街中を車で走っていて、周りの走っているクルマを見て、「あのクルマ大きいな」と思うことがあると思います。
ただ、クルマが大きいという感覚には、全長が長かったり、全高が高かったり、また全幅の大きさ等と様々な視点でクルマの大きさを判断することができます。
筆者が思う、クルマの大きさは「全幅」の大きさが際立っている車種が、圧倒される感覚を持っています。
今回は、全幅で圧倒する国産車を紹介します。
全幅の大きい国産車6選
トヨタ ランドクルーザー(全幅1,990mm)
日本のみならず、全世界的にも大人気車種となっているランドクルーザーは、全幅のみならず全長、全高の全てにおいて大きさが目立つクルマであろう。
全長は4,985mm、全高は1,925mm、全幅はなんと1,990mmと約2mとなり、かなり迫力のある寸法です。
まさに陸の王者の何ふさわしい、全てにおいて大きく圧倒される見た目を誇るクルマです。
現行型では、トヨタ車で初となる指紋認証スタートスイッチを採用され、盗難防止が強化されたほか、予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」は最新化され、既存のプリクラッシュセーフティ(歩行者[昼夜]・自転車運転者[昼]検知機能付衝突回避支援タイプ/ミリ波レーダー+単眼カメラ方式)に、交差点右折時の対向直進車や右左折時の対向方向からくる横断歩行者の検知機能が追加され、新たに、緊急時操舵支援機能と低速時加速抑制機能を追加されました。
パーキングサポートブレーキは静止物との接触を緩和する機能を追加したクリアランスソナーによる前後方静止物、レーダーで検知する後方接近車両、カメラで検知する後方歩行者の3つに対応するなど、先進技術も高いのが魅力的な1台です。
トヨタ センチュリーSUV(全幅1,990mm)
2023年より販売開始されたセンチュリー(SUV)は、全長5,205mm、全高1,805mm、全幅1,990mmとなっており、前出のランドクルーザーと比較して全高は低いものの、全長は220mm長く全幅は同じで、インパクトのある大きさを持ちます。
これまでセンチュリーは、一貫して4ドアセダンのみ発売されてきたが、セダンでなくSUVとして開発された理由には、オンライン会議など移動時間を有効活用する流れがあることから、車内空間がセダンよりも広いSUVとして開発されたとされています。
また、セダンタイプとの違いはパワートレインにあり、セダンタイプは5.0Lエンジンにモーターを組み合わせるハイブリッドシステムとなっているが、SUVタイプは3.5Lエンジンにフロントモーターと後輪側e-Axleの前後モーターを組み合わせたPHEVとなっています。
正式名称はセダンと同じく「センチュリー」であるが、一部のメディアではこれまでのセダンタイプと区別するために「SUV」と表現していますが、ただし、トヨタ公式では「SUV」という呼称を一切用いていないので、特別なクルマであることが分かります。
三菱 トライトン(全幅1,930mm)
トライトンは、世界戦略車として位置付けられており、タイ等で生産が行われて、ほぼ全世界(北米などを除く)に輸出されます。
日本においては2006年9月から2011年8月の間輸入販売され、一度終売していたが、3代目へのフルモデルチェンジを機に2024年2月に再投入されることとなった、ピックアップトラックです。
全長5,360mm、全高1,815mm、全幅1,930mmとなっています。※グレードや仕様によって異なりますが、一番大きいサイズを記載。
日本国内での、ピックアップトラックはトヨタハイラックスとトライトンの2車種だけですので、希少なクルマとなっています。
日産 GT-R(全幅1,895mm)
GT-Rは、ノッチバッククーペ型のスポーツカーです。
GT-Rは、歴代スカイラインGT-Rの象徴であった2ドアクーペのボディや丸型4灯のテールランプなどを踏襲するが、開発および設計はスカイラインとは無縁であり、独立した固有の車種として扱われていて、「誰でも、どこでも、いつでも」スーパーカーの魅力を楽しめるよう企画されており、日産では「新次元マルチパフォーマンス・スーパーカー」と称しています。
全長4,710mm、全高1,370mm、全幅1,895mmと、前出のランドクルーザーやセンチュリーSUVのように全高は低いが、ワイド&ローな見た目で、一線を画すスタイリングが魅力的な車種です。
尚、車両パフォーマンスは高く、2024年12月現在、日本の自動車メーカーで新車で購入可能な現行車種で300km/h以上で走行できる車種は唯一、R35型GT-R(現行型)だけとなっています。
ホンダ シビックタイプR(全幅1,890mm)
シビックタイプRはシビックをベースとしたスポーツカーで、同社のNSXタイプR、インテグラタイプRに続く「タイプR」シリーズの第3弾として登場しました。
6代目となる現行型(2022年~)は、全長4,595mm、全高1,405mm、全幅1,890mmと、前出のGT-Rと似たようなスタイリングを持ち、全長はコンパクトながら全幅は1,890mmなので、迫力のある見た目となっています。
初代のシビックタイプRの全幅は1,695mmで、モデルチェンジ毎にワイド感が増し、現行モデルと比較すると195mmもワイドになっています。
ボデイの肥大化には、排気量アップや最大出力の増加に伴い、それらを受け止める為にボデイサイズのアップ化が図られていると思います。
マツダ CX-80(全幅1,890mm)
CX-80は、2024年から製造・販売する、大型・高級クロスオーバーSUVです。
同社の、CX-60・CX-70・CX-90に続くマツダのラージ商品群第4弾(最終モデル)として位置づけられる3列シートミッドサイズ・クロスオーバーSUVで、2024年4月18日に欧州で初公開されました。
日本国内においては、2023年に販売を終了したCX-8の後継車種と位置づけられているが、国内専用車種だったCX-8と異なり、グローバル展開されています。
ボディサイズは全長4,990mm、全高1,710mm、全幅1,890mmとなっています。
さいごに
全幅が大きいクルマは、見た目の迫力が際立ちます。
都心など、狭い道が多い場所では、不便となりつつも広い道が多い場所では優雅に走れるのが魅力的です。
国産車の全幅の大きいクルマは高級車、スポーツカー、ピックアップトラックなどのユーティリティの高いクルマが全幅の大きい特徴となっています。
メリットもあればデメリットもありますが、全幅の大きいクルマはやはり存在感の高さが目立ちます。
購入される際の検討材料として、全幅に注目すると良いかもです。
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