは正義ではないが、ゆとりのボディサイズを美しくするエクステリアデザインに、高級感あふれるインテリアなど、フラッグシップに相応しいDS7 クロスバックについてお伝えします。
DS7 クロスバックの価格は
グレード | エンジン | 価格 |
SO CHIC BlueHDi | 2.0L ディーゼルターボ | 495万0,000円 |
GRAND CHIC | 1.6L ターボ DOHC | 589万0,000円 |
GRAND CHIC BlueHDi | 2.0L ディーゼルターボ | 609万0,000円 |
PERFORMANCE Line BlueHDi[特別仕様車] | 2.0L ディーゼルターボ | 609万0,000円 |
LOUVRE BlueHDi[特別仕様車] | 2.0L ディーゼルターボ | 660万0,000円 |
- ダイナミックなフォルムに美しいディティールが散りばめられたエクステリアデザイン
- 上質な素材を惜しみなく使用し、パリの美学を前面に押し出すインテリア
- OPERA(オペラ)[Grand Chicにパッケージオプション設定]
- RIVORI(リヴォリ)[Grand Chicに標準設定]
- BASTILLE(バスティーユ)[So Chicに標準設定]
- 繊細なクル・ド・パリ文様
- B.R.M社製高級アナログ時計[Grand chicに標準装備]
- クリスタルの操作ダイヤル[Grand chicパッケージオプション装着車に装備]
- 先進のデジタルインストルメントパネル
- 快適を極めたシート
- ラゲッジルーム
- FOCAL Electra HiFi 14スピーカーサウンドシステム[Grand Chicに標準装備]
- パノラミックサンルーフ[Grand Chicにパッケージオプション設定]
- 8インチタッチスクリーン
- 先進のクリーンディーゼルとパワフルな1.6L PureTechガソリンエンジンによってゆとりのある走行性能
- ドライバーの安全を守り、疲労軽減にもつながるドライビングサポート
- さいごに
ダイナミックなフォルムに美しいディティールが散りばめられたエクステリアデザイン
DSオートモービルズの共通アイコンとなっている「DSウィング」と呼ばれるフロントグリルは精悍な顔立ちとなっており、力強い陰影を出すダイナミックフォルムに独特の美意識が生むアロイホイールなどが組み合わさリ、一見シンプルなデザインにこだわりのディティールによりラグジュアリーを演出する。
アクティブLEDビジョン
左右3個ずつ内蔵されたダイヤモンドのようなLEDモジュールは、キーを解錠した瞬間、180°回転しながらパープルの光を放ちオーナーを迎えるウエルカムランプ機能を兼ね備え、まるでクルマと対話しているかのような演出を行う。
LEDテールライト
最新のレーザー彫刻技術によって美しくミステリアスな文様が刻み込まれたテールライトには、3D LEDを採用し、DS独特の感性を表現している。
参考URL:https://www.dsautomobiles.jp/ds-models/ds-7-crossback/exterior/
上質な素材を惜しみなく使用し、パリの美学を前面に押し出すインテリア
DS7 クロスバックのインテリアには、「OPERA」、「RIVOLI」、「BASTILLE」とパリを象徴する3つの名称が与えられるインテリアデザインをラインアップする。
OPERA(オペラ)[Grand Chicにパッケージオプション設定]
大理石、ブロンズ、金箔、モザイク装飾、彫刻等、オペラ座のネオバロック様式の絢爛たる装飾の制作には、それぞれ数十人の画家やモザイク職人、 彫刻家が参加したと言われています。
多様な素材が織りなす芸術性と匠たちの技が、DS7 クロスバックのインテリアに込められたものは、そのオマージュによって作り上げられている。
高級なナッパレザーを用いウォッチストラップをイメージしたゴージャスで、独特なシートデザイン、同じくナッパレザーを用いたダッシュボードには美しい陰影が描かれたアートフィニッシュや特別なパールトップステッチが施されている。
