我が国、日本市場での輸入車と言ったらメルセデスベンツ、BMW、アウディ、フォルクスワーゲンと聞き慣れた「ドイツ車」や、スウェーデン原産の「ボルボ」などが、人気の高い輸入車となっており、2022年上半期(1~6月)の輸入車における新車登録台数ランキングでは、1位にBMWミニ、2位にはメルセデスベンツCクラス、3位にはフォルクスワーゲンゴルフ、4位5位にはボルボの車種がランキングしている状態です。
6位以降も、6位から9位でドイツ車で10位にはイタリア車のフィアット500が入っています。
このように、10位までのランキングの中に「アメリカ車」の存在がないのにお気づきでしょうが、アメリカ車の人気は少ないのが実態です。
ランキングに入らないから、アメリカ車は選ばないという考え方は、もうやめにしませんか?
アメリカ車のイメージと言ったら、燃費が悪い、壊れやすそう、走りや見た目が大味。なんていうイメージがありますが、最新のアメリカ車は、各国のメーカーに追随するような最新システムや、優雅な乗り心地を実現する、ラグジュアリーなクルマになっているのです。
確かに、欧州車の素晴らしさもわかりますが、是非この機会に「アメリカ車」の選択をしてみてはいかがでしょうか?
今回は、オススメのアメリカ車についてご紹介します。
オススメのアメリカ車
フォード エクスプローラー
エクスプローラー、この名前を聞いて懐かしいと思う方も多くいらっしゃると思いますが、今なお「エクスプローラー」は健在で、フォード社を代表するSUVと言っていいだろう。
アメリカ車と聞くと、大排気量というイメージもありますが、エクスプローラーの1代目~4代目までは4Lを超える排気量が主流でしたが、先代となる5代目では、3,7Lまでダウンサイジングしており、2019年より発売されている現行モデルでは、3.3Lと更にダウンサイジングが図られており、環境や経済的にも考慮されているのもポイントだ。
安全性の面では、「Ford Co-Pilot360」を標準装備とし、自動ブレーキや歩行者検知機能を備えた前方衝突システムなどのドライバーアシストシステムが備わっています。
さらにオプションで、リバースブレーキアシストやインテリジェントアダプティブクルーズコントロールが用意されており、現代のクルマにおける最新安全システムが備わり、高いレベルでの安全性が確保されている。
ボディサイズは、全長5,063mm×全幅2,005mm×全高1,784mmと、日本車にはない大きいサイズとも言えるが、逆にその堂々たるボディサイズが「アメリカ車」らしさを演出しています。
フォードエクスプローラーの中古車価格は、22~733万となっているので予算に合うクルマを見つけやすくなっています。
キャデラック CT5
アメリカを代表するプレミアムブランドと言えば、キャデラックだろう。
キャデラックは、一昔前に日本国内でも「セビル」や「ドゥビル」などの高級セダンが、流行していた時代もありました。
そこから年月が過ぎ、キャデラック車を街中で見る機会も少なくなり、世界的にSUVが伸長するご時世もありキャデラックでは高級SUVの「エスカレード」が存在を際立出せているが、是非キャデラックの高級セダンの「CT5」にも目を向けてほしい。
CT5もダウンサイジングエンジンにより、搭載されるエンジンは2.0Lターボと一昔では考えられないスペックとなっていて、正に大排気量が正義といった一昔のアメ車を覆す構成となっていいるのが特徴。
安全面でも、歩行者対応ブレーキシステムやアダプティブクルーズコントロールはもちろん、新世代サラウンドビジョンや、オートマチックパーキングアシストの装備など、運転に自身がない方でもしっかりとサポートする。
ボディサイズは、全長4,925mm×全幅1,895mm×全高1,445mmと、大きすぎず小さすぎすのサイズ感になっており、日本国内の道路状況にもマッチしたボディサイズなので、違和感なく操ることができるだろう。
キャデラックCT5の中古車価格は、538~678万と値幅は少ないが、質のいい個体が見つかるだろう。
シボレー コルベット
コルベットと聞くと、クルマ好き以外でも名前は聞いたことがあるアメリカを代表とするスポーツカーと言っても、過言ではないでしょうか?
初代モデルが、1954年から発売されており半世紀以上、人気を博しているスポーツカーです。
現行モデルでは、長年貫き通したFRからMRにレイアウトを変更したり、世界戦略車としての位置づけとなったため2021年からは、左側通行諸国向けの右ハンドル仕様車の製造が開始され、我が国日本では「全車右ハンドル」のみの設定となるなど、左ハンドル車は自身がないという方でも、ハードルが大きく下げられた。
昔からのコルベットファンからは、「なぜ左ハンドルがないんだ?」という声がたくさん聞こえそうだが、これはこれで、シボレーの世界戦略車として本気度を高めてきたのではないか?というメリットも考えられます。
ボディサイズは、全長4,630mm×全幅1,933mm×全高1,234mmとなっておりワイド&ローのシルエットは、まさしく「THE コルベット」と言えるだろう。
シボレー コルベットの中古車価格は、140~4,500万円と値幅が広いが、お気に入りのコルベットを見つかるだろう。
テスラ モデル3
2016年3月に発売された、テスラのモデル3はコンパクトラグジュアリーセダンタイプの電気自動車(EV)となっている。
ここ最近、街中でも見かけるようになったテスラモデル3は、電気自動車の先駆け的存在と言っても良いだろう。
インテリアには、15.4インチの横置きタッチスクリーンを備え、イグニッションボタンやメーターパネルを廃止し、レバーやボタンなどの操作系機構も必要最小限に抑えらているシンプルなデザインになっており、停止状態から100km/hまで到達するまで3.4秒の強力な加速力などを特徴としている。
ボディサイズは、全長4,690mm×全幅1,850mm×全高1,440mmと、日本国内の道路状況でも問題なく扱えるサイズとなっているので、初めての輸入車でも安心して乗れるだろう。
テスラ モデル3の中古車価格は、474~768万円となっている。
さいごに
アメ車に対して、これまでのネガティブなイメージは払拭され、むしろアメ車に対して好印象をウケたのではないでしょうか?
このように、紹介してきたクルマは、モータージャーナリストの間でも高評価の声が大きく、最近のアメ車は欧州車にも負けない走行性能や乗り心地の良さがある。と言っているほど、アメ車全体的にレベルが上っているのが分かります。
もちろん、アメリカはクルマ大国ですから当然、国内のメーカーの技術は本物です。
これから輸入車の購入を検討されている方は、是非アメリカ車も検討の一つに入れてみてはいかがだろうか?
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