初代モデルとは、まるっきり風貌を変えて登場した現行モデル5選

車の情報

筆者が免許を取得してから20年以上が経ち、クルマに乗る機会が多かったこともあり、街中を走るクルマの変移を目の当たりにしてきました。

クルマの進化は著しく、走行性能や安全性能が向上し続けている中、デザイン面でもその時代やニーズに合わせて日々進化しております。

今回は、初代モデルとは打って変わったデザインとなった現行モデルについてお伝えします。

TIREHOOD

トヨタ自動車

RAV4

初代モデルと異なる現行モデル 初代RAV4
初代RAV4

初代RAV4は1994年5月に初代モデルが登場しました。

初代モデルは、5ナンバーサイズに収まるコンパクトなクロスオーバーSUVとして登場し、ボディサイズは全長3,705mm✕全幅1,695mm✕全高1,645mmとなっており、しかもボディタイプは3ドアであった。(後に5ドアも登場)

そんなコンパクトSUVとして登場したRAV4ですが、北米市場からの要求によりモデルチェンジ毎にボディサイズを拡大していき、2代目以降のモデルでは3ナンバーサイズとなった。

初代モデルと異なる現行モデル 現行RAV4
現行RAV4

そして、現行モデルのRAV4のボディサイズは、全長4,600mm✕全幅1,855mm✕全高1,685mmとなっているので、コンパクトな初代モデルとはかけ離れたデザインとなっている。

5代目となり、全幅1,855mmと巨大なサイズながらも、使い勝手の良さなどが評価され、5ヶ月間もの間日本の月間販売台数SUV部門1位を獲得し続け、さらに2019-2020年の日本カー・オブ・ザ・イヤーも受賞するほど人気の高さが伺える。

大幅なボディ拡大化が進んだ現行モデルのRAV4は、初代モデルのコンパクトボディとはまるで違うクルマのようになった。

プリウス

初代モデルと異なる現行モデル 初代プリウス
初代プリウス

初代プリウスは、1997年12月に世界初となる「量産型ハイブリッド自動車」として登場しました。

初代モデルでは、5ナンバーサイズで5ドアセダンのボディタイプとなり、ボディサイズは全長4,275mm✕全幅1,695mm✕全高1,490mmとなっている。

最初期の量産型ハイブリッドカーであったため、バッテリーの不具合などを懸念する人も多かったため、年間販売台数は最大でも2万台は超えることがなかったが、十分にハイブリッド乗用車史の基礎を築き上げる、販売実績を残している。

初代モデルと異なる現行モデル 現行プリウス
現行プリウス

現行モデルの4代目になると、新プラットフォームであるトヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー(TNGA)を採用する第1号となり、乗り心地や走行性能に関して先代と比にならないレベルにまで向上させました。

現行モデルのボディサイズは、全長4,575mm✕全幅1,760mm✕全高1,470mmと初代モデルよりボディの拡大化が進んでいるが、初代モデルの変哲のないコンパクトセダンのようなデザインとは打って変わって、空気抵抗を考えた流麗なデザインとなっており、まさにハイブリッドカーのパイオニアとして進化し続けている。

ホンダ

オデッセイ

初代モデルと異なる現行モデル 初代オデッセイ
初代オデッセイ

低ルーフミニバンブームの火付け役となった、オデッセイは1994年10月に販売が開始されました。

初代モデルは、当時のミニバンとしては低めの全高や、アコード譲りの4輪ダブルウィッシュボーンによる走行性能が評価され、多人数乗り車=ワンボックスカーという世間の常識を覆したことにより予想外の大ヒットとなりました。

当時、ワンボックスカーといえば「後席スライドドア」という概念を覆し、オデッセイでは普通のドアを採用したことなど、当時のミニバンでは斬新なデザインもウケていた。

初代モデルと異なる現行モデル 現行オデッセイ
現行オデッセイ

3代目以降は、「低床」「低重心」をキャッチコピーとし、セダンと同等の走行性能を発揮しながら、セダンよりも広い室内空間を売りにしていたが、5代目となる最終型では、同社のエリシオンと統合によって、さらなる低床化と車高アップに伴い、これまで採用されていなかった「両側スライドドア」に変更されたのだ。

初代~4代目まで移行する毎に、全高が下げられていたが最終型となり、歴代でも一番高い全高を持つボディとなり、初代モデルとは全くかけ離れたデザインになったと言えるだろう。

インサイト

初代モデルと異なる現行モデル 初代インサイト
初代インサイト

1999年9月に初登場した、ホンダを代表するハイブリッドカーのインサイト。

初代モデルでは、3ドアクーペの2人乗りというパッケージングで、エクステリアの見どころとしてはレーシングカーさながらのリアホイールスカートを採用するなど奇抜なデザインであるが、世界最高水準の低燃費を目指して徹底した空気抵抗低減につながっている。

初代モデルと異なる現行モデル 2代目インサイト
2代目インサイト

2009年には2代目となるモデルが登場し、ライバルのトヨタ・プリウスに対抗するべくファストバックスタイルの5ドアハッチバックとして生まれ変わり、実用性が大幅に向上した。

初代モデルと異なる現行モデル 現行インサイト
現行インサイト

さらに、現行モデルとなる3代目では、ファストバックスタイルのハッチバックから一転し、ファストバックスタイルはほぼそのままに、キャビンから完全独立したトランクルームとトランクリッドを持ったクーペ風スタイルの4ドアセダンとなりました。

ボディサイズも、初代モデルが全長3,940mm✕全幅1,695mm✕全高1,355mmに対し、全長4,675mm✕全幅1,820mm✕全高1,410mmと、大幅なボディ拡大化が行われていて、初代インサイトには無い高級感が漂うデザインとなっている。

代毎に異なるボディタイプを持つインサイトは中々変わり種のクルマだと思います。

スバル

フォレスター

初代モデルと異なる現行モデル 初代フォレスター

1997年2月に初代となるフォレスターが登場しました。

クロスオーバーSUVとしてジャンルが振り分けれるが、車高を下げて舗装道での安定性を高めたクロススポーツシリーズや、「STIバージョン」も設定され、悪路での走行を可能にする車高を確保しつつ、低重心で高出力のエンジンという組み合わせはオンロードでも高い走破性を確保しているのが特徴的だ。

初代モデルのボディサイズは、全長4,460mm✕全幅1,735mm✕全高1,535mmに対し、現行型は全長4,625mm✕全幅1,815mm✕全高1,715mmと、ボディサイズの拡大化が図られている。

初代モデルと異なる現行モデル 現行フォレスター
現行フォレスター

フォレスターの主戦場となる北米市場からの要望により、モデルチェンジをするたびにボディの拡大化が図られることもあり、初代や2代目のようなスポーティさはなくなり、正統派SUVという言葉が似合うスタイリングを現行型では表現している。

採用されているエンジンでは、代々受け継がれてきた280馬力を発揮するパンチのあるエンジンは現行ではラインアップにないため、スポーティ路線から本格派SUVにコンセプトを変化しているとも言える。

乗り降りの際に、汚れや傷から守るドアキックガード4枚セット(1台分)になります。

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さいごに

時代の変化、その当時のトレンドによってクルマのデザインは変化し続けております。

今やSUV時代となっていますが今回紹介した、RAV4やフォレスターは時代の変化によって改良し、その時代のニーズに合ったクルマ作りをしているんだと、感心しました。

他にも、ホンダのインサイトはフルモデルチェンジを行うたびにボディタイプが変化する、中々レアな車種でもありましたね。

これからも、クルマ自体の進化によってユーザーをあっと驚くような斬新なデザインが出てくるのを楽しみにしています。

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