ウォッチストラップデザイン
ウォッチストラップをイメージしたデザインでゴージャスなシートの精巧な作りはフランスのラグジュアリーな職人技によるものとなっている。
パールトップステッチ
ダッシュボードにはシートと同じくナッパレザーを採用し、美しい陰影が描かれたアートフィニッシュや特別なパールトップステッチが施されている。
RIVORI(リヴォリ)[Grand Chicに標準設定]
RIVORI(リヴォリ)は、パリ1区を東西に延びている「リヴォリ通り」からインスピレーションを受け、一流ホテルやレストラン、ハイブランドの店が立ち並ぶフレンチラグジュアリーを代表するエリアをイメージしている。
シックな格子柄のステッチを効かせたレザーの柔らかな風合いが、ワンランク上のラグジュアリーを演出する。
BASTILLE(バスティーユ)[So Chicに標準設定]
BASTILLE(バスティーユ)は、フランス革命発端の地として記憶されている「バスティーユ広場」からインスピレーションを受け、まさに近代フランスの起点をイメージしている。
繊細なクル・ド・パリ文様
センターコンソールのクロームに刻み込まれた繊細な「クル・ド・パリ」は、多数のピラミッドが連なっているように刻まれた精緻な文様となっており、高級腕時計に用いられる高度な技法で、芸術的な仕上がりとなっている。
B.R.M社製高級アナログ時計[Grand chicに標準装備]
B.R.Mクロノグラフ社と共に考案したB.R.M R180のアナログ時計は、エンジンオンと同時にダッシュボード上に現れ、厳かな演出をします。
クリスタルの操作ダイヤル[Grand chicパッケージオプション装着車に装備]
クリスタルガラスが埋め込まれた美しい操作ダイヤルとなっている。
先進のデジタルインストルメントパネル
ステアリングをにぎった瞬間目に飛び込むのは、12.3インチのフルデジタルインストルメントパネルで、精緻かつ躍動的なグラフィックスで、多彩な情報をわかりやすく表示し、さらに標準的なメーターディスプレイに加え、表示情報をカスタマイズできるモードも備える。
フロントグリルの赤外線カメラで歩行者や動物を検出し、危険性によりディスプレイカラーと警告音で知らせるDSナイトビジョン[Grand Chicにパッケージオプション装備]もこのパネルに表示される。
快適を極めたシート
Grand Chicのフロントシートは8ウェイ&運転席ポジションメモリー付きで、リアはバックレストがリクライニングするパワーシートを装備。
ゆとりあふれるスペースに快適なシートで、いつまでも車内で寛げる空間が広がる。
ラゲッジルーム
ラゲッジルームは、使いやすいフラットフロアでクラストップレベルの555Lの大容量となっている。
ワンタッチで倒すことができる6:4のリアバックレストにより、積載能力をフレキシブルに調整することができるので積載能力は高い。
さらに、バンパー下で足を動かすと自動的に開閉するハンズフリー電動テールゲートを装備し、スマートキーやテールゲートのスイッチでも開閉が可能です。
FOCAL Electra HiFi 14スピーカーサウンドシステム[Grand Chicに標準装備]
フランスきっての高級オーディオブランドである、FOCAL社(フォーカル社)と提携し、専用のサウンドシステムを開発した。
独自のテクノロジーによりコックピット内に14個のスピーカーユニットを配置し、臨場感あふれるリスニング体験をもたらす。
パノラミックサンルーフ[Grand Chicにパッケージオプション設定]
ルーフいっぱいに広がるガラスエリアは、ふたつのセクションで構成され、フロントセクションをスライドさせることで新鮮な外気を取り入れることができる。
また、電動メッシュサンシェードにより、遮光調整も自在に行えるので、暑い夏や日差しの強い日でも安心できます。
8インチタッチスクリーン
ダッシュボード中央には、さまざまなインフォテイメントに直感的にアクセスできる高精細の8インチタッチスクリーンをレイアウトしている。
