クルマの進化は日々加速しており、新型車が出るたびに新たな機能などが備わり、その機能を使いこなせなかったり、また機能の存在自体を知らなかったりすることがあると思います。
しかしながら、そういった機能を使うことで、各メーカーがユーザーに対し、便利で日常の運転が「ラク」になることを考えて付けられた機能なので、ユーザーはその便利な機能を使わないのは、もったいないことだと思います。
年々、クルマの価格も高くなってきていますが、そういった便利機能が付いてくることで、価格が高くなっている背景もあります。
今回は、使うことで日常の運転が「ラク」になる便利機能を紹介します。
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使うことで、日常の運転が「ラク」になるクルマの便利機能6選
オートライト・オートハイビーム・アダプティブドライビングビーム

オートライト
オートライトとは、車両に装備された光センサーによって周囲の明るさを検知し、ヘッドライトやテールランプを自動で点灯・消灯する機能です。
現代の自動車では標準装備されていることが多く、特に安全性向上に大きく貢献しています。
オートライトを使うことで以下のようなメリットや特徴があります。
1.自動点灯・消灯
周囲が暗くなると自動でライトを点灯し、明るくなると消灯するので、トンネルの出入りや夕暮れ時など、ドライバーがライト操作を忘れても安心です。
2.安全性の向上
早めのライト点灯により、自車の存在を他のドライバーや歩行者にいち早く認識させることができ、事故防止に貢献します。
特に夕暮れ時や悪天候時に効果を発揮します。
3.手間いらずの快適性
毎回ライトのオンオフを操作する手間が省けるため、ドライバーの負担が軽減され、運転に集中しやすくなります。
4.周囲の明るさに応じた制御
センサーは天候(雨・曇り)や周囲の建物の影などにも反応するため、状況に応じたライト点灯が可能です。
5.近年は義務化も進行中
日本では2020年4月以降に発売された新型車について、一定の条件を満たす「自動点灯装置(オートライト機能)」の装備が義務化されています。
オートライトは、見落としやすいライト操作を自動化し、安全性と利便性を大きく向上させる機能です。夜間や悪天候時の事故リスクを減らし、ドライバーの負担も軽減してくれる頼もしい装備として、現代のクルマには欠かせない機能のひとつと言えるでしょう。
オートハイビーム

オートハイビームは、夜間走行時において対向車や先行車の有無に応じて、ハイビームとロービームを自動で切り替える運転支援機能です。
安全性の向上とドライバーの負担軽減を目的とした先進装備として、多くの車両に採用されています。
オートハイビームを使うことで以下のようなメリットや特徴があります。
1.自動で最適な配光に切り替え
夜間走行中、周囲が暗く、対向車や先行車がいない状況では自動でハイビームに切り替え、明るく広い視界を確保します。
一方で、他車の存在を検知するとロービームに切り替え、眩しさによる迷惑を防ぎます。
2.センサーによる高精度な検知
フロントガラス付近に搭載されたカメラやセンサーが、対向車のヘッドライトや先行車のテールランプ、街灯の明るさなどを検知し、周囲の状況に応じて配光を制御します。
3.ハイビームの使用頻度向上
従来の手動操作では控えがちだったハイビームを積極的に活用できるため、夜間の視認性が大幅に向上し、歩行者や障害物の早期発見につながります。
4.ドライバーの負担軽減
頻繁なハイ/ローの切り替え操作が不要になるため、夜間運転時の疲労やストレスが軽減され、安全運転に集中しやすくなります。
5.安全基準としての広がり
日本では2020年4月以降の新型車において、自動点灯装置との連動を含めた自動配光制御装置(オートハイビーム)を標準装備とする流れが進んでおり、将来的にはより多くの車種に普及が見込まれます。
オートハイビームは、夜間走行時の視界確保と周囲への配慮を自動で両立させる機能です。
運転操作をシンプルにしつつ、事故リスクを低減するため、特に夜間走行が多い方や郊外・山間部を走る機会の多い方にとって非常に有用です。
アダプティブドライビングビーム(ADB)

