新車を購入しようと検討する際、どのようなクルマにしようかな?あのクルマは先進技術が魅力的だな、あのクルマは実用性が高いな?あのクルマは見た目がとても魅力的だ。など、購入するクルマを検討するだけで、ワクワクが止まりませんよね。
しかし、昨今の最新車は、先進技術の向上や燃費性能の向上など、クルマの性能向上により新車価格はどれも安いとは言えない価格になっているのも事実です。
クルマを購入するということは、やはり高い買い物になってきますから、少しでも安く買いたいというのは誰しもが思うことだと思います。
実は、新車購入する際に少し工夫するだけで、新車を値引きできる交渉術があるのです。
今回は、誰でも出来る新車購入する際の「交渉術」について紹介します。
新車販売店のセール時期を狙って訪問する
ディーラーなどの新車販売店には、売上を伸ばすべく最低でも年に2回、セールを開催しています。
このようなセール時期には、販売店自体が薄利多売の傾向になりやすく、消費者側としては有利な状況下にあると言えます。
消費者側から求めなくても、販売店側からある程度の値引き提示してくる可能性が高くなります。
交渉が苦手としている方にも、販売店側から値引きしてくれる可能性が高いので、楽にお得に購入できます。
具体的なセール時期は、販売店によって異なりますが、6月、11月、12月、3月が多くなっている傾向にあります。
また、多くの販売店の決算月である3月前、9月前も狙い目となっています。
ライバル社や別店舗と比較していることを伝える
各メーカー、車格など似ている車種があり(例:シエンタとフリード等)、どちらも購入するクルマとして検討している場合もあります。
そういったときは、ライバル社と比較検討している旨を伝え、値引きが良い方で購入したい気持ちを伝えることも立派な交渉になります。
メーカー違いに限らず、同メーカーの車種を扱っている別店舗とも比較していることを伝えることで、値引きの幅が変わってくる可能性も高まります。
値引きの目標額を定めて、自分の希望額を伝える
値引きを交渉する際に、「いくらまで値引きしてくれる?」と消費者側から聞くケースが多いかと思いますが、実はご自身から値引きしてほしい金額を伝えると、販売店の営業の方も値引きしやすくなります。
どのくらいの値引きをしてほしいか分からない場合は、プロトコーポレーションが運営するグーネットの新車値引き相場情報などを参考にすると、実際にどのくらいの値引きをしているか分かります。
他にも、複数のディーラーから見積もりを出してもらい、値引きの相場を知ることも現実的でしょう。
値引きの目標額が決まったら、しっかりと販売店の営業マンに、値引きの希望額を伝えましょう。
さらに、その金額の値引きをしてほしい理由(例として、収入がこれくらいだから、これだったら支払えるや、貯金額がこのくらいだから、ここまで引いてほしい)があることで、営業マンもどうやって値引きをしようかという思考になるので、多少無理な値引きにも相談にのってくれるでしょう。
ディーラーオプションを値引きしてもらう
単純に車両本体価格を値引きしてもらう他に、ディーラーオプションを付けることで、値引きを引き出すこともできます。
車両本体価格と、ディーラーオプションの値引きをしてもらうことで、トータルで値引き額が多くなり、消費者側にとってお得になる可能性が高くなります。
新車のオプションには、「メーカーオプション」と「ディーラーオプション」が存在しており、あくまでもディーラーオプションであることを間違えないでください。
なぜなら、ディーラーオプションは正しく販売店で扱っているオプションになるので、ディーラー側の裁量で値引きする権限があるので、そこそこの値引きが期待できるからです。
その中でも、具体的なオプションはカーナビゲーションが値引きの対象になりやすいです。
取り付けるか迷ったら、値引きのことも考え取り付けたほうが結果お得になることがあるでしょう。
担当となる営業マンを味方につけましょう
ディーラーなど新車販売店で購入する。ということは、販売後も点検や整備、故障対応などアフターフォローが待っており、そこで利益を確保することも重要になっています。
そういった事を考えると、担当の営業マンは消費者の態度なども見てくるでしょう。
当たり前のことですが、営業マンも人間なので、横柄な態度の人や買い回ってばかりの人とは、たくさん値引きして利益を削ってまで付き合っていきたいとは思わないでしょう。
そのため、信頼ができる、長い付き合いができそうな顧客にこそ売りたいと考えるのです。
できるだけ本音で話して、営業マンと仲良くなることも値引きを引き出すコツなので、意識しておきましょう。
即決する意思を伝える
「今日決める」が、もしかしたら最強の交渉術かもしれません。
即決してくれることで、今後それ以上、消費者が他社や他店舗に検討しにいかれるのを防げるので、大いに有効的なワードであるでしょう。
例として、提示されている価格が330万円だとしたら、「300万円まで下げてくれたら今日決める」といった言い方をするのが有効です。
まずは少し無理があるくらいの値引きを申し入れ、そこから落としどころを探っていけば、おおよそ限界に近いところまでの値下げが狙えるのです。
コツとしては、「この金額なら、今日決めます」としっかりと伝えることで、営業マンは「今日決める」という言葉に弱いので、そこを突くのが交渉をうまく運ぶコツになります。
ただし、消費者側として気をつけなければいけないのは、販売店の雰囲気、担当してくれる営業マンにおける信頼などを見極めることも必要でしょう。
やはり、新車購入後もアフターフォローでの付き合いがありますから、そういった部分でガッカリしない為にも、購入する販売店の良し悪しを判断しましょう。
さいごに
少しの工夫で、値引き額が異なることが分かりました。
何度も言うようですが、クルマを購入するということは安い買い物じゃありません。
少しでも安く買いたいというのが本音ですよね。
安くしてくださいと、頭ごなしに要求するのではなく、なぜ値引きをしてほしいのか?といった部分や状況に応じて、即決する意思を伝えることで、納得できる値引きを実現することができます。
そして、購入後からアフターフォローで付き合いが長くなりますので、お互いに信頼できる関係性を作ることが大切です。
消費者側としても、しっかりと下調べをしてから気持ちよく購入できるようにしましょう。
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