エアコン操作、メディア再生、ハンズフリー通話、ドライバーアシスタンスの設定に加え、最新のナビゲーションシステムなど多彩なコンテンツをスクリーンへのタッチで簡単に操作可能だ。
また、AppleCarPlay、Android auto対応スマートフォンをケーブル接続するとタッチスクリーンにアプリを表示することができるので、マップ、通話、メッセージ、音楽など、お気に⼊りのアプリをスマートフォン同様に操作できるミラースクリーンも搭載している。
参考URL:https://www.dsautomobiles.jp/ds-models/ds-7-crossback/interior/
先進のクリーンディーゼルとパワフルな1.6L PureTechガソリンエンジンによってゆとりのある走行性能
高トルクかつ優れた燃費性能を持つBlueHDiディーゼルエンジン
革新的なクリーンテクノロジーBlueHDiを採用した、コモンレール式高圧直噴2.0L 4気筒DOHCターボディーゼルエンジンを搭載しています。
16.7という高圧縮比のシリンダー内に、コモンレールを介して2,000バールの高圧燃料を直接噴射、可変ジオメトリーターボチャージャーの効果も併せて、最高出力130kW(177ps)/3,750rpm、最大トルク400Nm/2,000rpmという高出力を発揮します。
特にその強力なトルクは、積載能力の高いDS7 クロスバックのボディを軽快に駆動し、圧倒的な加速性能をもたらす。
BlueHDiディーゼルエンジンの燃費は、WLTCモード:16.4km/L
1.6L PureTechガソリンエンジン
軽量コンパクトで、優れた燃費性能を持ちながら、ハイパワーとトルクを発揮する新しい高性能パワーユニットで、最高出力165kW(225ps)/5,500rpm、最大トルク300Nm/1,900rpmを誇ります。
燃料を直接シリンダー内に噴射し燃焼効率を高めるダイレクトインジェクション、すべての回転域で効率の良い過給を行うツインスクロールターボチャージャー、インテークとエギゾーストの双方に可変バルブタイミング機構を採用するなど、数々の先進テクノロジーを搭載しています。
さらに、フリクションロスの低減、ウェイストゲートバルブの電動化、微粒子フィルターの採用により、高効率と良好な燃費を実現し、最新の欧州排出ガス規制EURO6.2にも適応している。
1.6L PureTechガソリンエンジンの燃費は、WLTCモード:18.2km/L
8速オートマチックトランスミッション(EAT8)
新設計による軽量コンパクト化とシフトバイワイヤ技術により運転支援機能を進化させた最新世代のトランスミッションであるEAT8は、トルクコンバーターを薄くすることで、低速域のスムースなシフトチェンジやスポーツモード走行時のクイックなレスポンスを実現します。
オイルポンプは小型化と位置の工夫により6速AT同等の容積とし、樹脂やアルミ素材の使用により軽量化も果たしている。
これにより燃費の改善に繋がり、アクセルオフ時にクラッチを切るフリーホイール制御を備えたエコモードを選択すればさらに良好な燃費をもたらします。
DSアクティブスキャンサスペンション
フロントガラスに装着されたカメラで前方の路面を常時ハイスピードスキャンして、これから通過する路⾯の凹凸を識別しています。
4輪のショックアブソーバーの減衰力をリアルタイムで最適に電子制御し、常にフラットで快適な乗り心地と卓越した静粛性、さらに走行安定性を保ち続けます。
先を予測し、最適な制御をクルマ自らが行う、まさに次世代のサスペンションシステムは先進的だ。
※夜間、霧、雨量が多い場合、雪などでは作動しません。
ドライバーの安全を守り、疲労軽減にもつながるドライビングサポート
DS コネクテッドパイロット
DS コネクテッドパイロットは、トラフィックジャムアシスト付のアクティブクルーズコントロールとレーンポジショニングアシストを統合したセグメント初のシステムとなっています。
白線が明確な高速道路などにおいて、運転者に代わってアクセル、ブレーキ操作を自動制御します。