アダプティブドライビングビーム(ADB)は、夜間走行時にハイビームの配光を細かく制御し、周囲の車両や環境に応じて最適な視界を確保する先進的な照明システムです。
従来のオートハイビームに比べて、より高度な制御が可能で、安全性と快適性が大きく向上します。
アダプティブドライビングビームを使うことで以下のようなメリットや特徴があります。
1.部分的な遮光による視界確保
ADBは、ハイビームを使用したままでも、対向車や先行車の位置を認識して、その部分だけを暗く照らさないようにすることが可能です。
これにより、他のドライバーの視界を妨げず、自車側は広範囲を明るく照らすことができます。
2.細かな配光制御(マルチビーム技術など)
LEDやレーザー光源を多数のセグメントに分け、それぞれを個別にON/OFF・明るさ調整することで、非常に緻密な光の制御が行えます。
これにより、歩行者や障害物を見逃しにくくなります。
3.ドライバーの操作不要で常に最適な照明
オートハイビームのようなハイ・ローの切り替えは不要で、常にハイビームベースで最適な配光が保たれます。
市街地から高速道路、山道まで幅広い状況で有効です。
4.夜間事故リスクの低減
夜間走行中の歩行者や自転車、動物の早期発見に役立ち、特に郊外や暗い道路での交通事故防止に寄与します。
アダプティブドライビングビームは、ハイビームの利点を最大限活かしながら、他車への配慮も忘れない革新的なライト技術です。
夜間のドライビングをより安全に、そして快適にする機能として、今後ますます普及が期待されています。
ワンタッチウインカー
ワンタッチウインカー(ワンタッチターンシグナル)は、ウインカーレバーを軽く一度操作するだけで、ウインカーが自動的に一定回数点滅するという便利な機能です。
主に車線変更や短距離の方向指示に適した装備で、欧州車をはじめとして多くの車種に広く採用されています。
ワンタッチウインカーを使うことで以下のようなメリットや特徴があります。
1.軽い操作で自動点滅
レバーを通常のようにロック位置まで押し込むのではなく、軽く「カチッ」と動かすだけでウインカーが3回程度自動点滅します。
※一部の車種やメーカーでは、点滅回数を車両設定メニューなどで変更可能。自分の運転スタイルや道路状況に合わせたカスタマイズができます(例:3回→5回に変更)
これにより、ドライバーはレバーを保持する必要がありません。
2.車線変更に最適
車線変更のように短時間だけ進行方向を知らせたい場面において、最小限の動作で確実に意思表示ができ、走行中の操作負担を軽減します。
3.安全性と利便性の向上
手動でウインカーを消す操作が不要なため、誤操作や戻し忘れを防止することができ、また、手元の操作に気を取られる時間が減り、より運転に集中できます。
ワンタッチウインカーは、シンプルな操作で確実な意思表示を可能にする先進的な装備です。
特に都市部での頻繁な車線変更や、高速道路でのスムーズな走行において、安全性と快適性を両立する便利な機能として、多くのドライバーから高く評価されています。
バドルシフト

パドルシフトは、ステアリングの裏側やその周辺に装備されたシフト操作用のレバー(パドル)で、ドライバーがマニュアル感覚でギアの変速を行える装備です。
主にスポーツカーや高性能車に搭載されるほか、近年ではミニバンやSUVにも広く採用されています。
パドルシフトを使うことで以下のようなメリットや特徴があります。
1.ステアリングから手を離さずに変速可能
パドルシフトはステアリングホイールに取り付けられているため、走行中でも手をハンドルから離すことなく、安全かつスムーズに変速操作が可能です。
これはスポーティな走りを好むドライバーだけでなく、一般道や峠道での操作にも有効です。
2.Dレンジのままでも使用可能なモデルが多数
オートマチック車の、D(ドライブ)レンジの状態でパドル操作をすると、一時的にマニュアルモードに切り替わるタイプが多く、手軽にギア操作を楽しむことができます。
一定時間経過や再加速などで自動的に元のモードに戻る仕様もあるので、気軽に使うことができます。
3.エンジンブレーキの活用がしやすい
シフトダウン操作により、エンジンブレーキを自在に活用できるため、下り坂やカーブの多い道などでの走行において、より安定した減速が可能です。
ブレーキ負担の軽減にもつながり、フェード現象のリスクを減らすことができます。
4.スポーツ走行や快適性の向上に貢献
自分の意思でタイミング良くシフト操作できるため、レスポンスの良い加速や減速が可能。
スポーツ走行時の楽しさが増すだけでなく、追い越しや坂道走行でも快適さを実感できます。
パドルシフトは、オートマチック車でありながらマニュアル感覚の操作を楽しめる革新的な装備です。
快適性・安全性・走行性能を高める機能として、運転の楽しさを求めるドライバーから、日常の利便性を重視するユーザーまで、幅広く支持されています。


パワーシートメモリー機能

パワーシートメモリー機能とは、ドライバーや同乗者が設定したシートの位置情報を記憶し、ボタンひとつで再現できる便利な機能です。
特に複数人で1台のクルマを共有する場合に、毎回の座席調整を省けることで快適性と利便性が大きく向上します。
パワーシートメモリー機能を使うことで以下のようなメリットや特徴があります。
1.複数人分のシート位置を記憶可能
一般的に2~3パターンのメモリー登録が可能で、ドライバーA・B・Cなどそれぞれの好みの座席ポジションを記録しておくことができます。
2.シート以外の設定も連動可能な車種も
一部の車両では、ステアリング位置(電動チルト&テレスコピック)やドアミラーの角度、さらにはヘッドアップディスプレイの表示位置なども同時に記憶・再現されるため、総合的な「運転ポジションメモリー」として機能します。
3.ボタンひとつで即リセット
記憶されたポジションは、専用のメモリーボタンを押すだけで自動調整が始まり、数秒で理想のポジションへ復帰することができるので、手動調整に比べて非常にスムーズです。
4.リモコンキー連動機能も搭載される場合あり
キーごとにドライバーを識別し、ドアの解錠と同時に自動でシート位置が調整されるスマート機能を持つ車種もあり、より自然に快適なドライビングが始められます。
パワーシートメモリー機能は、ドライバーそれぞれに最適なシートポジションを素早く再現できる便利で快適な装備です。
車を家族やパートナーと共有するシーンで特に重宝され、毎日の運転をよりスムーズに、よりパーソナルな体験へと導きます。
オートブレーキホールド

オートブレーキホールドとは、信号待ちや渋滞などでクルマが停止した際に、ブレーキペダルから足を離しても自動的にブレーキ状態を保持してくれる機能です。
再発進時は、アクセルを踏むだけで自動的にブレーキが解除され、スムーズに走行を再開できます。
オートブレーキホールドを使うことで以下のようなメリットや特徴があります。
1.信号待ちや渋滞中の足の疲労を軽減
ブレーキを踏み続ける必要がなくなるため、長時間の運転でもドライバーの負担を軽減し、特に都心部や混雑する道路での快適性が向上します。
2.坂道でも安心の停車保持
登坂路や下り坂で停止した際もブレーキ力を自動で保持するため、車両のズレや後退を防止し、安全性を高めます。
3.再発進もスムーズ
ブレーキ解除はアクセルを軽く踏むだけで自動的に行われるため、ドライバーの操作は非常に簡単で、クリープ現象を利用したスムーズな再発進が可能です。
4.スイッチひとつでON/OFF切り替え可能
オートブレーキホールドは、専用スイッチで有効・無効を選択できるため、走行状況や好みに応じた使い分けが可能です。
オートブレーキホールドは、ストップ&ゴーが多い場面での運転を快適かつ安全にサポートする便利な装備で、特に都市部や渋滞の多い地域でその効果を実感でき、近年は多くの車種に標準またはオプションで採用されています。
アダプティブクルーズコントロール(ACC)

アダプティブクルーズコントロール(ACC)は、従来のクルーズコントロールをさらに進化させた先進運転支援機能です。
設定した速度を維持しながら、先行車との車間距離を自動で調整し、加減速や停止・再発進までサポートします。
アダプティブクルーズコントロールを使うことで以下のようなメリットや特徴があります。
1.先行車に合わせた自動加減速機能
車両前方に搭載されたレーダーやカメラが先行車との距離や速度を検知し、必要に応じて加速・減速・停止を自動で行います。
渋滞時でもアクセルやブレーキの操作が減り、ドライバーの負担が大きく軽減されます。
2.車間距離の設定が可能
車間距離は複数段階で設定可能(例:短・中・長など)で、走行状況や好みに応じて調整できます。高速道路での安全な追従走行を実現します。
3.渋滞追従機能付きも存在
高機能タイプでは、完全停止からの再発進も自動化されており、ストップ&ゴーの多い渋滞時もスムーズ。
再発進は自動、またはスイッチやアクセル操作で行います。
4.高速道路での運転をサポート
高速道路や自動車専用道路での長距離ドライブ時の疲労を大幅に軽減し、安定した速度管理と安全な車間維持が可能になります。
アダプティブクルーズコントロールは、交通の流れに合わせて自然な走行が可能なだけでなく、追突事故のリスクを減らす安全装備としても注目されています。
また、他の安全支援機能(レーンキープアシストや自動ブレーキなど)と連携することで、半自動運転に近いレベルの運転支援を実現しています。
さいごに
今回紹介した機能は、便利で日常の運転を非常にラクにする機能ばかりでしたね。
地味で目立たない機能ばかりですが、使ってみると劇的に変化する、機能なので積極的に使用することをおすすめします。
クルマの進化は、ここ最近著しくなり、精度も高くなってきていますので、この様な便利機能を使わないのはもったいないです。
是非、一度は使ってみてください!
もうこの機能がないと、クルマに乗れない!なんて気持ちになるかもしれませんよ!
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