前走車との車間距離を一定に保つとともに、車線内のポジションもキープし、また前走車が停止した場合は車間距離を保ちながら停車または減速を繰り返し、3秒以内に前走車が再発進した場合は、自動で再発進するので、渋滞時の運転者のストレスや疲労を軽減します。
DS パークパイロット[Grand Chicに標準装備]
車庫入れや縦列駐車の際に、シフトレバーのスイッチを押すだけで、駐車可能なスペースを検知し、必要なステアリング、アクセル、ブレーキ、シフトチェンジ操作のすべてをサポートします。
気をつかう駐車時の運転操作からドライバーを解放するシステムで、利便性が高い。
アクティブセーフティブレーキ(被害軽減ブレーキ)
前方の車両や障害物を検知し、運転者が回避操作を行わない場合に自動的にブレーキを作動させる機能です。
作動範囲は約5~140km/hで、約80km/h以下では停止車両、約60km/h以下では歩行者を検知し、さらにオートバイや自転車、夜間走行時にも検知機能を広げ、追突事故などの危険を回避、あるいは衝突の被害を軽減させ、安心で快適なドライブをサポートします。
アクティブクルーズコントロール
フロントバンパーのレーダーが前方車両の速度と距離を検知し車間距離を一定に保つアクティブクルーズコントロールは、アクセル、ブレーキ、エンジンブレーキの自動制御によって車間距離を保ち、前方車両が停止した場合には車間距離を保ちながら停車または減速します。
このシステムは約30~180km/hの速度域で作動します。
トラフィックサインインフォメーション
走行中、車載カメラが道路標識の制限速度および進入禁止の標識を認識して、インストルメントパネルに表示します。
運転者が見落としがちな標識の認知を喚起し、さらにはスピードリミッターとの連動機能も備え、法令遵守をサポートする。
アクティブブラインドスポットモニター
斜め後方のブラインドスポット(死角)に存在する後続車両を超音波センサーが感知すると、ドアミラー内にオレンジ色の警告灯を点灯させます。
さらに後続車両の進路に入ろうとした場合には、ステアリングの反力によって車線変更を抑制します。
バックカメラ/デッドアングルカメラ
リバースギア選択時に車両後方の状況をタッチスクリーンに映し出します。
距離や角度が認識できるガイドラインにより、停車状況が正確に把握できます。
助手席ドアミラーには、死角となる車両左側側面の死角エリアをモニターするカメラを装備し、ルームミラーに映像を表示します。
さらに、前方・後方の障害物と車両の距離を検知し、接近すると警告を発するフロント&バックソナーも装備しています。
画面と音で、運転者をサポートします。
エレクトリックパーキングブレーキ/ヒルスタートアシスタンス
エンジンを停止するとパーキングブレーキが作動し、アクセル操作を感知するとブレーキを自動で解除します。
坂道での駐停車時には勾配を検知して制動力を自動的に調整し、またマニュアルでの操作を選択することもできます。
また坂道発進をアシストするヒルスタートアシスタンスも装備しているので、3%以上の勾配の坂道では、ブレーキペダルから足を離した後も約2秒間制動力が維持されるため、急な坂道でも誰もが安全にスタートすることができます。
参考URL:https://www.dsautomobiles.jp/ds-models/ds-7-crossback/technology/
DS7に適合する、センターホイールキャップです。
レッドデザインで、足元にスポーティさを高めます。
さいごに
DS7 クロスバックはいかがだったでしょうか?
シトロエンの系譜を持ちながら、エクステリアデザインはシックで落ち着いたイメージを与え、サイドボディのプレスにより前後に伸び感を与え、大柄なボディを主張している。
インテリアデザインでは、3つのラインから選択することができるのは、ひとりひとりのユーザーに選ぶ楽しさと、感性を表現することができる。
ドライバーアシストでも、自動運転を前提に考えられて作られているので、そのレベルは高い。
フラッグシップに相応しいDS7 クロスバックを体感してみてはいかがだろうか?
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